2020年度 大学入試センター試験 本試験「生物基礎」の問題冊子をPDFで公開しています。全設問の解答・解説も無料で読めます。印刷して実戦形式の演習にお使いください。
目次
この問題の概要
大学入試センター試験としては最後の年度です。理科①の科目で、2科目を選んで解答時間60分(1科目あたり30分が目安)・満点50点。大問3題・解答番号23はすべて必答で、第1問18点・第2問16点・第3問16点という配点でした。第1問が細胞と遺伝子、第2問が体内環境の維持、第3問が植生と物質循環という構成です。複数の解答番号がそろって正解のときだけ得点になる設問が三つあり、部分点が出ない点に注意が必要でした。全体の難易度はやや易〜標準です。
| 大問 | 出題内容 | 配点 | 難易度 | ひとこと |
|---|---|---|---|---|
| 第1問 | 細胞と遺伝子(核・ミトコンドリア・葉緑体のはたらき、ミトコンドリアの大きさ、動物細胞を構成する物質の質量比、DNAからRNA・タンパク質への流れ、相補的な塩基配列、肺炎双球菌の形質転換、DNAの半保存的複製、転写と翻訳の区別、人工合成DNAを使った検証) | 18 | ★★☆☆☆ | 教科書の基本が並ぶ大問。問5の相補鎖は、AとT・GとCを機械的に置き換えるだけ。ここは確実に取りたい |
| 第2問 | 体内環境の維持(淡水魚と海水魚の体液濃度と尿、えらの塩類細胞のはたらき、汽水域でコイとカレイが同じ場所で釣れた理由、樹状細胞とヘルパーT細胞、B細胞が抗体産生細胞へ分化する条件を調べる実験) | 16 | ★★★☆☆ | 淡水魚と海水魚を「水と塩をどちらに出し入れするか」で対にして整理しておくと、三問続けて取れる。問15はどの細胞を取り除いたかを追う実験の考察 |
| 第3問 | 植生と物質循環(ステップと硬葉樹林・雨緑林の代表種、炭素の移動を示す模式図、エネルギーの流れと熱としての放散、二酸化炭素以外の温室効果ガス、大気中の二酸化炭素濃度の季節変動が緯度で違う理由) | 16 | ★★★☆☆ | 問23は「高緯度ほど夏と冬の光合成の差が大きい」という一点で決まる。バイオームは気温と降水量の二軸のグラフを一枚頭に入れておきたい |
対策のポイント: 生物基礎は用語の暗記で6割までは届きますが、そこから上は実験の読み取りで決まります。実験問題は「何を変えたか」「何を測ったか」の二つを設問文から抜き出してメモするだけで、選択肢がはっきり絞れます。複数の解答番号がそろって初めて得点になる設問もあるので、答えを埋めたら対応関係をもう一度確かめましょう。各設問の詳しい解き方は上の「解答・解説はこちら」からどうぞ。
※ 難易度は当サイトの独自評価です(★1 基礎 〜 ★5 難)。

