2026年度 大学入学共通テスト 追試験「リスニング」の解答と解説です。全設問の正解と考え方を一問ずつ解説し、公式の解答PDFもあわせて掲載しています。大学受験の森が独自に作成した、無料で読める解説です。
解答
スクリプト
解説
2026年度大学入学共通テスト追試験の英語(リスニング)は、100点満点・解答時間30分で、大問6つ・解答番号は1から37までの37か所です。大問ごとの配点は第1問28点・第2問12点・第3問18点・第4問12点・第5問16点・第6問14点。音声が流れる回数は第1問と第2問が2回、第3問から第6問は1回で、後半は1回で聞き取る前提の組み立てになっています。
第1問は短い発話1文の内容を英文またはイラストと突き合わせる設問、第2問は短い対話の内容に合う絵・図を選ぶ設問です。第3問は短い対話を聞いて、問題冊子に印刷された英語の問いに答える設問。第4問は受付での道案内の経路整理とクラブ活動発表会のスケジュール表の穴埋め、および四つのキャンプ場の紹介から条件に合うものを選ぶ設問です。第5問はリスの種子の扱いと森林生態についての講義を軸に、ワークシートの完成・要約の内容確認・実験グラフの解釈まで進む設問で、第6問は夫婦のカレンダー選びの対話と、学生3人がウェブサイトの閉鎖をめぐって議論する会話を扱います。
この回は選択肢が絵・図・表になっている設問の比重が大きいのが特徴で、第1問B・第2問・第4問Aの経路整理・第6問Bの図表選択がこれにあたります。絵や図を選ぶ設問は雰囲気で選ぶと外すので、読み上げられた条件を先に取り出し、条件を1つでも満たさない絵を落としていく手順に統一するのが確実です。もう一つのつまずきは、会話の途中で立場や結論が動く設問(問12・問14・問36)で、最初の発言で決めずに最後の発言まで結論を取り直す必要があります。第4問Aのスケジュール表のように「変更がない行」が混ざる設問、第5問の問32のように選択肢の主張の強さ(「可能性がある」程度の弱い主張か、限定した主張か)を見分ける設問も、条件を丁寧に照合しないと落としやすい設問です。
第1問
第1問は短い発話を1文だけ聞き取る設問です。A(問1〜問4)は読み上げられた1文の内容と最もよく合う英文を四つの選択肢から選び、B(問5〜問8)は同じく1文の内容と最もよく合うイラストを選びます。Bのように選択肢が絵になっている設問は、発話に含まれる条件(誰が・何を・どうした・していないこと)を先に取り出し、条件を1つでも満たさない絵を落としていくのが確実で、絵の雰囲気で選ぶと外れます。
問1:正解④
<問題要旨>
コンサートの感想を述べた1文を聞き、その内容に最もよく合う英文を選ぶ設問。選択肢は先週のコンサートとの長さの比較や、開催の有無を述べたものが並びます。
<考え方>
判定は比較表現1か所で決まります。話し手は今日のコンサートについて not as long as last week’s と述べているので、「先週ほど長くはなかった」=先週より短かった、と言い換えます。not as … as は「〜ほど…ではない」で、否定を外して「長い」と取ると比較の向きが逆になり、逆の選択肢を選ぶことになります。
<選択肢>
①【誤】
先週も中止されたという内容。中止の話は一度も出ておらず、本文にない情報の追加です。
②【誤】
先週だけ開催されたという内容。話し手は今日のコンサートを楽しんだと述べているので、今日も開催されており矛盾します。
③【誤】
先週より長かったという内容。not as long as を肯定に読み替えた、比較の向きの逆転です。
④【正】
先週より短かったという内容。not as long as last week’s の言い換えとして正しい選択肢です。
問2:正解③
<問題要旨>
眼鏡について述べた1文を聞き、話し手が今している行動として最もよく合う英文を選ぶ設問です。
<考え方>
where my glasses are と所在を尋ねている1点だけで決まります。所在を尋ねている=手元になく探している、と言い換えます。後半の「それがないと読めない」は探している理由の説明であって、今読んでいるという意味ではありません。
<選択肢>
①【誤】
眼鏡を選んでいるという内容。店で選ぶ場面を示す語はどこにもなく、本文にない情報の追加です。
②【誤】
眼鏡を拭いているという内容。手元にあることが前提になりますが、所在が分からないと述べているので矛盾します。
③【正】
眼鏡を探しているという内容。所在を尋ねる問いかけの言い換えです。
④【誤】
眼鏡をかけて読んでいるという内容。without them(眼鏡なしでは読めない)は現在読めていないことを示すので逆になります。
問3:正解②
<問題要旨>
娘の靴について述べた1文を聞き、話し手の認識に最もよく合う英文を選ぶ設問です。
<考え方>
判定語は too tight です。「きつすぎる」=今の靴が小さい=もっと大きい靴が必要、と言い換えます。あわせて「新しい靴を買う時期だ」と述べており、買う相手は娘です。tight と big を混同すると靴が大きすぎるという選択肢を選んでしまいます。
<選択肢>
①【誤】
娘の靴が大きすぎると分かったという内容。too tight の逆で、形容詞の向きの取り違えです。
②【正】
娘にもっと大きい靴が必要だと気づいたという内容。too tight と「新しい靴を買う時期だ」の両方に合います。
③【誤】
