解答
解説
第1問
問1:正解④
<問題要旨>
広告文を読み、割引を受けるための条件を特定する問題です。
<選択肢>
①【誤】
広告には「Wednesdays(水曜日)」は「Closed(定休日)」と記載されています 。したがって、水曜日に店に行くことはできません。
②【誤】
「present the flyer(チラシを提示する)」ことは、「a free memo pad(無料のメモパッド)」をもらうための条件であり、割引を受けるための条件ではありません 。
③【誤】
「weekend or holiday(週末や祝日)」の営業時間は記載されていますが 、それが割引の条件であるとは書かれていません。
④【正】
広告の中央に「Discounts available for purchases over $60(60ドル以上のご購入で割引がご利用いただけます)」と明記されています 。したがって、「一度に60ドル以上を費やす」ことが割引の条件です。
問2:正解④
<問題要旨>
広告に掲載されている4つの商品すべてに共通する特徴を答える問題です。
<選択肢>
①【誤】
「erasable(消すことができる)」という特徴は、「So Busy Life Planner」と「Ultra-Dream Brush」 には記載がありますが、他の商品にはありません。
②【誤】
「folded(折りたたむことができる)」という特徴は、どの商品にも記載されていません。「Delightful Pencil Case」は「desktop stand(デスクトップスタンド)」に変えられるとありますが 、折りたたむとは異なります。
③【誤】
「long-lasting(長持ちする)」という特徴は、「So Busy Life Planner」の「durable pages(丈夫なページ)」 という記述から推測できますが、全ての商品に共通する特徴ではありません。
④【正】
全ての商品に複数の選択肢があることが記載されています。「Pencil Case」は3色 、「Life Planner」は様々なカバー 、「Brush」は5色 、「Tape Kit」は様々な季節のテーマ があります。したがって、「いくつかの選択肢がある」が全商品に共通する特徴です。
問3:正解②
<問題要旨>
チラシを持参して買い物をしたにもかかわらず、景品がもらえなかった理由として最も可能性が高いものを推測する問題です。
<選択肢>
①【誤】
景品がもらえない理由として、マンスリースペシャル商品が売り切れていたことは関係ありません。
②【正】
無料のメモパッドがもらえる条件として、「Limited to the first 30 customers.(先着30名様限定)」と記載されています 。したがって、すでにもらった人が30人に達してしまっていた、という理由が最も可能性が高いと考えられます。
③【誤】
あなたが最近メモパッドを買ったかどうかは、景品がもらえるかどうかとは関係ありません。
④【誤】
割引商品を購入したことが、景品をもらえない理由になるとは広告に記載されていません。
第2問
問1:正解④
<問題要旨>
筆者スティーブンのホストファーザーについて、本文の内容と一致する記述を選ぶ問題です。
<選択肢>
①【誤】
朝食を作るのは、スティーブンのイギリスにいる父親です 。
②【誤】
ホストファーザーがオンラインで料理を学んでいるのは事実ですが 、スティーブンが「学ぶべきだ」と意見を述べているわけではありません。
③【誤】
ホストファーザーは「an online cooking site(オンラインの料理サイト)」を「使って」料理の腕を上げていますが、彼自身がサイトを所有しているわけではありません 。
④【正】
本文に「His food has become really good with help from an online cooking site.(彼の料理はオンラインの料理サイトのおかげで本当に美味しくなりました)」とあります 。したがって、この選択肢は正しいです。
問2:正解③
<問題要旨>
本文で言及されている調査データの内容と合致する選択肢を選ぶ問題です。
<選択肢>
①【誤】
調査対象は「married and have children(結婚していて子供がいる)」住民なので 、参加者の全員に子供がいることになります。したがって、この選択肢は誤りです。
②【誤】
調査回答者の80%が「wives, in general, do the majority of both the household chores and child raising(一般的に妻が家事と育児の大部分を行っている)」と答えているため 、この選択肢は誤りです。
③【正】
本文に「70% of the wives who were surveyed wished their husbands would do more around the house.(調査対象の妻の70%が、夫にもっと家事を手伝ってほしいと願っていた)」とあります 。これは「半数以上の妻」にあたるため、この選択肢は正しいです。
