解答
解説
第1問
問1:正解1
<問題要旨>
学生寮のルームメイトからのメッセージを読み、具体的に何を頼まれているのかを問う問題。文章中の依頼内容を正確に把握し、どの選択肢がそれに該当するかを判断する。
<選択肢>
①:正
「USBメモリを図書館まで持ってきてほしい」という依頼文が明確に示されている。
②:誤
「歴史の宿題を提出してほしい」のではなく、課題が入ったUSBメモリを持ってきてほしいという依頼である。
③:誤
USBメモリ自体を“貸してほしい”のではなく、本人のUSBメモリを持ってきてもらうよう依頼している。
④:誤
印刷をしてほしいわけでもなく、単にUSBを持ってきてほしいという依頼にとどまる。
問2:正解2
<問題要旨>
ルームメイトが結局USBメモリを自分で持っていたとわかり、ほっとした様子のメッセージを受けて、どのように返信するのが自然かを問う問題。相手の安心した気持ちに対する反応を考える。
<選択肢>
①:誤
「心配しないで。見つかるよ」という内容は、まだ見つかっていない前提の励ましなので状況に合わない。
②:正
「見つかってよかった」という安心感や喜びを表す返答で、相手がほっとしている状況にふさわしい。
③:誤
「もう一度バッグを探して」というのは、まだ見つかっていない状態を想定しているため、メッセージの内容と食い違う。
④:誤
「がっかりしているに違いない」というのはむしろ逆の感情であり、相手は安心しているので合わない。
問3:正解4
<問題要旨>
ファンクラブの「New Member’s Pack」に関する説明を読み、どの選択肢が正しい内容を反映しているかを問う問題。文中に「一週間ほどで届く」等の記述があるかどうかを確認する。
<選択肢>
①:誤
パックに含まれるのはTQの「3rdアルバム」であり、文中には「1stアルバム」とは書かれていない。
②:誤
「5月10日に届けられる」という日付指定ではなく、「加入後1週間程度で届く」と説明されている。
③:誤
配送料は4ドルと書かれており、パックの配達に10ドルはかからない。
④:正
「New Member’s Packは加入後1週間程度で届く」という内容が本文に明確に記述されている。
問4:正解4
<問題要旨>
ファンクラブの3種類(Pacer / Speeder / Zoomer)の会員特典表をもとに、「Pacer会員」になると受けられる特典を問う問題。表の内容を照合し、どの組み合わせがPacerの特典に該当するかを判断する。
<選択肢>
①:誤
「割引チケット」と「カレンダー」は、高いランクの会員(ZoomerやSpeeder)の特典として示されている部分があるため、Pacerの基本特典ではない。
②:誤
「サイン会イベントへの招待」はZoomer会員が受けられる特典であり、Pacerには含まれない。
③:誤
「毎月のポストカード」はSpeeder会員以上で受けられる特典なので、Pacerには該当しない。
④:正
Pacerでも「オンラインマガジンへのアクセス(パスワード付き)」と「週刊ビデオメッセージ」を受け取れるため、本文の表から読み取れる内容と一致する。
問5:正解3
<問題要旨>
ファンクラブに1年間入会した後、どのような手続きができるかを問う問題。文中の「1年経過後に○○ができる」という記述を正確に読み取る。
<選択肢>
①:誤
Zoomerにアップグレードする際に「50ドル追加」などの固定費用の表記はなく、「割引価格でのアップグレード」が示唆されている。
②:誤
「New Member’s Packを4ドルで再度手に入れる」記述は見当たらず、配送料4ドルとは別の内容。
③:正
「1年後に更新またはアップグレードを50%引きでできる」と記載されており、更新時には会費半額が適用される。
④:誤
「無料でアップグレードができる」とは書かれていない。50%引きでアップグレードできるため無料とは異なる。
第2問
問6:正解2
<問題要旨>
各バンドの歌唱力 (Singing) の平均得点を比較し、最も高い得点を示しているバンドを問う問題。スコア表を読み取って判断する。
<選択肢>
①:誤
Green Forest の Singing は「4.6」で、最も高いわけではない。
②:正
Mountain Pear の Singing は「4.9」で最も高い値となっている。
③:誤
Silent Hill の Singing は「4.4」であり、最高得点ではない。
④:誤
Thousand Ants は演奏していない(did not perform)ため比較できない。