娘の靴はぴったり合っていると考えているという内容。新しい靴が必要だという主旨と正反対です。
④【誤】
自分用に大きい靴を買いたいという内容。買うのは娘の靴なので、主体の入れ替えです。
問4:正解④
<問題要旨>
今年の春の花と天候について述べた1文を聞き、その内容に最もよく合う英文を選ぶ設問です。
<考え方>
disappointing という評価語と、もっと多くの花を見られないという事実の2点で決まります。残念だ=期待を下回った、と読み替えれば、花の量が期待より少ないと述べた選択肢に落ちます。最後の really cold は花が少ない原因として添えられたもので、例年との寒暖を比べた発言ではありません。
<選択肢>
①【誤】
この時期は普段はもっと寒いという内容。今年が寒かったと述べているので、例年との比較の向きが逆です。
②【誤】
花の量に満足しているという内容。disappointing と正反対で、評価の取り違えです。
③【誤】
天候が春の花に最適だという内容。really cold と矛盾します。
④【正】
期待していたより花が少ないという内容。disappointing と「もっと多くの花を見られない」の言い換えです。
問5:正解③
<問題要旨>
「妹が眠そうだったので毛布を自分でかけさせた」という1文を聞き、内容に合うイラストを選ぶ設問。四つの絵はソファの上での姿勢(座る/横になる)と毛布の位置(体にかける/ソファに掛ける/体の下に敷く)が違います。
<考え方>
取り出す条件は「眠そう(眠り込んではいない)」と「毛布が本人の体にかかっている」の2つです。put the blanket over herself の over は体の上を指すので、毛布がソファの背に掛かっているだけの絵と、毛布が体の下に敷かれている絵はこの条件で落ちます。
<選択肢>
①【誤】
横になって眠り、まくらを使っていますが毛布がかかっていません。「毛布を体にかけた」を満たしません。
②【誤】
座っていますが、毛布はソファの背と肘掛けに掛かっているだけで体にかかっていません。
③【正】
ソファに座って目を閉じ、毛布を胸から下にかけています。2つの条件をともに満たします。
④【誤】
毛布の上に横になっています。毛布が体の下にあり over herself になりません。
問6:正解①
<問題要旨>
欲しい家の条件を述べた1文を聞き、内容に合う家のイラストを選ぶ設問。四つの絵はバルコニー・庭(花壇)・ガレージの有無が違います。
<考え方>
条件が「バルコニーあり」「庭あり」「ガレージなし」の3つに分かれるので、but no garage の否定を落とさずに3条件で照合します。1つでも満たさない絵を消すと、残るのは1つだけです。
<選択肢>
①【正】
2階にバルコニーがあり、花壇の庭があり、ガレージがありません。3条件をすべて満たします。
②【誤】
バルコニーと庭はありますがガレージが付いています。no garage を満たしません。
③【誤】
庭はありますがバルコニーがありません。
④【誤】
バルコニーとガレージはありますが庭がありません。2つの条件で外れます。
問7:正解①
<問題要旨>
「ジーンズとタオルはまだ乾いていなかったので、シャツだけ取り込んだ」という1文を聞き、物干しの状態を表す絵を選ぶ設問です。
<考え方>
取り込んだのはシャツ、干されたまま残っているのはジーンズとタオルの両方、という残存物で決まります。just the shirts の just(〜だけ)を落とすとシャツが残っている絵を選んでしまうので、「残っているのはジーンズとタオル」と「シャツは残っていない」の2条件で消します。
<選択肢>
①【正】
上段にタオル、下段にジーンズが干され、シャツがありません。残存物が一致します。
②【誤】
シャツが1枚干されたままです。取り込んだはずのシャツが残っています。
③【誤】
シャツだけが干され、ジーンズとタオルがありません。取り込んだ物と残った物が入れ替わっています。
④【誤】
タオルだけで、ジーンズがありません。2つの条件のうち1つを満たしません。
問8:正解②
<問題要旨>
「これから自転車に乗ろうとしている女の子は、あごひもを留める必要がある」という1文を聞き、内容に合う絵を選ぶ設問。四つの絵は乗車前か走行中か、ヘルメットのあごひもが留まっているかが違います。
<考え方>
条件は「まだ乗っていない(about to get on)」と「あごひもが留まっていない(needs to fasten)」の2つです。走行中の絵は前者で落ち、あごひもがあごの下で留まっている絵は後者で落ちます。needs to fasten は「これから留めるべき状態=今は留めていない」と読みます。
<選択肢>
①【誤】
自転車の横に立っていますが、あごひもはあごの下で留まっています。留める必要がある状態ではありません。
②【正】
自転車の横に立って乗る直前で、あごひもが留まらず垂れています。2つの条件を満たします。
③【誤】
すでにサドルに乗って走っています。about to get on ではありません。
④【誤】
すでに走っています。あごひもの状態を見る前に、乗車の条件で外れます。
第2問
第2問は日本語で場面が示された短い対話を聞き、対話の後に読み上げられる英語の問いに合う絵や図を選ぶ設問です(問9〜問11)。選択肢がすべて図なので、対話に出てくる条件を先に取り出し、条件を満たさない図を1つずつ落とす手順で解きます。この大問は判断を決める発言が対話の最後に置かれることが多く、途中の発言だけで決めると外れます。
