2018年度 大学入試センター試験 本試験「日本史B」の問題冊子をPDFで公開しています。全設問の解答・解説も無料で読めます。印刷して実戦形式の演習にお使いください。
目次
この問題の概要
試験時間60分・満点100点。大問6題・小問36問はすべて必答で、第1問〜第4問が各16点、第5問12点、第6問24点という配点です。第1問が時代を貫くテーマ史、第2問以降が古代・中世・近世・幕末明治・近現代という時代順の構成で、原始から戦後までまんべんなく問われます。第5問は同じ日の日本史A第2問と、第6問は日本史A第4問とまったく同じ問題です。史料・絵巻・写真・地図といった図版が各大問に入るのが日本史Bの特徴で、全体の難易度は標準です。
| 大問 | 出題内容 | 配点 | 難易度 | ひとこと |
|---|---|---|---|---|
| 第1問 | 時代を貫くテーマ史(稲荷山古墳出土鉄剣銘の史料、条坊制・下地中分・検地絵図・地券などの図版判定、各時代の服装と文様、殖産興業と地域開発、中世の商品流通と問丸、近代の国境標石の写真と地図) | 16 | ★★★★☆ | 図版を「どの時代のどの制度か」に振り分ける問2がこの大問の山。教科書の図版ページを一度通しで眺めておくだけで正答率が変わる |
| 第2問 | 古代の政治と社会(銅鐸と祭祀、ヤマト政権と豪族、倭と朝鮮半島の関係の年代配列、律令の太政官と八省、大仏開眼供養会、平安期の地方支配と負名) | 16 | ★★★☆☆ | 問9の並べ替えは高句麗・新羅との関係を四世紀から順に押さえていれば決まる。問12は語句の組合せなので、確実なほうから片づけたい |
| 第3問 | 中世の政治と文化(鎌倉末〜室町初期の内紛、院政期から戦国期の京都と寺院、朝廷と鎌倉幕府の関係の年代配列、農耕を描いた絵巻、瀬戸内の港町と寺内町、桃山文化) | 16 | ★★★☆☆ | 問15の並べ替えは六波羅探題・皇族将軍・両統迭立の順。承久の乱を基準に前後を分けると迷わない |
| 第4問 | 近世の対外関係と村社会(文禄・慶長の役と朝鮮からの技術、南蛮文化の受容の年代配列、対馬藩と己酉約条、寺請制度と宗門改、村の記録にみる盗みの処罰、江戸後期の村方騒動) | 16 | ★★★☆☆ | 問23の村の記録は読み慣れない史料だが、聞かれているのは「誰が裁いたか」だけ。史料の量に怯まず設問文に戻るのが早い |
| 第5問 | 幕末・維新期の政治と軍制(文久改革の政事総裁職、幕府首脳と条約締結、西洋医学の発展の年代配列、徴兵令と血税一揆) | 12 | ★★☆☆☆ | 4問・12点と最も小さい。日本史A第2問と同一問題で、蘭学から細菌学へという流れを押さえていれば取りやすい |
| 第6問 | 大正デモクラシーから戦後まで(石橋湛山と『中央公論』、新婦人協会と工場法、パリ講和会議後の民族運動、思想統制の年代配列、戦中戦後の文化、軍部大臣現役武官制の廃止と復活、石橋内閣の成立、石橋湛山の日中貿易論) | 24 | ★★★★☆ | 配点が最も大きい大問。日本史A第4問と同一問題。問36は1960年ごろの文献を読ませる設問で、本文に戻らずに知識だけで決めると外しやすい |
対策のポイント: 日本史Bは図版と史料の比重が高く、文章だけの正誤判定に頼ると頭打ちになります。教科書と資料集の図版に「時代・制度・地域」の三つのタグを付けて覚え直すのが最短です。並べ替えは西暦を覚えるより、承久の乱・応仁の乱・明治維新といった大きな節目を基準に前後で分けるほうが確実で、時間もかかりません。各設問の詳しい解き方は上の「解答・解説はこちら」からどうぞ。
※ 難易度は当サイトの独自評価です(★1 基礎 〜 ★5 難)。

