2025年度 大学入学共通テスト 追試験「日本史B」の問題冊子をPDFで公開しています。全設問の解答・解説も無料で読めます。印刷して実戦形式の演習にお使いください。
この問題の概要
2025年度 追試験 日本史Bは、試験時間60分・満点100点、大問6題(第1問18点・第2問16点・第3問16点・第4問16点・第5問12点・第6問22点、計32問)の構成です。解答は「旧日本史B」と表記されており、旧教育課程履修者向けの経過措置科目として実施されました。第1問が古代から大正期までの文化・鉱業と港町・交通をテーマ史としてたどる出題、第2問が奈良時代の地方行政から10世紀の地方支配の変質まで、第3問が鎌倉新仏教・中世の座から伴天連追放令までの宗教と商工業、第4問が江戸中期の幕政改革から文久の改革まで、第5問が廃藩置県から琉球処分に至る明治初期の国家形成、第6問が大正デモクラシーから戦時下の報道と戦後の出版文化までを扱う出題です。
| 大問 | 出題内容 | 配点 | 難易度 | ひとこと |
|---|---|---|---|---|
| 第1問 | A 古代〜近世の文化・鉱業と藩政/B 中世〜大正の港町と交通網 | 18 | ★★★☆☆ | 問4は出土した輸入陶磁器量のグラフの増減を、中世の対外関係の展開と時期ごとに重ねて読みます。問5は江戸の絵図と中世の史料の時代差に注意が要ります |
| 第2問 | A 古代の奈良時代の地方行政と政争・文化/B 古代の平安初期〜10世紀の地方支配の変質 | 16 | ★★★★☆ | 問1・問5は他田日奉部直神護解と尾張国郡司百姓等解文。郡司と受領のどちらの立場から書かれた文書かを見極めれば選択肢は絞れます |
| 第3問 | 中世〜近世初期の宗教と商工業 | 16 | ★★★☆☆ | 問3は史料X・Yが指す事件を同定し地図上の位置と結ぶ二段構えです。問2の座は史料の文言から特権の中身を読み取りましょう |
| 第4問 | 近世の江戸幕府の政治改革と社会 | 16 | ★★★☆☆ | 問1は綱吉・新井白石・田沼意次の各期の政策を区別する配列です。問3は登城風景の図から大名行列の実際を読む観察力が問われます |
| 第5問 | 近代の廃藩置県から琉球処分に至る明治初期の国家形成 | 12 | ★★★★☆ | 日本史A第2問と共通で配点も同一です。問4は政府の通達と琉球藩の願書のどちらの主張かを取り違えないことが最大の分かれ目になります |
| 第6問 | A 近代の大正デモクラシーと社会主義運動/B 近代〜現代の日中戦争・戦時下の報道と戦後の出版文化 | 22 | ★★★☆☆ | 日本史A第4問と共通で配点も同一です。問6は高見順の日記と新聞記事を並べ、大本営発表と実態のずれを読み取らせる設問です |
対策のポイント: 古代から戦後まで全時代が対象で、第1問のテーマ史を除けばおおむね時代順に並びます。配点は第6問が22点と最も重く、第5問は12点と最も軽いので、近現代の2大問で34点を占めることを意識して時間を配分しましょう。全大問に史料・図・グラフが組み込まれていますが、初見の史料でも「誰が誰に何を訴えているか」を押さえれば解ける設問が中心です。特に第2問の古代史料は、郡司・百姓の側の訴えか国司・受領の側の主張かを読み分ける練習を重ねてください。年代配列は第2問問2・第4問問1・第6問問2の3問で、いずれも同じ時代の中での前後関係を問うため、政変や政策の年号を年単位で押さえておく必要があります。第5問・第6問は日本史Aとの共通問題なので、日本史Aの過去問も演習材料として使えます。 各設問の詳しい解き方は上の「解答・解説はこちら」からどうぞ。
※ 難易度は当サイトの独自評価です(★1 基礎 〜 ★5 難)。