問9:正解②
<問題要旨>
弟と姉が誕生日会の準備をする対話を聞き、出すことになるケーキを選ぶ設問。四つの絵はフルーツ(いちご)の有無と、ろうそくの有無が違います。
<考え方>
条件は2つに分かれます。姉の「フルーツが乗ったものは買わなかったのね」でフルーツなし、最後の「父はもうろうそくはいらないと言っていた」でろうそくなしが決まります。どちらか一方だけで絞ると候補が2つ残るので、必ず2条件で消します。
<選択肢>
①【誤】
いちごとろうそくの両方があります。2つの条件のどちらも満たしません。
②【正】
生クリームの絞りとチョコレートの飾りだけで、フルーツもろうそくもありません。
③【誤】
いちごが乗っています。フルーツなしの条件を満たしません。
④【誤】
ろうそくが立っています。ろうそくなしの条件を満たしません。
問10:正解②
<問題要旨>
棚の整理をしている女性と男性の対話を聞き、男性が結局持って行くものを選ぶ設問。四つの絵は中身(本か置物か)と容器(段ボール箱か紙袋か)の組合せが違います。
<考え方>
中身と容器の2軸を別々に確定させてから絵に当てるのが速い設問です。男性の「これは私の好きな作家のものだ」で中身は本、最後の「これは袋には重すぎる」で容器は箱と決まります。
<選択肢>
①【誤】
容器は箱ですが、中身が額や置物で本ではありません。
②【正】
2つの段ボール箱に本が詰まっています。中身も容器も条件に一致します。
③【誤】
中身は本ですが紙袋に入っています。「袋には重すぎる」と矛盾します。
④【誤】
紙袋と箱に置物が入っており、中身も容器も合いません。
問11:正解②
<問題要旨>
生徒と先生が水の循環の図を見ながら話す対話を聞き、生徒が説明を必要としている段階を選ぶ設問。図は「雲と太陽(空に蓄えられた水)」「雲から雨が降る」「地上の池(地上に蓄えられた水)」「水面から水が立ち上って雲になる」の4段階が円環に並んでいます。
<考え方>
生徒が「分かる」と述べた段階を消していけば、残りが1つになる型です。生徒は最初に「空と地上に水が蓄えられる仕組みは分かる」と述べて空と地上の2段階を消し、先生の「雲になる仕組みは分かるか」という確認には「そこは大丈夫」と答えて蒸発の段階も消します。そのうえで「残りの段階が分からない」と述べるので、消えずに残った段階が答えになります。
<選択肢>
①【誤】
空に蓄えられた水の段階。生徒が自分で「分かる」と述べています。
②【正】
雲から雨が降る段階。生徒が消していかなかった唯一の段階で、「残りの段階が分からない」が指す先です。
③【誤】
地上に蓄えられた水の段階。これも生徒が「分かる」と述べています。
④【誤】
水が雲になる段階。先生の確認に「そこは大丈夫」と答えています。
第3問
第3問は日本語で場面が示された短い対話を聞き、問題冊子に印刷された英語の問いに答える設問です(問12〜問17)。問いの英文が先に読めるので、対話が始まる前に問いを読んで何を聞き取るかを決めてから聞く型です。この回は会話の途中で申し出が断られたり、結論が動いたりする設問が多く、最後の発言まで結論を取り直す必要があります。
問12:正解③
<問題要旨>
旅行で留守にする間の犬の預け先について夫婦が話す対話を聞き、犬をどうすることになるかを選ぶ設問です。
<考え方>
男性が女性の申し出に応じたかどうかで決まります。男性は最初に「犬はペットホテルに連れて行こう」と述べ、女性の「叔母に頼まなくていいのか」という申し出には No, that’s OK. と断っているので、預け先は最初の案のまま変わりません。最後の「それでも彼女にはパリから何かいいものを買っていこう」の her は叔母を指し、犬ではありません。代名詞の指す相手を取り違えると土産の選択肢を選んでしまいます。
<選択肢>
①【誤】
パリから犬に土産を買うという内容。土産を渡す相手は叔母なので、相手の入れ替えです。
②【誤】
親族に預けるという内容。女性の申し出ですが、男性がはっきり断っています。
③【正】
ペットホテルに預けるという内容。男性の最初の発言が最後まで覆されていません。
④【誤】
旅行に連れて行くという内容。そのような発言はなく、本文にない情報の追加です。
問13:正解①
<問題要旨>
男性と女性が出かける場所について話す対話を聞き、男性について言えることを選ぶ設問です。
<考え方>
判断材料は男性の2番目の発言に集まっています。「いつもは客を寺に連れて行くが、もう何度もやりすぎた」の usually と too many times から、客をもてなすこと自体は繰り返しており慣れている、と言い換えます。同じ発言の後半は「寺には飽きた」ことを示すので、寺への意欲を述べた選択肢とは切り離して扱います。
<選択肢>
①【正】
来客をもてなすことに慣れているという内容。「いつもは客を寺に連れて行く」「何度もやりすぎた」の言い換えです。
②【誤】
寺を訪れるのが楽しみだという内容。飽きたと述べているので逆です。
③【誤】
季節ごとの見どころに飽きているという内容。遊園地の季節ごとのアトラクションには「面白そうだ」と応じているので逆です。
④【誤】
計画を立てることに不満だという内容。そうした発言はなく、本文にない情報の追加です。
問14:正解④
<問題要旨>
友人同士がパソコンの購入について話す対話を聞き、男性の困りごとに対する女性の反応を選ぶ設問です。