④【誤】
調査対象者は「Half are husbands and the other half are wives.(半分が夫で、残りの半分が妻)」とあるため 、参加した人数は同数です。
問3:正解③
<問題要旨>
調査結果について、本文の内容と合致する選択肢を選ぶ問題です。
<選択肢>
①【誤】
本文には、夫と妻が家事分担の解決策を「different angles(異なる角度)」から捉えているとあり、好みが似ているわけではないため誤りです 。
②【誤】
夫が育児よりも家事を多くやりたいと考えている、という具体的な記述は本文中にないため誤りです。
③【正】
本文に、家事をより多く分担するためにどうすればよいかという問いに対し、「The answer among the majority of husbands was shorter working hours for themselves.(夫たちの大多数の答えは、自分たちの労働時間を短くすることだった)」とあります 。これは「多くの夫は、職場にいる時間を減らす必要があると考えている」という内容と一致するため、正解です。
④【誤】
妻たちは、夫の家事に対する意識が「変わった」と思っているのではなく、「a change in their husbands’ awareness(夫の意識が変わること)」を望んでいるため誤りです 。
問4:正解③
<問題要旨>
日本の家庭における家事分担に対する筆者スティーブンの態度を読み取る問題です。
<選択肢>
①【誤】
筆者は、多くの回答者が現状に満足していないことを認識しており 、「完全に満足している」わけではありません。
②【誤】
筆者は、多くの夫婦が状況を改善したいと考えていることを「encouraging(励みになる)」と捉え、未来は「promising(有望だ)」と述べているため 、「間違いなく失望している」わけではありません。
③【正】
筆者は、多くの夫婦が改善意欲を持っていることから、未来は「promising(有望だ)」と結論づけています 。これは「ある程度希望を持っている」という態度を示しています。
④【誤】
筆者は最終的に「promising(有望だ)」と述べており 、「ほとんど否定的」な態度ではありません。
第3問
問1:正解④
<問題要旨>
物語の第1段落から、主人公ソラの人物像を推測する問題です。
<選択肢>
①【誤】
ソラは宇宙船の乗客であり、パイロットであるという記述はありません。
②【誤】
ソラはビデオカメラを充電しようとしていますが 、彼女が「才能ある写真家」であることを示す記述はありません。
③【誤】
科学は、ソラが得意な多くの高校の科目の一つであったと述べられているため 、科学が苦手なわけではありません。
④【正】
ソラは「the robot she had created(彼女が作成したロボット)」でコンテストに優勝しています 。このことから、彼女は「テクノロジーに強い」と言えます。
問2:正解⑤→③→①→④
<問題要旨>
物語で語られる出来事を、実際に起こった時系列に沿って正しく並び替える問題です。本文中の時間的な前後関係を正確に把握する必要があります。
<選択肢の並び順解説>
この物語の出来事を時系列に並べると、以下のようになります。
⑤ Sora won a space trip (ソラは宇宙旅行に当選した)
物語の冒頭で「Only six months ago she had won a holiday…(わずか半年前、彼女は休暇を勝ち取った…)」と語られており、これが全ての出来事の始まりです。
③ Sora was given equipment (ソラは装備をもらった)
宇宙旅行に当選したという知らせを聞いた後、母親が宇宙服などの装備を譲ってくれたと記述されています。「Upon hearing the news of Sora winning the trip, Mirai gladly presented her with the gear.(ソラが旅行に当選したという知らせを聞くと、ミライは喜んで彼女にその装備を贈った)」 。これは旅行に当選した後、旅に出る前の出来事です。
① Sora landed on a planet (ソラは惑星に着陸した)
次に、夢の中の出来事である惑星への着陸シーンが描かれます。「After the door opened, one by one, the excited tourists went down the ladder onto the planet’s surface.(ドアが開き、興奮した旅行者たちは一人ずつはしごを降りて惑星の表面へと降り立った)」 。これは装備をもらった後、旅の最中の出来事です。
④ Sora was told to get ready for school (ソラは学校の準備をするよう言われた)
物語の結末で、惑星への旅行が全て夢であったことが明らかになります。母親に「’You’ve got to get ready for school,’ her mother said…(『学校の準備をしなさい』と彼女の母親が言った…)」と起こされる場面で、これが時系列的に最後の出来事です。
