解答
解説
第1問
問1:正解④
<問題要旨>
このパンフレットが、どのような読み手を対象としているかを把握する問題です。文章のタイトルや冒頭の文言から、全体の目的を読み取ることが求められます。
<選択肢>
①【誤】
パンフレットには、価格や割引に関する情報は一切記載されていません。
②【誤】
パンフレットのタイトルは「Beginners!(初心者たちへ!)」 であり、明らかに魚の飼育をこれから始める人へ向けた内容です。経験豊富な人向けの専門的なアドバイスではありません。
③【誤】
パンフレットではデコレーションについて解説されており、魚の餌やりの方法については触れられていません。
④【正】
タイトルが「Beginners!」であり、「these three easy steps!(これらの3つの簡単なステップ!)」 に従って趣味を始めるよう促していることから、水槽について情報を得たい初心者が対象であることがわかります。
問2:正解②
<問題要旨>
パンフレットに書かれている、魚の健康を保つためのデコレーションの配置方法について、その内容を正しく理解できているかを問う問題です。
<選択肢>
①【誤】
本文には「流れの速い水や深い水に住む魚は岩や流木のような硬いものを必要とし、流れの遅い水や浅い水に住む魚は水草のような柔らかいものを好む」 とあり、魚の種類に応じてこれらを使うべきだと示唆されています。両方を避けるべきとは書かれていません。
②【正】
本文のステップ3に「Fish need room to move.(魚は動くための部屋を必要とします)」、ステップ1に「Some fish need open spaces for swimming(泳ぐためのオープンスペースを必要とする魚もいます)」 とあり、適切な量のオープンスペースを確保することが良い考えだとわかります。
③【誤】
本文には「Avoid any plastic or rubber items not intended for aquariums.(水槽用でないプラスチックやゴム製品は避けましょう)」 と書かれています。古い歯ブラシは水槽用ではないため、デコレーションとして使用するのは不適切です。
④【誤】
本文には「Clean all decorations carefully(すべてのデコレーションを注意深く洗いましょう)」 とあり、短時間で大雑把に洗うのは不適切です。
問3:正解④
<問題要旨>
パンフレットに記載された複数の条件(魚の生息環境、デコレーションの配置ルール)を理解し、それらを最もよく満たしている図を選択する問題です。
<選択肢>
①【誤】
「背の高いデコレーションは後ろに、低いものは手前に置く」 というルールに反しており、デコレーションが手前に集中しています。
②【誤】
「流れの遅い水域の魚は水草のような柔らかいものを好む」 とありますが、この図では岩などの硬いものが中心です。
③【誤】
「デコレーションは50~70%のエリアを覆うべき」 とありますが、この図ではデコレーションが多すぎて魚が泳ぐスペースがほとんどありません。
④【正】
「流れの遅い水域の魚は水草のような柔らかいものを好む」、「背の高いデコレーションは後ろに、低いものは手前に置く」、「デコレーションは50~70%のエリアを覆う」 という3つの条件をすべて満たしています。
第2問
問1:正解②
<問題要旨>
ブログ記事の中から、フォーラムに参加した全てのゲストスピーカーが合意した点を探し出す問題です。本文中の「All the speakers agreed on three points.」という記述に着目します。
<選択肢>
①【誤】
安全性については「flying technology would need to be well tested and controlled to avoid accidents(飛行技術は事故を避けるために十分にテストされ、管理される必要がある)」 と述べられており、まだ課題であることがわかります。全員が安全だと合意したわけではありません。
②【正】
本文に「All the speakers agreed on three points.」と述べられている合意点の一つとして、「emergency services would be improved(緊急サービスが改善されるだろう)」 と明確に書かれています。
③【誤】
スピーカーたちは交通問題の「解決策」について議論しており、「解決が難しい」という点で合意したという記述はありません。
④【誤】
本文では「zero-emission technologies(ゼロエミッション技術)」 の利用を増やすことで大気汚染を削減できると述べられており、技術の適用に肯定的です。
問2:正解④
<問題要旨>
ブログ記事の内容に基づき、空飛ぶ乗り物について最も可能性が高いと言える事柄を選択する問題です。
<選択肢>
①【誤】
