2024年度 大学入学共通テスト 本試験「日本史B」の問題冊子をPDFで公開しています。全設問の解答・解説も無料で読めます。印刷して実戦形式の演習にお使いください。
目次
この問題の概要
2024年度 本試験 日本史Bは、試験時間60分・満点100点、大問6題(第1問18点・第2問16点・第3問16点・第4問16点・第5問12点・第6問22点、計32問)の構成で、古代から現代までの全時代を扱います。第1問が古代から近代までを書物・印刷・記録という軸でたどるテーマ史、第2問が古代の食と生活、第3問が中世の朝廷・法・文化、第4問が近世の貿易と産業、第5問が幕末から明治初期の西洋文明の受容と経済、第6問が戦間期の外交と戦後の日米関係です。第1問・第2問・第6問はA・Bに分かれ、第3問から第5問には区分がありません。なお第5問は日本史A第2問と、第6問は日本史A第4問と同一の共通問題です(正解・配点とも一致)。
| 大問 | 出題内容 | 配点 | 難易度 | ひとこと |
|---|---|---|---|---|
| 第1問 | A 奈良時代から戦国期までの政治・日朝関係・流通/B 江戸初期の活字印刷から明治の歴史書編纂まで | 18 | ★★★☆☆ | 藤原仲麻呂の乱を764年と確定できれば年表の区間は決まる。Bは家康の出版事業から明治の歴史書編纂まで、印刷という軸で時代をつなぐ構成 |
| 第2問 | A・B 古代の食と生活(甕と甑・調の塩と木簡・女性の服装・乳製品の蘇) | 16 | ★★★★☆ | 甕と甑は写真から用途を判断させる。木簡・『養老令』・貴族の日記・『枕草子』と資料の性格が異なるので、どれが何を裏付けるかを対応させて読む |
| 第3問 | 中世の朝廷と法・文化(永仁の徳政令・南北朝の文化・戦国大名の分国法) | 16 | ★★★★☆ | 永仁の徳政令(史料1)と、それを根拠に出された南北朝期の訴状(史料2)を突き合わせ、法令が後の時代にどう使われたかを読ませる設問が山場 |
| 第4問 | 近世の貿易と産業(ポルトガル船来航禁止・俵物の輸出・砂糖・桐生と足利の織物業) | 16 | ★★★☆☆ | 『守貞謾稿』の砂糖の記述や1835年の織物業の史料は、書かれた年を手掛かりに当時の産業がどの段階にあったかを判断するのが解答の軸になる |
| 第5問 | 幕末から明治初期の西洋文明の受容と経済(輸入品の変化・国立銀行・明治の文化) | 12 | ★★★☆☆ | 1865年と1867年の輸入品グラフは品目の構成比の入れ替わりを比べる。日本史A第2問と同一の共通問題で、配点も12点で一致している |
| 第6問 | A ワシントン会議から日中戦争期までの外交/B 占領期からサンフランシスコ平和条約以後の日米関係 | 22 | ★★★★☆ | 史料1〜3のどれがワシントン会議で調印され、どれが廃棄されたかを条約名抜きで内容から判定する。日本史A第4問と同一の共通問題で配点も22点 |
対策のポイント: 第1問のテーマ史と第6問の近現代を除けば、第2問から第4問に古代・中世・近世が順に並ぶ構成です。木簡・分国法・『守貞謾稿』など初見の史料が多いので、史料そのものを覚えるのではなく、注や前後の会話文から年代と書き手の立場を特定する練習を積んでおきましょう。配点の大きい第6問は日本史Aとの共通問題なので、条約名と内閣の対応を整理しておくと確実に得点できます。 各設問の詳しい解き方は上の「解答・解説はこちら」からどうぞ。
※ 難易度は当サイトの独自評価です(★1 基礎 〜 ★5 難)。

