2018年度 大学入試センター試験 本試験 英語(リーディング) 解答・解説

2018年度 大学入試センター試験 本試験「英語(リーディング)」の解答と解説です。全設問の正解と考え方を一問ずつ解説し、公式の解答PDFもあわせて掲載しています。大学受験の森が独自に作成した、無料で読める解説です。

目次
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解答

解説

2018年度(平成30年度)大学入試センター試験本試験の英語(筆記)は、第1問から第6問までの6大問、解答番号は1から54まで、満点200点・試験時間80分です。配点は第1問が14点、第2問が47点、第3問が33点、第4問が40点、第5問が30点、第6問が36点。第1問・第3問・第4問・第6問にはA・Bの区分があり、第2問にはA・B・Cの区分があります。

第1問は発音とアクセント、第2問は短文の空所補充・語句整序・対話の最終発言づくりです。第3問はAが段落から不要な一文を取り除く問題、Bが映像制作の課題をめぐる大学生5人の話し合い。第4問はAが買い物のときに色をどれだけ重視するかを調べたドイツの消費者調査の説明文と横棒グラフ、Bが父親向け料理教室の広告。第5問は惑星Xを訪れた探査隊の日誌、第6問は望遠鏡・顕微鏡・カメラ・X線が「肉眼では見えないもの」を見せてきた歴史を論じた文章です。

つまずきやすいのは次の3点です。第一に、第2問Bの語句整序と第6問Bの段落構成表は、そのまとまりの解答番号がすべて合ったときにだけ得点になる形式で、先に英文や表を完成させてから各解答番号の位置を読み取る手順を崩さないことが要ります。第二に、第4問A問2は、本文の「上位2つは身につけるもの」「下位3つは電子機器」「携帯電話は36.4%で電子機器の中で最も高く、すぐ上の順位のかばんの半分より少し多いだけ」という3つの記述をグラフの数値と突き合わせる図表照合で、どれか1つだけでは組合せが決まりません。第三に、第5問は語り手が液体の中で暮らす生物だと気づけるかどうかで問4・問5の答えが変わります。

第1問

Aは下線部の発音が他の三つと異なる語を、Bは第一アクセント(第一強勢)の位置が他の三つと異なる語を選ぶ問題です。いずれも語を音の形で正しく分類できているかが問われます。

A問1:正解④

<問題要旨>

commit、convince、insist、precise の4語について、下線が引かれた i の発音が他の三つと異なるものを選ぶ設問です。

<考え方>

下線部はいずれもつづり字の i で、その音節が子音で閉じているかどうかで音が決まります。commit /kəˈmɪt/、convince /kənˈvɪns/、insist /ɪnˈsɪst/ は下線部が子音で閉じた音節にあり、どれも短母音の /ɪ/ です。precise /prɪˈsaɪs/ だけは下線部の i が語末の e と組んで二重母音 /aɪ/ になるため、これが他の三つと異なります。したがって正解は④です。

A問2:正解③

<問題要旨>

helped、laughed、poured、searched の4語について、下線が引かれた語尾の -ed の発音が他の三つと異なるものを選ぶ設問です。

<考え方>

規則変化の -ed は、直前の音が無声音なら /t/、有声音なら /d/、/t/ か /d/ なら /ɪd/ と機械的に決まります。helped /helpt/ は直前が /p/、laughed /læft/ は /f/、searched /sɜːrtʃt/ は /tʃ/ でいずれも無声音なので /t/ です。poured /pɔːrd/ は直前が有声音の /r/ なので /d/ となり、これだけが異なります。したがって正解は③です。

A問3:正解②

<問題要旨>

bird、hard、journey、work の4語について、下線が引かれた母音の発音が他の三つと異なるものを選ぶ設問です。下線はそれぞれ bird の ir、hard の ar、journey の our、work の or に引かれています。

<考え方>

つづりは違っても音は同じになる組合せを見抜くのが要点です。bird /bɜːrd/、journey /ˈdʒɜːrni/、work /wɜːrk/ の下線部はいずれもあいまい母音に r が続く /ɜːr/ で、journey の our も、w の後に来る work の or も /ɜːr/ になります。hard /hɑːrd/ だけが口を大きく開けた /ɑːr/ なので、これが他の三つと異なります。したがって正解は②です。

B問1:正解①

<問題要旨>

advance、danger、engine、limit の4語について、第一アクセント(第一強勢)の位置が他の三つと異なるものを選ぶ設問です。

<考え方>

4語とも2音節語なので、強勢が前か後ろかだけを比べれば決まります。danger は DAN-ger、engine は EN-gine、limit は LIM-it で、いずれも第1音節に強勢があります。advance は ad-VANCE と第2音節に強勢が来るため、これだけが異なります。したがって正解は①です。

B問2:正解④

<問題要旨>

deposit、foundation、opinion、register の4語について、第一アクセントの位置が他の三つと異なるものを選ぶ設問です。

<考え方>

4語とも3音節語です。deposit は de-POS-it、opinion は o-PIN-ion でいずれも第2音節に強勢があり、foundation は foun-DA-tion と -tion の直前の音節が強く読まれるのでこれも第2音節です。register は REG-is-ter と第1音節に強勢があり、これだけが異なります。したがって正解は④です。

B問3:正解③

<問題要旨>

agency、frequently、introduce、officer の4語について、第一アクセントの位置が他の三つと異なるものを選ぶ設問です。

<考え方>

agency は A-gen-cy、frequently は FRE-quent-ly、officer は OF-fi-cer で、いずれも第1音節に強勢があります。introduce は in-tro-DUCE と最後の音節に強勢が来るため、これだけが異なります。-duce、-ceive、-pose のような語尾を持つ動詞はその語尾が強く読まれる型として押さえておくと確実です。したがって正解は③です。

B問4:正解②

<問題要旨>

championship、delivery、relatively、supermarket の4語について、第一アクセントの位置が他の三つと異なるものを選ぶ設問です。

<考え方>

4語とも4音節語です。championship は CHAM-pi-on-ship、relatively は REL-a-tive-ly、supermarket は SU-per-mar-ket で、いずれも第1音節に強勢があります。delivery は de-LIV-er-y と第2音節に強勢があり、これだけが異なります。動詞 deliver の強勢の位置が -y の付いた名詞でも動かない点を押さえます。したがって正解は②です。