<考え方>
反応そのものは女性の2番目の発言にあります。「インターネットか、中古のパソコン店を見てみたら」という提案なので、「旧型を探す場所の提案」と言い換えます。女性は一緒に行くとも、新しい機種を買えとも述べていません。直前の「もう在庫はないだろう」は現状の確認であって、あきらめさせる発言ではないことにも注意します。
<選択肢>
①【誤】
一緒に店を見に行くことに同意したという内容。同行の申し出はどこにもなく、本文にない情報の追加です。
②【誤】
もっと新しいパソコンを買うよう求めたという内容。旧型を探す方法を示しているので逆です。
③【誤】
気に入るパソコンは見つからないと断言したという内容。女性は在庫がないだろうと述べたうえで探す道を示しており、男性も「あきらめたくない」と応じています。断定していません。
④【正】
旧型を探す場所を提案したという内容。internet と used computer shops の言い換えです。
問15:正解①
<問題要旨>
バスの中での友人同士の対話を聞き、女性が心配していることを選ぶ設問です。
<考え方>
心配の内容は女性の最後の発言で確定します。「乗り過ごしたらどうするの」と述べており、その前の「今のうちにドアの方へ移ろう」も降車に間に合わないことへの不安から出た発言です。重い荷物はドアへ移りたい理由として挙げられているだけで、荷物をなくす心配は話題になっていません。
<選択肢>
①【正】
バスを時間内に降りられないことという内容。「乗り過ごしたらどうするの」の言い換えです。
②【誤】
いちばん便利なドアを探すことという内容。どのドアがよいかは話題になっていません。
③【誤】
バスの中でかばんをなくすことという内容。荷物は重いと述べただけで、紛失の心配は出ていません。
④【誤】
違う座席に座っていることという内容。座席の誤りは話題になっていません。
問16:正解④
<問題要旨>
生徒同士が通学時間の過ごし方について話す対話を聞き、対話の内容として正しいものを選ぶ設問です。
<考え方>
どちらの人物の行動かを表に分けて照合する型です。男性は雑誌を読みながら音楽を聴くと述べ、女性は音楽は聴くがニュースは読むより動画で見ると述べます。決め手は女性の最後の発言「電車で読むと少し気分が悪くなる」で、ここから女性が読むことを避けていると分かります。誤答は、主体(男性か女性か)の入れ替えと、both による範囲の拡大の2種類で作られています。
<選択肢>
①【誤】
二人ともよく動画を見るという内容。動画を見るのは女性だけで、both への範囲の拡大です。
②【誤】
二人とも普段は雑誌を読むという内容。雑誌を読むのは男性だけです。
③【誤】
男性は音楽を聴くのが嫌いだという内容。男性は音楽を聴きながら読んでいると述べているので逆です。
④【正】
女性は読むことを避けているという内容。「電車で読むと気分が悪くなる」ためニュースも動画で見る、という流れの言い換えです。
問17:正解③
<問題要旨>
生徒同士が学校の予定について話す対話を聞き、大雨が降った場合に体育祭がいつ行われるかを選ぶ設問です。
<考え方>
基準日を先に固定するのが要点です。男性の最初の発言から体育祭は本来「明日」の予定だと分かり、次の発言の「今夜大雨なら翌日に移る」の「翌日」は明日の翌日を指します。したがって明後日です。最後の「明日の朝6時までに決める」は実施の可否を決める時刻であって、開催日ではありません。
<選択肢>
①【誤】
今日。今日の開催は話題になっていません。
②【誤】
明日。雨が降らなかった場合の予定日で、設問の条件(大雨が降る)と合いません。
③【正】
明後日。「本来は明日」+「雨なら翌日に移る」から決まります。
④【誤】
明後日のさらに翌日。基準日を1日分ずらして数えた場合の誤りです。
第4問
第4問は少し長い説明を1回だけ聞いて情報を整理する設問です。A(問18〜問25)は、受付での道案内を聞いて経路を表す絵を進む順に並べる問題と、クラブ活動発表会の変更連絡を聞いてスケジュール表の空欄を埋める問題の二本立て。B(問26)は四つのキャンプ場の紹介を聞き、示された3条件に最も合う1つを選ぶ問題です。
問18〜問21:正解 18=④ 19=② 20=⑤ 21=①
<問題要旨>
受付で打合せの部屋までの道順を聞き、五つの絵のうち案内された経路を表す四つを選んで進む順に並べる設問。絵は「ゲートを通る」「階段に通じるドア」「屋根に覆われた連絡橋を雨の中で渡る」「階段を下りる」「屋外の吹きさらしの橋を晴天の下で渡る」の5枚で、1枚は使いません。
<考え方>
順序を決める語が4つはっきり置かれています。First と go through that gate で最初がゲート、次に a door leading to the stairs でドア、Go up one floor のあと use the bridge で橋、最後に walk down one floor で階段を下りる、という並びです。使わない1枚は橋の条件で決まります。説明は「上階の橋でつながっているので、この天気でも濡れずに行ける」と述べているので、雨が降るなか屋根で覆われた橋を渡る絵が案内された橋であり、晴天の吹きさらしの橋は除かれます。
<選択肢>
18=④
First と go through that gate で最初の行動が指定されます。訪問者カードを受け取ってゲートを通る絵がこれにあたります。
19=②
