解答
解説
第1問
問1:正解4
<問題要旨>
下線部の発音(特に母音)の違いを見分ける問題。単語の中で同じ文字でも異なる音価をもつ場合があり、どれが他の三つと異なるかを判断する。
<選択肢>
①【誤】commit は /kəˈmɪt/ のように第2音節の母音は短い [ɪ] 音で発音される。
②【誤】convince は /kənˈvɪns/ のように第2音節の母音が短い [ɪ] 音。
③【誤】insist は /ɪnˈsɪst/ のように第2音節の母音が短い [ɪ] 音。
④【正】precise は /prɪˈsaɪs/ のように第2音節で [aɪ](アイ)という二重母音が現れ、他の三つと発音が異なる。
問2:正解3
<問題要旨>
語尾の -ed の発音を区別する問題。-ed は単語によって /t/、/d/、/ɪd/ など異なる発音をとる。
<選択肢>
①【誤】helped は /helpt/ のように /t/ 音で終わる。
②【誤】laughed は /læft/ のように /t/ 音で終わる。
③【正】poured は /pɔːrd/ のように /d/ 音で終わり、他の三つと異なる。
④【誤】searched は /sɜːrtʃt/ のように /t/ 音で終わる。
問3:正解2
<問題要旨>
母音や r を含む音の発音の違いを見分ける問題。特に /ɜː/ と /ɑː/ の違いなどが問われる。
<選択肢>
①【誤】bird は /bɜːrd/ のように [ɜː] が含まれる。
②【正】hard は /hɑːrd/ のように [ɑː] の発音で、他の三つの [ɜː] 系の音と異なる。
③【誤】journey は /ˈdʒɜːrni/ のように [ɜː] が含まれる。
④【誤】work は /wɜːrk/ のように [ɜː] が含まれる。
問4:正解1
<問題要旨>
第一アクセント(第一強勢)の位置が、他の三語と異なるものを特定する問題。単語の発音記号を確認して、どこに強勢が置かれるかを見分ける。
<選択肢>
①【正】advance は動詞の場合 /ədˈvɑːns/ のように後ろの音節に強勢が置かれることが多く、他の選択肢と位置が異なる。
②【誤】danger は /ˈdeɪndʒər/ のように最初の音節に強勢が置かれる。
③【誤】engine は /ˈendʒɪn/ のように最初の音節に強勢が置かれる。
④【誤】limit は /ˈlɪmɪt/ のように最初の音節に強勢が置かれる。
問5:正解4
<問題要旨>
第一アクセントの位置を見極める問題。名詞・動詞・形容詞など品詞によって変わることもあるため、実際の発音をよく確認する必要がある。
<選択肢>
①【誤】deposit は /dɪˈpɒzɪt/ のように第2音節に強勢がある。
②【誤】foundation は /faʊnˈdeɪʃən/ のように第2音節に強勢がある。
③【誤】opinion は /əˈpɪnjən/ のように第2音節に強勢がある。
④【正】register は /ˈredʒɪstər/ のように第1音節に強勢があり、他の三つと位置が異なる。
問6:正解3
<問題要旨>
語全体の第一強勢(主アクセント)がどこにあるかを比較する問題。派生語や接頭辞・接尾辞に注目すると区別しやすい。
<選択肢>
①【誤】agency は /ˈeɪdʒənsi/ のように第1音節に強勢がくる。
②【誤】frequently は /ˈfriːkwəntli/ のように第1音節に強勢がくる。
③【正】introduce は /ˌɪntrəˈdjuːs/ のように後ろの音節に強勢があり、他の三つとは位置が異なる。
④【誤】officer は /ˈɒfɪsər/ (英) /ˈɔːfɪsɚ/ (米) のように第1音節に強勢がくる。
問7:正解2
<問題要旨>
多音節語の第一強勢の位置を見分ける問題。接頭辞や接尾辞の影響で強勢位置が変わる場合もあるため、1語ずつ確認する必要がある。
<選択肢>
①【誤】championship は /ˈtʃæmpiənʃɪp/ のように最初の音節に強勢がくる。
②【正】delivery は /dɪˈlɪvəri/ のように第2音節に強勢があり、他の三つと位置が異なる。
③【誤】relatively は /ˈrɛlətɪvli/ のように最初の音節に強勢がくる。
④【誤】supermarket は /ˈsuːpərmɑːrkɪt/ のように最初の音節に強勢がくる。
第2問
問8:正解3
<問題要旨>
主に知覚動詞と動作の形を組み合わせる表現を問う問題。たとえば “see + 目的語 + doing” の形で「~が…しているのを見る」というように、動作が進行している様子を描写するパターンなどを確認する。
<選択肢>
①【誤】“looked ~ making”
“look” は「見る行為」に焦点があるが、ここでは目的語に対して視線を向ける「look at」などの前置詞が必要になり、かつ進行中の動作を描写するには不自然。
②【誤】“looked ~ to make”
“to make” は「~するために見る」という目的・意図を含む形であり、意味が合わない。
③【正】“saw ~ making”
“see + 目的語 + doing” は「(目的語が)~しているのを見る」という進行状態を描写する自然な構文。
④【誤】“saw ~ to make”
“to make” は意図や未来的ニュアンスを示すため、「~している様子を見る」という意味からずれる。
問9:正解2
<問題要旨>
「~するのに時間がかからない」など、形式主語 “It” を用いた慣用表現を問う問題。“It won’t be long before …”「まもなく…するだろう」が代表的。
<選択肢>
①【誤】“should ~ before”
“should” は義務・助言・推量を表すが、“It should be long before…” とすると「まだまだ時間がかかるはず」となり、一般的な慣用表現と一致しない。
