2018年度 大学入試センター試験 本試験「英語(リスニング)」の解答と解説です。全設問の正解と考え方を一問ずつ解説し、公式の解答PDFもあわせて掲載しています。大学受験の森が独自に作成した、無料で読める解説です。
解答
スクリプト
解説
2018年度(平成30年度)センター試験本試験「英語(リスニング)」の全問題について、当サイトが独自に作成した解答・解説です。第1問から第4問まで、大問ごとに設問を折りたたんで掲載しています。知りたい設問をクリックしてご覧ください。
センター試験のリスニングは全4問・25問・50点満点(各2点)で、音声はすべて2回流れます。第1問が短い対話の内容理解(12点)、第2問が応答文選択(14点)、第3問が対話の内容理解(12点)、第4問が長めの英文と会話(12点)という構成です。質問文と選択肢はすべて問題冊子に印刷されています。
筆記(200点満点)の解説は2018年度 英語(筆記)解答・解説をご覧ください。
第1問 短い対話の内容理解(配点12)
短い対話を聞いて、絵・数値・次の行動などを選ぶ6問です。センター試験のリスニングは全問とも音声が2回流れます。
問1:正解 ②(配点2)
<問題要旨>
二人が見ている写真を選ぶ問題。
<考え方>
「美しい庭だね」「遠くに高層ビルも」「ところで、あなたの隣の女性は誰?」という三つの手がかりが出ます。チューリップの花壇があり、遠景に高層ビル群が見え、男女2人が写っているのは②。①は高層ビルがなく、③④は女性1人だけです。
問2:正解 ③(配点2)
<問題要旨>
一人あたりいくら自分のお金を払うかを問う問題。
<考え方>
請求額85ドルから、15ドルの割引クーポンと母からもらった10ドルを引くと60ドル。これを二人で割るので一人30ドルです。③が正解。引き算と割り算を続けて行う、この形式の定番問題です。
問3:正解 ③(配点2)
<問題要旨>
女性が新しい仕事について何と言っているかを問う問題。
<考え方>
上司は悪くない、通勤も短い、ただし週末に働くこともある——そのうえで「それでも同僚と一緒にいるのが楽しい」と締めくくっています。③ She gets along with her colleagues. が正解。①は週末も働くという発言と矛盾します。
問4:正解 ③(配点2)
<問題要旨>
男性がこれからどうするかを問う問題。
<考え方>
男性は「もっと安いものは?」と尋ね、店員は「旧モデルは在庫切れだがまもなく入荷、値段は半額」と答えます。男性が「1台取り置きしてもらえますか」と頼んでいるので、あとで旧モデルを買うことになります。③ Get an old model later. が正解。
問5:正解 ②(配点2)
<問題要旨>
女性が何時だと思っていたかを問う問題。
<考え方>
会議は2時開始で、男性が「あと10分だ」と言うので現在は1時50分。女性の時計は20分遅れているので、女性が見ていた時刻は1時30分です。②が正解。「実際の時刻」ではなく「女性が思っていた時刻」を聞かれている点に注意します。
問6:正解 ②(配点2)
<問題要旨>
二人が話している内容を表すグラフを選ぶ問題。
<考え方>
「外国人来館者数は減少している」「特にヨーロッパから」「アジアからは増えている」の三点すべてを満たすグラフを選びます。②は全体の長さが2005年から2015年へ短くなり、Europe が大きく縮み、Asia が伸びています。①は Asia が縮んでおり、③④は全体が伸びているので当てはまりません。
第2問 応答文選択(配点14)
対話の最後の発言に対する応答として最も適切なものを選ぶ7問です。
問7:正解 ②(配点2)
<問題要旨>
買い物から帰った男性に「電池は?」と尋ねる場面の応答を選ぶ問題。
<考え方>
電池のことは頼まれていなかった(あるいは忘れた)という文脈です。「思い出させてくれればよかったのに」という②の Oh, you should’ve reminded me. が自然。①は「買い物に行くのを忘れた」で、店から帰ってきたという発言と矛盾します。
問8:正解 ②(配点2)
<問題要旨>
レストランで店員が「ベジタリアン向けは最後から2ページ目です」と答えた後の応答を選ぶ問題。
<考え方>
女性はまだ注文を決めていません。ページを教えられたのですから、「もう少し時間をください」という②の OK, give me another minute. が自然です。
問9:正解 ④(配点2)
<問題要旨>
絵画コンテストの結果について「アヤコにも勝機があると思った」と言われた後の応答を選ぶ問題。
<考え方>
女性も「ヒロシが勝ったのはちょっと意外」と言っており、男性も同意しています。「そう思ったのはあなただけじゃない」という④の You’re not the only one. が自然な受け答えです。
問10:正解 ④(配点2)
<問題要旨>
孫娘に「ライオンとトラのどちらが速いか」と聞かれた場面の応答を選ぶ問題。
<考え方>
孫娘は「知らないから聞いている」と言っています。祖父も答えを知らないなら「調べてみようか」となるので、④の Umm, we could look it up. が自然です。
問11:正解 ④(配点2)
<問題要旨>
コピーの枚数を確認する場面の応答を選ぶ問題。
<考え方>
女性は「白い紙に20枚、ピンクにその2倍」と言ったので、正しくは白20枚・ピンク40枚。ところが男性は「ピンクに20枚、白に40枚」と逆に言い直しました。「いえ、その逆よ」という④の Well, the other way around. が正解です。
問12:正解 ②(配点2)
<問題要旨>
地理の授業について母に「いい成績が取れそう?」と聞かれた場面の応答を選ぶ問題。
<考え方>
息子は「楽しかったし地図は好きだ」と前向きに答えています。成績についても「そんなに心配していない」という②の I’m not really worried that much. が自然です。