「large cities(大都市)」と「small towns(小さな町)」の両方で役立つ と述べられており、どちらか一方でのみ使われるという記述はありません。
②【誤】
空飛ぶ乗り物は「heavy traffic(激しい交通渋滞)」 を避けるための手段であり、渋滞を増やすというのは逆の内容です。
③【誤】
「electrically powered(電気動力)」で「zero-emission technologies(ゼロエミッション技術)」 を利用することが前提とされているため、環境問題の解決に貢献することが期待されています。
④【正】
安全性の観点から「flying technology would need to be well tested and controlled(飛行技術は十分にテストされ、管理される必要がある)」 と述べられています。これは「適切な評価と規制を必要とする」と言い換えることができます。
問3:正解④
<問題要旨>
空飛ぶタクシーに関して、複数いるスピーカーの中の一人の意見として述べられているものを選ぶ問題です。
<選択肢>
①【誤】
空飛ぶタクシーのセンターが地方に設置されるという記述は本文にありません。
②【誤】
いくつかの国で「testing flying taxi services(空飛ぶタクシーサービスをテストしている)」 というのは、あるスピーカーが紹介した事実であり、そのスピーカー自身の意見として述べられているわけではありません。
③【誤】
世界中で「soon be available(すぐに利用可能になる)」 かどうかが議論の対象であり、まだ普及していないことがわかります。
④【正】
3人目のスピーカーが、空飛ぶタクシーが普及しない理由として「the operating costs of flying taxis are too high(空飛ぶタクシーの運営費は高すぎる)」 と明確に意見を述べています。
問4:正解④
<問題要旨>
ブログ記事全体を読み、言及されているトピックを選ぶ問題です。本文中に具体的な記述があるかどうかを確認します。
<選択肢>
①【誤】
費用について言及があるのは空飛ぶ「タクシー」であり、空飛ぶ「救急車」の費用についての記述はありません。
②【誤】
「electrically powered(電気動力)」 とは述べられていますが、その動力源が太陽光発電であるという具体的な記述はありません。
③【誤】
空飛ぶタクシーの駐車エリアに関する記述は本文にありません。
④【正】
「A few of them are even testing flying taxi services in the middle of their major cities.(いくつかの国では、主要都市の中心部で空飛ぶタクシーサービスの試験運用さえ行っている)」 と明確に述べられています。
第3問
問1:正解③
<問題要旨>
物語の語り手が誰であるかを特定する問題です。登場人物間の会話から、語り手「I」の名前を探します。
<選択肢>
①【誤】
ケイはベース担当のメンバーとして紹介されています。
②【誤】
レンはドラム担当のメンバーとして紹介されています。
③【正】
バンドリーダーであり語り手である「I」に対して、ドラマーのレンが「Tomo, you’re too worried.(トモ、心配しすぎだよ)」 と呼びかけていることから、語り手の名前がトモだとわかります。
④【誤】
ユキはキーボード担当のメンバーとして紹介されています。
問2:正解⑤→④→③→①
<問題要旨>
物語の中の出来事を時系列に正しく並び替える問題です。文章の流れに沿って、各選択肢がどの時点で起こった出来事なのかを整理します。除外すべき、本文に記述のない選択肢を見つけることも重要です。
<選択肢>
⑤【1番目】
物語の冒頭で、バンドがコンテストにエントリーしたこと(we had entered it) が語られており、これが一連の出来事の始まりです。
④【2番目】
コンテストに応募した後、バンドリーダーのトモが「I was worried that my band Cat’s Curry wouldn’t be ready(僕のバンド、キャッツ・カレーが準備不足なのではないかと心配だった)」 と、バンドの状態を心配している様子が描かれます。
③【3番目】
心配していたトモは、リハーサルの録画を見て「Each of us is showing off. We’re playing for ourselves, not for the band!(僕たち一人ひとりが目立とうとしている。バンドのためでなく、自分のために演奏しているんだ!)」 と問題点を突き止めます。
①【4番目】
トモが問題点を指摘した後、「our focus shifted(僕たちの焦点が変わった)」 とあり、バンドの意識(attitude)が変化したことがわかります。これが物語の転換点となります。