第2問

Aは短文の空所に入る語句を選ぶ文法・語法の問題、Bは6つの語句を並べかえて対話の一文を完成させる語句整序、Cは対話の最後の発言を三つの枠の(A)(B)から一つずつ選んで組み立てる問題です。

A問1:正解③

<問題要旨>

ジェフが仕事の誘いを受けなかった理由として、salary(給料)を修飾する形容詞を選ぶ設問です。

<考え方>

金額の水準が高いか低いかは high と low の対で表します。salary は受け取る側から見た金額の水準なので low が入ります。価格が割安であることを言う語や、力の弱さを言う語では salary を修飾できません。

<選択肢>

①【誤】

cheap。商品や料金が「安い」ことを表す語で、受け取る給料の水準には使わない。

②【誤】

inexpensive。cheap と同じく値段が高くないことを表す語で、給料には用いない。

③【正】

low。a low salary で「低い給料」となり、high と対になって金額の水準を表す定型。

④【誤】

weak。通貨や力の弱さには使うが、salary を直接修飾して低さを表すことはできない。

A問2:正解②

<問題要旨>

ブレンダが飲み物を取りに「下の階へ行った」ことを表す語句を選ぶ設問です。

<考え方>

downstairs はそれ自体が「下の階へ、下の階で」という意味を持つ副詞です。副詞なので前置詞も冠詞も付けず、went downstairs の形でそのまま「下の階へ行った」となります。

<選択肢>

①【誤】

at downstairs。副詞に前置詞を重ねており、文法的に成り立たない。

②【正】

downstairs。副詞のまま went に続けるのが正しい形。

③【誤】

the downstairs。名詞として冠詞を付ける用法はここでは取れず、went の後に置けない。

④【誤】

to downstairs。①と同じく副詞に前置詞を重ねた形で誤り。

A問3:正解①

<問題要旨>

ひじを痛めたためにバドミントン部で「するのをやめなければならなかった」に当たる形を選ぶ設問です。

<考え方>

quit は目的語に動名詞をとる動詞で、quit doing の形になります。enjoy、finish、mind などと同じ型で、to 不定詞を続けることはできません。したがって playing が入ります。

<選択肢>

①【正】

playing。quit doing の型に合う。

②【誤】

to be playing。quit は to 不定詞を目的語にとらない。

③【誤】

to have played。同じく to 不定詞であり、完了形にしても型は変わらない。

④【誤】

to play。quit の後に置けない形。

A問4:正解④

<問題要旨>

「なぜ彼があんな古い車を買うと決めたのか、自分には理解できない」に当たる前置詞を選ぶ設問です。

<考え方>

beyond は「〜の及ぶ範囲の外に」という意味を持ち、beyond one’s understanding で「理解の範囲を超えている=理解できない」という定型表現になります。空所の後が my understanding なので、この結びつきが取れるかどうかで決まります。

<選択肢>

①【誤】

against。「〜に反して」で、理解が及ばないという意味にはならない。

②【誤】

behind。「〜の後ろに」で、understanding と結びついて理解不能を表す用法はない。

③【誤】

beneath。「〜の下に」で、品位に関わる言い方はあるが理解の限界は表さない。

④【正】

beyond。beyond one’s understanding で「理解できない」を表す。

A問5:正解①

<問題要旨>

「全国小説コンテストで優勝した時点で、7年ほど小説を書き続けていた」に当たる動詞の形を選ぶ設問です。

<考え方>

when she won という過去の一点が基準になっているので、それより前から続いていた動作は過去完了進行形で表します。for about seven years という継続の期間も、進行形による継続の表し方を支えています。

<選択肢>

①【正】

had been writing。過去の一点までの継続を表す過去完了進行形で、when 節と合う。

②【誤】

has been writing。現在を基準にした継続で、過去の出来事 won とは時の基準が合わない。

③【誤】

has written。同じく現在完了で、過去の一点を基準にできない。

④【誤】

is writing。現在進行形で、過去の継続を表せない。

A問6:正解③

<問題要旨>

「プロジェクトを終えるのに必要だと自分たちが考えたことをした」の空所に入る語を選ぶ設問です。

<考え方>

空所に入る語は、did の目的語となる名詞節をつくると同時に、その節の中で was needed の主語にもならなければなりません。この二役を兼ねられるのは先行詞を含む関係代名詞 what です。we thought は挿入で、what we thought was needed という形になります。

<選択肢>

①【誤】

how。名詞節はつくれるが「方法」を表す副詞的な語で、was needed の主語にはならない。

②【誤】

that。接続詞と考えると was needed の主語が欠け、関係代名詞と考えると先行詞がない。

③【正】

what。先行詞を含み、名詞節をつくると同時に was needed の主語にもなる。

④【誤】

which。関係代名詞だが先行詞となる名詞が前にないため使えない。

A問7:正解①

<問題要旨>

「〜気づかなかったが、浴室に大きなクモがいた」という文の、文頭に置く語句を選ぶ設問です。

<考え方>

but 以下で「実はクモがいた」と後から分かったことが述べられているので、空所には時間の流れの中での「最初は」が入ります。At first は後に but が続いて状況が変わる型で使う表現で、この文の構造とそのまま対応します。

<選択肢>

①【正】

At first。「最初は」と時間の推移を示し、後続の but との対比に合う。

②【誤】

Beginning。分詞として文頭に置いても主語との結びつきが取れず、意味をなさない。

③【誤】

Besides。「そのうえ」と情報を追加する語で、but による対比とかみ合わない。

④【誤】

Firstly。列挙の「第一に」で、時間の推移を表す働きがない。

A問8:正解③

<問題要旨>

(A)と(B)に入る語の組合せを選ぶ設問です。「ラファエルは家の前の木でツバメのつがいが巣を作っているのを見た」という内容になります。

<考え方>

(A)は直後に目的語 a pair of swallows が続くので、目的語を直接とれる saw が入ります。look は look at の形にしなければ目的語をとれません。(B)は知覚動詞の see + 目的語 + 現在分詞で「〜しているのを見る」となるので making が入ります。

<選択肢>

①【誤】

(A)looked・(B)making。looked は前置詞なしに目的語をとれない。

②【誤】

(A)looked・(B)to make。(A)が同じ理由で不可のうえ、知覚動詞の型でも to 不定詞は使わない。

③【正】

(A)saw・(B)making。see + 目的語 + 現在分詞で、巣を作っている最中を見たことを表す。

④【誤】

(A)saw・(B)to make。知覚動詞の後の to 不定詞は取らず、原形か分詞になる。

A問9:正解③

<問題要旨>

(A)と(B)に入る語の組合せを選ぶ設問です。直後に「今週末にも咲くかもしれない」と続くので、梅が咲くまでもう長くはない、という内容になります。

<考え方>

It will not be long before …「まもなく〜する」の型で、ここでは断定を避けて shouldn’t を使った It shouldn’t be long before … となります。(A)に should を入れると「長くかかるはずだ」となり、直後の文と矛盾します。(B)はこの型が before をとるので enough は入りません。

