2021年度 大学入学共通テスト 本試験「英語(リーディング)」の問題冊子をPDFで公開しています。全設問の解答・解説も無料で読めます。印刷して実戦形式の演習にお使いください。
目次
この問題の概要
大学入学共通テストの第1回にあたる年度の「リーディング」です。試験時間80分・満点100点で、センター試験の筆記200点から大きく変わりました。大問6題・解答番号47はすべて必答で、第1問10点・第2問20点・第3問15点・第4問16点・第5問15点・第6問24点という配点です。発音・アクセント・文法の独立した設問が姿を消し、全問が読解になりました。扱う素材もメッセージのやりとり、審査表、ウェブサイト、時刻表、プレゼンのスライドなど、実際の生活に近いものばかりです。全体の難易度は標準です。
| 大問 | 出題内容 | 配点 | 難易度 | ひとこと |
|---|---|---|---|---|
| 第1問 | 短いやりとりと案内(ルームメイトからのメッセージ、ファンクラブの入会案内と三つの会員種別の特典表、入会後にできる手続き) | 10 | ★★☆☆☆ | 配点が最も軽く、読む量も少ない。表と本文を突き合わせるだけで決まるので、ここを速く抜けて後半に時間を残したい |
| 第2問 | 評価と意見(バンドコンテストの採点表と審査員のコメント、事実と意見の区別、最終順位の決定/放課後活動の新方針をめぐる生徒会長の投稿と校長の手紙、事実と思い込みの区別、反論の根拠) | 20 | ★★★☆☆ | 「事実」と「意見」を選び分ける設問が四問入るのが共通テストの新機軸。数字や実施済みの事柄が事実、評価や予想は意見、と機械的に切り分けられる |
| 第3問 | 体験記(ホテルの宿泊者の感想と空港からの移動手段/ボランティアを始めた Sarah の文章と出来事の時系列、センターの特徴、参加するための手続き) | 15 | ★★★☆☆ | 問18〜21は四つの出来事を順に並べる設問で、一つずれると四問まとめて落とす。本文を読みながら出来事に番号を振っておくのが安全 |
| 第4問 | 予定を組み立てる(姉妹校の生徒が乗る電車を時刻表から選ぶ、帰りの電車、訪問先をめぐる順番、天気による昼食場所の変更、使わない移動手段、三つ目の施設の提案) | 16 | ★★★☆☆ | 時刻表とメールの条件を突き合わせる実務的な大問。条件が複数あるので、メールの中の「もし〜なら」に線を引いてから表を見るのが確実 |
| 第5問 | 物語をスライドにまとめる(馬のように跳ぶ雄牛 Aston と飼い主 Sabine の物語。タイトル、主要人物と脇役、出来事の時系列、Aston の能力、現在の様子) | 15 | ★★★☆☆ | 読んだ物語をプレゼン用のスライドに整理させる形式。問32〜35の時系列は、本文の時間表現(近所の農場で働き始めた、買い取った、移動許可が下りた)を手がかりに並べる |
| 第6問 | 論説二本(アイスホッケーの脳震盪。短期・長期の症状、コンカッション・スポッターの役割、リーグの対策/甘味料の科学。甘味度の順位表、本文と合致する二つの選択肢、筆者の主張) | 24 | ★★★★☆ | 配点が最も大きく、読む量も最多。問44の甘味度の順位表は本文中に散らばった数値を拾い集める必要があり、この年でいちばん時間を取られる設問 |
対策のポイント: 共通テストのリーディングは、語彙や文法の知識を単独で問う設問がなくなり、限られた時間でどれだけ情報を処理できるかの試験になりました。全文を丁寧に訳していては間に合いません。設問を先に読み、必要な情報がどこにあるかを探しに行く読み方に切り替えるのが最も効果的です。事実と意見の区別、出来事の並べ替えは毎年出るので、形式に慣れておくだけで得点が安定します。各設問の詳しい解き方は上の「解答・解説はこちら」からどうぞ。
※ 難易度は当サイトの独自評価です(★1 基礎 〜 ★5 難)。