問7:正解2
<問題要旨>
3人の審査員の個別コメントを読み、肯定的なコメントと否定的(または改善が必要という)コメントの両方を述べている審査員は誰かを問う問題。
<選択肢>
①:誤
Mr Hobbs は各バンドへの好意的コメントばかりで、否定的意見や批判的コメントは見られない。
②:正
Ms Leigh は「Silent Hill は素晴らしい」「Mountain Pear の声は素晴らしい」と肯定しつつ、「Mountain Pear はステージ上で盛り上がりに欠ける」「Green Forest はもっと練習が必要」など否定的または改善を指摘するコメントも述べている。
③:誤
Ms Wells は Green Forest の新曲を好意的に評価するコメントのみで、批判的・否定的コメントは書いていない。
④:誤
ある審査員(Ms Leigh)が明確に両方の評価を述べているので、「誰も両方コメントしていない」という選択肢ではない。
問8:正解1
<問題要旨>
審査員の「個別コメント」の中に書かれている“事実”として正しいものを問う問題。複数審査員による明確な評価や共通して確認できる事柄を読み取る。
<選択肢>
①:正
Mr Hobbs、Ms Leigh、Ms Wells の全員が Green Forest の新曲を「amazing」「fantastic」「I loved it」など、好意的に評価・称賛している。
②:誤
「Green Forest はもっと練習が必要だと思う」というのは Ms Leigh 個人の意見であり、全員の“事実”として確定しているわけではない。
③:誤
Mountain Pear の歌唱力を評価する声はあるが、「歌がとても上手い」という表現は主観的で、全審査員の事実として統一されてはいない。
④:誤
Silent Hill は「将来人気が出そう」「オーディエンスとの一体感があった」と言及されているが、「将来性が有望」というのは審査員の期待や推測であり“事実”とは言い切れない。
問9:正解3
<問題要旨>
審査員コメントや共有評価の中で、客観的事実ではなく“意見”に該当する内容を問う問題。事実(客観的に数字や結果として示される情報)と、審査員の主観的評価を区別する。
<選択肢>
①:誤
「各バンドの合計得点が同じ」というのは客観的に表に示された事実であり、意見ではない。
②:誤
Ms Wells の“オリジナリティを重視すべき”という提案は審査員たちによって受け入れられた、という結果が本文に書かれているため、これは事実として扱える部分。
③:正
「Silent Hill は聴衆との一体感があった (really connected with the audience)」というのはあくまで審査員の主観的評価であり、“意見”に該当する。
④:誤
「審査員のコメントが最終順位を決めた」というのは、実際にパフォーマンスや得点を総合的に判断した結果でもあり、本文ではこれを“審査員の考え方とスコア配分により決まった”と説明している。単純にコメントだけで決定したわけではない。
問10:正解5
<問題要旨>
共有評価の内容(パフォーマンスを最重視し、次にオリジナリティを重視するなど)を踏まえた最終的な順位を問う問題。パフォーマンス(Silent Hill が最高)→オリジナリティ(Green Forest が最高)の優先順位で順位を決定している。
<選択肢>
(表のとおり 1st, 2nd, 3rd を列挙)
①~④,⑥:誤
本文によると、最も重要なのはパフォーマンス(Silent Hill のスコアが最高)、次いでオリジナリティ(Green Forest が高い)という基準から、Silent Hill → Green Forest → Mountain Pear の順で決まる。
⑤:正
Silent Hill(1位) – Green Forest(2位) – Mountain Pear(3位)という順番が本文の説明と合致する。
問11:正解4
<問題要旨>
Ken(生徒会長)が新しい放課後活動の方針をどう考えているか、彼の投稿文から読み取る問題。Ken は方針の変更理由を「省エネか?」と推測しつつ、本音としては放課後活動時間が短くなることを問題視している。
<選択肢>
①:誤
「勉強時間が増える」とは考えていない。むしろ今までどおり 18:00 までいたいと述べている。
②:誤
「学校の安全性が高まる」とは思っておらず、そもそも Ken は方針の目的を省エネではないかと推測している段階。
③:誤