<選択肢>

①【誤】

(A)should・(B)before。型は正しいが「長くかかるはずだ」となり、直後の文と逆になる。

②【誤】

(A)should・(B)enough。意味が逆になるうえ、be long enough では文が成り立たない。

③【正】

(A)shouldn’t・(B)before。「まもなく咲くだろう」となり、直後の文とつながる。

④【誤】

(A)shouldn’t・(B)enough。この型で enough は使わない。

A問10:正解③

<問題要旨>

(A)と(B)に入る語の組合せを選ぶ設問です。「メリッサは次の週末、アイススケートよりスノーボードに行きたいと言った」という内容になります。

<考え方>

would rather A than B「BよりむしろAしたい」という定型で決まります。rather の前は would であって could ではなく、比べる相手を導くのは than で、to は使いません。

<選択肢>

①【誤】

(A)could・(B)than。could rather という言い方はしない。

②【誤】

(A)could・(B)to。(A)(B)とも型から外れる。

③【正】

(A)would・(B)than。would rather A than B の形に一致する。

④【誤】

(A)would・(B)to。(A)は正しいが、比較の相手を導くのは than であって to ではない。

B問1:正解 18=③ 19=②

<問題要旨>

オーストラリアから来る生徒たちと何をするのかを尋ねられた先生が、初日は川辺でバーベキューをすると答える場面で、その目的にあたる「みんながすぐに打ち解けられるように」の部分を、6つの語句を並べかえて完成させる設問です。

<考え方>

so that の後にはすでに主語 you all があるので、まず助動詞 can が続きます。残りは get to know each other「互いに知り合う」という決まった言い方でまとまり、完成した語順は can → get → to → know → each → other になります。空所は左から6か所あり、18はその2番目、19は5番目の位置なので、18=③ get、19=② each です。この問題は2つの解答番号が両方とも合ったときにだけ得点になります。

B問2:正解 20=④ 21=②

<問題要旨>

昨年のバスケットボールのシーズンはどうだったかと聞かれたトシが、「チームで2番目に得点を挙げた選手だった」と答える一文を、6つの語句を並べかえて完成させる設問です。

<考え方>

主語 I の直後には述語動詞 was が来ます。補語は the second highest scorer で、the second に最上級を続けて「2番目に〜」を表す形です。所属先は on the team で示します。完成した語順は was → the second → highest → scorer → on → the team で、空所6か所のうち20は2番目、21は5番目にあたるので、20=④ the second、21=② on です。2つの解答番号が両方とも合ったときにだけ得点になります。

B問3:正解 22=③ 23=②

<問題要旨>

初めてパソコンを買うので機種が決められないというエバンに、サムが「電気店にはパソコンに詳しくない人に助言してくれる専門家がいる」と答える一文を、6つの語句を並べかえて完成させる設問です。

<考え方>

give advice の相手を示す to が先頭に来て、その目的語として those who …「〜する人々」が続きます。関係詞節の中は aren’t familiar with「〜に詳しくない」で、with の目的語が空所の後の using computers です。完成した語順は to → those → who → aren’t → familiar → with となり、22は2番目、23は5番目なので、22=③ those、23=② familiar です。2つの解答番号が両方とも合ったときにだけ得点になります。

C問1:正解②

<問題要旨>

次の火曜が待ち遠しいというシェリーに、リサが何があるのかと尋ね、放課後にジャズコンサートがあると聞かされる会話です。三つの枠の(A)(B)から一つずつ選び、リサの最後の発言を組み立てます。

<考え方>

リサは直前に Really? と驚いているので、自分は別の曜日だと思い込んでいたことになります。1つ目の枠は主語が it(コンサート)なので、意志を含む was planning to be ではなく was going to be。2つ目は驚きと矛盾しない on Thursday。3つ目は相手を否定せずに引き下がる but maybe I’m wrong. が続きます。したがって(A)→(A)→(B)です。

<選択肢>

①【誤】

(A)→(A)→(A)。「木曜だと思っていた、なぜなら私が間違っているから」となり、理由の文として成り立たない。

②【正】

(A)→(A)→(B)。「木曜だと思っていたが、私の勘違いかもしれない」となり、驚いてから引き下がる流れに合う。

③【誤】

(A)→(B)→(A)。火曜だと思っていたのなら Really? と驚く理由がなく、理由の文も成り立たない。

④【誤】

(A)→(B)→(B)。曜日が一致してしまうため、驚きも「勘違いかもしれない」も不要になる。

⑤【誤】

(B)→(A)→(A)。コンサートが「〜する予定を立てていた」となって主語がずれ、理由の文も成り立たない。

⑥【誤】

(B)→(A)→(B)。後半の流れは自然だが、主語がコンサートである以上 was planning to be は使えない。

⑦【誤】

(B)→(B)→(A)。主語のずれに加え、曜日も驚きと合わない。

⑧【誤】

(B)→(B)→(B)。主語がずれるうえ、火曜では驚く理由がなくなる。

C問2:正解④

<問題要旨>

空港で落ち合った二人の会話で、ケイシーが「バスに乗るなと言ってくれてありがとう」と述べ、トモヒロが飛行機に乗る日はいつも交通と鉄道の状況を確かめると答えます。三つの枠の(A)(B)から一つずつ選び、ケイシーの最後の発言を組み立てます。

<考え方>

ケイシーは助言に従ってバスを避け、実際には電車で来て間に合っています。すでに済んだ出来事について事実と反することを述べるので、1つ目は仮定法過去完了の I wouldn’t have taken。2つ目は実際に使った the train。3つ目は「あなたの助言がなかったら」という条件を表す without your suggestion です。したがって(A)→(B)→(B)となり、「助言がなければ電車には乗らなかった」=助言のおかげで間に合った、という感謝につながります。

