2025年度 大学入学共通テスト 本試験「倫理・政治経済」の問題冊子をPDFで公開しています。全設問の解答・解説も無料で読めます。印刷して実戦形式の演習にお使いください。
目次
この問題の概要
2025年度 本試験 倫理,政治・経済は、試験時間60分・満点100点、大問7題(第1問12点・第2問12点・第3問12点・第4問14点・第5問19点・第6問19点・第7問12点、計32問)の構成です。第1問〜第4問が倫理分野で計50点、第5問〜第7問が政治・経済分野で計50点というちょうど半分ずつの配分です。第1問が人間の欲望と幸福をめぐる源流思想、第2問が日本思想、第3問が西洋近現代思想と労働、第4問が現代の諸課題と心理・社会、第5問が市場と日本経済・国際経済、第6問が法と人権・国際法、第7問が政治体制の比較と国際政治・経済思想です。いずれの大問も「倫理」「政治・経済」との共通問題で構成されています。解答は「旧倫理,旧政治・経済」として公表されており、旧教育課程履修者向けの経過措置科目として出題されました。
| 大問 | 出題内容 | 配点 | 難易度 | ひとこと |
|---|---|---|---|---|
| 第1問 | 人間の欲望と幸福をめぐる源流思想(宗教・思想家の欲望観、仏教の四苦八苦、キリスト教の原罪思想、エピクロスとブッダの快楽観) | 12 | ★★★☆☆ | 倫理第1問の問1〜問4と共通(配点も同一)。問4はエピクロスの説く快とブッダの説く苦を資料から直接対比させる設問で、ここが最大の山になります |
| 第2問 | 日本思想(近代日本の民衆に向き合った思想家、古代日本の神々と天地、安藤昌益の資料、仏教思想史における「食」) | 12 | ★★★☆☆ | 倫理第2問と共通で、問1〜問3が同じく問1〜問3、問4が同問5にあたります(配点も同一)。安藤昌益の資料読解と、肉食をめぐるノートの穴埋めで差がつきます |
| 第3問 | 西洋近現代思想と労働(宗教改革と対抗宗教改革、資本主義批判の思想家、シャドウ・ワークと依存労働、労働観の変化をまとめたノート) | 12 | ★★★★☆ | 倫理第3問と共通で、問3・問4が同じく問7・問8にあたります(配点も同一)。問2は該当するものを全て選ぶ形式、問3のシャドウ・ワークと依存労働の対比が難所です |
| 第4問 | 現代の諸課題と心理・社会(デューイとジェームズ、ウェルビーイングを論じた人物、アルヴァックスの記憶論、地域社会の課題をめぐる会話) | 14 | ★★★☆☆ | 倫理第4問と共通で、同じく問2・問3・問6・問9にあたります(配点も同一)。問3と問4が4点で、記憶論の資料読解と会話文の空欄補充がそのまま得点を左右します |
| 第5問 | 市場と日本経済・国際経済(需要曲線と供給曲線のシフト、GDP、国際通貨体制の変遷、輸出割合の推移と貿易摩擦、ジニ係数と労働組合組織率、ギグワーカー) | 19 | ★★★☆☆ | 政治・経済第2問からの共通問題(配点も同一)。問4は輸出割合のグラフ特定と貿易摩擦の出来事の時系列整理を同時に求める4点問題で、ここが最大の分岐点です |
| 第6問 | 法と人権・国際法(疑わしきは被告人の利益に、条約と国際慣習法と領海通航、条約と国内法の関係、違憲審査権、国際刑事裁判所、プライバシーの権利と知る権利) | 19 | ★★★★☆ | 政治・経済第3問からの共通問題(配点も同一)。問1は原則に反する行為を全て選ぶ4点問題、問5のICCは締約国でない国の元首に手続が及ぶ理由を事例から推論させます |
| 第7問 | 政治体制の比較と国際政治・経済思想(選挙制度と執政制度による米英独の分類、社会主義経済と経済特区、アダム・スミス、核兵器禁止条約の模擬国連) | 12 | ★★★☆☆ | 政治・経済第4問からの共通問題ですが配点は異なり、こちらは1問3点(政治・経済は1問4点)。問4は核保有国・核の傘の国・非核兵器地帯の国の立場を五つの空欄に振り分けます |
対策のポイント: 倫理分野(第1問〜第4問で50点)と政治・経済分野(第5問〜第7問で50点)がちょうど半分ずつで、どの大問も同じ年度の「倫理」「政治・経済」から抜き出した共通問題です。したがって対策は、両科目の同年度・過年度の問題をそのまま解くのが最も効率的です。7大問32問と設問数が多いわりに資料や会話文の分量が大きいので、知識で即答できる設問を先に片づけ、第4問問3・問4、第5問問4、第6問問1といった4点問題に読む時間を残す配分を意識しましょう。 各設問の詳しい解き方は上の「解答・解説はこちら」からどうぞ。
※ 難易度は当サイトの独自評価です(★1 基礎 〜 ★5 難)。