(選択肢②「Sora repaired her video system.」は、本文中に記述がないため、並び替えには含まれません。)
問3:正解②
<問題要旨>
物語の結末におけるソラの感情を最もよく表している選択肢を選ぶ問題です。
<選択肢>
①【誤】
ソラは退屈しているのではなく、楽しみにしていた宇宙旅行が夢だったと知り、悲しんでいます。
②【正】
物語の最後で、ソラは「”Oh, it was a dream…” Sora sadly said to herself(ああ、夢だったのか…とソラは悲しそうに独り言を言った)」とあります 。このことから、彼女が「がっかりした(Disappointed)」ことがわかります。
③【誤】
ソラは物語の冒頭では興奮していましたが、結末では夢から覚めてがっかりしています。
④【誤】
ソラは夢の中では旅の準備を万端にしていましたが、結末の感情は「準備ができた」というものではありません。
第4問
問1:正解②
<問題要旨>
先生からのコメント(1)「タイトルが曖昧すぎる」に基づき、エッセイに最もふさわしいタイトルを選ぶ問題です。
<選択肢>
①【誤】
エッセイの提案は「homework-free weekend(宿題のない週末)」であり 、「week(週)」ではありません。
②【正】
エッセイの中心的な提案は「one homework-free weekend every month(毎月1回、宿題のない週末を設けること)」です 。この内容を的確に表しているため、このタイトルが最も適切です。
③【誤】
エッセイの提案は「毎月1回の週末」であり、すべての土日について述べているわけではありません。
④【誤】
エッセイは「weekends(週末)」に焦点を当てており、「weekdays(平日)」ではありません。
問2:正解④
<問題要旨>
コメント(2)「この文はつながりが良くない」に基づき、文頭に補うべき最も適切な語句を選ぶ問題です。
<選択肢>
①【誤】
この段落は宿題がないことの利点を述べているので、「通常の宿題を優先することによって」では文脈に合いません。
②【誤】
教科書の内容を「暗記することによって」自信がつく、とは述べられていません。
③【誤】
要約を読んだり書いたりすることについては、この段落では述べられていません。
④【正】
空欄のある文の直前で、「students can study lesson materials based on their needs(生徒は自分のニーズに合わせて教材を勉強できる)」や、「thoroughly understand what they have studied(学んだことを徹底的に理解する)」、「read the upcoming chapters(これから学ぶ章を読む)」 と述べられています。これらは「復習や準備」にあたります。したがって、「復習や準備をすることによって」と続けるのが最も自然です。
問3:正解②
<問題要旨>
コメント(3)で指摘された下線部 “more” の意味を、最もよく説明している選択肢を選ぶ問題です。
<選択肢>
①【誤】
「自分の理解度を確認するために」という内容は、その前の段落で述べられています。
②【正】
下線部 “more” の直後で、「They would prefer to spend their time learning new or different things.(彼らは新しく、あるいは異なることを学ぶのに時間を費やすことを好むだろう)」と説明されています 。これは「知識を広げること」と言い換えることができます。
③【誤】
この段落は宿題がない週末の話なので、「宿題をより速く終えるために」は文脈に合いません。
④【誤】
「家で特別な時間を過ごすために」は、具体的に何をするかを説明しておらず、不十分です。
問4:正解②
<問題要旨>
コメント(4)「この要約文では重要な点が抜けている」に基づき、文末に加えるべき内容を選ぶ問題です。
<選択肢>
①【誤】
「新しい学習戦略を開発する」ことは、本文で述べられた利点の中には含まれていません。
②【正】
要約文では、本文で述べられた3つの利点のうち、「復習や予習」と「新しいことを学ぶ」 の2点は触れられていますが、3つ目の利点である「students could take a break without worrying about homework. They would be able to refresh and reset their minds and bodies(生徒は宿題を心配せずに休憩できる。心と体をリフレッシュし、リセットすることができるだろう)」が抜けています 。この内容は「学校の勉強のことは忘れてリラックスする」と合致します。
③【誤】
「教室での授業を振り返る」ことは「復習」に含まれており、すでに追加されています。
④【誤】
宿題のない週末の利点として、「平日よりも熱心に勉強する」ことは挙げられていません。
第5問
問1:正解①
<問題要旨>