<選択肢>

①【誤】

(A)→(A)→(A)。「助言があったらバスに乗らなかっただろう」となるが、助言があったのは事実なので仮定法で述べる内容にならない。

②【誤】

(A)→(A)→(B)。「助言がなければバスに乗らなかった」となり、助言がなければむしろバスに乗っていたという事実と因果が逆になる。

③【誤】

(A)→(B)→(A)。「助言があったら電車に乗らなかった」となり、実際に助言を受けて電車に乗った事実と矛盾する。

④【正】

(A)→(B)→(B)。「あなたの助言がなかったら電車には乗らなかっただろう」となり、事実とも感謝の流れとも合う。

⑤【誤】

(B)→(A)→(A)。I wouldn’t take は現在の仮定で、すでに終わった移動については使えない。

⑥【誤】

(B)→(A)→(B)。時制が合わないうえ、バスを選ぶ内容では因果が逆になる。

⑦【誤】

(B)→(B)→(A)。時制が合わず、with your suggestion では事実と矛盾する。

⑧【誤】

(B)→(B)→(B)。内容の向きは正しいが、過去の出来事を現在の仮定 I wouldn’t take では表せない。

C問3:正解⑧

<問題要旨>

週末の台風について話す二人の会話で、ナオが福岡でのサッカーの試合が中止になったと述べ、台風は静岡も通ったのかと尋ねます。三つの枠の(A)(B)から一つずつ選び、Yes, it did. に続くホアンの発言を組み立てます。

<考え方>

ホアンは静岡も通ったと認めたうえで、最後に「また行く機会があればいい」と続けています。台風が通ったことが原因で富士山への旅行を取りやめたのですから、原因を受けて結果を導く That’s why が1つ目に入ります。It’s because は直前の内容を結果、後に続く内容を原因とする語で、これでは台風の進路が旅行中止の結果になり因果が逆になります。2つ目は中止したという内容、3つ目は残念さを表す unfortunately で、(B)→(B)→(B)となります。

<選択肢>

①【誤】

(A)→(A)→(A)。It’s because で因果が逆になるうえ、中止していないのに最後の「また機会があれば」とつながらない。

②【誤】

(A)→(A)→(B)。因果が逆になり、中止していない内容を unfortunately で受けるのも不自然。

③【誤】

(A)→(B)→(A)。台風が静岡を通った理由が旅行の中止になってしまい、fortunately も残念がる流れに反する。

④【誤】

(A)→(B)→(B)。後半の組合せは自然だが、It’s because では因果の向きが逆になる。

⑤【誤】

(B)→(A)→(A)。That’s why は正しいが、中止していないという内容では最後の発言と矛盾する。

⑥【誤】

(B)→(A)→(B)。中止していないのに残念だと続き、内容がかみ合わない。

⑦【誤】

(B)→(B)→(A)。中止したことを fortunately(幸いにも)で受けるのは、残念がる流れに反する。

⑧【正】

(B)→(B)→(B)。台風が静岡を通った、だから富士山への旅行を中止せざるを得なかった、残念なことに、という流れが直後の発言にそのままつながる。

第3問

Aは1つの段落の中から、まとまりを損ねている一文を取り除く問題です。Bは映像制作の授業で5人の大学生が作品の方針を話し合う場面を読み、話し手の主張をまとめる一文を補う問題です。

A問1:正解②

<問題要旨>

自分の国の中でもカルチャーショックは起こるという書き出しのあと、家族と離れて大学生活を始めたツバサが感じた不安を述べた段落から、取り除いた方がよい一文を選ぶ設問です。

<考え方>

段落の骨組みは、ツバサが「周囲に思いがけない不安を感じ始めた」ことの中身を並べ、最後に「他の学生も同じような不安を抱えていたと分かった」で閉じる形です。したがって下線部はどれもツバサ自身が感じた不安でなければなりません。この観点で見ると、②だけが両親の側の気持ちを述べており、不安の列挙から外れます。

<選択肢>

①【誤】

地方なまりや言い回しのせいで誤解されることがあると気づいた、という内容。周囲との違いから来る不安そのもので、段落の流れに沿う。

②【正】

両親は一人っ子の自分をとても恋しがっていると知っていた、という内容。主体が両親に移っており、ツバサが大学で感じた不安の列挙になっていない。

③【誤】

同級生の多くが高校で自分の聞いたこともないことを学んでいたと気づいた、という内容。直後の「みんな自分より賢く見えた」に直接つながる。

④【誤】

もう何もかも遅れすぎていると恐れた、という内容。不安が高まった状態を示し、直後の However 以下の転換を受ける。

A問2:正解③

<問題要旨>

トマトは野菜か果物かを争った1890年代のアメリカの裁判を扱った段落から、取り除いた方がよい一文を選ぶ設問です。

<考え方>

段落は、生物学上の定義ではトマトは果物だと述べたうえで、②で「科学が言うこととは逆に、多くの人はトマトを野菜とみなし野菜として使う」と転換し、最後に裁判所がその一般の受け取り方を根拠に野菜と判断した、と閉じます。②の後に必要なのは「野菜として使っている」ことの具体例で、それは調理法に触れた④です。③は「黄金のりんご」「愛のりんご」という呼び名の話で、むしろ果物寄りの名称を挙げており、②の例示になっていません。

<選択肢>

①【誤】

科学的な定義に従えばトマトもきゅうりもかぼちゃもピーマンも果物だ、という内容。直前の生物学上の定義を受けた当然の流れ。

②【誤】

科学に反して多くの人はトマトを野菜とみなし、野菜として使う、という内容。段落の転換点であり、最後の判決の根拠に直結する。

③【正】

国によってトマトには「黄金のりんご」「愛のりんご」といった名が付けられてきた、という内容。For example とあるが、直前の「野菜として使う」ことの例になっておらず、むしろ果物寄りの呼称を挙げている。

④【誤】

トマトは多くの野菜と同じく加熱しても生でも食べられ、果物のようにデザートに出されることは通常ない、という内容。「野菜として使う」ことの具体例にあたる。

A問3:正解②

<問題要旨>

動物性たんぱく質の需要が世界的に高まる中、豚・鶏・牛に代わる食料として昆虫を使う利点を話し合った会議を扱った段落から、取り除いた方がよい一文を選ぶ設問です。

<考え方>

冒頭に various benefits とあり、末尾も「利点は多い」と締めくくられているので、段落の中身は昆虫を食料にする利点を並べる構成です。①は栄養価、③は環境負荷の小ささ、④は少ない水で育つことで、いずれも利点にあたります。②だけが昆虫の存在してきた歴史の話で、食料としての利点になっていません。