問13:正解 ①(配点2)
<問題要旨>
パスワードを思い出せない男性に「昨日、元に戻したと言っていたと思う」と告げる場面の応答を選ぶ問題。
<考え方>
自分が言ったことを覚えていないので、「僕がそう言った?」と聞き返す①の Did I? が正解。主語が誰かを聞き分ける問題で、②③④はいずれも主語が合いません。
第3問 対話の内容理解(配点12)
Aが短い対話3問、Bが夫婦が地図を見ながら今日と明日の観光予定を相談する長めの対話3問です。Bは地図・開館時間・クルーズ時刻表を突き合わせます。
A問14:正解 ②(配点2)
<問題要旨>
夕食をどうするかを問う問題。
<考え方>
父は冷蔵庫の野菜でチャーハンを作るつもりでしたが、娘が外食を提案。父は「土砂降りだから家にいたい」と言い、娘が「角のレストランのカレーが食べたい」と言うと、父は「あそこは配達してくれるし、料理しなくて済む」と答えます。つまり家でカレーを食べるので②が正解です。
A問15:正解 ①(配点2)
<問題要旨>
オンラインで何週間延長できるかを問う問題。
<考え方>
貸出期間は2週間で、「誰も予約していなければ1回につき1週間延長できる」、さらに「オンラインでの延長は1回だけ」。したがってオンラインで延ばせるのは1週間です。①が正解。「2週間」は元の貸出期間なので混同しないようにします。
A問16:正解 ③(配点2)
<問題要旨>
男性が隣人について何を確かめることになるかを問う問題。
<考え方>
女性が「どれくらいの期間そのボランティアをしているの?」と尋ね、男性は「本人に聞いてみないと」と答えています。つまり始めた時期を確かめることになるので③ When he started the volunteer work が正解です。
B問17:正解 ②(配点2)
<問題要旨>
二人が乗ると考えられるクルーズの時刻を選ぶ問題。
<考え方>
クルーズは1時間、桟橋からレストランまでは約30分、そして「クルーズの直後に出れば正午ごろに着く」と言っています。正午の30分前にクルーズが終わる=11時30分終了、その1時間前の10時30分発です。②が正解。時刻表の四つから逆算する設問です。
B問18:正解 ④(配点2)
<問題要旨>
昼食に行くレストランを選ぶ問題。
<考え方>
手がかりは「桟橋から30分ほど」と「そのすぐ北に城がある」の二つ。地図で城のすぐ南にあるのはメキシコ料理店なので④が正解です。中華料理店は城の東で駅寄り、フランス料理店は城の北にあります。
B問19:正解 ②(配点2)
<問題要旨>
明日行く予定の場所を選ぶ問題。
<考え方>
城については「明日行きましょう」と決まりました。さらに男性が「動物園からホテルへ行く途中のここに寄って家族写真を撮ろう」と提案し、妻が「一日には多すぎる」と言うと「では明日の午後に」となります。地図で動物園とホテルの間にあるのは滝なので、②の城と滝が正解です。
第4問 長めの英文・会話の内容理解(配点12)
Aが20年以上前に日本の寮で暮らした留学生の回想3問、Bが留学希望者向け冊子の内容を相談する三人の会話3問です。
A問20:正解 ④(配点2)
<問題要旨>
掃除について話し手が困ったことを問う問題。
<考え方>
「床とバスルームの掃除が当番の一つだった。掃除そのものは構わなかったが、ほかのみんなが起きる前に済ませなければならなかった」と述べています。つまり早起きが負担だったので④ Waking up early が正解です。
A問21:正解 ④(配点2)
<問題要旨>
寮の電話についての話し手の意見を問う問題。
<考え方>
「各部屋に電話を置くのは費用がかかりすぎるとわかっていたが、各階に1台なら妥当だったはずだ」と述べています。④ Phones should have been placed on each floor. が正解。③の「各部屋に」は本人が否定している案です。
A問22:正解 ③(配点2)
<問題要旨>
この話に最もふさわしい題名を選ぶ問題。
<考え方>
最後に「こうした困難を乗り越えたことが、自分を成長させ、より責任感のある人間にしてくれたと今ならわかる」と締めくくられます。③ How I matured while living in a Japanese dorm が正解。①の「挑んだ」、②の「規則を改善した」という事実は語られていません。
B問23:正解 ④(配点2)
<問題要旨>
ジャスティンが最も気にかけていることを問う問題。
<考え方>
ジャスティンはパスポートとビザの取得、健康診断と旅行保険、そして航空券の早期購入を挙げています。いずれも渡航手続きに関わることなので④ Travel arrangements が正解。文化面を挙げたのはカレンです。
B問24:正解 ②(配点2)
<問題要旨>
荷造りについてのトキコの助言を問う問題。
<考え方>
「スーツケースに何を詰めるかは行き先によって大きく変わる」「厚手の冬服より、重ね着できる軽い服を持って行ってよかった」と述べています。行き先の気候を考えよ、ということなので② Consider the climate of your destination. が正解です。
B問25:正解 ④(配点2)
<問題要旨>
この会話を最もよく表すものを選ぶ問題。
<考え方>
ジャスティンは実務的な手続き、カレンは文化理解と体験談、トキコは荷造りと、三人がそれぞれ違う観点を強調しています。最後にトキコが「まとまってきたが、まだ先は長い」と言っており、結論には至っていません。④ They each emphasized a different point. が正解です。
※ 本記事の解答・解説は当サイトが独立に作成したものです。公式の正解および配点は大学入試センターの発表をご確認ください。