記事で紹介されている「SLA Festival Model」の目的を問う問題です。
<選択肢>
①【正】
記事の結論部分に「Nothing guarantees a successful festival, but it is vital to consider the scheme, the location, and the assistance required.(何も成功するフェスティバルを保証するものではないが、計画、場所、そして必要な支援を考慮することは不可欠である)」とあり 、このモデルがイベントを成功に導くために重要であることがわかります。
②【誤】
このモデルはイベントを成功させるための実践的な枠組みであり、新しいトレンドを学ぶためのものではありません。
③【誤】
地域コミュニティを「revive(活性化させる)」ことはフェスティバルの目的の一つかもしれませんが 、SLAモデル自体の目的ではありません。
④【誤】
SLAモデルはフェスティバルの歴史を理解するためのものではありません。
問2:正解②
<問題要旨>
メモの空欄19に入る、「SLA Festival Model」の「Scheme(計画)」に関する最も適切な問いを選ぶ問題です。
<選択肢>
①【誤】
広告主を増やす方法は「Assistance(支援)」やマーケティング戦略に関わるかもしれませんが、「Scheme」の中心的な問いではありません。
②【正】
記事の「Scheme」のセクションでは、「within a specific time frame(特定の期間内に)」イベントを開催することの容易さや、「Do you have enough time to plan and advertise your event?(イベントを計画し宣伝するのに十分な時間がありますか?)」という問いが示されています 。したがって、時間に関するこの問いが最も適切です。
③【誤】
フェスティバルの主な目的は、「Scheme」を考える上での前提とはなりますが、「Scheme」そのものが問う内容ではありません。
④【誤】
フェスティバルの開始・終了時間は「Scheme」の一部ですが、計画全体を準備するのに必要な時間を問う②の方が、より包括的で重要な問いです。
問3:正解⑤
<問題要旨>
あなたが作成したメモの「Survey Results」の項目にある記述のうち、グラフの内容と照らし合わせて誤っているものを特定する問題です。
<選択肢>
A【正】
グラフによると、パン作りワークショップの参加者は24人、ジャム作りワークショップは97人であり、パン作りの方が少ないです 。
B【正】
ワークショップの中で、フラワーアレンジメントは129人と最も多くの参加者を集めています 。
C【正】
音楽演奏の参加者は56人であり、50人を超えています 。
D【正】
焼き菓子販売の参加者は176人で、調査された全イベントの中で最多です 。
E【誤】
絵画ワークショップの参加者は37人ですが、パン作りワークショップは24人であり、絵画ワークショップが最も人気のないイベントではありません 。したがって、この記述は誤りです。
問4:正解①、④(順不同)
<問題要旨>
今年のフェスティバルで新しいイベントを企画するにあたり、最も参考になるコメントを2つ選ぶ問題です。
<選択肢>
①【正】
コメント1は「how about having small animals for children to play with?(子供たちが遊べる小動物を飼ってみてはどうだろう?)」と、新しいイベントの具体的なアイデアを提案しています 。
④【正】
コメント4は「It’s time for something new! Butter making might be fun.(何か新しいことをする時だ!バター作りは楽しいかもしれない)」と、不人気だったワークショップに代わる新しいイベントを提案しています 。
②、③、⑤、⑥は既存のイベントや設備、運営に関する改善要望であり、全く新しいイベントの提案ではないため、不適切です。
問5:正解①
<問題要旨>
記事と昨年のフェスティバルのコメントの両方を踏まえて、メモの空欄23「地域の規制を確認し、〇〇する」に入る最も適切な内容を選ぶ問題です。
<選択肢>
①【正】
記事の「Location」の項で、地域の規制の例として「some local authorities require clear labels for people with food allergies(一部の地方自治体は、食物アレルギーを持つ人々のために明確なラベルを要求している)」と言及されています 。また、コメント3では、アレルギーを持つ参加者が原材料がわからずに何も買えなかったという意見が述べられています 。この両方から、食品表示の徹底が重要な検討事項であるとわかります。
②【誤】
食品の冷蔵保存については、記事やコメントで具体的に触れられていません。
③【誤】
医療スタッフがいたことはコメント6からわかりますが 、記事では医療体制の必要性に言及しているものの、これを特に強調しているわけではありません。①の方が両方の資料で強く示唆されています。