続いて a door leading to the stairs と述べられます。階段のピクトグラムの標示があり、窓越しに階段が見えるドアの絵がこれにあたります。Go up one floor はこのドアの先の動作なので、階段を上る絵が別に用意されているわけではありません。
20=⑤
use the bridge to get to your building で3番目が橋と決まります。あわせて stay dry in this weather と述べられているので、雨の中を屋根付きで渡る絵を選びます。晴天の吹きさらしの橋はこの条件で外れ、使わない1枚になります。
21=①
最後に walk down one floor と述べられます。階段を下りている絵がこれにあたります。その後の「標示のあるドアの部屋が見える」は到着点の説明で、絵には用意されていません。
問22:正解②
<問題要旨>
クラブ活動発表会の前日に流れる変更連絡を聞き、スケジュール表の合唱の行の Notes に入るものを六つの選択肢から選ぶ設問。表には合唱が10:15 a.m.・Auditorium と印刷されています。
<考え方>
表に印刷された値と読み上げられた値を1つずつ突き合わせ、変わった項目だけを書き込む型です。合唱については「講堂での午前の合唱は10:15から11:45に変更された」と述べられるので、入るのは変更後の時刻です。場所は講堂のままなので、場所を表す選択肢は入りません。
<選択肢>
①【誤】
10:30 a.m.。バスケットボールの行の時刻で、別の行の内容の混入です。
②【正】
11:45 a.m.。「10:15から11:45に変更」の言い換えです。
③【誤】
2:00 p.m.。映画祭の行の時刻です。
④【誤】
Auditorium。表に印刷された場所と同じなので、変更点として書き込む内容になりません。
⑤【誤】
Gymnasium。バスケットボールの変更後の場所です。
⑥【誤】
No change。時刻が変わっているので当たりません。
問23:正解⑤
<問題要旨>
同じ連絡から、バスケットボールの試合の行の Notes に入るものを選ぶ設問。表には10:30 a.m.・Schoolyard と印刷されています。
<考え方>
「最初の行事は10:30のバスケットボールの公開試合で、今回は体育館で行われることになった」と述べられます。時刻の10:30は表の印刷と同じで、変わったのは場所(校庭から体育館へ)だけです。時刻が読み上げられたことに引かれて時刻の選択肢を選ばないよう、表の値と一致するかどうかで判断します。
<選択肢>
①【誤】
10:30 a.m.。表の印刷と同じ値で、変更点ではありません。
②【誤】
11:45 a.m.。合唱の変更後の時刻です。
③【誤】
2:00 p.m.。映画祭の時刻です。
④【誤】
Auditorium。合唱と映画祭の場所で、バスケットボールの変更後の場所ではありません。
⑤【正】
Gymnasium。「今回は体育館で行われる」の言い換えです。
⑥【誤】
No change。場所が変わっているので当たりません。
問24:正解⑥
<問題要旨>
同じ連絡から、ダンスの行の Notes に入るものを選ぶ設問。表には3:00 p.m.・Schoolyard と印刷されています。
<考え方>
ダンスについては「午後3時に校庭に集まって団体ダンスを楽しんでほしい」と述べられるだけで、時刻も場所も表の印刷と一致します。変更が読み上げられない行が混ざっているのがこの設問の狙いで、どの行にも何かを書き込まなければならないと思い込むと外れます。
<選択肢>
①【誤】
10:30 a.m.。別の行の時刻です。
②【誤】
11:45 a.m.。別の行の時刻です。
③【誤】
2:00 p.m.。別の行の時刻です。
④【誤】
Auditorium。ダンスは校庭のままで、場所は変わっていません。
⑤【誤】
Gymnasium。バスケットボールの変更後の場所です。
⑥【正】
No change。時刻も場所も表のとおりで、変更がありません。
問25:正解③
<問題要旨>
同じ連絡から、映画祭の行の Notes に入るものを選ぶ設問。表には時刻が To be decided、場所が Auditorium と印刷されています。
<考え方>
「映画祭の時刻は午後2時に決まり、場所は講堂だ」と述べられます。場所は表の印刷と同じなので書き込む必要がなく、未定だった時刻が確定した点が新しい情報です。時刻が「未定」になっている行では、決まった値そのものが書き込む内容になります。
<選択肢>
①【誤】
10:30 a.m.。バスケットボールの時刻です。
②【誤】
11:45 a.m.。合唱の変更後の時刻です。
③【正】
2:00 p.m.。未定だった時刻が決まった値です。
④【誤】
Auditorium。表の印刷と同じで、新しい情報になりません。
⑤【誤】
Gymnasium。映画祭の場所ではありません。
⑥【誤】
No change。時刻が未定から確定へ変わっているので当たりません。
問26:正解①
<問題要旨>
来週末に行くキャンプの行き先を決めるために四つのキャンプ場の紹介を聞き、A(車で2時間以内に到着できる)B(夜間のアクティビティに参加できる)C(ペットを連れて入場できる)の3条件に最も合う1つを選ぶ設問です。
<考え方>
