2024年度 大学入学共通テスト 追試験「倫理」の問題冊子をPDFで公開しています。全設問の解答・解説も無料で読めます。印刷して実戦形式の演習にお使いください。
目次
この問題の概要
2024年度 追試験 倫理は、試験時間60分・満点100点、大問4題(第1問24点・第2問24点・第3問24点・第4問28点、計33問)の構成です。第1問が言葉と比喩を切り口とした源流思想(8問)、第2問が日本思想(8問)、第3問が西洋近現代思想と哲学対話(8問)、第4問が現代の諸課題と「意図」をめぐる探究(9問)で、各大問はいずれもⅠ・Ⅱの二部構成です。配点は3点が基本で、第4問の問2のみ2点、第4問Ⅱの問8・問9が各4点となっています。なお第1問の問2・問4・問6・問7、第2問の問1〜問3・問8、第3問の問1〜問4、第4問の問1・問4・問8・問9は「倫理,政治・経済」との共通問題で、配点も一致します。
| 大問 | 出題内容 | 配点 | 難易度 | ひとこと |
|---|---|---|---|---|
| 第1問 | Ⅰ 言葉と比喩をめぐる源流思想(各宗教・思想のたとえ/ソフィストとソクラテス/イスラームの啓示/道家・ユダヤ教・イスラーム・仏教の「言葉」)/Ⅱ 羊と羊飼いの比喩/荘子の逍遥遊と無用の用/神の国と涅槃のたとえ/ギリシア哲学の比喩 | 24 | ★★★☆☆ | 問2・問4・問6・問7は倫理,政治・経済第1問と共通。問4の正誤組合せと問5の羊飼いの比喩は、教義の細部まで詰めていないと選択肢で迷う |
| 第2問 | Ⅰ 日本の思想(藤原惺窩・熊沢蕃山・林羅山・新井白石/古代の神話と自然観/日蓮/二宮尊徳の天道と人道/雪舟の水墨画)/Ⅱ 内村鑑三/河上肇と吉野作造/中井正一の文章と会話文の空欄補充 | 24 | ★★★☆☆ | 問1〜問3・問8は倫理,政治・経済第2問と共通。問8の中井正一は、会話の指示内容と下線部ア〜エを一つずつ照合すれば確実に取れる |
| 第3問 | Ⅰ 西洋近現代思想(ベーコンのイドラ四分類/キルケゴール/ホルクハイマーとアドルノ/パースの文章と哲学対話)/Ⅱ デカルト/フロムのいう討論・会話・対話/ヘーゲルの絶対精神/哲学対話を経た主体性の捉え直し | 24 | ★★★☆☆ | Ⅰの問1〜問4は倫理,政治・経済第3問と共通。問4のパースと問6のフロムは初見の文章を要約する力が要り、知識問題の取りこぼしは許されない |
| 第4問 | Ⅰ 現代の諸課題(欲求不満への対処と防衛機制/ボールディングとレイチェル・カーソン/オリエンタリズム/終末期医療/ベルクソンとシュヴァイツァー/ビッグファイブ/意図と結果に関する調査グラフ)/Ⅱ アンスコムの文章/二重結果原則 | 28 | ★★★★☆ | 問1・問4・問8・問9は倫理,政治・経済第4問と共通。28点と最も重く、問7は意図と危害の四場面の得点差を読み分ける必要がある |
対策のポイント: 第1問から第3問までの72点分は、人物と学説の対応を問う設問が中心です。教科書の人名とキーワードを確実に結び付けられれば安定した得点源になります。一方、第4問は調査グラフの読み取りとアンスコムの原典読解が続くうえ28点と最も重いので、前半を手早く処理して時間を残す配分が有効です。各大問のⅡには会話文と資料を往復する設問が置かれているため、下線部と会話中の指示内容を一つずつ照合する練習を積んでおきましょう。 各設問の詳しい解き方は上の「解答・解説はこちら」からどうぞ。
※ 難易度は当サイトの独自評価です(★1 基礎 〜 ★5 難)。