④【誤】
ゴミの分別は記事で言及されていますが 、参加者からのコメントには関連する意見がありません。
第6問
問1:正解①
<問題要旨>
物語の記述に基づき、ヒロキと「チョコレートの女性」が電車で隣り合わせた直後の状況を最もよく表している絵を選ぶ問題です。
<選択肢>
①【正】
本文に「As she sat down, she spread her arms and legs into the space I had occupied before. I retreated away from the left armrest and shifted my body toward the window.(彼女が座ると、私が前に座っていたスペースに腕と脚を広げた。私は左の肘掛けから後ずさり、窓の方へ体を寄せた)」とあります 。この、女性がゆったりと座り、ヒロキが窓際に縮こまっている様子が描かれているため、この絵が正解です。
②【誤】
ヒロキが女性の方に身を乗り出しており、本文の記述と逆です。
③【誤】
二人が親しげに話しているように見えますが、この時点ではまだ気まずい雰囲気が漂っています。
④【誤】
二人が同じように窓の外を見てくつろいでいますが、ヒロキが圧迫されているという描写とは異なります。
問2:正解①→④→②→⑤
<問題要旨>
電車内での「チョコレートの女性」の感情の移り変わりを、出来事の順に並べる問題です。
<選択肢の並び順解説>
ヒロキにチョコレートを断られ、「The chocolate woman looked sad(チョコレートの女性は悲しそうな顔をした)」とあります 。これは①「自分の申し出をヒロキに断られてがっかりしている」に相当します。
気まずい沈黙の後、「she took out her phone and started tapping on it(彼女は携帯電話を取り出してタップし始めた)」とあります 。これは④「気まずさを和らげるために他のことに関心を示す」行動です。
ヒロキの祖父母がホームにいるのを見つけ、「Are those your grandparents?(あの方たちはあなたのおじいちゃんおばあちゃん?)」と驚き、「It’s a small world!(世間は狭いわね!)」と言っています 。これは②「ヒロキの祖母とのつながりを見つけて驚いている」状況です。
最後に、ヒロキたちの再会を邪魔しないようにと、「I don’t want to interfere with your reunion.(あなたの再会を邪魔したくないの)」と伝えます 。これは⑤「友人に会わないと決めることで思いやりを示している」ことにあたります。
したがって、①→④→②→⑤の順が正解です。
問3:(29)正解⑤ (30)正解②
<問題要旨>
二人の主要登場人物、ヒロキと「チョコレートの女性(ジュンコ)」の性格的特徴をそれぞれ選ぶ問題です。
<選択肢>
(ヒロキ 29)
⑤【正】
ヒロキは、見知らぬ人と話すべきか迷った際に「my parents had told me to be cautious of strangers(両親から見知らぬ人には注意するように言われていた)」ことを思い出し 、チョコレートを勧められた際も「I didn’t want to go against my parents’ wishes(両親の願いに背きたくなかった)」と考えています 。このことから、彼は「他人の助言に従おうとする」性格であるとわかります。
(チョコレートの女性 30)
②【正】
この女性は、会ったばかりのヒロキに親しげに話しかけ、高価そうなチョコレートを勧め 、最終的にはその箱ごとプレゼントしています 。この行動から、彼女が「見知らぬ人に対しても寛大になれる」人物であることがわかります。
問4:正解④
<問題要旨>
ジュンコ(チョコレートの女性)がヒロキに感心した理由を問う問題です。
<選択肢>
①【誤】
ヒロキは不注意に行動したのではなく、むしろ慎重に行動しました。
②【誤】
ヒロキの態度は攻撃的ではなく、丁寧でした。
③【誤】
ジュンコはヒロキの行動を知的だと評したわけではありません。
④【正】
ジュンコはヒロキに対して「You’ve handled this situation in a way that’s beyond your age.(あなたはこの状況を、自分の年齢を超えた方法でうまく対処しましたね)」と言っています 。これは、ヒロキが「大人びた振る舞いをした(behaved maturely)」ことを意味します。
第7問
問1:正解②
<問題要旨>
記事全体の内容を要約する、プレゼンテーションの副題として最も適切なものを選ぶ問題です。
<選択肢>
①【誤】
健康への影響は記事の一部でしか触れられていません。
②【正】
記事は、水の硬さ・軟らかさの「Characteristics(特徴)」や定義 、水が硬水や軟水になる「Sources(源泉、要因)」、そしてそれぞれの「Daily Uses(日常での利用法)」や長所・短所 について包括的に説明しています。したがって、この選択肢が最も適切です。
