2026年度 大学入学共通テスト 本試験 公共・政治経済 過去問題

2026年度 大学入学共通テスト 本試験「公共・政治経済」の問題冊子をPDFで公開しています。全設問の解答・解説も無料で読めます。印刷して実戦形式の演習にお使いください。

目次

この問題の概要

「公共,政治・経済」は試験時間60分・満点100点、第1問から第6問までの6大問すべてが必答で、マークする解答番号は1〜34の34項目です。6大問はいずれも生徒の会話文・メモ・探究学習という枠組みで束ねられ、表やグラフ、資料を読みとって判断させる設問が中心になっています。第1問と第2問は「公共,倫理」および「公共」と共通の問題です。全体の難易度は標準からやや難で、知識だけで即答できる設問と、資料の突き合わせや計算を要する設問が混在するため、時間配分が結果を左右します。

大問出題内容配点難易度ひとこと
第1問社会保障制度の現状と課題(公助と共助、ロールズの格差原理、実質GDPと累進課税、社会保障財源の国際比較、普遍主義と選別主義)12★★☆☆☆用語の知識で決まる設問が多く、確実に取りたい大問。問3の表は「合計に対する割合」を実際に割り算すれば片づく。「公共,政治・経済」と「公共」にも同一問題として出題されているので、そちらの問題でも演習できる。
第2問グローバル化が進む現代社会の文化や宗教(エスノセントリズム、在留外国人の統計、政教分離の判例、宗教の捉え方)13★★★★☆問2は資料2枚の突き合わせで、実数の増加と割合の高さを混同すると落ちる。問3は津地鎮祭訴訟が合憲判決だという1点で決まる。この大問も他2科目に同一問題として出題されている。
第3問グローバル化する国際社会の課題(貿易政策の対立と協調、最恵国待遇、サービス貿易、国連機関、多国間条約の運用、パレスチナ問題)19★★★☆☆問1は自分が関心をもつ貿易政策を先にマークし、その政策のねらいを選ぶ形。どちらを選んでも得点でき、記述ア〜エを保護貿易と自由貿易に振り分ければ両方の立場で決まる。残りは国際経済・国際法の定番知識で押し切れるので、ここは短時間で通過したい。
第4問日本の経済政策(実質経済成長率、金融ビッグバンとアベノミクス、株主構成の変化、国会の議決、経済的自由、違憲審査の積極・消極)19★★★★★問4は衆議院465・参議院248の議席内訳から過半数233と3分の2の310を実際に計算する設問で、ここで差がつく。問5は薬事法と森林法の違憲判決を合憲と反転させた選択肢が並ぶので判決の結論を正確に。問6は立場選択型で配点4。
第5問人口減少と地方自治(市区町村数と職員数、水道事業の広域化、地方財政の収入区分、直接請求、宿泊税、NPOと社会的企業)18★★★★☆問1は減少率と減少数の混同を突く作りで、実数の大きさに引きずられると逆の結論を出してしまう。問3・問4は自主財源と依存財源、イニシアティブとリコールという区分と名称の区別で即答できるので先に処理して、問1と問5に時間を残したい。
第6問SDGsからみた地球規模の課題とその解決(格差と貧困、地球環境をめぐる国際会議の年代順、エネルギー投資と二酸化炭素排出量、SDGsの階層構造、開発協力、平和とグローバルな統治)19★★★★☆問3は3枚のグラフを突き合わせる配点4の設問で、総排出量と一人当たり排出量の両方で矛盾しない国名を決める必要がある。問5は「適当でないもの」を選ぶ問い方の反転に注意。問2は会議名を年代に置き換えれば並べ替えは一瞬で終わる。

対策のポイント: 資料つきの設問は「前半は正しいが後半が誤り」という二段構えで作られているので、記述を前半と後半に切り分けて別々に確かめる習慣をつけてください。統計は割合と実数を必ず区別し、議席数や税率が絡む設問は選択肢を見る前に自分で計算してから当てにいくこと。立場選択型は片方を選べば必ず対応する正解が用意されているので、どちらを選ぶか迷って時間を使わず、記述群を2つの立場に振り分ける作業に集中するのが得策です。 各設問の詳しい解き方は上の「解答・解説はこちら」からどうぞ。

※ 難易度は当サイトの独自評価です(★1 基礎 〜 ★5 難)。

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