2017年度 大学入試センター試験 本試験 英語(リスニング) 解答・解説

2017年度 大学入試センター試験 本試験「英語(リスニング)」の解答と解説です。全設問の正解と考え方を一問ずつ解説し、公式の解答PDFもあわせて掲載しています。大学受験の森が独自に作成した、無料で読める解説です。

目次
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解答

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解説

2017年度(平成29年度)センター試験本試験「英語(リスニング)」の全問題について、当サイトが独自に作成した解答・解説です。第1問から第4問まで、大問ごとに設問を折りたたんで掲載しています。知りたい設問をクリックしてご覧ください。

英語(リスニング)は全4問・25問・50点満点(各2点)で、音声は2回流れます。第1問が短い対話の内容理解(12点)、第2問が応答文選択(14点)、第3問がやや長い対話(12点)、第4問が長めの英文と会話(12点)という構成です。質問文と選択肢はすべて問題冊子に印刷されており、音声では読まれません。

筆記(200点満点)の解説は2017年度 英語(筆記)解答・解説をご覧ください。

第1問 短い対話の内容理解(配点12)

短い対話を聞いて、図や数値、次の行動などを選ぶ6問です。間取り図や弁当のイラストから選ぶ問題も含まれ、聞き取った条件を絵と照合する力が問われます。

問1:正解 ③(配点2)

<問題要旨>
寮の間取り図を見ながら部屋を選ぶ対話。女性がどの部屋にするかを問う問題。

<考え方>
女性の条件は「バスルーム付き」。男性が勧めた部屋について「ただし2人部屋だよ」と言い、女性は「それは構わない」と答えます。図で中央のバスルームに接し、かつベッドが2つある部屋は③です。①②は上段でバスルームに接しておらず、④はバスルームに接していますがベッドが1つなので条件に合いません。

問2:正解 ①(配点2)

<問題要旨>
50ドルの使い道をめぐる母と息子の対話。交通費にいくら使ったかを問う問題。

<考え方>
靴に35ドル、サリーへのプレゼントに10ドル使い、残りをバス代に充てた、という流れです。50−35−10=5なので①の$5。聞き取った数字をその場で引き算する、この形式の定番問題です。

問3:正解 ④(配点2)

<問題要旨>
山へ行こうと誘う女性と、それに応じられない男性の対話。男性が今日することを問う問題。

<考え方>
男性は「ジムが病欠の連絡をしてきた」「会社に行って彼の代わりをしなければならない」と言っています。fill in for 〜 は「〜の代わりを務める」。したがって④の Go to work. が正解。病気なのはジムであって男性ではないので②は誤りです。

問4:正解 ①(配点2)

<問題要旨>
映画の感想を語り合う対話。女性が唯一気に入らなかった点を問う問題。

<考え方>
女性は特殊効果を「cool」と言い、男性が褒めた物語と演技にも「Me, too」と同意しています。そのうえで「でももう少し短くてもよかった」と述べているので、不満は上映時間。①の The length が正解です。

問5:正解 ①(配点2)

<問題要旨>
1日に受け取るメールの数についての対話。迷惑メールの数を問う問題。

<考え方>
男性は1日約90通受け取り、そのうち3分の1が迷惑メールだと言っています。90÷3=30なので①の About 30。「a third of them」を聞き逃さないことがポイントです。

問6:正解 ④(配点2)

<問題要旨>
弁当を見せ合う対話。女性の弁当がどれかを問う問題。

<考え方>
女性は「あなたのはイチゴが入っていていい」と言っており、イチゴがあるのは男性の弁当。男性は「イチゴ1個と君のソーセージ1本を交換しよう」と言うので、女性の弁当にはソーセージが複数入っています。イチゴがなく、ソーセージが入っているのは④です。②はソーセージではなくエビフライと魚なので当てはまりません。

第2問 応答文選択(配点14)

対話の最後の発言に対する応答として最も適切なものを選ぶ7問です。選択肢はどれも文法的には正しいので、場面と話し手の意図から判断します。

問7:正解 ②(配点2)

