2021年度 大学入学共通テスト 本試験「生物基礎」の問題冊子をPDFで公開しています。全設問の解答・解説も無料で読めます。印刷して実戦形式の演習にお使いください。
目次
この問題の概要
大学入学共通テストの第1回にあたる年度です。理科①の科目で、2科目を選んで解答時間60分(1科目あたり30分が目安)・満点50点。大問3題・解答番号16はすべて必答で、第1問18点・第2問16点・第3問16点という配点でした。第1問が細胞と遺伝子、第2問が体内環境と免疫、第3問が植生と生態系です。第3問はセレンゲティ国立公園の牛疫根絶という実例を扱い、生態系の連鎖を考えさせる共通テストらしい大問でした。全体の難易度は標準です。
| 大問 | 出題内容 | 配点 | 難易度 | ひとこと |
|---|---|---|---|---|
| 第1問 | 細胞と遺伝子(原核生物でない生物、細胞小器官に関する記述の誤り、ATPを介したエネルギーのやりとり、転写に必要なもの、コドンとアミノ酸の対応、転写と翻訳を試験管内で再現する実験) | 18 | ★★★☆☆ | 問5はコドンの三番目が固定されているという条件から組合せを絞る設問で、遺伝暗号表の読み方に慣れているかが問われる |
| 第2問 | 体内環境と免疫(バソプレシンと腎臓の集合管、ゾウリムシの収縮胞、自然免疫と獲得免疫にかかわる細胞、食作用をもつ白血球、同じ抗原を二度注射したときの抗体産生) | 16 | ★★★☆☆ | 問11の二次応答は「二度目は速く大量に」というグラフの形がそのまま答えになる。免疫の細胞は名前と役割を一対一で対応させておきたい |
| 第3問 | 植生と生態系(年平均気温と年降水量による森林形成の限界、温暖化が進んだときのバイオームの変化、オリーブが優占する硬葉樹林、牛疫のワクチン接種と根絶、ヌーの増加が草原の火災に与えた影響) | 16 | ★★★★☆ | セレンゲティの牛疫根絶という実例を扱う。「ヌーが増える→草が減る→火災が小さくなる」という連鎖を自分でたどれるかが問われ、暗記では対応できない |
対策のポイント: 共通テストの生物基礎は、用語の暗記から「連鎖をたどる」問題へ重心が移りました。生態系の設問では、ある要素が増減したとき次に何が起きるかを矢印でつないで考える練習が効きます。実験問題は「何を変えたか」「何を測ったか」の二つを設問文から抜き出してメモするだけで、選択肢がはっきり絞れます。各設問の詳しい解き方は上の「解答・解説はこちら」からどうぞ。
※ 難易度は当サイトの独自評価です(★1 基礎 〜 ★5 難)。