<選択肢>

①【誤】

昆虫はたんぱく質・ビタミン・ミネラルに富むきわめて健康的な食品だ、という内容。栄養面の利点で、段落の主題に沿う。

②【正】

昆虫は何百万年も前から存在し、恐竜や初期の人類とともに生きてきた、という内容。歴史の長さであって、食料としての利点ではない。

③【誤】

昆虫の飼育は場所も餌も取らず温室効果ガスもあまり出さないので環境にやさしい、という内容。環境面の利点。

④【誤】

大半の昆虫は少ない水で生きられるので、深刻な水不足の地域に適した代替食となる、という内容。水資源の面での利点。

B 30:正解①

<問題要旨>

マイケルが、昨年の先輩たちが作った大学バスケットボール部のドキュメンタリーを例に挙げ、自分も同じような作品を作りたいと述べた後で、ジェニファーがその趣旨を言い換える一文を選ぶ設問です。

<考え方>

根拠はマイケルの発言の末尾、懸命に努力して目標を達成する人々を記録した作品を作りたい、という部分と、その直前の「勝利の物語が幅広い観客に受け、関わった全員が称賛された」という評価です。直後にマイケル自身が Yes, that’s right. と認めているので、彼の主張をそのままなぞった選択肢を取ります。

<選択肢>

①【正】

観客は成功を収める人々の物語を見るのが好きだ、という内容。「努力して目標を達成する人々」と「勝利の物語が幅広い観客に受けた」をまとめている。

②【誤】

観客は努力する運動選手のインタビューを見たがる、という内容。インタビューは先輩の作品の撮影方法にすぎず、運動選手に限定する点でも範囲が狭い。

③【誤】

ドキュメンタリー映画は観客をとても簡単に幸せにできる、という内容。「簡単に」は本文にない情報の追加で、3か月かけた撮影という記述とも合わない。

④【誤】

映画作りに長い時間をかけることが大切だ、という内容。3か月という期間は事実として触れられただけで、マイケルの主張ではない。

B 31:正解③

<問題要旨>

キムとメアリーの発言を受けて、ジェニファーが「二人はどんな映画を作るべきだと考えているのか」をまとめる一文を選ぶ設問です。

<考え方>

根拠はキムの「普通の人は並外れた物語の登場人物に自分を重ねにくい」「自分と結びつけられる映画の方が満足できる」と、メアリーの「身近だから自分がしている姿を想像できるものを見たい」の2か所です。二人に共通しているのは、観客が自分に引きつけて見られる状況を描くべきだという点なので、それを言い換えたものを選びます。

<選択肢>

①【誤】

観客に並外れた質問を多く投げかける、という内容。メアリーの「もし〜だったら」は日常の場面に置く前提であり、extraordinary はキムが否定した側の語。

②【誤】

成功した人々が驚くようなことをする姿に焦点を当てる、という内容。キムがまさに退けた方向で、二人の共通点にならない。

③【正】

平均的な人が共感できる状況がある、という内容。キムの「自分と結びつけられる」とメアリーの「身近で想像できる」の双方をまとめている。

④【誤】

キャンパスという舞台を使って楽しさとサスペンスを生む、という内容。メアリーが挙げた一例にすぎず、キムの発言を含まない。

B 32:正解④

<問題要旨>

話し合いの最後にジェニファーが、意見はそれぞれ違うけれども全員が共通して大切だと言っていることは何か、とまとめる一文を選ぶ設問です。

<考え方>

「考えは分かれているが everyone is saying」と前置きされているので、5人全員の発言に共通する軸を探すことになります。マイケルは観客をよい気分にさせたいと言い、キムは観客がより満足すると言い、メアリーは観客に問いを投げかけると言い、タケシは観客は目新しいものも見たがると言い、ジョンは人々が見たいのはそれだと言っています。作品の方向はばらばらでも、判断の基準を観客の受け取り方に置いている点は全員に共通します。

<選択肢>

①【誤】

人々の実際の生活を記録する、という内容。マイケルの主張には合うが、独創性を重んじるタケシやジョンには当てはまらない。

②【誤】

内容をきわめて独創的にする、という内容。タケシ・アリサ・ジョンの側の主張で、マイケル・キム・メアリーの発言には独創性の話が出てこない。

③【誤】

自分たちの異なる背景を見せる、という内容。アリサが例として挙げた要素の一部にすぎない。

④【正】

観客の好みを考える、という内容。5人全員が判断の基準を観客の側に置いており、共通する軸にあたる。

第4問

Aは、買い物のときに色をどれだけ重視するかをドイツの消費者に尋ねた調査の説明文と、6種類の商品について色を重視した人の割合を示した横棒グラフを読む問題、Bは父親向けの料理教室の広告を読む問題です。

A問1:正解②

<問題要旨>

消費者がどの色を好むのかを見極めるのが難しい理由を選ぶ設問です。

<考え方>

根拠は第1段落の後半。個々の商品でどの色が人気になるかを予測するのは容易ではない、その理由は消費者の好みが商品の種類によって違うからだ、と書かれています。理由を導く because 以下をそのまま言い換えた選択肢を取ります。

<選択肢>

①【誤】

色の好みは世代によって異なる、という内容。世代差は本文で扱われていない。

②【正】

消費者の好きな色は商品ごとに違う、という内容。第1段落の because 以下に対応する。

③【誤】

商品の販売側が最も人気のある色を選ぶ、という内容。難しいと述べられているのは予測であって、主体をすり替えている。

④【誤】

買い物ではさまざまな商品が買われる、という内容。事実の記述であって、予測が難しい理由になっていない。

A問2:正解③

<問題要旨>

グラフの(A)(B)(C)(D)がそれぞれ何の商品を指すかを選ぶ設問です。グラフは6種類の商品について購入時に色を重視した人の割合を長い順に並べたもので、最上段が衣類、最下段がコンピュータと示されています。

<考え方>

第3段落の3つの記述を順に当てはめる図表照合です。まず「上位2つはいずれも身につけるもの」から、衣類と並ぶ(A)は履物に決まります。次に「下位3つはすべて電子機器」から、(C)(D)とコンピュータが電子機器となり、電子機器でない(B)はかばんになります。さらに「携帯電話は36.4%で電子機器の中で最も高く、それはすぐ上の順位のかばんの半分より少し多いだけ」とあり、グラフで36%あたりの(C)が携帯電話、その1つ上で70%ほどの(B)がかばんという関係と数値が合います。残る(D)が音楽プレーヤーです。