②【除外】
「バンドがもっと頻繁に練習することに決めた」という記述は、物語の中にはありません。
問3:正解④
<問題要旨>
物語の結末から、登場人物たちのコンテスト後の心境を推測する問題です。結果だけでなく、その過程で何を得たかが重要になります。
<選択肢>
①【誤】
「人生で最高の演奏だった」 と感じているため、「ひどい」という感情は当てはまりません。
②【誤】
最高のパフォーマンスができたと感じているため、「恥ずかしい」という感情は当てはまりません。
③【誤】
バンドとしての一体感を得たという内容であり、「独立した」という感情は文脈に合いません。
④【正】
「Although Cat’s Curry did not win the contest, we all felt it was the best performance of our lives.(キャッツ・カレーはコンテストで優勝しなかったが、私たちは皆、人生で最高の演奏だったと感じた)」 という記述から、結果はどうあれ、自分たちの演奏に満足していることがわかります。
第4問
問1:正解①
<問題要旨>
空欄を挟んだ前後の文の関係性を理解し、最も適切な接続詞を選ぶ問題です。文と文の論理的なつながり(順接、逆接、追加など)を考えます。
<選択肢>
①【正】
空欄前の文は「(物を減らすことで)日々の活動に集中しやすくなる」というスローライフの利点を述べています。一方、空欄後の文は「今日、多くの人々は消費できる以上に物を買う傾向がある」 という一般的な社会の風潮を述べています。理想と現実の対比を示す逆接の接続詞「However(しかしながら)」が最も適切です。
②【誤】
「Moreover(さらに)」は、前の文に情報を付け加える際に使いますが、ここでは文脈が対比なので不適切です。
③【誤】
「Otherwise(さもなければ)」は、条件とその結果を示す際に使いますが、文脈に合いません。
④【誤】
「Therefore(それゆえに)」は、原因と結果を示す際に使いますが、文脈に合いません。
問2:正解③
<問題要旨>
段落のテーマと提起された問題点を踏まえ、その段落を締めくくるのに最もふさわしい文を選ぶ問題です。問題点に対する解決策や筆者の主張が結論としてくることを予測します。
<選択肢>
①【誤】
この段落は会話の「質」について述べており、「時間」を制限することは主題からずれています。
②【誤】
問題は対面での会話中にスマートフォンを見ることであり、メッセージを送る回数の話ではありません。
③【正】
「対面の会話中にスマートフォンをチェックしてしまう」 という問題提起に対し、「話している相手に注意を集中するようにしなさい」というのは、直接的な解決策であり、この段落の結論として最も適切です。
④【誤】
この段落はスマートフォンが対面のコミュニケーションを阻害する可能性を指摘しており、スマートフォンで友人を探すことを勧めるのは文脈に合いません。
問3:正解①
<問題要旨>
先生からのコメント「下線部はあなたの主たる主張ではない」 を参考に、エッセイ全体の主題に合うように結論部分の要約を書き換える問題です。
<選択肢>
①【正】
エッセイの冒頭で、スローライフの目的は「improve the quality of your work and life(仕事と人生の質を向上させる)」 ことだと述べられています。したがって、結論もこの主題に沿って「仕事でも私生活でも満足することができる」とするのが最も適切です。
②【誤】
スローライフは効率性やスピードを追求するものではないため、不適切です。
③【誤】
エッセイの中で「仕事を分担する」という内容は述べられていません。
④【誤】
スローライフは結果だけでなく、物事に取り組む「過程」を大切にする考え方であり、主張と逆行します。
問4:正解③
<問題要旨>
先生からのコメント「下線部はこのエッセイの内容をうまく表現していない」 を参考に、本文の要約として不適切な部分を、本文の内容を正確に反映した表現に修正する問題です。
<選択肢>
①【誤】
本文の3番目の提案は、1日の「振り返り」についてであり、「計画」についてではありません。
②【誤】
本文では「significant(重要だった)」 出来事を思い出すようにと書かれており、「悪いこと」に限定されていません。
③【正】
本文の3番目の提案は「reflect on your day. Try to recollect people and events that were significant.(1日を振り返り、重要だった人や出来事を思い出す)」 という内容です。「その日の思い出深い部分を振り返る」は、この内容を的確に言い換えています。
④【誤】
「不要なものを捨てる」は、1番目の提案に関する内容であり、3番目の提案の要約ではありません。
第5問
問1:正解①
<問題要旨>