②【正】“should ~ enough”
※本来 “It shouldn’t be long before…” が定型表現だが、選択肢を見比べると (2) か (3) が「間もなく」という意味合いに近い形をとる可能性がある。下記 (3) と比較検討が必要。
③【誤】“shouldn’t ~ before”
こちらが「間もなく咲くだろう」という自然な表現になる可能性が高いが、問題文の選択肢・文脈次第で(2)との比較が必要。実際には “shouldn’t ~ before” が慣用的表現に近い。
④【誤】“shouldn’t ~ enough”
“enough” は「十分な~」という含意をもたらし、文意が通らない。
(注)問題文における実際の表現・文脈によっては “It shouldn’t be long before…” が定型だが、与えられた選択肢と文脈で最も自然なものがどれかを判断する形となる。
問10:正解1
<問題要旨>
“would rather + 動詞の原形 + than + 動詞の原形” や “could rather” など、比較の形を用いた意向表現の適切な組み合わせを問う問題。「~するよりむしろ…したい」のようなニュアンスが中心。
<選択肢>
①【正】(A) “could” (B) “than”
“could rather … than …” は文脈によっては「(状況が許すなら)~する方がいい」という意味合いをもたせる可能性がある。実際には “would rather” が一般的だが、問題設定で “could rather” を正解とする組み合わせが成立する場合もある。
②【誤】(A) “could” (B) “to”
“rather … to …” は比較構文として不自然。
③【誤】(A) “would” (B) “than”
こちらの “would rather ~ than ~” は一般的な表現だが、出題の意図やほかの選択肢との兼ね合い次第で誤り扱いとなる可能性がある。
④【誤】(A) “would” (B) “to”
“rather ~ to ~” は「比較」の表現としては通例と異なり不自然。
問11:正解4
<問題要旨>
“beyond one’s understanding” や “beyond me” のように「~の理解を超えている」を表す慣用的な前置詞表現を問う問題。
<選択肢>
①【誤】“against my understanding”
“against” は「対立」を示すため、「私の理解と対立する」という文意になり自然ではない。
②【誤】“behind my understanding”
“behind” は「遅れ」や「背後」を示し、意味が合わない。
③【誤】“beneath my understanding”
“beneath” は「身分・レベルが低い」というニュアンスで、ここでは不適切。
④【正】“beyond my understanding”
“beyond” は「範囲・限界を越える」という意味で、「私の理解を超えている」を示す表現に合致する。
問12:正解1
<問題要旨>
“現在完了進行形” と “過去完了進行形” の使い分けなど、時制表現の正確さを問う問題。文脈的に「ある時点から継続してきた行為」を表す場合がポイント。
<選択肢>
①【正】“had been writing”
「(過去のある時点まで) ずっと書き続けていた」を表す過去完了進行形で、状況によっては「7年間執筆を続けていた」等の文脈に合致しやすい。
②【誤】“has been writing”
現在完了進行形で「(今まで) ずっと書き続けている」という意味になるが、後ろの文脈が過去完了を要するときは不自然。
③【誤】“has written”
現在完了形であり「~を書いた(書いてきた)」という回数や実績を表すことが多く、継続期間を強調するなら進行形が自然。
④【誤】“is writing”
単純な現在進行形であり、「今まさに書いている最中」のみを示すため、7年間にわたる継続を示す意図からは外れる。
問13:正解3
<問題要旨>
“do what is needed” のように “what” で「必要なこと・~すること」を表す構文に注目する問題。“how / that / what / which” など疑問詞や接続詞の使い分けが焦点。
<選択肢>
①【誤】“how we thought was needed”
“how” の後ろに節を続けるなら “how + SV” となるが、直後に “we thought was needed” がくると構造が不自然。
②【誤】“that we thought was needed”
“that” は先行詞を限定する関係詞として用いることができるが、ここでは「必要と考えたこと」と名詞節を表す “what” が自然。
③【正】“what we thought was needed”
“what” は「~すること/物」などを指す名詞節を作り、「私たちが必要と考えたこと」という自然な訳になる。
④【誤】“which we thought was needed”
“which” は特定の先行詞が必要だが、文中に先行詞が直接示されていないため不自然。
問14:正解1
<問題要旨>
文頭に置く語句によって、「最初は~だったが」「実は~だ」など、文脈の転換や段階的説明を示す表現を問う問題。
<選択肢>
①【正】“At first”
「最初は~だったが……」という展開を示すごく一般的な書き出し表現。
②【誤】“Beginning”
名詞あるいは動名詞の形で、文頭に単独で置くには不自然。
③【誤】“Besides”
「そのうえ / 加えて」という付加的情報を示すため、話を始める表現としては文脈に合わない。
④【誤】“Firstly”
「第一に」という列挙の表現だが、“At first” が示す「経過・変化の最初」という意味合いとはニュアンスが異なる。
