2024年度 大学入学共通テスト 本試験「倫理・政治経済」の問題冊子をPDFで公開しています。全設問の解答・解説も無料で読めます。印刷して実戦形式の演習にお使いください。
目次
この問題の概要
2024年度 本試験 倫理,政治・経済は、試験時間60分・満点100点、大問7題(第1問12点・第2問12点・第3問12点・第4問14点・第5問19点・第6問19点・第7問12点、計31問)の構成です。第1問が人類の源流思想、第2問が日本思想、第3問が西洋近現代の思想と芸術、第4問が「後悔」をテーマにした青年期と実存、第5問が国家・法と個人の権利、第6問が経済理論と計算、第7問が国際社会と科学技術の課題です。第1問から第4問は「倫理」、第5問から第7問は「政治・経済」と共通の設問で構成されており、第4問の問2だけは解答欄が二つに分かれ、あわせて7点が配点されています。
| 大問 | 出題内容 | 配点 | 難易度 | ひとこと |
|---|---|---|---|---|
| 第1問 | 源流思想(ギリシア哲学の他文化圏への継承、先行思想への批判、インド仏教と中国思想の接触、イエスとユダヤ教の律法) | 12 | ★★★☆☆ | 倫理第1問と共通の設問4問(配点も同一)。問3は資料文と会話文の中で用語の意味を確定させてから選択肢に進むのが近道です |
| 第2問 | Ⅰ 古代日本の神観念と災害、奈良・平安の仏教/Ⅱ 江戸期の儒学、吉野源三郎の文章読解 | 12 | ★★★☆☆ | 倫理第2問と共通の設問4問(配点も同一)。問3は「適当でないもの」を選ぶ形式で、江戸儒学の学派ごとの主張の違いが要点です |
| 第3問 | Ⅰ 宗教改革と職業観、カントの趣味判断と共通感覚/Ⅱ ルソー『人間不平等起源論』、芸術をめぐる対話 | 12 | ★★★☆☆ | 倫理第3問と共通の設問4問(配点も同一)。問2はカントの引用文のどこに共通感覚が述べられているかを押さえるのが決め手です |
| 第4問 | 「後悔」をめぐる青年期と実存(ハヴィガーストとピアジェ、ハイデガーとJ.ラズの後悔論、後悔がもつ積極的な意味) | 14 | ★★★★☆ | 倫理第4問と共通で配点も同一。問2は解答欄が二つで3点+4点と重く、ハイデガーの用語とラズの資料文を分けて処理します |
| 第5問 | 国家・法と個人の権利(ヴェーバーの国家論、雇用保険と労災保険、政教分離、消費者団体訴訟、会社形態とCSR、臓器移植法) | 19 | ★★★☆☆ | 政治・経済第2問と共通の6問。ただし問6の臓器移植法だけは4点で、政治・経済側の3点より重く設定されています |
| 第6問 | 経済理論と計算(付加価値とGDP、三面等価の原則、市場の失敗、汚染物質の総量規制、比較優位、代替財と需要曲線) | 19 | ★★★★☆ | 政治・経済第3問と共通で配点も同一。付加価値・総量規制・比較優位と計算が続くので、定義式を先に書き出すと迷いません |
| 第7問 | 国際社会の課題(社会契約説の思想家、アジアの人口ピラミッドと人口オーナス、アジアの開発援助、宇宙条約の条文) | 12 | ★★★☆☆ | 政治・経済第4問と共通ですが配点は各3点で、政治・経済側の各4点とは異なります。問4は条文の禁止規定と事例の照合が中心です |
対策のポイント: 第1問から第4問は「倫理」、第5問から第7問は「政治・経済」と同じ設問で構成されているため、どちらの科目の過去問も演習材料に使えます。倫理側は思想家と主張の対応に加えて原典資料の読解、政治・経済側は制度の細部と計算問題が中心なので、分野をまたいで穴を作らないことが第一です。第4問の解答欄が二つある設問や、第5問・第6問に置かれた4点の設問は取りこぼしの影響が大きいので、ここに時間を残す配分を意識しましょう。 各設問の詳しい解き方は上の「解答・解説はこちら」からどうぞ。
※ 難易度は当サイトの独自評価です(★1 基礎 〜 ★5 難)。

