2025年度 大学入学共通テスト 本試験「日本史A」の問題冊子をPDFで公開しています。全設問の解答・解説も無料で読めます。印刷して実戦形式の演習にお使いください。
目次
この問題の概要
2025年度 本試験 日本史Aは、試験時間60分・満点100点、大問5題(第1問22点・第2問12点・第3問22点・第4問22点・第5問22点、計32問)の構成です。第1問は明治の士族授産やキリスト教・万国博覧会と、日露の国境画定から敗戦後の樺太・引揚げまで、第2問は鉄道の創業と幕末の開国、第3問は1880年代の朝鮮半島情勢から第一次世界大戦・1920年代の外交、植民地統治、中国料理の受容まで、第4問は製糸・紡績業と鉄道の発達、工場の電化、足尾銅山鉱毒事件と戦後の公害問題、第5問は戦時下の学徒動員から占領期の文学、阪神・淡路大震災までを扱います。第2問は日本史B第5問、第4問は日本史B第6問と同一の問題です。解答表に「旧 日本史A」と明記されているとおり、旧教育課程履修者向けの経過措置科目として実施された試験です。
| 大問 | 出題内容 | 配点 | 難易度 | ひとこと |
|---|---|---|---|---|
| 第1問 | A 明治期の士族授産・キリスト教・万国博覧会/B 近代日露の国境画定と敗戦後の樺太・引揚げ | 22 | ★★★☆☆ | 伊藤博文の談話や樺太の学校の史料は、書かれている範囲を超えた選択肢を切るのがコツ。問5は年表から在籍期間を確定してから出来事を照合します。 |
| 第2問 | 幕末の開国と明治初期の鉄道創業・技術導入 | 12 | ★★★☆☆ | 日本史B第5問と共通で配点も同じ。1853年の大船建造解禁令は史料中の但し書きまで読み、年代配列は開国から攘夷実行への流れで押さえます。 |
| 第3問 | A 1880年代の朝鮮半島情勢と日露戦争前後の日中関係/B 第一次世界大戦後の外交・植民地統治と中国料理の受容 | 22 | ★★★★☆ | 中国人留学生数のグラフは増減の時期を日露戦争や辛亥革命と重ねる形。中国料理の設問は複数の史料から「合致しないもの」を探す消去法が有効です。 |
| 第4問 | A 明治の製糸・紡績業と鉄道網、工場の電化/B 鋼材需給と足尾銅山鉱毒事件・戦後の公害問題 | 22 | ★★★★☆ | 日本史B第6問と共通で配点も同じ。田中正造の直訴状はメモとの微妙な言い換えを突く形式、鋼材グラフは各時期の経済・外交情勢と結びつけて読みます。 |
| 第5問 | アジア・太平洋戦争下の動員から占領期の文学、戦後・平成の社会 | 22 | ★★★☆☆ | 学徒動員から阪神・淡路大震災まで時期の幅が広く、年代の軸を持つことが必須。田辺聖子の日記は個人の感情の記述を時代状況に置き換えて解釈します。 |
対策のポイント: 近現代に範囲が絞られる分、史料・グラフ・年表・会話文の読み取りが設問の中心になります。第2問と第4問は日本史Bの第5問・第6問と同一問題(配点も同じ)なので、Bの問題と合わせて演習すると効率的です。知識で決まる設問が比較的多い第1問・第5問(計44点)を先に固め、資料の量が多い第3問・第4問に時間を残す配分を意識してください。 各設問の詳しい解き方は上の「解答・解説はこちら」からどうぞ。
※ 難易度は当サイトの独自評価です(★1 基礎 〜 ★5 難)。