Ken は「即時導入すべき」と言っているのではなく、「再考してほしい」と言っている。
④:正
「放課後活動時間が短くなる」ことを心配しており、実際に「1時間半短くするのか?」と疑問を投げかけている。
問12:正解4
<問題要旨>
Ken の投稿文から読み取れる“事実”を選ぶ問題。Ken は実際にほかの生徒の声を聞いており、従来の放課後活動を続けたい生徒がいることを紹介している。
<選択肢>
①:誤
「より議論が必要だ」という提案は Ken の意見であり、客観的な事実というより要望の範囲。
②:誤
「校長先生の経営経験が学校を改善している」というのは Ken の文面には出てこない。
③:誤
「学校が生徒の活動を考慮すべき」とは Ken の要望であり、客観的事実としての断定ではない。
④:正
「新しい方針を歓迎していない生徒もいる」というのは、Ken が他の生徒から聞いた実例(18時まで残りたいという声)があることから読み取れる事実である。
問13:正解2
<問題要旨>
新方針の目的を「省エネ」と思い込んでいるのは誰かを問う問題。やり取りの中で、「省エネのために時間を短くしたのか?」と推測している人物を見つける。
<選択肢>
①:誤
Dr Berger は「この新方針は省エネとは関係ない」と明言している。
②:正
Ken が「省エネが理由なのか?」と質問していることから、彼が省エネを目的と考えている。
③:誤
「町がそう考えている」という根拠は文中にない。
④:誤
警察の報告書に「省エネ」については触れられておらず、犯罪率の上昇がテーマである。
問14:正解2
<問題要旨>
Dr Berger が新方針を打ち出した根拠となる“事実”を問う問題。手紙(メール)の内容を読むと、2019年の警察報告書による治安悪化が根拠であることが分かる。
<選択肢>
①:誤
「早く帰るのが大事」ではなく、治安が悪化して暗くなる時間帯を避けたいという背景が明示されている。
②:正
警察の報告書により「深刻犯罪が 5%増加し、市の治安が悪化した」という事実を基に、Dr Berger は方針を決めたと書かれている。
③:誤
「電気代節約のため」ではないと明確に否定している。
④:誤
「生徒を守りたい」という気持ちはあるが、具体的には「治安が悪化している」という客観的事実が最も根拠となっている。
問15:正解1
<問題要旨>
Ken が新方針に反対するために有効な根拠を探そうとしている。方針の理由として「犯罪率の増加」が挙げられているため、その根拠が本当にどれほど問題なのかを調べれば反証材料になる可能性がある。
<選択肢>
①:正
方針が「犯罪率の上昇」に基づいている以上、実際の犯罪率推移や地域との関連性を調べれば、説得材料を得られるかもしれない。
②:誤
新方針は省エネではなく治安上の理由が主なので、電力コストを調べても大きな反論にはなりにくい。
③:誤
「予算と放課後活動時間の長さの関係」は省エネ対策が理由なら有効かもしれないが、今回は治安が焦点である。
④:誤
「放課後活動をする生徒の学習時間」は直接的に治安への対策に結びつかない。
第3問
問16:正解3
<問題要旨>
ホテルに宿泊経験がある Alex が、Hollytree Hotel についてどのように感じているかを読み取り、その内容に合致する選択肢を問う問題。文章には「安価」「素晴らしいサービス」「無料朝食」などの情報があり、コストパフォーマンスへの評価が高い点に注目する。
<選択肢>
①:誤
「ホテルの立地が便利」と述べられているわけではない。むしろ交通経路には乗り継ぎやバス利用など多少の手間がある。
②:誤
Victoria 駅構内で「道に迷った」描写はなく、乗り換えが分かりづらかったという話題はあるが、「迷子になった」とまでは書かれていない。
③:正
「料金が安い (inexpensive)」「無料朝食がある」など、ホテルが値段以上の価値を提供すると言及しているため、「コストパフォーマンスが良い」と感じている点が読み取れる。
④:誤
Alex は1回目と2回目で異なる交通手段を利用しており、同じルートを使っていない。
問17:正解2
<問題要旨>
2021年3月15日 14:00 に空港を出発してホテルへ行く際、最も速い手段が何かを問う問題。本文にある「道路工事のため、市バスが通常の3倍かかる」情報、徒歩なら20分で行ける点、エクスプレスバスの時刻や所要時間を総合的に比較して考える。
<選択肢>
①:誤
エクスプレスバス(40分) + 市バス(本来10分だが工事で30分に延長) で合計70分程度かかる。
②:正