ボランティアプログラムの代表者が書いたEメール全体から、彼(彼女)が抱いている全体的な不安が何かを読み取る問題です。メールの結びの言葉に注目します。
<選択肢>
①【正】
メールの終盤で「This is my first time being on a committee like this, and I am rather anxious, so I would appreciate any advice you have.(このような委員会に参加するのは初めてで、かなり不安なので、何かアドバイスをいただけると幸いです)」 と述べており、イベント運営の経験不足が不安の原因であることが明確にわかります。
②【誤】
メールの作成者はプレゼンテーションを行う立場ではなく、プレゼンテーションスキルに関する不安は述べられていません。
③【誤】
将来の就職先として地方開発に関心がある と述べていますが、それが不安の原因であるとは書かれていません。
④【誤】
英語のEメールを書く能力についての不安は述べられていません。
問2:正解⑥、④
<問題要旨>
教授からの返信メールにある2人のプレゼンターに関する説明と、カンファレンスの午前・午後のテーマを照らし合わせ、それぞれのプレゼンテーションに最もふさわしいタイトルを選ぶ問題です。
<選択肢>
(Presentation 2 / 午前テーマ: “Changing local traditions”)
⑥【正】
教授のメールには、プレゼンターの一人は「changes she has made in her company(彼女が自分の会社で行った変更)」について話す地元のビジネスパーソンだと書かれています。これは、午前のテーマ「地域伝統の変革」に合致し、「伝統的なビジネスモデルをアップデートする」というタイトルが最もふさわしいです。
(Presentation 4 / 午後テーマ: “Preserving local traditions”)
④【正】
もう一人のプレゼンターは「locally grown mushrooms(地元で栽培されたキノコ)」を使ったレシピを紹介する地元のシェフだと書かれています。これは、午後のテーマ「地域伝統の保存」に合致し、「地元食材の利点を再発見する」というタイトルが最もふさわしいです。
①, ②, ③, ⑤【誤】
教授の説明やカンファレンスのテーマと合致しません。
問3:正解①
<問題要旨>
教授からの返信メールを読み、当初の計画のうち、変更や再検討が必要になった項目はどれかを特定する問題です。
<選択肢>
①【正】
教授は登録の締め切りについて「seven days before the conference is too short.(カンファレンスの7日前では短すぎる)」 と指摘しており、再検討が必要であることがわかります。
②【誤】
会場のメインホールについては「worked really well as a venue last time(前回会場として非常にうまくいった)」 と肯定的に評価しており、変更の必要はありません。
③【誤】
市長の講演タイトルは「”Our town, our future.”」 に決まったと報告されており、再検討の必要はありません。
④【誤】
開始・終了時刻については「The time schedule and order of events look good to me.(タイムスケジュールとイベントの順序は問題ないようです)」 と述べられており、変更の必要はありません。
問4:正解③
<問題要旨>
教授のメールで説明されているディベートの座席配置の指示を正確に理解し、それを最もよく表している図を選ぶ問題です。
<選択肢>
①【誤】
司会者用の机がなく、2つのテーブルが内側を向いていません。
②【誤】
司会者用の机がなく、各チームのテーブルが分かれすぎています。
③【正】
「a small desk for the moderator in the center(中央に司会者用の小さな机)」、「one table on each side of the moderator(司会者の両側に1つずつテーブル)」、「these tables should face slightly inward(これらのテーブルは少し内側を向いているべき)」、「two debaters on each team(各チームに2人のディベーター)」 という全ての条件を満たしています。
④【誤】
司会者用の机がなく、各チームのテーブルが一つにつながっています。
⑤【誤】
司会者用の机がありません。
問5:正解④
<問題要旨>
教授への返信メールに含めるべき情報として、最も可能性の高い2つの項目を選ぶ問題です。これまでのやり取りで、次に自分が報告・提案すべきことは何かを考えます。
<選択肢>
BとC【正】