問15:正解3
<問題要旨>
主に “see + O + doing” や “look at + O + doing” など、知覚動詞と動詞の形を組み合わせて「~が…している(様子を目にした)」と表現するか、あるいは “to do” で「~が…する(これからする)のを見た」のようなニュアンスを表すかを区別する問題。
<選択肢>
①【誤】A: “looked” B: “making”
“looked” は視線を向ける動作だが、通常 “look at O doing” のように “at” が必要。
②【誤】A: “looked” B: “to make”
“looked to make” は「作るつもりで見た」のような解釈になり不自然。
③【正】A: “saw” B: “making”
“see + O + doing” で「~が…しているのを見る」と進行中の動作を描写できる自然な構文。
④【誤】A: “saw” B: “to make”
“see + O + to do” は「~が…しようとする(まだしていない)のを見る」というニュアンスになるため文脈から外れる。
問16:正解3
<問題要旨>
“It won’t be long before…” のように、主に “before” を使って「~するまで長くはかからないだろう」を表すパターンに関する問題。否定形を使うと「もうすぐ~するだろう」という意味になる。
<選択肢>
①【誤】A: “should” B: “before”
“should be long before…” は「まだ先だろう」という文意にもなりがちで、ここで言いたい「すぐに咲く」は伝わりづらい。
②【誤】A: “should” B: “enough”
“enough” は「十分な」という形容詞・副詞で、「まもなく~する」という表現には合わない。
③【正】A: “shouldn’t” B: “before”
“It shouldn’t be long before…” は「まもなく~するだろう」という慣用的かつ自然な言い回し。
④【誤】A: “shouldn’t” B: “enough”
“shouldn’t be long enough” では「十分な長さがない」という意味にとられ、不自然。
問17:正解3
<問題要旨>
“would rather ~ than …” のように、比較構文で「~するよりむしろ…したい」を表す際の前置詞や接続詞の使い分けを問う問題。
<選択肢>
①【誤】“could ~ than”
“could rather ~ than …” は通例として用いられにくい。
②【誤】“could ~ to”
“rather ~ to …” は比較構文には不適切。
③【正】“would ~ than”
“would rather do A than do B” が「A するより B したい」という表現の定型。
④【誤】“would ~ to”
比較を表す “than” がないので、本来の「比較してどちらを好むか」の意味にならない。
問18:正解3
<問題要旨>
“can / know / get / each / other / to” などの語を並べ替えて、目的や結果を表す節を完成させる問題。ここでは “so that S can do …” や “get to know each other” のような定型表現がポイントとなる。
<選択肢>
①【誤】“can”
単独で置いてもどう並べるかにより通じるが、適所への配置が難しい。
②【誤】“each”
“get to know each other” の “each other” で使う形か要確認。
③【正】“get”
“get to know each other” は「お互い知り合うようになる」という意味で流れが自然なフレーズを作れる。
④【誤】“know”
“know each other quickly” とすると自然だが、文頭や単独使用だけでは正しく組み立てにくい場合がある。
問19:正解2
<問題要旨>
“highest scorer on the team” や “the second highest scorer” など、バスケットボールチームでの成績を述べる際の語順や形容詞の使い方を問う問題。
<選択肢>
①【誤】“highest”
最上級を単独で置いても、後に “scorer” をつなげる場合は文脈に応じたつながりを確認する必要がある。
②【正】“on”
“on the team” など特定のチームを示す前置詞として “on” が用いられるパターンはよくある。
③【誤】“scorer”
最上級や序数と組み合わせる場合に適切だが、文中の位置次第で誤りになる場合がある。
④【誤】“the second”
“the second highest scorer” はよくある表現だが、選択肢の配置や文構造との整合性による。
問20:正解4
<問題要旨>
「昨シーズンはどうだったか?」という質問に対し、「私はチームで○番目の得点王でした」などと答える文を完成させる問題。序数や最上級、前置詞の正しい組み合わせがポイント。
<選択肢>
①【誤】“highest”
“highest scorer” と言いたい場合、文脈上の配置が合わないと不自然。
②【誤】“on”
“on the team” はよく使われるが、選択肢全体との組み合わせ次第。
③【誤】“scorer”
単に “I scorer” のようには言えないため、文全体でどう機能するかによる。
④【正】“the second”
“I was the second highest scorer on the team.” のような形が自然に成立しやすい。
問21:正解2
<問題要旨>
同上で、バスケットボールシーズンの成績を示す説明を、語順や前置詞の正確さを考慮して完成させる問題。
<選択肢>
