2017年度 大学入試センター試験 本試験「地理A」の問題冊子をPDFで公開しています。大問ごとの出題内容・配点・難易度をまとめた「この問題の概要」つき。全設問の解答・解説も無料で読めます。印刷して実戦形式の演習にお使いください。
目次
この問題の概要
2017年度センター試験本試験「地理A」は、大問5題・全34問・100点満点です。地理Aは系統地理の基礎と日本の地域調査を柱とする科目で、地図・統計表・雨温図・衛星画像・地形図・景観写真とあらゆる資料が登場します。各大問の内容と難易度は次のとおりです。
| 大問 | 出題内容 | 配点 | 難易度 | ひとこと |
|---|---|---|---|---|
| 第1問 | 地理の基礎的事項(TOマップ、メルカトル図法、植生と人間活動、臨海低地の人口、乾燥地域の水資源)と、日本の自然環境と災害(水害対策、液状化の写真判定、5万分の1地形図の読図) | 23 | ★★☆☆☆ | 前半は教科書の基本事項で即答できます。問7の写真4枚から液状化を見抜く設問と、問8の古い地形図の読図だけは、一つひとつの手がかりを確認する時間が要ります。 |
| 第2問 | 世界の生活・文化。宗教建築の写真判定、民族と言語、グローバル化、伝統的な主食の分布、気候と農産物、食料供給量の統計 | 18 | ★☆☆☆☆ | 人名や用語ではなく「見ればわかる」タイプの設問が並び、5問までは教科書の図表そのままの水準です。地理Aで最も取りやすい大問なので、ここを落とすと苦しくなります。 |
| 第3問 | ラテンアメリカの地誌。衛星画像による海岸地形、雨温図、人口構成(メスチソ)、ペルーの食文化とアンデスの日較差、農作物の分布、MERCOSUR、カリブ海の観光 | 21 | ★★★☆☆ | 衛星画像と雨温図という2種類の読図が続き、問7は「マイアミから離れるほど観光客が多い」という一見もっともらしい誤りが仕込まれています。円の大きさを一つずつ確認する慎重さが要ります。 |
| 第4問 | 地球的課題。人口指数の推移、保育・幼児教育への公的支出と合計特殊出生率、アフリカの食料問題、1次エネルギーの供給量と自給率、森林減少、パークアンドライドとロードプライシング | 18 | ★★☆☆☆ | 統計の読み取りが中心ですが、自給率183%=資源輸出国のように決め手が明確です。問2だけは3つの国群を散布図の位置から切り分ける必要があります。 |
| 第5問 | 地域調査(長崎県壱岐島)。20万分の1地勢図、1926年と2006年の地形図の比較、景観写真の撮影地点、屋敷林(背戸山)と冬の季節風、漁業統計、県内市町の階級区分図、防災調査の方法 | 20 | ★★★☆☆ | 新旧地形図の差分を探す問2、写真と方位を突き合わせる問3、3つの階級区分図を見分ける問6と、作業量の多い設問が続きます。地理Aの山場です。 |
対策のポイント: 地理Aは暗記量より「資料の読み方」で差がつきます。統計表なら極端な値から国を決める、雨温図なら南半球かどうかを最初に見る、階級区分図なら都市部と離島のどちらが濃いかを見る——といった手順を先に決めておくと、限られた時間で確実に処理できます。 各設問の詳しい解き方は上の「解答・解説はこちら」からどうぞ。
※ 難易度は当サイトの独自評価です(★1 基礎 〜 ★5 難)。

