2026年度 大学入学共通テスト 追試験「地学」の問題冊子をPDFで公開しています。全設問の解答・解説も無料で読めます。印刷して実戦形式の演習にお使いください。
この問題の概要
2026年度 追試験 地学は、試験時間60分・満点100点、大問5題(第1問19点・第2問15点・第3問29点・第4問18点・第5問19点、全27問)の構成で、すべて必答です。第1問は高校生の夏休みの観察・調査を題材に、緯度による重力の違いと振り子時計、変成岩の判定、断熱減率による霧の発生高度、示準化石による地層の対比、暗黒星雲を扱います。第2問は地球内部の構造、ブーゲー異常や地磁気・走時曲線・地殻熱流量、VLBIによるプレート運動の測定、横ずれ断層と水平応力。第3問はA〜Dに分かれ、大陸地下の層構造と世界の活火山分布、地質図からの傾斜・断層・境界面の深さ、斜長石の累帯構造と石質隕石のコンドリュール、川の堆積物の粒径変化と礫に含まれる化石。第4問はA〜Cでエルニーニョ現象の気圧・風の偏差、回転水槽実験と大気の大循環、風浪の波高と海洋内部の水温・塩分。第5問はA・Bで、ハッブル・ルメートルの法則と宇宙の地平線・宇宙背景放射、系外惑星系の食と惑星の満ち欠けが出題されました。
| 大問 | 出題内容 | 配点 | 難易度 | ひとこと |
|---|---|---|---|---|
| 第1問 | 夏休みの観察と調査(緯度と重力・振り子時計、変成岩の判定、断熱減率から霧の発生高度、示準化石による地層の対比、暗黒星雲と星間物質) | 19 | ★★★★☆ | 問3は乾燥断熱減率と湿潤断熱減率が切り替わる高度を文字でおいて立式します。問4は2つの柱状図の化石産出範囲を1層ずつ照合するのが確実です |
| 第2問 | 固体地球(核とマントルの物性、ブーゲー異常・地磁気・走時曲線・地殻熱流量、VLBIによる2地点間距離の変化、横ずれ断層と水平応力) | 15 | ★★★★☆ | 問2は4つの選択肢すべてで下線部の正誤を判定します。問4は2組の断層のずれの向きを読み、共役な横ずれ断層として押す力の向きを決めます |
| 第3問 | A 大陸地下の層構造と世界の活火山分布/B 地質図から地層の傾斜・断層の種類・境界面の深さ/C 斜長石の累帯構造と石質隕石のコンドリュール/D 川の堆積物の粒径変化と礫に含まれる示準化石 | 29 | ★★★☆☆ | 知識で即答できる小問が多い一方、Bの地質図2問が失点しやすい山場です。等高線と地層境界線の交点を結んで走向線を引く手順を練習しておきましょう |
| 第4問 | A エルニーニョ現象の海面気圧・海上風の偏差/B 回転水槽実験と大気の大循環(ハドレー循環・偏西風波動)/C 風浪の波高と北太平洋の水温・塩分の鉛直分布 | 18 | ★★★★☆ | 問1は気圧の偏差だけで決めず、赤道付近の風の偏差が西風かどうかまで確認します。問4は風速と吹走距離の2つを図に当てはめて読みます |
| 第5問 | A ハッブル・ルメートルの法則と宇宙の地平線・宇宙背景放射/B 系外惑星系の食による減光と惑星の満ち欠け | 19 | ★★★☆☆ | 問2は光の速度をハッブル定数で割るだけでメガパーセク単位の答えが出ます。問1は観測者を変えても後退速度が距離に比例することを数値で確かめましょう |
対策のポイント: 配点は第3問(29点)が最も重く、固体地球・地質・大気海洋・宇宙の4分野からほぼ均等に出題されます。得点の中心は図の読み取りで、地質図(第3問B)、エルニーニョ現象の偏差図(第4問A)、風浪の波高の図(第4問C)、宇宙背景放射のエネルギー分布(第5問A)は、いずれも複数の条件を同時に満たす選択肢を選ばせる形式です。計算は断熱減率(第1問問3)と光の速度÷ハッブル定数(第5問問2)の2題だけなので、知識問題と計算問題を手早く取りきり、残った時間を地質図と偏差図の読み取りに充てるのが現実的な時間配分です。 各設問の詳しい解き方は上の「解答・解説はこちら」からどうぞ。
※ 難易度は当サイトの独自評価です(★1 基礎 〜 ★5 難)。