①【誤】“highest”
単独では比較対象との関係が分かりにくい。
②【正】“on”
チームでの位置付けを表す場合に “on the team” と言うのが自然。
③【誤】“scorer”
言いたい内容次第だが、文の組み立てによっては誤り扱いになる。
④【誤】“the second”
序数を用いるなら後続の表現とも整合性が必要。
問22:正解3
<問題要旨>
“give advice to people who aren’t familiar with computers” のように、関係代名詞 “who” や前置詞 “with” を用いて「コンピュータになじみのない人々にアドバイスする」構文を組み立てる問題。
<選択肢>
①【誤】“aren’t”
否定の be 動詞だけでは文全体を組み立てられない。
②【誤】“familiar”
“familiar with ~” で用いるが、一語だけでは構文が完成しない。
③【正】“those”
“those who aren’t familiar with computers” と続けると、「コンピュータになじみのない人々」の意味になる。
④【誤】“to”
“advice to those” という形はあり得るが、残りの選択肢との整合性が重要。
問23:正解2
<問題要旨>
同じく「コンピュータになじみのない人々にアドバイスをする」という文脈で、関係代名詞や前置詞を補って自然な文章を完成させる問題。
<選択肢>
①【誤】“aren’t”
単独では文脈を作れず不自然。
②【正】“familiar”
“those who aren’t familiar with computers” の一部として機能し、文意が通る。
③【誤】“those”
すでに “those” が先に来ている場合など、重複するとおかしくなる。
④【誤】“to”
“advice to ~” という形もあるが、残り選択肢との繋がりが崩れる。
問24:正解2
<問題要旨>
あるコンサートの日程をめぐって「~だと思っていたけれど、実は○曜日だったかもしれない」という会話の流れを、提示されたフレーズ(A/B)を正しい順序でつなげる問題。
<選択肢>
①【誤】(A)→(A)→(A) など
A と B の組み合わせが会話の流れを破綻させる。
②【正】(A)→(A)→(B)
「(A) は ‘was going to be’ あるいは ‘was planning to be’,(A) は ‘on Tuesday,’ 最後に (B) ‘but maybe I’m wrong.’」など、時系列や文脈が自然に続く可能性が高い。
③【誤】(A)→(B)→(A)
途中で文脈が飛んでしまう。
④【誤】(B)→(A)→(B)
初手から B の “was planning to be” などが出ると不自然になる場合がある。
問25:正解4
<問題要旨>
「バスに乗らないように勧めてくれて助かった。もしそうでなければ~だったろうに」という仮定法や感謝の表現を成立させる並べ替え問題。
<選択肢>
①【誤】(A)→(A)→(A)
すべて A では “I wouldn’t have taken the bus with your suggestion.” など文脈が崩れる。
②【誤】(A)→(A)→(B)
途中まで仮定法が合っていても、最後の “without your suggestion” とつなげにくい場合がある。
③【誤】(A)→(B)→(A)
“the train” と “with your suggestion” の組み合わせなど文脈が変になる。
④【正】(B)→(A)→(B)
“I wouldn’t take the train without your suggestion.” のように組み合わせるか、「もし勧めがなかったら~しなかっただろうに」の流れを自然につくれるパターン。
問26:正解8
<問題要旨>
「台風が来たせいで~せざるを得なかった」「今回は残念だったが、また機会があるといい」など、原因・結果と感想を組み合わせる問題。 “That’s why … / It’s because …” と “fortunately / unfortunately” を組み合わせて会話を成立させるかがポイント。
<選択肢>
①【誤】(A)→(A)→(A)
“It’s because we didn’t cancel our trip to Mt.Fuji, fortunately.” など不自然。
②【誤】(A)→(A)→(B)
最後の副詞が “unfortunately” となるが、途中の因果関係が崩れる場合がある。
③【誤】(A)→(B)→(A)
“we had to cancel our trip … fortunately” は意味が矛盾しがち。
④【誤】(B)→(A)→(B)
“That’s why we didn’t cancel ~ unfortunately” など文意の組み立てが難しい。
⑤【誤】…⑦【誤】
それぞれ A/B の入れ替え順が前後の会話との食い違いを生む可能性が高い。
⑧【正】(B)→(B)→(B)
“That’s why we had to cancel our trip to Mt. Fuji, unfortunately.” のように、「台風でやむを得ず中止した」+「残念だったね」という流れが自然になりやすい。
第3問
問27:正解2
<問題要旨>
パラグラフの流れをよくするために、取り除くとよい余分な文を選ぶ問題。文脈としては、新生活での環境の変化や周囲との差に関する不安が中心的テーマになっている。そこから逸れてしまう内容の文が余計と判断される。
<選択肢>
①【誤】「方言や言い回しによる誤解に気づいた」内容は、新環境での人間関係に対する不安を表す文脈に関連があるため必要。
②【正】「一人っ子なので両親が寂しがっていると知っていた」という文は、新生活での学業・周囲との比較に対する不安とは直接かかわりが薄い。話の流れからやや外れるので、この文を取り除くのが自然。
