2023年度 大学入学共通テスト 本試験「日本史B」の問題冊子をPDFで公開しています。全設問の解答・解説も無料で読めます。印刷して実戦形式の演習にお使いください。
目次
この問題の概要
2023年度 本試験 日本史Bは、試験時間60分・満点100点、大問6題(第1問18点・第2問16点・第3問16点・第4問16点・第5問12点・第6問22点、計32問)の構成で、古代から戦後まで全時代が対象です。第1問はAが古代・中世の国郡制と境界をめぐる意識、Bが江戸時代の国絵図から近代の測量・海図まで。第2問はAが古代の信仰と律令の官制、Bが平安貴族の暦と陰陽道。第3問は中世京都の商業・寺院・撰銭令と文化。第4問は江戸時代の交通・商業政策・文化の担い手と漂流民送還。第5問は架空の人物の生涯をたどる幕末〜明治の社会と女性。第6問はAが師範学校と学制の変遷・修学旅行、Bが炭鉱労働・観光事業・沖縄国際海洋博覧会と戦後アジアです。なお第5問は日本史A第2問、第6問は日本史A第4問と共通問題です。
| 大問 | 出題内容 | 配点 | 難易度 | ひとこと |
|---|---|---|---|---|
| 第1問 | A 古代・中世の国郡制と境界をめぐる意識/B 江戸時代の国絵図と近代の測量・海図 | 18 | ★★★☆☆ | 問1は複数の史料がいつ・誰の政策を示すかを見分けるのが要。問6は会話文全体を踏まえた総合判断なので、A・Bで読んだ内容を最後にまとめ直したい |
| 第2問 | A 古代の信仰と律令の官制/B 平安貴族の暦と陰陽道 | 16 | ★★★☆☆ | 問2の令外官と問3の怨霊となった人物の年代整序は知識で取りたい。問4・問5は史料から暦が貴族の政務や日常をどう規定したかを読み取る |
| 第3問 | 中世京都の商業・寺院・撰銭令と文化 | 16 | ★★★★☆ | 問3は室町幕府と大内氏の撰銭令を並べ、どの銭を認めどの銭を排したかを条文単位で照合する。問5は模式図の矢印が何の対価かを考えれば用語が決まる |
| 第4問 | 江戸時代の交通・商業政策・文化の担い手と漂流民送還 | 16 | ★★★☆☆ | 問2は商業政策と商人組織の変遷を17世紀・18世紀と時期ごとに整理してから並べる。問3・問4は文化人名簿と送還記録の史料から当時の実態を拾い上げたい |
| 第5問 | 幕末〜明治の社会と女性(架空の人物の生涯をたどる出題) | 12 | ★★☆☆☆ | 日本史A第2問と共通で配点も同じ。問1は主人公の生没年1860〜1910年という枠に各出来事が収まるかを確認するだけで選択肢を絞れる |
| 第6問 | A 師範学校と学制の変遷・修学旅行/B 炭鉱労働・観光事業・沖縄国際海洋博覧会と戦後アジア | 22 | ★★★★☆ | 日本史A第4問と共通で配点も同じ。問2の1896年の上海と問3の1938年の満州・朝鮮という時期差が答えを分ける。問6は新聞見出しを時系列に追う |
対策のポイント: 時代のバランスがよく、古代・中世で全体の半分近くを占めるため、近現代に偏った対策では届きません。第2問・第4問のような知識型の設問を素早く固め、第1問の史料判定や第3問の撰銭令の比較読解に時間を使うのが現実的です。史料問題は語句の暗記よりも「誰が誰に向けて何を命じているか」を読み取る練習を重ねてください。共通問題である第5問・第6問は日本史Aの過去問でも演習できます。 各設問の詳しい解き方は上の「解答・解説はこちら」からどうぞ。
※ 難易度は当サイトの独自評価です(★1 基礎 〜 ★5 難)。