3条件と4施設の表を作り、満たさない条件が1つ見つかった時点でその施設を消す型です。Bは「夜間の催しが実際に参加できる状態か」まで確かめる必要があり、催しが夜でも満席なら条件を満たしません。Aは「来週末に行く」という状況と結びつけて、週末に所要時間が延びると述べられているものを外します。
<選択肢>
①【正】
Orangewood Forest。虫取りの催しが日没後に始まるのでBを満たし、車での移動は2時間を超えることがないのでAを満たします。ペットは事前登録が必須ではないと述べられており、連れて入場できるのでCも満たします。3条件すべてに合います。
②【誤】
Rainbow Mountain。ペットを歓迎するのでCは満たしますが、夜の星空観察は年内すでに満席で、参加できるのは正午の写真教室なのでBを満たしません。
③【誤】
Singing Gardens。ペットには到着時の特典があるものの、催しは日の出の散策で夜間ではなくBを満たしません。さらに「ふだんは2時間以内だが週末の渋滞でずっと長くなる」と述べられており、来週末に行く状況ではAも満たしません。
④【誤】
White Rock。深夜のガイドツアーがあるのでBは満たしますが、「少し遠いかもしれない」と述べられておりAを満たさず、ペットを受け入れる区域は来年まで工事中でCも満たしません。
第5問
第5問は、リスによる種子の扱いと森林生態をテーマにした講義を1回聞き、ワークシートを完成させたうえで、要約の内容確認と実験グラフの解釈まで進む設問です。問27〜問31がワークシートの空欄補充、問32が学生2人の発言と講義の一致判定、問33がグラフと会話をつないだ推論にあたります。ワークシートは箱と矢印で「種子の扱い→結末→効果」が結ばれているので、語を入れる前に矢印の行き先を確かめるのが要点です。
問27:正解④
<問題要旨>
ワークシート冒頭の Background の空欄に入る、リスについての説明を四つの選択肢から選ぶ設問です。
<考え方>
講義の第1段落に、リスの種数・分類・歯・行動の4点がまとめて出てくるので、選択肢ごとにどの記述と照合するかを決めて当てます。「約280種」はリスの種数であって、げっ歯類全体の種数ではありません。「ネズミやビーバーを含むげっ歯類に属する」「歯は伸び続けるのでかんですり減らす必要がある」「集めた種子を後で食べるためにとっておく」がそれぞれ選択肢に対応しています。
<選択肢>
①【誤】
280種のげっ歯類の一員であるという内容。約280種はリスの種数なので、数の帰属先をすり替えています。
②【誤】
ネズミやビーバーとは無関係であるという内容。同じげっ歯類に属すると述べられているので正反対です。
③【誤】
すり減る不健康な歯を持つという内容。歯が伸び続けるためかんですり減らす必要があると述べられているだけで、不健康だとは述べていません。評価の付け足しです。
④【正】
集めた種子を後で食べるためにとっておくという内容。「後で食べるために種子をためる行動を共有している」の言い換えです。
問28・問29:正解 28=⑥ 29=④
<問題要旨>
ワークシートの「種子の扱い(Seed treatments)」の2つの空欄に、六つの語(diseased/forgotten/gathered/scattered/stolen/stored)から選んで入れる設問。空欄はそれぞれ「=地中に埋める(buried in the ground)」「=落ち葉の下に隠す(hidden under leaves)」と等号で結ばれています。
<考え方>
講義の第2・第3段落が2つの方法を定義し分けています。storing は「長期の保存のために種子をまとめて地中に埋めること」なので、地中に埋める側が stored。scattering は「1粒ずつ、元の木から遠い広い範囲で落ち葉の下に隠すこと」なので、落ち葉の下の側が scattered です。ワークシートの矢印の行き先も裏づけになり、地中に埋める側から伸びる矢印は limited known effects に入り、落ち葉の下の側から伸びる矢印だけが最終的に healthy diverse forests に達します。
<選択肢>
28=⑥
地中にまとめて埋める long-term storage の説明に対応するので stored が入ります。この行動は森林の発達に大きくは寄与しないと述べられており、矢印も limited known effects に向かいます。
29=④
1粒ずつ落ち葉の下に、広い範囲に隠す説明に対応するので scattered が入ります。healthy diverse forests につながるのはこちら側だけです。
問30・問31:正解 30=⑤ 31=②
<問題要旨>
ワークシートの「種子の結末(Seed outcomes)」の2つの空欄に、問28・問29と同じ六つの語から選んで入れる設問。落ち葉の下に隠された種子から eaten と2つの空欄へ矢印が伸び、一方の空欄からは limited known effects、他方の空欄からは healthy diverse forests へ矢印が向かっています。
<考え方>
講義の第3段落は、隠した種子のうちリスが食べるのはごく少数で、残りは「ほかのリスや競合する動物に盗まれる」ものと「単に忘れられる」ものに分かれる、と2つに割っています。どちらの語がどちらの空欄かは矢印の行き先で決まります。段落の最後で「健全で多様な森にもっとも寄与するのは、この忘れられた散布種子である」と限定しているので、healthy diverse forests につながる空欄が forgotten、limited known effects につながるもう一方が stolen です。
