2023年度 大学入学共通テスト 本試験「生物基礎」の問題冊子をPDFで公開しています。全設問の解答・解説も無料で読めます。印刷して実戦形式の演習にお使いください。
目次
この問題の概要
2023年度 本試験 生物基礎は、試験時間30分・満点50点、大問3題(第1問16点・第2問17点・第3問17点、計15問)の構成です。第1問がA 細胞の構造と細胞内共生/B DNAと細胞周期、第2問がA リパーゼと胆汁のはたらきを調べる実験/B 免疫、第3問がA 同化と水槽内の窒素循環/B 世界のバイオームと、各大問がA・B二つの区分に分かれています。
| 大問 | 出題内容 | 配点 | 難易度 | ひとこと |
|---|---|---|---|---|
| 第1問 | A 原核細胞と真核細胞の違い/藻類と動物細胞の細胞内共生にともなう遺伝子発現の変化 B ヒトの体細胞のDNA量から複製を開始する場所の数を求める計算/細胞周期とタンパク質X・Yの発現時期/全DNA量と物質Aの取り込み量のグラフから細胞集団の時期を判定 | 16 | ★★★☆☆ | 問3は精子の3×10⁹塩基対を体細胞分に直すところが出発点。問5は横軸のDNA量を1と2で読み替え、カにM期も含まれると気づけるかで差がつきます |
| 第2問 | A リパーゼ・胆汁とリトマスミルクを用いた実験で結論ごとに比較すべき試験管の組合せ/胆汁の乳化作用を検証する実験計画 B 自然免疫の誤りを含む記述/抗原提示細胞とヘルパーT細胞が働く場所/好中球やB細胞を欠くマウスを用いた免疫実験の解釈 | 17 | ★★★☆☆ | 問1は試験管ⓓを基準に「一つだけ条件を変えた相手」を選ぶだけですが三組すべて正解で4点。問5はマウスSが血清中の抗体で助かった受動免疫だと見抜けるかが鍵です |
| 第3問 | A 光合成のエネルギー変換と同化に当たる反応/水槽内で有機窒素化合物が水草に利用されるまでの順序/水槽から窒素を系外へ取り除く操作 B 気温と降水量によるバイオーム分布図の読み取り/緑葉の量を示す指標Nの年変化グラフとバイオームの対応 | 17 | ★★☆☆☆ | 問2・問3の窒素循環は「水草ごと取り出す」という結論まで一本道で取りやすい設問。問5は夏緑樹林の落葉と熱帯多雨林の常緑を季節変動の有無に結びつければ即決です |
対策のポイント: 知識だけで答えが出る設問が各大問に何問かあり、まずそこを取りこぼさないことが前提になります。差がつくのは第1問問5や第3問問5のようにグラフを細胞周期・植生の季節変化と対応させる設問と、第2問の対照実験の読み取りで、いずれも「何と何を比べているのか」を先に言葉にしてから選択肢に進むと迷いません。複数の解答番号をまとめて採点する設問には部分点が設定されているものもあるので、自信がなくても必ず埋めておきましょう。 各設問の詳しい解き方は上の「解答・解説はこちら」からどうぞ。
※ 難易度は当サイトの独自評価です(★1 基礎 〜 ★5 難)。