③【誤】
「Ingredients(成分)」は一部ですが、「Cleaning Systems(浄水システム)」や「Consumption(消費)」は記事の主要なテーマではありません。
④【誤】
「Locations(場所)」は要因の一つですが、「River Types(川の種類)」や「Possible Problems(起こりうる問題)」だけでは記事全体をカバーできません。
問2:正解②
<問題要旨>
本文の記述に基づき、WHOによる水の硬度の基準を示した表を完成させる問題です。
<選択肢>
②【正】
本文には、1リットルあたりのミネラル含有量について、
(1) 60mg/L未満は「soft(軟水)」
(2) 60-120mg/Lは「moderately hard(中程度の硬水)」
(3) 120-180mg/Lは「hard(硬水)」
(4) 180mg/L超は「very hard(非常な硬水)」
と分類されると記載されています。この分類と一致するのは選択肢②です。
問3:正解③
<問題要旨>
東京大学の研究者による研究結果の要約として、最も適切なものを選ぶ問題です。
<選択肢>
①【誤】
研究では、日本の水は軟水、ヨーロッパやアフリカの一部は硬水であるなど、地域差が「determined(特定された)」とあります 。
②【誤】
日本の水は調査対象国の中で「on the soft side(軟水寄り)」であるとされており 、最も硬いわけではありません。
③【正】
本文に「researchers found that water hardness depended more on the quality of the raw, or unpurified, water than the purification process or the pipes used for its transportation(研究者たちは、水の硬度は、浄化プロセスや輸送に使われるパイプよりも、原水、つまり未処理の水の質により大きく依存することを発見した)」と明記されています 。
④【誤】
ヨーロッパの浄水場の能力については言及されていません。
問4:正解③
<問題要旨>
プレゼンテーションのアウトラインにある「水の硬度に影響を与える要因」のリストの中で、本文の内容と合致しないものを選ぶ問題です。
<選択肢>
A【正】
「Increased human activities(増加した人間の活動)」は、本文の「urbanization(都市化)」 に対応します。
B【正】
「Regional climate(地域の気候)」は、本文の「the amount of rain or snow that falls in a region(地域に降る雨や雪の量)」 に対応します。
C【誤】
「Substances in raindrops(雨粒の中の物質)」については本文に記述がありません。むしろ、雨や雪といった自然水は「soft(軟水)」であると述べられています 。
D【正】
「Underground conditions(地中の状況)」は、本文の「the kinds of rock in the ground(地面にある岩石の種類)」 に対応します。
問5:正解③、④(順不同)
<問題要旨>
硬水と軟水が私たちの日常生活に与える影響について、本文の記述と合致するものを2つ選ぶ問題です。
<選択肢>
①【誤】
硬水は石鹸の膜を「leave a thin film of soap(薄い膜として残す)」とあり 、完全に取り除くわけではありません。
②【誤】
家庭でできる対処法(home remedies)は、硬水問題を「help solve(解決するのに役立つ)」と述べられており 、効果がないわけではありません。
③【正】
本文に「hard water… could be beneficial for our health because it boosts our daily mineral intake(硬水は…日々のミネラル摂取量を増やすため、私たちの健康に有益である可能性がある)」と記載されています 。
④【正】
本文に「If the water we use at home is soft, it could save us money. We will use less water and electricity for cleaning…(もし家庭で使う水が軟水なら、お金の節約になるかもしれない。洗浄に使う水や電気の量が少なくなるだろう)」と記載されています 。
⑤【誤】
「Water spots(水のシミ)」は、器具に「discolor or damage(変色や損傷)」を与える可能性があるとされており 、使用を改善するものではありません。
第8問
問1:正解②
<問題要旨>
5人の意見の中から、Indiraの意見の要旨として最も適切なものを選ぶ問題です。
<選択肢>
①【誤】
Indiraは、人間が残酷だと考える扱いを動物にすべきではないと主張しており 、人間と動物に異なる権利があるべきだとは考えていません。
②【正】