<選択肢>
30=⑤
矢印の行き先が limited known effects になっている側の空欄です。盗まれた種子がその後どうなるかは講義で踏み込まれていないので、stolen がここに入ります。
31=②
矢印の行き先が healthy diverse forests になっている側の空欄です。「もっとも寄与するのは忘れられた散布種子である」と限定されているので forgotten が入ります。
問32:正解③
<問題要旨>
講義の要約を作る準備として、学生A・学生Bの2つの発言が講義の内容と一致するかを判定し、「Aのみ一致」「Bのみ一致」「どちらも一致」「どちらも一致しない」の四つから選ぶ設問です。
<考え方>
一致判定は、選択肢の側が正しいかどうかではなく、講義がその内容を否定しているかどうかで見ます。とくに発言の主張が「可能性がある(have the potential to)」という弱い形のときは、講義の「もっとも寄与するのは〜だけ」という限定とは両立します。Aの発言(親木や病気の木に近すぎる所に隠すと、健全で多様な森ができにくい)は、講義の第4段落が挙げる2条件——同じ親木由来のライバル種子から離れていること、病気かもしれない古い木から遠く離れていること——と、その帰結「この条件のもとで種子はうまく育ち、森の健全な拡大につながる」の裏返しなので一致します。Bの発言(散布した種子のうちリスが食べるのは一部なので、残りには木になる可能性がある)も、第3段落が「隠した種子のうち食べるのはごく少数で、残りは盗まれるか忘れられる」と述べる以上、食べられなかった残りが木になりうる種子の母集団であることと矛盾しません。「もっとも寄与するのは忘れられた散布種子である」は、どれが最も寄与するかを限定した文であって、どれが木になりうるかを限定した文ではなく、Bは寄与の大小を主張していません。盗まれることについても「ほかのリスや競合する動物に持ち去られる」と述べるだけで、持ち去ったリスが隠し直せばその種子も木になりえます。ワークシートの limited known effects も「効果がない」ではなく「分かっている効果が限られている」という書き方です。したがってA・Bともに講義と一致します。
<選択肢>
①【誤】
Aだけが一致すると見る判定。Bの「可能性がある」という弱い主張を「残りのすべてが森林形成に寄与する」と強く読み替えてしまうと、講義の「もっとも寄与するのは忘れられた散布種子である」という限定と衝突するように見えて、これを選ぶことになります。Bは寄与の大小を主張していないので、この読み替えは成り立ちません。
②【誤】
Bだけが一致すると見る判定。Aは第4段落の2条件とその帰結の裏返しであり、講義がAの内容を否定している箇所はありません。
③【正】
A・Bともに講義と一致します。Aは第4段落の2条件の裏返し、Bは第3段落の「食べるのはごく少数」から導ける弱い主張で、いずれも講義に否定する記述がありません。
④【誤】
どちらも一致しないと見る判定。Aの内容は第4段落に明示された条件そのものなので、Aの段階でこの判定は成り立ちません。
問33:正解①
<問題要旨>
実験結果のグラフとJoe・Mayの会話をもとに、講義と合わせてどのようなことが言えるかを選ぶ設問。グラフは Percentage of Seeds Spread(種子が散布された割合)を2つの条件で比べた棒グラフで、リスだけの条件が約26%、リスとネズミがいる条件が約99%を示しています。
<考え方>
図表照合の型なので、数値の大小を先に確定させてから会話の説明を重ねます。グラフはリスとネズミが同居する条件のほうが散布率が大幅に高いことを示し、Mayは「リスとネズミが一緒にいると、ネズミに取られないようにリスはより多くの種子を散布して隠す必要がある」と述べてその理由を説明します。講義では散布された種子(のうち忘れられたもの)が健全で多様な森をつくると述べられているので、競合する動物がいるとリスの行動が変わり、森の形成が進むという向きでつながります。因果の向きとグラフの大小の両方を確かめるのが要点です。
<選択肢>
①【正】
競合する動物がいるとリスの行動が変わり、森の成長が増すという内容。グラフの約26%から約99%への増加、Mayの説明、講義の「散布された種子が森をつくる」がすべて同じ向きでつながります。
②【誤】
ネズミとリスが食物を争うと森の成長が限られるという内容。グラフでは競合がある条件のほうが散布率が高いので、結論が逆です。
③【誤】
ネズミとリスが地中に種子を貯蔵すると木になりやすいという内容。地中にまとめて埋める貯蔵は森林の発達に大きく寄与しないと述べられており、散布と貯蔵を入れ替えています。
④【誤】
競合する動物がいないときにリスはより多く種子を集め、森の成長を助けるという内容。グラフではリスだけの条件が約26%と低く、数値と逆です。
第6問
第6問は複数の人物のやり取りを1回聞いて、好みや意見の対立とその根拠をたどる設問です。A(問34・問35)は夫婦がカレンダーを選ぶ対話で、どちらがどの型を好んだか、そして最後に何をすることにしたかを問います。B(問36・問37)は学生3人がウェブサイトを閉鎖するかを議論する会話で、会話が終わった時点で誰が閉鎖を望んでいるか、そして特定の発言の根拠になる図表はどれかを問います。