教授から昼食について「Do you have any suggestions?(何か提案はありますか?)」 と尋ねられているため、食事を提供できる地元のレストラン(B)を提案するのは自然です。また、学生代表者からは「The number of volunteers that can help with the conference isn’t set yet. I’ll send you the list as soon as possible.(ボランティアの人数はまだ決まっていません。できるだけ早くリストを送ります)」 と伝えていたため、利用可能なボランティアの名前(C)を報告する必要があります。したがって、BとCの組み合わせが最も適切です。
A, D【誤】
会場のレンタル費用(A)は「for free(無料)」、駐車許可証(D)は「without having a permit(許可証なしで)」 利用できると教授から伝えられているため、これらについて返信する必要はありません。
第6問
問1:正解⑤→④→②→①
<問題要旨>
物語の主人公ブルバードの個人的な成長の段階を、物語の記述に沿って時系列に並び替える問題です。ヒーローとしての彼の内面的な変化を追う必要があります。
<選択肢>
⑤【1番目】
He is an ordinary boy. cite_start 物語の中で、彼が12歳の時に超能力に目覚める前の、公園レンジャーの息子として過ごしていた時期が描かれています。これが彼の原点です。
④【2番目】
He is a super park ranger. cite_start 彼はその能力を使って「rescuing hikers(ハイカーを救助する)」ようになり、「the Amazing Park Ranger Boy」として知られる ようになりました。
②【3番目】
He is a performer. cite_start Team Heroにリクルートされた後、彼は「silly television shows(ばかげたテレビ番組)」に出演し、名声にとらわれ、「a fake superhero(偽のスーパーヒーロー)」 となってしまいました。
①【4番目】
He is a hero again. cite_start メロディとの出会いを経て、彼は偽りの名声を捨て、メロディと共に「REAL HEROES」を立ち上げ、両親を誇りに思わせる本物のヒーローとして活動を再開しました。
③【除外】
He is a professional writer. cite_start この物語を書いているのは友人のハリーであり、ブルバード自身が作家になったという記述はありません。
問2:正解④
<問題要旨>
物語の中から、登場人物メロディが持つ超能力を正しく特定し、その組み合わせを選ぶ問題です。複数の能力に関する記述を正確に拾い出す必要があります。
<選択肢>
④【正】
本文には、メロディの能力として以下の記述があります。
B: imitate sounds perfectly (音を完璧に真似る) – 「recreate any sound, produced a cat’s meow(どんな音でも再現でき、猫の鳴き声を真似た)」
C: read the minds of animals and people (動物や人の心を読む) – 猫のウィスカーズに対して「thinks that you can’t be trusted(君を信用できないと思っている)」 と言っています。
E: speak to people using telepathy (テレパシーを使って人々と話す) – ブルバードの頭の中に「a voice popped into my head(声が飛び込んできた)」 とあり、それがメロディだと気づきます。
F: transport herself to different places instantly (瞬時に別の場所に移動する) – 「teleport to any place on earth in less than a second(1秒足らずで地球上のどこへでもテレポートできる)」
したがって、B, C, E, Fの組み合わせが正しいです。
問3:正解③
<問題要旨>
ブルバードの母親が言ったセリフ「We won’t let that happen to you.」 の意図を、文脈から正しく解釈する問題です。その前に何が “happen” (起こった) のか を理解することが鍵となります。
<選択肢>
①【誤】
能力の「コントロール」については触れられていません。
②【誤】
「雇う」という文脈ではありません。
③【正】
母親は、ブルバードの姉が超能力のために「a special facility(特別な施設)」 に送られ、家族と離れ離れになったことを後悔しています。その上で「あなたにはそんなこと(=私たちから引き離されること)はさせない」と言っているので、「あなたを私たちと一緒にいさせる」というのが最も的確な解釈です。
④【誤】