<選択肢>

①【誤】

(A)かばん、(B)履物とする組合せ。上位2つが身につけるものだという記述と合わない。

②【誤】

(A)をかばんとする点が①と同じく誤りで、さらに(C)を音楽プレーヤーとするため、携帯電話が電子機器の中で最も高いという記述にも反する。

③【正】

(A)履物、(B)かばん、(C)携帯電話、(D)音楽プレーヤー。三つの記述のいずれとも矛盾しない。

④【誤】

(A)(B)は正しいが、(C)を音楽プレーヤー、(D)を携帯電話とすると、携帯電話が電子機器の中で最も高いという記述と数値の順序が食い違う。

A問3:正解②

<問題要旨>

本文の内容に合う記述を選ぶ設問です。

<考え方>

根拠は第4段落。赤には愛・危険・怒り・力という複数の意味があり、緑は自然・幸運・健康、白は落ち着きなどと結びついたと並べたうえで、段落の最後は「どの色も複数の異なる意味を持つことが示された」と締めくくられます。この結びを言い換えた選択肢を取ります。

<選択肢>

①【誤】

ドイツの企業は緑が情熱を表すと考えている、という内容。情熱に近い意味は赤の側に挙げられており、主体も企業にすり替えられている。

②【正】

ドイツの消費者は一つの色に複数のイメージを見ている、という内容。第4段落の結びにそのまま対応する。

③【誤】

ドイツの人々は赤い衣類より緑の衣類を好むようだ、という内容。色ごとの意味は示されているが、衣類の色の好みを比べた記述はない。

④【誤】

ドイツの生産者は売上を見てから商品の色を一つに決める、という内容。本文にない情報の追加。

A問4:正解④

<問題要旨>

最終段落の後にどんな話題が続くと考えられるかを選ぶ設問です。

<考え方>

根拠は最終段落の終わりの2文。ここまでの知見はドイツの消費者についてのものだが、その影響は国によって異なるかもしれず、世界の他の地域の消費者が商品選びで色にどれほどの重要性を置くかを考える必要がある、そして続く部分でこの話題を扱う、と明示されています。予告されている主題をそのまま述べた選択肢を取ります。

<選択肢>

①【誤】

国際ビジネスにおける色の選択へのグローバル化の影響、という内容。グローバル化は他国を考える必要が生じた背景として触れられただけで、次に扱うと予告された主題ではない。

②【誤】

他国で電子機器を販売することの重要性、という内容。電子機器はグラフに並んだ商品の一部にすぎない。

③【誤】

インターネットが国際ビジネスでの商品選択に与える影響、という内容。インターネットは国際的な販売が容易になった理由として一言触れられているだけ。

④【正】

他国の消費者にとっての色の重要性、という内容。最終段落が次に扱うと述べている話題そのもの。

B問1:正解④

<問題要旨>

料理教室を創設したラルフ・ベアリソンが、この学校を始めるきっかけになったことを選ぶ設問です。

<考え方>

根拠は広告の前書きの部分。多くの父親が料理好きなのに食事を作る時間が足りないことに気づき、短い時間でおいしく家族の健康によい料理を作るという自分の関心を分かち合いたいと考えた、と書かれています。「短時間」「おいしい」「家族の健康によい」という3つの要素をすべて含む選択肢を取ります。

<選択肢>

①【誤】

家族や友人が自分の料理の腕をうらやんでいると知っていた、という内容。うらやましがられるのは受講した父親の側であり、学校を始めた動機として述べられてもいない。

②【誤】

父親は料理に十分な関心を持っていないと知っていた、という内容。本文は料理好きな父親が多いと述べており、逆になっている。

③【誤】

父親にプロの料理人になる機会を与えたかった、という内容。プロの料理人は指導する側として出てくるだけで、受講者を職業料理人にする趣旨ではない。

④【正】

手早く、おいしく、健康によい料理を父親に教えたかった、という内容。前書きの記述に一致する。

B問2:正解②

<問題要旨>

トニーがフランス料理コースに割引券を使って参加し、さらにエプロンとタオルのセットを学校で購入する場合に、支払う合計額を求める設問です。

<考え方>

表からフランス料理コースの受講料は250ドル。広告の割引券は受講料が10%引きなので、250ドルの1割にあたる25ドルが引かれて225ドルになります。持ち物の案内にあるとおり、エプロンとタオルのセットは週6ドルで借りるか店で新品を50ドルで買うかの2通りで、今回は購入なので50ドル。225ドルと50ドルを足して275ドルです。

<選択肢>

①【誤】

270ドル。受講料とセット代を足した300ドル全体に10%引きを掛けた額。割引券は受講料にだけ使える。

②【正】

275ドル。割引後の受講料225ドルにセットの購入代50ドルを足した額。

③【誤】

285ドル。セットを購入せず10週間借りた場合の60ドルを225ドルに足した額で、購入するという条件に合わない。

④【誤】

300ドル。割引券を使わずに250ドルと50ドルを足した額。

B問3:正解③

<問題要旨>

家族に作れる料理の幅を広げたいが、週末と午前中には時間がないというエドが受講しそうなコースを選ぶ設問です。

<考え方>

表の曜日と時間帯を条件で順に絞ります。イタリア料理は火曜の10時から12時、フランス料理は水曜の9時から12時で、どちらも午前にかかるため外れます。中華料理は土曜、日曜の家族朝食コースは日曜なので、週末という条件で外れます。残るのは木曜の15時から18時に行われる日本料理だけです。

<選択肢>

①【誤】

中華料理。土曜開講で、週末は無理という条件に反する。

②【誤】

イタリア料理。火曜だが10時から12時の午前中で、条件に反する。

③【正】

日本料理。木曜の15時から18時で、週末でも午前中でもない唯一のコース。

④【誤】

日曜の家族朝食コース。日曜の8時からで、週末と午前中の両方の条件に反する。

B問4:正解④

<問題要旨>

広告から読み取れることを選ぶ設問です。

<考え方>

広告の持ち物の欄には、エプロンとタオルのほかに「空腹で来ること」と書かれており、さらに包丁・フォークやスプーンなどの食器・皿は学校が用意すると案内されています。作った料理をその場で食べることが前提になっているので、そこから導ける選択肢を取ります。他の3つは表と注記の数字に当てれば外せます。