Indiraは、動物園を「prisons for animals(動物のための刑務所)」と表現し 、動物たちが狭い空間に閉じ込められ、刺激のない生活を送ることを「cruel treatment(残酷な扱い)」だと訴えています 。これは「動物の虐待は深刻な問題である」という意見を要約したものです。
③【誤】
観察が苦しみを理解する鍵である、とは述べていません。
④【誤】
Indiraは動物園を刑務所にたとえて批判しており、刑務所の必要性について論じているわけではありません。
問2:正解③
<問題要旨>
DavidとYoの意見に共通する点を指摘する問題です。
<選択肢>
①【誤】
動物園が大都市にあると述べているのはDavidだけです 。
②【誤】
感染症の源になりうると述べているのはYoだけです 。
③【正】
Davidは、動物が脱走して「a danger to local citizens(地域住民への危険)」をもたらすリスクを指摘しています 。一方、Yoは、動物から人間へウイルスがうつるパンデミックの「potential source(潜在的な発生源)」となるリスクを指摘しています 。両者とも、動物園が「人々に害を及ぼす可能性がある」という点で共通しています。
④【誤】
両者とも環境保護について述べていません。
問3:(40)正解① (41)正解④ (42)正解③
<問題要旨>
「動物園を支持し、積極的に維持すべきである」という自分の立場を最も支持する2人の意見と、その2人に共通する主張を特定する問題です。
<選択肢>
(40と41)
①Aya【正】
Ayaは、動物園が地域経済を活性化させ、大学との研究協力や学校教育に貢献するなど、肯定的な側面を述べています 。
④Kenyatta【正】
Kenyattaは、動物園が国際関係や動物学的な情報交換を促進する重要な機能を果たしていると述べ、その価値を認めています 。
David、Indira、Yoは動物園のリスクや倫理的問題を指摘しており、支持する立場ではありません。
(42)
③【正】
Ayaは、動物園が「collaborating with universities on research(大学と研究で協力する)」ことを利点として挙げています 。Kenyattaは、動物園が「promote the mutual flow of zoological information(動物学的情報の相互の流れを促進する)」と述べています 。両者とも、「知識の共有」が動物園の重要な機能であるという点で共通しています。
問4:正解③
<問題要旨>
エッセイのアウトラインのREASON 2として、Source A(IUCNのレッドリストと動物園の保全活動に関する文章)の内容に最も合致するものを選ぶ問題です。
<選択肢>
①【誤】
Source Aによると、日本の動物園が積極的に行っているのは「off-site conservation(生息域外保全)」であり 、「on-site(生息域内)」ではありません。
②【誤】
動物園が保全活動に関わっていることは述べられていますが、そのための「資金提供」が中心的な役割であるとは述べられていません。
③【正】
Source Aでは、動物園の生息域外保全の努力により、一度は自然界から姿を消したトキやコウノトリの数が増えていることが述べられています 。これは、動物園の活動のおかげで「絶滅危惧種の観察記録が増加している」と言い換えることができ、REASON 2として適切です。
④【誤】
Source Aが焦点を当てているのは「endangered animals(絶滅危惧種)」であり 、「abandoned animals(捨てられた動物)」全般ではありません。
問5:正解②
<問題要旨>
エッセイのREASON 3「動物園には子供たちが見たがる動物がいる」という主張を、Source B(子供が好きな動物の調査結果の表)を使って最も効果的に裏付ける記述を選ぶ問題です。
<選択肢>
①【誤】
「each of them was liked by more than half the kids(それぞれが子供たちの半数以上に好かれた)」という記述が不正確です。調査対象は300人なので、半数は150人です。ライオン(143人)とゾウ(130人)は半数に達していません 。
②【正】
表を見ると、トップ10のうち、ペットとして身近な猫・犬・うさぎを除く7種の動物には「Zoo」の✓が付いており、日本では動物園でしか見られないことがわかります 。これはトップ10の「more than two thirds(3分の2以上)」にあたります。このデータは、「動物園が子供たちにとって特別な場所である」という主張を強力に裏付けており、REASON 3の根拠として最も適切です。
③【誤】
「the other top 10 animals are found only in zoos(他のトップ10の動物は動物園でしか見られない)」という記述が不正確です。うさぎは動物園でなくても見ることができます 。
④【誤】
②の記述の方が、「3分の2以上」という具体的な割合を挙げており、より説得力のある根拠を示しています。