2019年度 大学入試センター試験 本試験「物理基礎」の問題冊子をPDFで公開しています。全設問の解答・解説も無料で読めます。印刷して実戦形式の演習にお使いください。
目次
この問題の概要
理科①の科目で、2科目を選んで解答時間60分(1科目あたり30分が目安)・満点50点です。大問3題・解答番号14はすべて必答で、第1問20点・第2問15点・第3問15点という配点でした。第1問が分野をまたぐ小問集合、第2問が波と電気、第3問が力学とエネルギーという物理基礎の定型です。計算は比熱と回路の二か所だけで、残りは現象の理屈を言葉で説明できるかが問われます。全体の難易度はやや易〜標準です。
| 大問 | 出題内容 | 配点 | 難易度 | ひとこと |
|---|---|---|---|---|
| 第1問 | 小問集合(ばねで引いた物体が床から離れる条件、あらい床面を通るときの速度変化、赤外線から γ 線までの電磁波の分類、身のまわりの自然放射線、湯沸器の出力から水を温めるのに要する時間) | 20 | ★★☆☆☆ | 力学・波・原子・熱が一問ずつの小問集合。問5は「必要な熱量÷1秒あたりの熱量」で終わるので、比熱の式さえ書ければ計算は一行 |
| 第2問 | 波と電気(閉管と開管における気柱の共鳴、空気の3倍の音速をもつヘリウム中での共鳴振動数、20Ωと30Ωの並列回路に流れる電流、直径と長さが2倍の円柱状導体の抵抗の比較) | 15 | ★★★☆☆ | Aは「閉管は節と腹が片方ずつ」という基本で決まる。問9は断面積が直径の2乗に比例することを忘れると、2倍と4倍を取り違える |
| 第3問 | 力学とエネルギー(連結した客車を引くときのひもの張力、一定の加速度で距離Lを走ったときの関係、乾電池に蓄えられた化学エネルギー、傾きの違う斜面での垂直抗力と到達時間、斜面を滑り降りるときに重力と垂直抗力がする仕事) | 15 | ★★★☆☆ | 連結物体は「どこまでを加速させる力か」を切り分けるのが要。問14は「垂直抗力は運動方向と直角だから仕事をしない」という一点で即答できる |
対策のポイント: 物理基礎は、公式を覚えていても「どの量が変わらないか」を見落とすと外します。仕事なら力と移動方向の角度、熱なら全体の熱量、連結物体なら加速させる質量というように、着目すべき量を先に決めてから式を立てましょう。計算より定性的な比較で決まる設問が多いので、まず大小関係だけで考える癖をつけると時間に余裕が生まれます。各設問の詳しい解き方は上の「解答・解説はこちら」からどうぞ。
※ 難易度は当サイトの独自評価です(★1 基礎 〜 ★5 難)。

