2026年度 大学入学共通テスト 追試験「歴史総合・世界史探求」の問題冊子をPDFで公開しています。全設問の解答・解説も無料で読めます。印刷して実戦形式の演習にお使いください。
目次
この問題の概要
試験時間60分、100点満点。大問5つ・設問32問で、選択問題はなく全問必答です。第1問(配点25)が歴史総合の範囲、第2問から第5問(配点18・18・21・18)が世界史探究の範囲にあたり、いずれも生徒の会話文や探究学習のノート・パネルを枠にして史料・地図・グラフを読ませる形式です。第1問は、単独科目「歴史総合」の第1問と同一の問題で、違いは科目名とページ番号、解答番号の枠だけです。全体としては、2つ以上の要素を同時に決める組合せ問題が多く、標準からやや難の水準です。
| 大問 | 出題内容 | 配点 | 難易度 | ひとこと |
|---|---|---|---|---|
| 第1問 | 徴兵制と総力戦——人々の戦争経験(会話文・岩倉具視と木戸孝允の意見・風刺画・女性労働のグラフ) | 25 | ★★★★☆ | 単独科目「歴史総合」の第1問と同一の問題。問2の「四民平等」と問6の女性参政権の実現時期が判断の分かれ目。資料が省略されている設問でも、記述の年代と主体で絞れる。 |
| 第2問 | 建築物と都市空間の意味の変化(定州開元寺塔・サンタンジェロ城・トラテロルコ広場) | 18 | ★★★☆☆ | 遼と金、アステカとインカの区別など、標準的な知識で切れる小問が多い。問4は資料が省略されているが、ノルマン人の年代記という出典と教皇の避難先から叙任権闘争と特定できる。 |
| 第3問 | 評価や解釈が変わる人物・時代・出来事(アリストファネス『雲』・「中世=暗黒時代」・インド大反乱) | 18 | ★★★★☆ | 問5はジンナーらの主張が1940年のものだと気づけるかが勝負。問6は会話文の先生の結論を正確に押さえないと、森山さんのメモの正誤を逆に取る。 |
| 第4問 | 世界史上の知識・情報の伝播(イブン=バットゥータ・新井白石『西洋紀聞』・キプリングと英領インド) | 21 | ★★★★☆ | 製紙法の伝播方向、サン=ステファノ条約の内容、ドンズー運動の地域など、前提を反転させた選択肢が並ぶ。問5はグラフの目盛りで5万マイルの線を確かめること。 |
| 第5問 | 経済活動と社会の変化(楽浪郡と中国商人・北米の毛皮交易・ブルージーンズ・東南アジアの交易・東欧の穀物輸出) | 18 | ★★★★★ | 5問すべてが複数の資料の突き合わせ。配点4の設問が3つあり失点が重い。問2は図が省略されていても、確実に判定できる文から絞れば正解は1つに決まる。 |
対策のポイント: 組合せ問題は、2つの要素を別々に確定させてから選択肢に当てにいくのが最短です。人名・王朝・条約は「どの国の、いつの」まで結び付けて覚え、年代の設問は選択肢ごとに年を書き出してから並べてください。史料問題は記憶している通史で答えず、史料の中の語(官職名・元号・地名・数値)で判定し、グラフの設問は必ず目盛りの数値を読んで、5万マイル・100万人といった境目を自分の手で確かめる習慣をつけましょう。 各設問の詳しい解き方は上の「解答・解説はこちら」からどうぞ。
※ 難易度は当サイトの独自評価です(★1 基礎 〜 ★5 難)。