<選択肢>

①【誤】

12歳の子どもは日曜のコースに無料で参加できる、という内容。注記には10歳から15歳の子どもは1人100ドルで父親と一緒に参加できるとあり、無料ではない。

②【誤】

父親向けの料理コースは3か月より長く続く、という内容。すべてのコースは10週間と明記されており、3か月には届かない。

③【誤】

学校は受講者に食材を持参させる、という内容。受講料に食材費がすべて含まれると明記されている。

④【正】

受講者は自分が作った料理を食べられる、という内容。持ち物に「空腹で来ること」とあり、皿や食器も学校が用意することから読み取れる。

第5問

惑星Xを訪れた探査隊の日誌から、第1日・第4日・第8日・第9日・第12日・第19日・第39日・第40日の記述を抜き出して読み、探査の経過と語り手の正体について答える問題です。

問1:正解③

<問題要旨>

探査の旅の目的を選ぶ設問です。

<考え方>

根拠は第1日の書き出し。科学的発見という任務を続けている最中で、生命を保つことのできる惑星をついに見つけたかもしれない、と書かれています。近くの惑星は熱すぎたり乾きすぎたりして生命を支えられなかったという記述も、生命の住める星を探し続けてきたことを示しています。

<選択肢>

①【誤】

惑星の知的生物を助けるため、という内容。知的生物の存在は第4日以降に立てられた推測で、出発時の目的ではない。

②【誤】

惑星を侵略して植民地を広げるため、という内容。第4日に脅威はなさそうだとあるだけで、侵略の意図はどこにも述べられていない。

③【正】

母星の外で生命を探すため、という内容。第1日の記述に一致する。

④【誤】

新しい宇宙船の性能を試すため、という内容。本文にない情報の追加。

問2:正解②

<問題要旨>

宇宙から惑星を観測していた段階で、探査隊がその惑星の知的生物をどのようなものだと想像したかを選ぶ設問です。

<考え方>

宇宙からの観測にあたるのは、まだ軌道上にいる第4日の記述です。惑星の周りを回る機械仕掛けの装置がいくつかあり、その設計はかなり複雑で、何らかの知的生物が作ったものに違いない、監視システムの一部だろうかと書かれています。複雑な人工物を作り、それを使って周囲を監視できる存在だと見ているので、高度な技術を持つという想像にあたります。

<選択肢>

①【誤】

他者に攻撃的だろう、という内容。第4日には脅威はなさそうだとあり、想像の向きが逆。

②【正】

高度な技術を持っているだろう、という内容。複雑な装置を作り監視に使っているという推測に対応する。

③【誤】

宇宙に関心がないだろう、という内容。宇宙空間を調べるために飛行物体を使っていると考えているので反対になる。

④【誤】

もうそこには住んでいないだろう、という内容。そう考えるのは探査の終盤の第39日で、宇宙からの観測段階の想像ではない。

問3:正解②

<問題要旨>

第9日で使われている reservations が最も近い意味を持つ語を選ぶ設問です。

<考え方>

この語が現れるのは、この惑星の指導者たちは自分たちから隠れているのか、会うことについて reservations を持っているのか、と推測する場面です。姿を見せない理由として述べられているので、「気がかり・ためらい」の意味で取るのが文脈に合います。

<選択肢>

①【誤】

appointments(約束・予約)。会う約束を持っているのなら、隠れているという推測とつながらない。

②【正】

concerns(懸念)。会うことへのためらいを表し、姿を見せない理由として筋が通る。

③【誤】

expectations(期待)。期待しているなら隠れる理由にならず、文脈と逆になる。

④【誤】

protections(防護)。reservation にこの意味はなく、文脈にも合わない。

問4:正解①

<問題要旨>

この日誌の書き手がどのような存在かを選ぶ設問です。

<考え方>

手がかりは3か所あります。第9日に、腕がなければ賢くても複雑な機械は作れないだろうと述べており、書き手には腕があります。第40日には「液体の中で暮らす我々」とあり、水中の生物だと分かります。そして第19日には「自分たちにとてもよく似た」生物として、上部が丸くやわらかい体、その下に大きな目が二つと長い腕が何本か、逃げるときに黒い物質を残す姿が描かれます。この三つが重なるのはタコに似た姿の生物です。

<選択肢>

①【正】

タコに似た姿の存在、という内容。第19日に描かれた「自分たちによく似た」生物の特徴と一致する。

②【誤】

他の惑星を探査する人間の科学者、という内容。第40日で陸地の生物を見て衝撃を受けている側なので、人間ではない。

③【誤】

人間のような姿の宇宙生物、という内容。第19日の描写は人間の姿とは結びつかない。

④【誤】

腕のない知的な平たい生物、という内容。第9日で腕のない生物には複雑な機械が作れないと述べており、書き手自身には腕がある。

問5:正解③

<問題要旨>

探査隊が誤って前提にしていたことを選ぶ設問です。

<考え方>

根拠は第40日。惑星を離れる間際に乾いた陸地で多くの見慣れない生物を目にして衝撃を受け、「液体の中で暮らす我々は、あのような生物を想像したこともなかった」「自分たちの常識が誤った結論に導いていた」と締めくくられます。つまり知的生物も当然液体の中にいるはずだと思い込み、そのために陸上を探さなかったことになります。

<選択肢>

①【誤】

自分たちの種より創造性が劣るだろう、という内容。創造性を比べた記述はない。

②【誤】

陸に進出しているだろう、という内容。陸の生物こそ想像もしなかったものなので、思い込みの向きが逆。

③【正】

何らかの液体の中で暮らしているだろう、という内容。第40日の締めくくりにそのまま対応する。

④【誤】

自分たちの言語を理解するだろう、という内容。言語に関する記述はない。

第6問

Aは、技術の発達が「肉眼では見えないもの」を見えるようにし、世界の理解の仕方を変えてきたことを、望遠鏡・顕微鏡・カメラ・X線の順に論じた文章を読む問題です。Bは同じ文章の段落構成をまとめた表を完成させる問題です。

A問1:正解④

<問題要旨>

第(2)段落の archaic が最も近い意味を持つ語を選ぶ設問です。

<考え方>

archaic が指しているのは、17世紀にレンズを2枚重ねて作られた「最初の簡素な望遠鏡」です。直前に first simple telescope とあり、直後には「それ以来、視野を広げるさまざまな装置が発達してきた」と続くので、archaic は発達の出発点にある古い段階を表す語だと決まります。

