2019年度 大学入試センター試験 本試験 地理A 過去問題

2019年度 大学入試センター試験 本試験「地理A」の問題冊子をPDFで公開しています。全設問の解答・解説も無料で読めます。印刷して実戦形式の演習にお使いください。

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この問題の概要

試験時間60分・満点100点。大問5題・小問34問はすべて必答で、第1問23点・第2問20点・第3問21点・第4問18点・第5問18点という配点です。この年は自然環境とGIS・防災、世界の生活文化、南アメリカの地誌、人口と交通・通信、宮崎市の地域調査という構成でした。第5問は同じ日の地理B第6問とまったく同じ問題です。第1問にGIS(地理情報システム)を正面から扱う設問が二つ入ったのがこの年の特徴で、全体の難易度は標準です。

大問出題内容配点難易度ひとこと
第1問自然環境とGIS・防災(石灰岩地形などの特徴、緯線上の地点と降水量グラフ、国家の領域、月別の日の出・日の入り時刻の折れ線、GISが扱う位置情報、イチョウの黄葉日にみる気候差、災害の段階ごとのGIS活用、防災設備の写真)23★★★★☆5題で最も資料の種類が多い。問4の日の出・日の入りは「夏に昼が長いのは高緯度」という一点で決まるが、南半球だと逆になることに注意したい
第2問世界の生活文化(各地の祭礼と伝統文化の写真、二つの国章と説明文の組合せ、淡水化水・地下水・地表水の使用量の表、キャッサバ・ジャガイモ・タロイモの生産分布、訪日外国人旅行者数の推移、国境と民族の問題、地域文化を守る取り組み)20★★★☆☆問11の水資源の表は、淡水化水が突出している国=乾燥した産油国という対応で一つ決まる。問12のイモ類は栽培される気候帯で分けるのが基本
第3問南アメリカの地誌(気候グラフと地点の対応、世界遺産の景観写真、アンデスの標高帯と土地利用、漁業生産量と肉類生産量の散布図、石油・鉄鉱石・銅鉱の産地分布、各国の公用語、ブラジルへの日本人移住)21★★☆☆☆定番の地誌。ペルーの漁業、アルゼンチンの牧畜、チリの銅、ブラジルのポルトガル語と日系移民という「南米らしさ」を知っていれば大半が決まる
第4問人口・交通・通信(第二次世界大戦後の国際機関とOECD、自動車保有台数と航空旅客輸送量の表、携帯電話と固定電話の普及率、4か国の高齢化率の推移、合計特殊出生率・送金額・国際移民割合の三つの地図、発展途上国の都市問題)18★★★☆☆問25の携帯電話は、固定電話網の整備を飛び越して普及した発展途上国という構図がそのまま答えになる。問27の三つの地図は、移民の送り出し国と受け入れ国を分けて考えると解ける
第5問宮崎市の地域調査(大阪からの鉄道所要時間の変化、月別観光客数と日照時間、青島周辺の地形図と景観写真、1976年と2014年の土地利用変化、県内市町村の農業指標、2010年の口蹄疫と消毒ポイント)18★★★☆☆地理B第6問と同一問題。問34の口蹄疫は時事的だが、聞かれているのは「どこで発生し、どう封じ込めたか」という地図の読み取り。落ち着いて図を見れば取れる

対策のポイント: 地理Aはこの年のように、GISや防災といった「地理の道具」を問う設問が増えています。どんな情報を重ね合わせると何が分かるのか、という発想さえ持っていれば、細かい知識がなくても解けるように作られています。統計は数字を全部読む必要はなく、いちばん大きい値といちばん小さい値の二つを先に押さえて選択肢を切っていくのが最短です。各設問の詳しい解き方は上の「解答・解説はこちら」からどうぞ。

※ 難易度は当サイトの独自評価です(★1 基礎 〜 ★5 難)。

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