2017年度 大学入試センター試験 本試験「倫理」の問題冊子をPDFで公開しています。大問ごとの出題内容・配点・難易度をまとめた「この問題の概要」つき。全設問の解答・解説も無料で読めます。印刷して実戦形式の演習にお使いください。
目次
この問題の概要
2017年度センター試験本試験「倫理」は、大問4題・全37問・100点満点です。第1問が青年期と現代社会の諸課題、第2問が源流思想、第3問が日本思想、第4問が西洋近現代思想という、倫理の標準的な4分野構成になっています。各大問の内容と難易度は次のとおりです。
| 大問 | 出題内容 | 配点 | 難易度 | ひとこと |
|---|---|---|---|---|
| 第1問 | 青年期と現代社会の諸課題(芸術とテクノロジーをめぐる会話文)。防衛機制、生命倫理(SOL・QOL)、大衆社会論、環境倫理、資料グラフの読み取りなど | 28 | ★★☆☆☆ | 人名と概念の対応を覚えていれば即答できる設問が中心です。問5のグラフ読み取りだけは、選択肢ごとに数値を確認する手間がかかります。 |
| 第2問 | 源流思想。ユダヤ教・キリスト教・イスラーム教、古代インド思想、ヘレニズム期のギリシア・ローマ思想、中国思想(マテオ・リッチ『天主実義』の原典読解を含む) | 24 | ★★★☆☆ | 源流思想の全域から満遍なく出題されます。イスラーム教のカリフとウンマ、ウパニシャッド哲学と六師外道の識別は差がつくところ。問7の原典読解が最大の山です。 |
| 第3問 | 日本思想。仏教伝来と神仏習合、最澄、鎌倉仏教、江戸の朱子学・古文辞学(荻生徂徠の原典読解)、国学、近代の啓蒙思想と日本回帰、柳宗悦 | 24 | ★★★☆☆ | 時代順に並ぶので流れはつかみやすい一方、藤原惺窩と中江藤樹、平田篤胤と安藤昌益など、上位層でも引っかかる紛らわしい選択肢が仕込まれています。 |
| 第4問 | 西洋近現代思想。モラリスト、デカルト、社会契約説、カント『実践理性批判』の原典読解、ロールズ、クーン、デューイ、現象学 | 24 | ★★☆☆☆ | キーワードと人名を結び付ける定番問題が大半で、得点源にしたい大問です。問4のカントの一節だけは、本文の論理を丁寧に追う必要があります。 |
対策のポイント: 倫理は「人名・著作・キーワード」の三点セットを正確に結び付けられるかが得点を左右します。そのうえで、原典資料や本文合致問題では、選択肢の言い換えが本文と本当に一致しているかを一語ずつ確認する練習を積んでおきましょう。 各設問の詳しい解き方は上の「解答・解説はこちら」からどうぞ。
※ 難易度は当サイトの独自評価です(★1 基礎 〜 ★5 難)。