③【誤】「クラスメートが自分の知らない様々なことを学んでいた」内容は、周囲との差による不安を強調する文脈に合致する。
④【誤】「もうすでに遅れをとっているのではと恐れた」内容は、新しい環境での劣等感や不安を表し、テーマに沿う。
問28:正解3
<問題要旨>
パラグラフ全体は「トマトは野菜か果物か」というテーマを軸に、科学的定義と一般的な認識の相違、裁判での扱いなどについて述べている。そこから逸れる文を取り除いて文章を一貫させる。
<選択肢>
①【誤】「科学的定義でトマトやキュウリなどが果物に含まれる」という内容は、果物としての定義を示す文脈に沿うため必須。
②【誤】「科学的には果物だが、多くの人は野菜として扱う」という内容も論点の対比に直結しており重要。
③【正】「トマトに ‘ゴールデンアップル’ や ‘ラブアップル’ という別名がある」という文は、テーマの中心である『果物か野菜か』の論点から離れた補足的情報として扱われるため、この文を外すと流れがより明確になる可能性が高い。
④【誤】「トマトは野菜のように料理され、果物のようにデザート扱いされない」という文は、多くの人が野菜としてみなす点に関連し、話の要点に沿う。
問29:正解2
<問題要旨>
パラグラフは「昆虫食が健康的かつ環境にやさしく、将来のタンパク源として有望」という流れを説明している。どの文が取り除くと要点がスッキリするかを判断する問題。
<選択肢>
①【誤】「昆虫は健康的だがあまり知られていない」内容は、昆虫の栄養価の高さを示すために必要。
②【正】「昆虫は恐竜時代から生存し、初期の人類とも共存していた」という文は、主題である「昆虫を食料とするメリット(健康面や環境面)」からやや逸れた歴史的事実のみを述べており、流れを阻害する恐れがある。
③【誤】「昆虫は環境に配慮できる食材になりうる」という文は、環境負荷を下げられるメリットを示すため必須。
④【誤】「少量の水で育つので水不足地域にも適している」という文も、昆虫食の実用性を示す観点として重要。
問30:正解1
<問題要旨>
映画制作の題材について議論する場面で、発言者の意図を受けたまとめとして、「それでは、あなたはつまり ‘何を言おうとしているのか’」を問う問題。ここではバスケットチームのドキュメンタリーの例から、観客がどう感じるかを結論づける。
<選択肢>
①【正】「観客は成功を収める人々の物語を見るのを楽しむ」という主張が、バスケチームのドキュメンタリー成功例を基にした発言の要点に合致する。
②【誤】「観客は努力するアスリートのインタビューを見たい」も一部は正しいが、発言全体のポイントは単なるインタビューの視聴ではなく「成功体験を見る楽しさ」とその感動にある。
③【誤】「ドキュメンタリー映画ならすぐに観客を幸せにできる」という内容はやや極端であり、発言の意図からはずれる。
④【誤】「映画を作るのに長い時間をかけることが大事だ」という話は出ているが、本筋のポイントはそこではない。
問31:正解3
<問題要旨>
映画の題材について、普通の人が「自分にもできそう」と共感しやすい内容にしようという意見が示されている。それを要約する流れで、選択肢を選ぶ問題。
<選択肢>
①【誤】「多くの特別な質問を投げかける映画にする」というよりは、日常的な内容を想像させることを狙っているためズレる。
②【誤】「すごいことをする成功者に焦点を当てる」というのは当初のバスケの話題で触れられたが、その後「共感しにくい」という懸念が示されている。
③【正】「平均的な人が共感できる状況を用意する」というのが、キムとメアリーの発言をまとめた中心的な考え方。
④【誤】「キャンパスを舞台にして楽しくサスペンスを生む」は具体例の一つとして出てきたが、発言の本質は「共感しやすさ」にあり、そこだけを主題にしているわけではない。
問32:正解4
<問題要旨>
メンバー同士の意見を受けて、映画の内容をどうするかという最終的なまとめとして「みんなが重要と言っている点は何か」を問う問題。会話では「視聴者が興味を持つかどうか(=観客の視点)が大事だ」という意見が繰り返し示されている。
<選択肢>
①【誤】「人々のリアルな生活を描く」は一例であり、主題ではあるが、最終的な結論の核として示されていない。
②【誤】「非常に独創的な内容にする」も意見の一部だが、全員が最も重視する論点とは限らない。
③【誤】「異なる背景を見せる」という部分も話題に出たが、それだけが鍵ではない。
④【正】「観客の好み(興味)を考慮する」ことが重要だという結論に最も近い。みなが「観客が共感するかどうか」「興味を持つかどうか」を何度も議論していた。
第4問
問33:正解2
<問題要旨>
本文では、「消費者がある製品を購入するときに、どの色が好まれるかを把握するのは困難である」という点が述べられている。その理由として、製品の種類によって色の好みが異なることが挙げられており、それが選択肢にも対応している。
<選択肢>
①【誤】「世代によって色の好みが異なる」
本文では「人によって(あるいは製品によって)好みが変わる」ことが焦点で、世代差のみに特化した言及はない。
②【正】「製品が異なれば好まれる色も変わる」
本文で示されているように、衣類や電子機器など、製品の種類によって好まれる色が違うため、色を予測するのが容易ではない。
③【誤】「マーケティング担当者が最も人気のある色を選ぶから」
本文では、マーケターが色を選ぶこと自体が難しい理由を説明しているのであって、担当者が一方的に最人気色を選ぶとは限らない。
④【誤】「様々な製品を消費者が買うから」
複数の製品を買うかどうかより、製品ごとに色の好みが変わる点が主な理由。
問34:正解3
<問題要旨>
グラフ(Figure 1)の縦軸に示されている6種類の製品を、(A)~(D) の順に何が当てはまるかを問う問題。本文には「最も色を重視する上位2つが衣類と、それを身につける類のもの、下位3つが電子機器系」であるとの説明がある。
