2018年度 大学入試センター試験 本試験「政治経済」の問題冊子をPDFで公開しています。全設問の解答・解説も無料で読めます。印刷して実戦形式の演習にお使いください。
目次
この問題の概要
試験時間60分・満点100点。大問4題・小問34問はすべて必答で、第1問28点・第2問24点・第3問24点・第4問24点という配点です。第1問が国家観と統治機構、第2問が戦後の国際政治・経済史、第3問が公平と効率をめぐる経済、第4問が男女共同参画と日本の統治機構という構成でした。政治分野と経済分野がおおむね半々で、需要曲線・ローレンツ曲線といった図と、各国を当てさせる統計表が合わせて5問入ります。全体の難易度は標準です。
| 大問 | 出題内容 | 配点 | 難易度 | ひとこと |
|---|---|---|---|---|
| 第1問 | 国家の役割と統治機構(夜警国家と福祉国家、「第三の道」と新自由主義、基本的人権の分類、大統領制と議院内閣制、法の支配、国会と議院の権限、価格の上限規制と需給曲線、ローレンツ曲線と所得格差、電力自由化とスマートグリッド、防衛装備移転三原則) | 28 | ★★★☆☆ | 配点が最も大きい大問。問7は「規制後の取引量は需要量と供給量の小さいほうで決まる」という一点、問8は「45度線から離れるほど不平等」という一点で決着する |
| 第2問 | 戦後の国際政治と経済(マーシャル・プランとトルーマン・ドクトリン、1930年代からの国際通貨体制、対日占領政策の実施順序、復興期の景気と耐久消費財、第二次石油危機とイラン革命、NPTとPTBT、1957年の外交三原則、1970〜80年代の日本の政策) | 24 | ★★★☆☆ | 戦後史を年代順に問う設問が多い。問13の並べ替えは「非軍事化→民主化→経済復興」という占領政策の大きな流れを押さえれば迷わない |
| 第3問 | 公平と効率をめぐる経済(トレード・オフとベーシックインカム、南北問題とフェアトレード、GATTからWTOへの展開の配列、各国の一次エネルギー供給構成の表、シュンペーターのイノベーション、機関委任事務の廃止と地方分権、賦課方式と積立方式、教育費の公的負担と私的負担の表) | 24 | ★★★★☆ | 4題で最も資料が重い。問22はフランスの原子力比率、中国の石炭比率という「その国らしい極端な数字」から二つ決めると残りが自動的に決まる |
| 第4問 | 男女共同参画と日本の統治(各国の男女賃金比率と女性の管理職・閣僚比率、特別会・臨時会・参議院の緊急集会、直接請求制度と必要署名数の組合せ、中央省庁再編後に新設された機関、男女雇用機会均等法とポジティブ・アクション、教育を受ける権利と学問の自由、派遣労働とパートタイム労働の法制、最高裁の違憲判決) | 24 | ★★★☆☆ | 問29の直接請求は、条例制定と解散・解職で必要署名数と請求先が変わるところが出題の的。表にして覚えていれば一瞬で取れる |
対策のポイント: 政治・経済は、政治分野が制度の細部、経済分野が図とデータで差がつきます。制度は「誰が・何分の何で・どこへ」という三点セットで覚えると、直接請求も国会の議決要件もまとめて整理できます。グラフの問題は公式を思い出す前に、軸が何を表しているかを口に出して確認するだけで取り違えが激減します。各設問の詳しい解き方は上の「解答・解説はこちら」からどうぞ。
※ 難易度は当サイトの独自評価です(★1 基礎 〜 ★5 難)。