<問題要旨>
ダンス公演の開始時刻についての対話。女性の「知らなかった」に続く男性の応答を選ぶ問題。

<考え方>
女性は7時開始だと思っていましたが、実際は5時。「知らなかった」と言う女性に対し、男性は「来られないの?」と心配するのが自然です。②の Can’t you come? が正解。

問8:正解 ②(配点2)

<問題要旨>
スペイン語の聞き取りについての対話。女性の「スペイン語かなり上級ね」に続く男性の応答を選ぶ問題。

<考え方>
ほめられた側が控えめに聞き返す②の Do you think so?(そう思う?)が自然な応答です。③の Don’t mention it. は「どういたしまして」で、感謝への返答なのでここでは不適切。

問9:正解 ①(配点2)

<問題要旨>
首を痛めた女性との対話。「あなたならそうする?」に続く男性の応答を選ぶ問題。

<考え方>
男性は「早退して医者に診てもらったら」と勧めており、「あなたならそうする?」と聞き返されたのですから、「もちろん」と答えるのが自然。①の For sure. が正解です。

問10:正解 ③(配点2)

<問題要旨>
知らない相手に話しかけられた場面。「シカゴのジョーだよ、覚えてない?」に続く女性の応答を選ぶ問題。

<考え方>
女性は最初から「あ、こんにちは……」と戸惑っています。人違いではないかと伝える③の I think you may be mistaken. が正解。④は電話でのやりとりの表現なので場面に合いません。

問11:正解 ①(配点2)

<問題要旨>
非常時の備えについての対話。「水はどうなの?」に続く男性の応答を選ぶ問題。

<考え方>
男性は懐中電灯・手袋・タオルを挙げましたが、水には触れていません。「持っていないが、持つべきだとはわかっている」という①が自然な応答です。②は水を勧められた場合の返答なので合いません。

問12:正解 ②(配点2)

<問題要旨>
留学の相談をする場面。教授の「どう手伝えばいい?」に続く学生の応答を選ぶ問題。

<考え方>
学生の側が教授に頼むのですから、「推薦していただけないかと思っていました」という②が正解。①④は教授が学生に言う立場の発言で、主客が逆になっています。

問13:正解 ③(配点2)

<問題要旨>
広告への懐疑を述べる対話。「調査に基づいているのに、なぜ?」に続く女性の応答を選ぶ問題。

<考え方>
女性は広告に懐疑的な立場です。調査に基づくと反論されたのだから、「その質問が偏っているかもしれない」と調査そのものの信頼性を疑う③が正解。①④は広告を信じる立場の発言で、女性の主張と矛盾します。

第3問 やや長い対話の内容理解(配点12)

Aが短い対話3問、Bが掲示板のポスターを見ながら夏のボランティア計画を相談する長めの対話3問です。Bは4つのプログラムの日程と条件を表と突き合わせながら聞く必要があります。

A問14:正解 ③(配点2)

<問題要旨>
母が息子に腹を立てている場面。怒っている理由を問う問題。

<考え方>
母は「その新しいズボンの穴!」と言っており、怒りの原因はズボンを破いたこと。③の He tore his pants. が正解です。駅で転んだこと自体や、電車に乗り遅れそうだったことは事情の説明にすぎません。

A問15:正解 ②(配点2)

<問題要旨>
歯科医院への予約電話。この会話が行われている曜日を問う問題。

<考え方>
女性が「明後日の3時は?」と言うと、受付は「木曜の午後は休診です」と答えます。つまり明後日=木曜日。したがって今日は火曜日で②が正解。「明日」「明後日」を曜日に置き換える作業が要点です。

A問16:正解 ③(配点2)

<問題要旨>
買い物中の電話。二人が今どこにいるかを問う問題。

<考え方>
男性は「ショッピングカートに牛乳とヨーグルトを入れた」と言っているのでスーパーマーケット。女性は「ちょっと待って、台所を見てみる」と言っているので自宅です。③の At home and at a supermarket. が正解。

B問17:正解 ③(配点2)