息子が犯罪を犯さないように、という意味ではありません。
問4:正解③、④
<問題要旨>
物語をより良くするために、本文中では言及も示唆もされていない、追加すべき詳細を2つ選ぶ問題です。物語に深みを与える要素として何が欠けているかを考えます。
<選択肢>
③【正】
how Melody learned she had superpowers (メロディがどのようにして自分の超能力を知ったか) – メロディの能力については説明されていますが、彼女がいつ、どのようにしてその能力に気づいたのかという背景は語られていません。
④【正】
the reason why Melody joined Team Hero (メロディがチームヒーローに参加した理由) – メロディがチームヒーローのメンバーであったことは述べられていますが、彼女がなぜその偽りのヒーローチームに一度は加わったのか、その動機は不明です。
①【誤】
Bluebird’s childhood experiences (ブルバードの子供時代の経験) – 公園で育ち、ハイカーを助けていた経験は十分に語られています。
②【誤】
Bluebird’s view on the reality show (リアリティ番組に対するブルバードの見方) – 当初は名声に酔っていたが、後には偽りだと感じていたことが示唆されています。
⑤【誤】
the relationship between Bluebird and Melody (ブルバードとメロディの関係) – 二人が実は姉弟であり、最終的に共にヒーロー活動を始めるという関係性は物語の核心として描かれています。
第7問
問1:正解①
<問題要旨>
プレゼンテーションのアウトラインにある「睡眠の重要性」の項目で、本文の内容と合致しない、誤った選択肢を一つ見つけ出す問題です。
<選択肢>
①【誤りとして指摘すべき項目】
To alter body temperature (体温を変化させるため) – 本文では、睡眠は「身体的・精神的な健康のため」、「脳のニューロンをリセットするため」、「体にエネルギーを補給するため」と述べられていますが、体温を変化させることが睡眠の目的であるとは書かれていません。むしろ、冬眠(hibernation)の説明で体温が下がることが述べられていますが、これは一般的な睡眠の目的ではありません。
②, ③, ④【正しい項目】
これらは全て本文に記述がある、睡眠の重要な役割です。
問2:正解④
<問題要旨>
本文で説明されている「biphasic sleep(二相性睡眠)」のパターンを、円グラフの中から正しく表現しているものを選ぶ問題です。
<選択肢>
①【誤】
これは覚醒と睡眠が一度ずつの「monophasic sleep(単相性睡眠)」 を表しています。
②【誤】
これは覚醒と睡眠が複数回ある「polyphasic(多相性睡眠)」 を表しています。
③【誤】
これも多相性睡眠の一種と考えられます。
④【正】
本文には、二相性睡眠について「the animal has two waking and sleeping times, with one sleep being long and the other like a nap(動物には2回の覚醒時間と睡眠時間があり、一方の睡眠は長く、もう一方は昼寝のようなものである)」 と書かれています。このグラフは、長い睡眠と短い睡眠(昼寝)の2つの睡眠期間を示しており、二相性睡眠を正しく表現しています。
問3:正解①、④
<問題要旨>
睡眠パターンに影響を与える条件について、本文の内容と合致する記述を2つ選ぶ問題です。動物の体の大きさや食性が睡眠にどう関わるかを読み取ります。
<選択肢>
①【正】
「Smaller animals such as squirrels or mice tend to use up their energy by moving quickly and frequently. This results in the need to sleep more often but for shorter periods of time.(リスやネズミのような小さな動物は、素早く頻繁に動くことでエネルギーを使い果たす傾向がある。この結果、より頻繁に、しかしより短時間眠る必要が生じる)」 とあり、エネルギー消費が激しい動物はより頻繁に眠るという記述と合致します。
④【正】
「Lions are carnivorous animals and have longer sleeping times because their food sources satisfy their hunger for longer periods.(ライオンは肉食動物であり、その食料源はより長い期間空腹を満たすため、睡眠時間が長い)」 とあり、満腹感が持続する食事をとる動物は長く眠るという記述と合致します。
②【誤】