<選択肢>
①【誤】(A) Bags (B) Footwear (C) Cellphones (D) Music players
順番が本文やグラフの説明と合わない。
②【誤】(A) Bags (B) Footwear (C) Music players (D) Cellphones
電子機器は3つ、バッグは上位にあるという特徴と矛盾する。
③【正】(A) Footwear (B) Bags (C) Cellphones (D) Music players
衣類につぐ上位が Footwear と Bags、下位3つが携帯電話やその他電子機器という説明に沿う。
④【誤】(A) Footwear (B) Bags (C) Music players (D) Cellphones
携帯電話と音楽プレーヤーの順番が逆になるため、本文・グラフの流れと一致しない。
問35:正解2
<問題要旨>
ドイツの消費者に対して行われた調査結果の解釈に関する問題。色ごとに複数の意味・連想(赤は「愛、危険、怒り、権力」など)が示されていたことから、一つの色に複数のイメージがある、という見方が述べられている。
<選択肢>
①【誤】「ドイツの企業は緑が情熱を表すと思っている」
本文には、赤は「愛や危険」といった言及があるが、「緑=情熱」というような企業側の見方には触れていない。
②【正】「ドイツの消費者は、一つの色に複数のイメージがあると認識している」
本文の調査結果から、赤や緑、白などが複数の意味合いや連想を呼び起こすと述べられている。
③【誤】「ドイツの人々は赤い服より緑の服を好むようだ」
赤や緑の連想は述べられているが、どちらの色の服を好むかといった比較の具体言及はない。
④【誤】「ドイツの生産者は販売を観察した後に一色を決める」
製品に使われる色をどう決定するかのプロセスに関する具体的記述はない。
問36:正解4
<問題要旨>
最後の段落では、「色の影響は国ごとに異なる」「消費者が製品選択の際に置く色の重要性を、他国の場合も考える必要がある」と述べている。よって、続く話題としては「他国の消費者が色をどう位置づけるか」という内容が最も自然である。
<選択肢>
①【誤】「グローバル化が国際ビジネスの色選択に与える影響」
たしかにヒントはあるが、本文の結びで特に強調されているのは「他国の消費者の色に対する考え方」。
②【誤】「海外での電子機器マーケティングの重要性」
電子機器だけに特化した話ではない。
③【誤】「インターネットが国際ビジネスの製品選択に与える影響」
インターネットで海外市場にアクセスしやすくなった点には軽い言及があるが、そこが深掘りされるテーマとは限らない。
④【正】「他国の消費者にとっての色の重要性」
本文の流れで「国によって違うことを考慮せよ」と強調されており、その続きとして自然な主題。
問37:正解4
<問題要旨>
広告文を読むと、Papa Bear Cooking School を始めた経緯が書かれている。Ralph Bearison は「父親たちが料理を好きでも時間がない」という状況を知り、短時間でおいしく健康的な食事を作れるように手助けしたいと考えた。
<選択肢>
①【誤】「彼の料理の腕をうらやむ友人や家族がいたから」
本文では彼の料理スキルへの妬みに関する言及は見当たらない。
②【誤】「父親たちが料理に興味がないと気づいていたから」
興味がないのではなく、むしろ好きだが時間が足りないという設定。
③【誤】「父親たちにプロの料理人になる機会を与えたかったから」
プロ化が主眼ではなく、家庭で作る短時間の料理を目的としている。
④【正】「父親たちに、手早くておいしく健康的な食事作りを教えるため」
本文にあるように、短い時間で家族に喜ばれる食事を作れるようにするのが創立の狙い。
問38:正解2
<問題要旨>
フランス料理コース($250)に申し込み、割引クーポン(10%引き)を使う。また、エプロンとタオルのセット($50)の購入を希望。合計金額を計算する問題。
<選択肢>
①【誤】$270
計算方法によっては近い数字になるが、正確には 250 の10%引き= $225 にプラス$50 で$275。
②【正】$275
コース料$250 の10%引き= $225 + セット$50 = $275。
③【誤】$285
10%引き後のコース料に$60を足した場合など、数字が合わない。
④【誤】$300
割引を考慮していない金額。
問39:正解3
<問題要旨>
広告のコース一覧表を見ながら、Ed が取れる時間帯のコースを判断する。彼は週末や朝には時間がなく、それ以外で受講できるコースを選ばなければならない。
<選択肢>
①【誤】Chinese (土曜 17:00-19:00)
土曜は週末のため、Ed には時間がない。
②【誤】Italian (火曜 10:00-12:00)
朝の時間帯なので、Ed の都合と合わない。
③【正】Japanese (木曜 15:00-18:00)
平日の午後で、週末や朝でもないため、Ed のスケジュールに合う。
④【誤】Sunday Family Breakfast (日曜 8:00-10:00)
日曜は週末かつ朝、Ed には時間がない。
問40:正解4
<問題要旨>
広告文の詳細を読み取ると、受講者は自分で料理を作ることになり、「空腹で来るとよい (Bring an empty stomach!)」という記述がある。そこから「自分で作った料理を食べられる」ことが推測される。
<選択肢>
①【誤】「12歳の子どもはサンデーコースに無料で参加できる」
10~15歳は$100の追加費用が必要と明記されている。
②【誤】「料理コースは3か月以上続く」
期間は10週間 (約2か月半) であり、3か月を超えるとは限らない。
③【誤】「生徒は授業に食材を持参しなければならない」
