2026年度 大学入学共通テスト 追試験「地理総合」の問題冊子をPDFで公開しています。全設問の解答・解説も無料で読めます。印刷して実戦形式の演習にお使いください。
この問題の概要
2026年度大学入学共通テスト追試験の「地理総合」は、50点満点・全問必答の4大問(解答番号101〜116の16問)で、試験時間は30分(単独科目は「地理総合」「歴史総合」「公共」の3科目から2科目を選択して計60分)。第1問が世界と日本の生活文化の多様性(配点13)、第2問が山口県周南地域の地域調査(配点12)、第3問が日本の自然環境と防災(配点13)、第4問が地球的課題(配点12)という構成で、このうち第1問・第2問は「地理総合,地理探究」の第1問・第2問と同一の問題である。全体の難易度は標準だが、2枚以上の資料を突き合わせる設問と、凡例や統計指標を取り違えると全滅する組合せ問題が多く、図の印象ではなく目盛りから読んだ数値と分布の端で切る姿勢が最後まで要求される。
| 大問 | 出題内容 | 配点 | 難易度 | ひとこと |
|---|---|---|---|---|
| 第1問 | 世界各地の生活文化の多様性(祭礼と自然環境、ワーキングホリデーの往来、家計消費支出の構成、都道府県別の統計地図) | 13 | ★★★☆☆ | 問2はワーキングホリデーの矢印の向きを取り違えると3か国すべて崩れる。日本発と訪日の数値を分けてから国名を当てること。単独科目「地理総合」の第1問と同一の問題。 |
| 第2問 | 山口県周南地域(周南市・下松市・光市)の地域調査(海岸地形の景観写真、新旧地形図、港湾の貨物取引、人口増減と医療機関の分布) | 12 | ★★★★★ | 問3は4つの円グラフが2×2の表に置かれ、国内/国外と輸出/輸入の向きを品目から自力で決めなければならない。原塩を含む図を国外からの輸入と確定させるのが最短。単独科目「地理総合」の第2問と同一の問題。 |
| 第3問 | 日本の自然環境と防災(河川の月平均流量と流域/空中写真による沖積地形と土地利用/瀬戸内海と南西諸島の島のハザードマップ/浸水想定区域と避難経路の比較) | 13 | ★★★★☆ | 4問すべてが2枚以上の図の突き合わせで、配点4の問4を含む最重量の大問。問3は凡例LとMのどちらが津波浸水想定かで答えが分かれるので、平坦な南西諸島の島に土砂災害の区域が引けるかを先に考えると迷わない。 |
| 第4問 | 地球的課題(地点別の環境問題/世界の穀物の生産量と消費量/アフリカの1人当たりGNI・GDPの増加率・原油産出量/少数言語の保護) | 12 | ★★★☆☆ | 問1と問4は知識で即答できるので先に処理し、問2は帯グラフの北アメリカの割合、問3は塗られた国の顔ぶれに時間を回すと取りこぼしがない。問2は割合の大小そのものではなく生産量と消費量の差の向きで決める。 |
対策のポイント: 第1問・第4問のように世界を舞台にした設問は、祭礼・環境問題・食料問題を「どの緯度・どの気候帯・どの資源に結び付くか」で整理しておくと、写真や地点の割り当てが一気に決まる。第2問・第3問のような地域調査と防災の設問は、新旧地形図や空中写真から浜堤・自然堤防・旧河道・段丘を読み分ける練習と、ハザードマップの凡例(津波浸水想定は汀線沿いの細い帯、土砂災害警戒区域は斜面と谷筋)を地形と突き合わせる練習が直接効く。統計グラフは必ず目盛りから割合を実測し、「純輸出地域の割合は生産量側で大きい」のように差の向きで切る手順を身につけておきたい。 各設問の詳しい解き方は上の「解答・解説はこちら」からどうぞ。
※ 難易度は当サイトの独自評価です(★1 基礎 〜 ★5 難)。