本文には「(草食動物は)spend most of their time searching for food(ほとんどの時間を食料探しに費やす)」 ため、睡眠時間が短いとあります。逆の内容です。
③【誤】
「their plant-based diet has relatively few calories, resulting in the need to spend most of their time searching for food.(植物性の食事はカロリーが比較的少ないため、ほとんどの時間を食料探しに費やす必要がある)」 とあり、睡眠時間が短くなります。
⑤【誤】
本文では「Animals that can create safe spaces tend to enjoy longer periods of sleep(安全な場所を作れる動物は、より長い睡眠時間を楽しむ傾向がある)」 とあり、逆の内容です。
問4:正解①
<問題要旨>
「unihemispheric sleep(半球睡眠)」を行う鳥について、本文の説明と一致する選択肢を選ぶ問題です。
<選択肢>
①【正】
本文には「While one side of the animal’s brain sleeps, the other side stays awake and alert to its surroundings.(動物の脳の片側が眠っている間、もう片側は覚醒したままで周囲を警戒している)」 と書かれています。これは「部分的に眠り、部分的に覚醒している」状態であり、本文の内容と一致します。
②【誤】
半球睡眠中の心拍数の上昇については言及されていません。
③【誤】
半球睡眠は「keep one eye open(片目を開けておく)」 睡眠方法であり、両目を開けているわけではありません。
④【誤】
本文では「Birds flying at the outer edge of the group use this type of sleep to help protect the other members(群れの最も外側を飛ぶ鳥が、他のメンバーを守るためにこのタイプの睡眠を利用する)」 とあり、外側の鳥が内側の鳥を守るので、記述が逆です。
問5:正解④
<問題要旨>
アウトラインの空欄に当てはまる見出しを選ぶ問題です。その見出しの下にリストされている項目(冬眠、クラゲのリラクゼーション)の共通点を考えます。
<選択肢>
①【誤】
冬眠などは、一般的な睡眠パターンとは区別されています。
②【誤】
「自然な」という言葉が適切ではありません。
③【誤】
これらは睡眠の「理由」ではなく、睡眠に似た「状態」の例です。
④【正】
本文の最終段落で、冬眠やクラゲの弛緩状態は「patterns that can be considered to be sleep-like activities(睡眠のような活動と見なせるパターン)」 として紹介されています。「睡眠に似た状態」という見出しが最も適切です。
第8問
問1:正解①
<問題要旨>
複数の意見の中から、Meilin(ジャーナリスト)の意見を最もよく要約している選択肢を選ぶ問題です。彼女が最も懸念している点を把握します。
<選択肢>
①【正】
Meilinは、物理学者スティーブン・ホーキングの言葉を引用し、地球外生命体に地球の存在を知らせることの危険性を訴えています。「The deeper into space we travel, the greater the likelihood Earth will be discovered by an aggressive alien civilization.(宇宙をより深く旅すればするほど、地球が攻撃的な地球外文明に発見される可能性は高まる)」 と述べており、宇宙探査には慎重さ(Caution)が不可欠であると主張しています。
②【誤】
「発明」の価値について述べているのはApuです。
③【誤】
「科学」の優位性を直接主張しているわけではなく、むしろそのリスクを指摘しています。
④【誤】
地球外生命体を「信頼」することの危険性を警告しており、逆の内容です。
問2:正解①
<問題要旨>
Christine(CEO)とVictor(金融アナリスト)の二人の意見に共通する点を指摘する問題です。両者の文章を比較し、共通のトピックを探します。
<選択肢>
①【正】
Christineは「improper commercial or military use(不適切な商業的・軍事的利用)」を懸念しつつも、「private companies have begun exploring space, though mostly for commercial reasons(民間企業が、主に商業的な理由で宇宙探査を始めている)」と述べています。Victorは「Space exploration has contributed hugely to economic growth.(宇宙探査は経済成長に大きく貢献してきた)」と述べ、「private firms entering the space race(宇宙開発競争に参入する民間企業)」 がさらなる経済成長を保証すると指摘しています。両者とも、宇宙探査の経済的側面と民間企業の役割に言及しています。