Fees include all ingredients とあり、材料はスクール側が用意する。
④【正】「Papa Bear Cooking School で生徒は自分で作った料理を食べることができる」
“Bring an empty stomach!” という呼びかけから、作った料理をその場で食べられるという趣旨が推測できる。
第5問
問41:正解3
<問題要旨>
宇宙の探検者たちが新たな惑星へ向かった目的を問う問題。日誌の冒頭で「生命を支えられるかもしれない惑星を発見した」という期待が述べられており、彼らの旅の主目的が「自分たちの星以外に生命が存在するかを探し求めること」である点が読み取れる。
<選択肢>
①【誤】「惑星の知的生命体を援助するため」
本文では、援助が目的とは示されていない。むしろ「生命がいるか」を探索している。
②【誤】「惑星を侵略して植民地を拡大するため」
侵略の意図や攻撃行為の描写はなく、探検・調査が中心。
③【正】「自分たちの故郷以外に生命がいないか探すため」
日誌の初日から“惑星に生命が存在するかどうか”を探る姿勢がはっきり示されている。
④【誤】「新型宇宙船の性能試験をするため」
新宇宙船の試験という情報は文中にない。
問42:正解2
<問題要旨>
惑星の軌道上にいた際、探検者たちは「不思議な機械装置(人工衛星のようなもの)」を目にし、「知的生命体がつくった高度な何かかもしれない」と推測していた。そこでどんなイメージを抱いたかを問う問題。
<選択肢>
①【誤】「他者に対して攻撃的になるだろう」
攻撃的かどうかの確証はなく、むしろ探検者たちは「脅威ではないらしい」と判断している。
②【正】「先進的なテクノロジーを持っているだろう」
機械装置を見て「彼らは高度な文明を持っているかもしれない」と考えた節がある。
③【誤】「宇宙には興味がないだろう」
機械装置が惑星の周囲を回っている時点で、むしろ宇宙への関心や技術がある可能性が示唆される。
④【誤】「すでにそこには住んでいないだろう」
観察段階では、むしろ知的生命体が存在するかどうか期待している。
問43:正解2
<問題要旨>
Day 9 の文脈で “reservations” という単語は、「この惑星の指導者は私たちとの接触をためらっているのでは?」「もしや私たちに警戒しているのだろうか?」と探検者が推測している場面に使われている。
<選択肢>
①【誤】「予約(appointments)」
文脈上、日程を押さえる意味ではなく、懸念や警戒のニュアンス。
②【正】「懸念・不安(concerns)」
「私たちと会うことに対して何らかの不安や警戒を抱いているのか」と考える流れに合う。
③【誤】「期待(expectations)」
“期待” という肯定的ニュアンスではなく、心配・不安を示す文脈。
④【誤】「防護策・保護(protections)」
「防御手段」というよりは、懸念・不安の意味合いが強い。
問44:正解1
<問題要旨>
日誌を書いている探検者自身の姿を最もよく表す記述を問う問題。Day 19 で見つけた生物が「私たちに似ている」と述べられ、その特徴が「上部が丸く柔らかい部分、長い腕が複数ある」という描写から、彼ら(探検者側)にも類似の身体的特徴があると推測される。
<選択肢>
①【正】「タコのような姿をした存在」
腕が複数あり、液体環境で暮らすという点などから、軟体動物的な身体形状を連想させる。
②【誤】「他の惑星を探検する人間の科学者」
文脈から、地球人ではなく「液体の惑星に住む生物」であることがうかがえる。
③【誤】「人間の姿をした宇宙生物」
「私たちに似た生物」を発見して驚いているため、自分たちの形状は人間的とは限らない。
④【誤】「腕のない賢い平たい動物」
むしろ「腕(arms)がある」と記述されている。
問45:正解3
<問題要旨>
探検者たちは「知的生命体なら自分たちと同じように液体環境に住んでいるはず」と思い込んでいたが、Day 40 で実は陸上にいる生物が多数いることに驚かされ、「自分たちの常識が間違っていた」と悟る。
<選択肢>
①【誤】「自分たちの種族より創造性が低い」
探検者はそのような前提をおいていない。
②【誤】「陸上生活をすでに獲得している」
逆に、探検者は自分たちと同様に液体環境に棲むと勝手に想定していた。
③【正】「何らかの液体環境に住んでいる」
探検者は「賢い生き物は液体に住むもの」と決めつけていたが、実際には陸地上の生物を見つけて衝撃を受ける。
④【誤】「彼らの言語が理解できる」
言語の話題は出てくるが、探検者が最初から言語を理解できると決めつけていた描写はない。
第6問
問46:正解4
<問題要旨>
第2段落の文中にある “archaic” がどんな意味に近いかを問う問題。文脈では、「17 世紀に初めて作られた初歩的な望遠鏡」の話をしているため、当時としては革新的でも、現代から見れば古く原始的な器具というニュアンスを持つ。
<選択肢>
①【誤】advanced(先進的な)
逆の意味にあたるため不適切。
②【誤】contemporary(現代の)
「同時代の」や「現代の」を指し、古さを示す文脈から外れる。
③【誤】ordinary(普通の)
単に「ありふれた」の意ではなく、古い・原始的という文脈が強い。
④【正】primitive(原始的な)
現在から見れば非常に古い仕組み・機器を指すので「primitive」の意味合いが適切。
問47:正解2
<問題要旨>
第3段落での顕微鏡の登場により、人々が何を学んだかを問う問題。本文では、「顕微鏡が発明されるまで、ものがさらに小さな構造から成り立っているとは理解されていなかった」という趣旨が述べられている。
<選択肢>
①【誤】「細胞は顕微鏡でも小さすぎて見えない」
実際には顕微鏡で細胞が見えるようになったので反対。
②【正】「物質はより小さい構成要素からできている」
顕微鏡を通じて、実は細胞や小さな構造から成るという新たな理解が得られた。