<選択肢>

①【誤】

advanced(進んだ)。発達の出発点という位置づけと逆になる。

②【誤】

contemporary(同時代の・現代の)。17世紀の初期の望遠鏡を指す語として合わない。

③【誤】

ordinary(ふつうの)。新しいか古いかが文脈の軸であり、平凡かどうかは問題になっていない。

④【正】

primitive(原始的な・初期の)。simple telescope をその後の発達と対比して指す語として合う。

A問2:正解②

<問題要旨>

第(3)段落によれば、顕微鏡を使うことによって人々が何を知ったのかを選ぶ設問です。

<考え方>

根拠は第(3)段落の後半。それまで全体で一つのもので分けられないと思っていたものが、実はより小さな要素からできていると気づいた、と述べられています。段落は顕微鏡が何を見えるようにしたかを順に示しており、この認識の変化が問われている内容にあたります。

<選択肢>

①【誤】

細胞は小さすぎて顕微鏡でも見えない、という内容。顕微鏡の発明前には見えなかったと述べられており、逆になっている。

②【正】

物はより小さなものから成り立っている、という内容。第(3)段落後半の記述に対応する。

③【誤】

分子が最小の構成要素だ、という内容。電子顕微鏡で分子のようなさらに小さなものまで調べられるとあるだけで、最小だとは述べていない。

④【誤】

レンズの組合せが物の大きさを小さくした、という内容。小さくするのではなく、小さいものを見えるようにする装置である。

A問3:正解①

<問題要旨>

第(4)段落によれば、カメラによって何ができるようになったかを選ぶ設問です。

<考え方>

根拠は第(4)段落の中ほど、カメラは異なる時点で変化を静止させる力を与えてくれる道具だ、という一文です。連続写真で鳥の飛び方や選手の走り方が明らかになったという例も、時間の中の一瞬を正確にとらえることを示しています。段落はもう一方の働きとして社会の変化にも触れていますが、それは「ふだん気づかないほど緩やかな」変化を月単位・年単位の写真の比較で見る、という説明なので、変化が速いとする方向では取れません。

<選択肢>

①【正】

時間の中の瞬間を正確にとらえる、という内容。変化を各時点で静止させるという記述にそのまま対応する。

②【誤】

急速な社会変化を比較する、という内容。段落は社会の変化を、ふだん気づかないほど緩やかなものとして挙げており、rapid が本文と食い違う。

③【誤】

見えないものをより速く動かす、という内容。カメラは動きを見えるようにする道具であって、物を動かす装置ではない。

④【誤】

これから起きることを予測する、という内容。本文にない情報の追加。

A問4:正解①

<問題要旨>

第(5)段落によれば、X線がどのように使われているのかを選ぶ設問です。

<考え方>

根拠は第(5)段落の後半。医師は病気の診断や体内の問題の発見に苦労していたが、X線によって患者の体の内部を見て、どこに問題があるかを特定し、治療できるようになったと述べられています。段落の冒頭にある「表面だけを見るのではなく、内部を見る」という対比とも一致します。

<選択肢>

①【正】

体内の問題の位置を見つける、という内容。第(5)段落の記述にそのまま対応する。

②【誤】

物の表面の見やすさを高める、という内容。表面ではなく内部を見られるようになったというのが段落の主旨で、逆になっている。

③【誤】

絵画がいつ描かれたかを知る、という内容。実験室や博物館で役立つとは述べられているが、制作年代の特定には触れていない。

④【誤】

化合物の品質を試す、という内容。本文にない情報の追加。

A問5:正解②

<問題要旨>

この文章全体の主旨を選ぶ設問です。

<考え方>

根拠は第(1)段落と第(6)段落の対応です。第(1)段落は、技術とそれに伴う発見が世界の理解の仕方を変え、私たちの考え方に強く影響してきたと述べ、第(6)段落も、新しい装置はこれからも生活に影響を与え、考え方を変えていくだろうと締めくくります。間の四つの段落はその実例なので、主旨は技術の発達が考え方に及ぼす影響です。

<選択肢>

①【誤】

レンズを2枚使う応用が人の視力を改善する、という内容。第(2)段落の一部にすぎず、視力を矯正する話でもない。

②【正】

技術の発達は私たちの考え方に影響する、という内容。第(1)段落と第(6)段落が繰り返し述べる主旨にあたる。

③【誤】

人々は技術の危険性を意識する必要がある、という内容。危険性には触れていない。

④【誤】

技術は人間の五感を変えるうえで重要な役割を果たす、という内容。第(1)段落は五感などの生来の能力に範囲と力を「加える」と述べており、五感そのものを変えるとは言っていない。

B:正解 51=④ 52=② 53=③ 54=①

<問題要旨>

第(1)段落を Introduction、第(6)段落を Conclusion とする段落構成表の、第(2)段落から第(5)段落にあたる欄に入る見出しを、四つの選択肢から一つずつ選んで表を完成させる設問です。同じものを繰り返し選ぶことはできません。

<考え方>

本文は第(2)段落から第(5)段落までを、望遠鏡・顕微鏡・カメラ・X線の順に一段落ずつ扱っています。四つの選択肢も、レンズで宇宙の外側を見る、小さなものの世界を探る、変化の連なりの中の瞬間を見る、物の内部を調べる、と四つの装置に一対一で対応するように作られています。同じものを重複して選べない形式なので、どれか一つでも当てはめ方を誤ると残りもずれます。段落の順にたどって④→②→③→①と並べれば表が完成します。なお、この四つの解答番号はすべて正しいときにだけ得点になります。

<選択肢>

51=④

第(2)段落は、2枚のレンズを重ねて望遠鏡を作り、月面の様子や木星の衛星など地球の外側を観察してきた話なので、「レンズを使って宇宙を見る」が対応する。

52=②

第(3)段落は、顕微鏡によって人体の組織や動植物の細胞が見え、電子顕微鏡では分子のようなさらに小さなものまで調べられるようになった話なので、「小さなものの世界を探る」が対応する。

53=③

第(4)段落は、カメラが変化を各時点で静止させ、連続写真で鳥や選手の動きを、時を隔てた写真で緩やかな変化をとらえる話なので、「一連の変化の中の瞬間を見る」が対応する。

54=①

第(5)段落は、X線が物の表面ではなく内部を見せ、医療では体内の問題の位置の特定に使われるという話なので、「物の内部を調べる」が対応する。

※ 本記事の解答・解説は当サイトが独立に作成したものです。公式の正解および配点は大学入試センターの発表をご確認ください。

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