②【誤】
給与が平均以上であると述べているのはVictorだけです。
③【誤】
国際協力の政治的難しさについて具体的に述べているわけではありません。
④【誤】
国際宇宙ステーションを例に国際協力に言及しているのはChristineだけです。
問3:正解③、④、②
<問題要旨>
「宇宙探査は良い考えではない」という自分の立場を支持する2人の意見と、その2人に共通する議論を正しく組み合わせる問題です。5人の意見を「賛成」「反対」「中立/懸念」に分類し、反対意見の共通点を探します。
<選択肢>
(問40, 41) ③ Meilin’s, ④ Naomi’s
(問42) ② space exploration exposes people to a lot of danger and is too risky
【理由】
まず、各人の立場を整理します。
・Apu, Victor: 賛成(科学技術の進歩、経済成長)
・Meilin, Naomi: 反対/強い懸念(地球外生命体の脅威、宇宙飛行士の生命の危険)
・Christine: 中立(国際協力や民間参入を認めつつ、商業・軍事利用を懸念)
「宇宙探査は良い考えではない」という立場を最も強く支持するのは、そのリスクを強調しているMeilinとNaomiです。
次に、MeilinとNaomiの共通の議論を探します。Meilinは「人類を征服しようとする地球外生命体」という脅威、Naomiは「宇宙飛行士の高い死亡率(a fatality rate of 2.9%)」 という危険性を指摘しています。両者に共通するのは、宇宙探査が人類や宇宙飛行士を「危険(danger/risk)」にさらすという点です。したがって、共通の議論として「宇宙探査は人々を多くの危険にさらし、あまりにもリスクが高い」が最も適切です。
問4:正解④
<問題要旨>
エッセイの理由2として、Source A(資料A)の内容を根拠に、最も適切な主張を選ぶ問題です。資料Aが指摘する環境問題を正確に要約する必要があります。
<選択肢>
①【誤】
$CO_{2}$排出が損害を与えるのは「the Earth’s atmosphere(地球の大気)」 であり、宇宙空間ではありません。
②【誤】
新しいエンジンの開発の難しさについては、資料Aには書かれていません。
③【誤】
スペースデブリが「future spaceflight(将来の宇宙飛行)」 にリスクをもたらすとは書かれていますが、「飛行機(airplanes)」との衝突については書かれていません。
④【正】
資料Aは、宇宙探査が「damaging for the Earth(地球に損害を与えている)」($CO_{2}$排出による温暖化)と、「damaging the thermosphere(熱圏を傷つけている)」(スペースデブリ問題)という、地球と宇宙(熱圏)の両方の環境を汚染していることを指摘しています。この選択肢は、資料Aの内容を包括的に正しく要約しています。
問5:正解①
<問題要旨>
「宇宙探査の費用は高く、その資金は世界の主要な問題を解決するために代わりに使える」という自分の主張(REASON 3)を、Source B(資料B)のグラフを使って最もよく裏付ける選択肢を選ぶ問題です。グラフの数値を正確に比較することが求められます。
<選択肢>
①【正】
グラフによると、世界の政府による宇宙探査への投資額は1030億ドルです。一方、飢餓の撲滅に必要な予算は400億ドル、基礎教育の提供に必要な予算は540億ドルです。この2つを合計すると940億ドルとなり、宇宙探査の費用(1030億ドル)よりも少なくなります。したがって、「宇宙探査に費やす金額で、飢餓を減らすだけでなく、開発途上国で初等教育を利用可能にすることもできる」というこの選択肢は、グラフのデータによって強力に裏付けられます。
②【誤】
「きれいな水を提供する(540億ドル)」費用は、宇宙探査費用(1030億ドル)よりも「少ない」ですが、この記述だけでは主張の裏付けとして弱いです。
③【誤】
「宇宙探査費用の半分以下」で教育問題が解決できるか計算すると、1030億ドル ÷ 2 = 515億ドル。教育に必要なのは540億ドルなので、「半分以下」では足りません。
④【誤】
「食料(400億ドル)、基礎教育(540億ドル)、きれいな水(540億ドル)」の3つを全て解決するには、合計で1480億ドルが必要です。これは宇宙探査の費用(1030億ドル)を超えており、「現在の投資額でこれら全てをまかなえる」というのは誤りです。