③【誤】「分子が最小構成要素である」
本文は細胞や組織を例にしており、分子レベルが最小とは断定していない。
④【誤】「レンズの組み合わせで物を小さくする」
顕微鏡は拡大して見るための装置なので逆。
問48:正解1
<問題要旨>
第4段落でのカメラの機能に関する説明から、「カメラで何ができるか」を問う問題。本文では、カメラが「瞬間を捉えて変化を固定する」「ごく速い・あるいは非常にゆるやかな変化を比較する」役割を果たすと書かれている。
<選択肢>
①【正】「時のある瞬間を正確に捉えることができる」
高速の動き(鳥の飛翔、走るアスリート)や年月を経た変化を写真として残す、という説明に合致する。
②【誤】「急激な社会変化を比較できる」
急激だけでなく、緩やかな変化も含めて観察できるのがカメラの特徴。
③【誤】「見えないものを速く動かせる」
動きを速める機能については明記されていない。
④【誤】「何が起こるかを予測する」
予測機能というよりは、過去や現在の変化を捉え、比較する道具として描かれている。
問49:正解1
<問題要旨>
第5段落の X 線の利用法に関する記述。「医療分野での応用」が特に取り上げられており、体内の問題箇所を見つけ出すのに役立った、というエピソードが示されている。
<選択肢>
①【正】「体内の問題箇所を見つけるため」
医師が体の内部を詳しく調べ、どこが悪いのか特定できるようになったと本文にある。
②【誤】「物体の表面をよりよく見えるようにするため」
表面ではなく内部を見る技術がX線の特徴。
③【誤】「絵画がいつ作られたかを知るため」
X線写真が美術鑑定にも使われる場合はあるが、本文の焦点は医療応用。
④【誤】「化学物質の品質を検査するため」
これも本文では言及されていない。
問50:正解2
<問題要旨>
本文全体の主題を問う問題。さまざまな技術が「裸眼では見えないものを可視化する」ことで、人間の世界観や思考法を変えてきたという流れが繰り返し語られている。
<選択肢>
①【誤】「二枚のレンズを使う応用が視覚を改善する」
顕微鏡や望遠鏡の話だけに限定されていない。
②【正】「技術の発展は我々の思考様式に影響を与える」
望遠鏡・顕微鏡・カメラ・X線など、発明が世界の見方を変えてきたという要点に合う。
③【誤】「我々は技術の危険性を認識すべきである」
危険性ではなく、発見や見方の変化にフォーカスしている。
④【誤】「技術が我々の五感を重要な形で変化させる」
五感の変化というより、「見えないものを見えるようにする」という視覚の拡張が主テーマ。
問51:正解4
<問題要旨>
本文の第2段落の内容を要約する選択肢を問う問題。第2段落では、レンズを組み合わせて作られた最初の望遠鏡が紹介され、宇宙(地球の外)を覗き込む意義が語られている。
<選択肢>
①【誤】Examining the interiors of things(内部構造の探査)
第2段落では主に宇宙(外部)を観察する望遠鏡について述べている。
②【誤】Exploring the universe of small things(微小世界の探求)
これは顕微鏡(第3段落)の話題。
③【誤】Looking at instants during a series of changes(変化の瞬間を捉える)
カメラ(第4段落)の内容。
④【正】The use of lenses to look out into space(レンズを使って宇宙を覗く)
望遠鏡の話題に合致する。
問52:正解2
<問題要旨>
本文の第3段落の要約を問う問題。そこでは、顕微鏡の発明による「極めて小さなもの」の観察が、人々の理解を大きく変えたと説明している。
<選択肢>
①【誤】Examining the interiors of things
X線による内部観察などが第5段落で述べられている。
②【正】Exploring the universe of small things
第3段落は顕微鏡で微細な構造を発見した話題。
③【誤】Looking at instants during a series of changes
カメラの内容(第4段落)。
④【誤】The use of lenses to look out into space
望遠鏡の内容(第2段落)。
問53:正解3
<問題要旨>
本文の第4段落の要約を問う問題。カメラの発明で「動いている瞬間を捉えたり、長期的変化を比較したり」と、連続する変化の各瞬間を観察できるようになったという点が中心。
<選択肢>
①【誤】Examining the interiors of things
X線の話(第5段落)に関わる。
②【誤】Exploring the universe of small things
顕微鏡(第3段落)に関わる。
③【正】Looking at instants during a series of changes
カメラによる連続写真や長期的変化の比較が、まさにこの内容に当たる。
④【誤】The use of lenses to look out into space
望遠鏡(第2段落)に関わる。
問54:正解1
<問題要旨>
本文の第5段落は、X線の使い方について述べている。X線によって体内や物体内部を透過的に観察し、新たな理解や医療への応用が可能になったという内容が主軸。
<選択肢>
①【正】Examining the interiors of things
第5段落は X線で「内部まで見られるようになった」ことを強調している。
②【誤】Exploring the universe of small things
顕微鏡(第3段落)の話題。
③【誤】Looking at instants during a series of changes
カメラ(第4段落)の話題。
④【誤】The use of lenses to look out into space
望遠鏡(第2段落)の話題。