2026年度 大学入学共通テスト 追試験「生物基礎」の問題冊子をPDFで公開しています。全設問の解答・解説も無料で読めます。印刷して実戦形式の演習にお使いください。
目次
この問題の概要
試験時間30分(理科基礎は4科目のうち2科目を選択して計60分)、満点50点、大問3問の全問必答です。第1問が「生物の特徴と、遺伝子とその働き」(配点17)、第2問が「ヒトのからだの調節」(配点18)、第3問が「植生の遷移と生態系」(配点15)で、3問すべてがA・Bの2つの文章に分かれています。会話文や身近な出来事を入口にした知識問題が中心ですが、第3問では2枚のグラフの突き合わせと帯グラフの読み取りが求められ、ここで時間と得点が動きます。全体の難易度は標準です。
| 大問 | 出題内容 | 配点 | 難易度 | ひとこと |
|---|---|---|---|---|
| 第1問 | A 顕微鏡写真からの真核細胞・原核細胞の判別、細菌がもたない構造、酵素による代謝経路の推論/B 葉の細胞小器官がつくる物質、mRNAの塩基組成から求めるDNAのGC含量、標識ヌクレオチドを使ったDNA複製の実験 | 17 | ★★☆☆☆ | 問5はG+Cを問われているのにA+Tの32 %を選ぶ取り違えが起きやすい。問6は「細胞周期22時間=複製1回」と「半保存的複製」の2点だけで決まるので、図の見た目で迷わないこと。 |
| 第2問 | A 視床下部による恒常性の維持、瞳孔を動かす二つの筋肉と自律神経、脳死の判定/B 鼻血を題材にした組織液とリンパ、血液凝固で生じる血餅、粘膜と粘膜下での免疫 | 18 | ★★☆☆☆ | 6問すべてが知識と定義で決まるので取りこぼしたくない大問。血しょうと血清の違い、血小板の集合とフィブリン形成の順序など、混同しやすい対の区別が得点差になる。 |
| 第3問 | A 遷移の進み方の正誤判断、ギャップの大きさと光量が2種の苗木の成長に及ぼす影響の実験考察/B 生態系とその保全に関する記述の判断、クマの糞の内容物から推定した食性の帯グラフの読み取り | 15 | ★★★☆☆ | 問2・問4で図を読む時間が必要。問4は帯グラフの境界の高さを数値で読み、植物性と動物性、無脊椎動物と脊椎動物に足し直してから記述に当てると迷わない。 |
対策のポイント: 第2問のように用語の定義と順序だけで決まる設問が得点源なので、血しょうと血清、一次遷移と二次遷移、交感神経と副交感神経の働きといった混同しやすい対を、自分の言葉で言い分けられる状態にしておきましょう。第1問問5のような塩基組成の計算は、mRNAと同じ配列をもつ鎖・鋳型鎖の対応を一度自分で書き起こしておけば、GC含量が2本鎖でも片鎖でも変わらないことがすぐ見えます。第3問のようなグラフ問題は目分量で選ばず、境界の高さを数値で読んでから問われている区分ごとに足し直す手順を練習しておくと安定します。 各設問の詳しい解き方は上の「解答・解説はこちら」からどうぞ。
※ 難易度は当サイトの独自評価です(★1 基礎 〜 ★5 難)。