<問題要旨>
女性が会話の中で最初に言及したプログラムを問う問題。

<考え方>
女性は「これはすごく面白そう」と言い、兄がブラジルとメキシコで似たことをした、ポルトガル語もスペイン語も知らないままイベントの企画を手伝ったと続けます。イベントの企画に当たるのは音楽フェスの制作で、開催地はインドネシア。③が正解です。ブラジルやポルトガルは兄の話や言語名として出てくるだけで、プログラムの候補ではありません。

B問18:正解 ①(配点2)

<問題要旨>
男性が応募しそうな国を問う問題。

<考え方>
男性は2番目のプログラムについて「これが僕のやりたいことだ」と言い、さらに「留学生に教えるボランティアを2年している」と教える経験を強調しています。応募条件に teaching experience がある「オーストラリアで日本語を教える」プログラムなので①が正解です。

B問19:正解 ③(配点2)

<問題要旨>
女性が参加しそうな活動を問う問題。

<考え方>
女性の条件を順に消していきます。7月中旬より前は行けないので7月1日開始のインドネシアは不可。教える経験がないのでオーストラリアも不可。重いものを持てないので、体力が条件のボリビアも不可。残るのは8月3日開始で「新しい技能を学ぶ意欲」が条件のポーランドの城の修復で、女性自身も「新しい技能を身につけられるのは楽しそう」と言っています。よって③。

第4問 長めの英文・会話の内容理解(配点12)

Aが盲目の活動家ジョン・ウィルソンについての説明文3問、Bが姉妹校への手土産を相談する3人の会話3問です。Bは誰が何を提案したかを人物ごとに整理しながら聞きます。

A問20:正解 ①(配点2)

<問題要旨>
ウィルソンが失明した原因を問う問題。

<考え方>
12歳のとき、理科の授業の実験で両目を失明したと述べられています。子どものころの事故なので①の A childhood accident が正解。④の眼病は、のちにアフリカで彼が目にした失明の原因であって、彼自身のものではありません。

A問21:正解 ③(配点2)

<問題要旨>
アフリカの失明がウィルソンに衝撃を与えた理由を問う問題。

<考え方>
彼が衝撃を受けたのは、自分のような事故によるものではなく、特定の病気に有効な治療が行われていないことから広く失明が生じていた点です。つまり多くが防げたはずのものだったということで、③の Most cases were preventable. が正解。

A問22:正解 ②(配点2)

<問題要旨>
ウィルソンの組織がアフリカで行ったことを問う問題。

<考え方>
組織はビタミンの配布に加えて300万件を超える眼科手術を行ったと述べられています。②の It carried out several million eye surgeries. が正解。③は薬を「発見した」のではなく「配布した」ので誤り、④の10%はガーナのある地域で失明した人の割合です。

B問23:正解 ②(配点2)

<問題要旨>
トモミが提案した手土産を問う問題。

<考え方>
トモミは日本の文房具を挙げ、ペン・ホチキス・ノートのような「機能的で実用的(functional and practical)」なものにも凝ったデザインがあると述べています。②の Practical gifts が正解です。

B問24:正解 ②(配点2)

<問題要旨>
エイジが提案した手土産を問う問題。

<考え方>
エイジは、着物は高すぎるとしたうえで、箸や扇子に触れ、最終的に「陶磁器の器や花瓶はどうだろう」と提案し、「そういうものを持っていくべきだと思う」と結論づけています。②の Japanese pottery が正解です。

B問25:正解 ③(配点2)

<問題要旨>
三人が最終的に決めた手土産を問う問題。

<考え方>
アサコは、陶器は重すぎるとして、トモミのペンの案に賛成しつつ、人気の漫画・アニメのキャラクター入りフォルダーとかわいい消しゴムを加えることを提案し、先生方には伝統的なデザインの文房具を、とまとめました。エイジもトモミも同意しているので、決まったのはペン・消しゴム・フォルダーで③が正解です。

※ 本記事の解答・解説は当サイトが独立に作成したものです。公式の正解および配点は大学入試センターの発表をご確認ください。

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