問34:正解①
<問題要旨>
店で来年のカレンダーを選ぶ夫婦の対話を聞き、Peterが好んだカレンダーの型を選ぶ設問です。
<考え方>
二人の好みを分けて整理し、Peterが自分から述べた条件だけを拾うのが要点です。Peterは風景写真のものを「絵が大きすぎて書き込む場所が少ない」と退け、無地の月別カレンダーにはStephanieが「絵がまったくなくて味気ない」と反応し、漫画キャラクターのものはStephanieが見つけたものです。それに対してPeterは「絵はあるが、もっと部屋に合うもののほうがいい」と述べており、ここがPeterの望む型を述べた唯一の箇所です。
<選択肢>
①【正】
部屋に合うデザインのものという内容。Peterの「もっと部屋に合うもののほうがいい」の言い換えです。
②【誤】
面白い漫画キャラクターのものという内容。Stephanieが挙げたもので、Peterはそれに対して部屋に合うものがよいと述べています。
③【誤】
個人の写真がまったく入っていないものという内容。Peterは最後に自分たちの写真でオリジナルを作ろうと提案しているので逆です。
④【誤】
予定を書き込む余白のないものという内容。Peterが最初のカレンダーを退けた理由がまさに書き込む場所の少なさなので、正反対です。
問35:正解③
<問題要旨>
同じ対話で、会話が終わる時点で二人が何をすることにしたかを選ぶ設問です。
<考え方>
「決めたこと」は最後の2往復だけで決まります。自分たちの写真でオリジナルのカレンダーを作る方針が出たあと、Stephanieが「いつ一緒に写真を選ぶ時間があるか」と尋ね、Peterが「予定を確認しよう」と応じています。つまり写真を選ぶ日程を決める段階まで進んだのであって、写真を撮る段階でも絵を描く段階でもありません。
<選択肢>
①【誤】
部屋の配置を変えるという内容。部屋は「カレンダーが部屋に合うか」という文脈で出てくるだけで、模様替えの話はありません。
②【誤】
新しいカレンダー用に絵を描くという内容。使うのは写真で、絵を描くとは述べていません。
③【正】
写真を選ぶ予定を立てるという内容。「いつ選ぶ時間があるか」に「予定を確認しよう」と応じた流れの言い換えです。
④【誤】
美しい風景の写真を撮るという内容。使う写真は「今年撮った写真」で、これから撮るのではありません。
問36:正解③
<問題要旨>
共同で運営しているウェブサイトを閉鎖するかを話し合う学生3人(Abby, Chiharu, Eric)の会話を聞き、会話が終わった時点で閉鎖したいと思っている人を選ぶ設問です。
<考え方>
会話の途中で立場が動くので、最初の発言ではなく最後の立場で判定します。Abbyは冒頭で閉鎖を提案し、Ericの説明を受けて一度「自分も問題を増やしたくない」と譲りますが、費用の話になって「無駄に思える、費用に見合わない」と述べ、閉鎖したい側に戻ります。Chiharuは当初「確かに忙しい」と述べるだけで態度を決めていませんが、最後に「Abbyの言うことには理がある、毎月の支払いが積み上がってもう負担できない」と述べて閉鎖側に回ります。Ericは最後まで「全員がそう考えれば問題が悪化する、他者に対する責任がある」と反対しています。
<選択肢>
①【誤】
Abbyだけという内容。Chiharuも最後にAbbyに同意しているので、1人では足りません。
②【誤】
Ericだけという内容。Ericは一貫して閉鎖に反対しており、立場が正反対です。
③【正】
AbbyとChiharuという内容。二人とも最後の発言で費用を理由に閉鎖側に立っています。
④【誤】
ChiharuとEricという内容。Chiharuは閉鎖側ですが、Ericは反対側なので組合せが誤りです。
問37:正解③
<問題要旨>
同じ会話を踏まえ、Ericの発言の根拠になる図表を四つのグラフから選ぶ設問。四つは、年齢層別のインターネット利用費用、稼働しているウェブサイト数の推移、ウェブサイトのリンクの状態(Active 34%/Inactive 66%、内訳は Page Removed 31%・Broken 23%・Other Problems 12%)、ウェブサイト関連費用の内訳です。
<考え方>
図表照合の型なので、まず根拠づけたい発言を1つに絞り、その発言が扱う量(何の何割か)と同じ量を示す図表を探します。Ericの発言のうち数値を含むのは「インターネット上のリンクの半分以上は機能していない」だけなので、必要なのは「リンクのうち機能していないものの割合」を示した図表です。費用の図表はAbbyの「費用に見合わない」という主張の側の根拠であり、Ericの根拠にはなりません。
<選択肢>
①【誤】
年齢層別のインターネット利用費用のグラフ。金額を示すもので、リンクが機能しているかどうかを示していません。
②【誤】
稼働しているウェブサイト数の推移のグラフ。サイトの数であって、リンクの状態を示していません。
③【正】
リンクの状態を示した図表。機能していない(Inactive)が66%で半分を超えており、「半分以上は機能していない」を直接裏づけます。
④【誤】
ウェブサイト関連費用の内訳のグラフ。Abbyが費用を問題にする根拠にはなりえますが、Ericの発言の根拠ではありません。
※ 本記事の解答・解説は当サイトが独立に作成したものです。公式の正解および配点は大学入試センターの発表をご確認ください。