エクスプレスバス(40分) + 徒歩(20分) で約60分となり、市バスの利用より早い。
③:誤
地下鉄を使う場合は乗り換え(Red Line → Orange Line)や工事で遅れるバス利用が含まれ、総時間がさらに伸びる。
④:誤
地下鉄(25分+乗り換え時間)+徒歩(20分) でもトータル60分強かかる見込みがあり、エクスプレスバス利用より僅かに遅い可能性が高い。
問18:正解4
<問題要旨>
Sarah がボランティア活動に関わるまでの出来事を時系列に並べる問題。本文で「彼女が初めて知った事柄」と「既に起こっていた事柄」の順を正しく把握する必要がある。
<選択肢>
①:誤 → (1) は「Sarah がセンターのイベントに参加した」という出来事。本文では「献金した後」に別のイベントへ行った記述があるため、最初ではない。
②:誤 → (2) は「Sarah が寄付をした」ことで、さらに後の流れとしてイベント参加が来る。
③:誤 → (3) は「Katy に提案をした」という出来事で一番最後。
④:正
「キャンペーン側が市長に支援を求めたが却下された」のがそもそも最初に起きた出来事。本文中で “They had asked the town mayor for financial assistance, but … They had no choice…” という流れから、それを機に募金活動が始まったと書かれている。
問19:正解2
<問題要旨>
問18で4つの出来事を並べる際の2番目に当たる出来事を問う問題。本文中、Sarah が買い物中に募金活動を目にして、そこで寄付をしたエピソードが比較的早い時点にある。
<選択肢>
①:誤 → (1) は「センターのイベント参加」であり、寄付をした後の話。
②:正
(4)「市長への支援要請→却下」の後に、Sarah が寄付をする (2) という順序になる。
③:誤 → (3) は「提案をした」段階であり、Sarah がさらに行動を起こす最終段階。
④:誤 → (4) は最初の出来事なので2番目ではない。
問20:正解1
<問題要旨>
問18の流れで3番目に起こった出来事を問う問題。順序から、Sarah が寄付をした次に「センターのイベントに参加した」記述を探す。
<選択肢>
①:正
(1)「Sarah attended a centre event」が3番目に起きた。寄付の後、「先月、アートの講演をセンターで受講した」というエピソードがある。
②:誤 → (2) は寄付の行為であり、3番目ではなく2番目に位置する。
③:誤 → (3) は提案をする場面であり、もっとあとで登場。
④:誤 → (4) は一番最初。
問21:正解3
<問題要旨>
問18の最終的(4番目)に起こった出来事を問う問題。Sarah がキャンペーンの仲間に対して「ほかの生徒も協力できるかもしれない」と提案をする場面が最後に描かれている。
<選択肢>
①:誤 → (1) はイベントへの参加であり、既に3番目に位置付けられている。
②:誤 → (2) は寄付の行為で2番目。
③:正
(3)「Sarah made a suggestion to Katy」が最後(4番目)に当たる。
④:誤 → (4) は最初。
問22:正解2
<問題要旨>
Sarah の文面から読み取れる、Sakura International Centre の特徴を問う問題。外国人や日本人が互いに交流できる機会を提供している点に着目する。
<選択肢>
①:誤
「国際的住民に資金援助をしている」とは書かれていない。
②:正
「日本人と外国人が互いを知るための機会を提供している」と述べられ、料理教室やカラオケ大会などのイベントを毎月開催している。
③:誤
「コミュニティ向けのニュースレターを発行している」とは本文には書かれていない。
④:誤
「交換留学生をイギリスに派遣している」という記述もない。
問23:正解2
<問題要旨>
Sarah の呼びかけを読んだうえで、ボランティアに参加したい場合にまず何をすべきかを問う問題。彼女は「自分に連絡してほしい」と明記しており、すぐにメールを送るのが第一歩となる。
<選択肢>
①:誤
イベントの宣伝はするにしても、まずは直接 Sarah に連絡して情報交換しないと具体的行動に移れない。
②:正
Sarah のメッセージに「Please email me today!」とあるように、まずは彼女に連絡を取って情報を得る必要がある。
③:誤
いきなり学校でボランティア活動を組織する前に、Sarah やキャンペーン側と相談するのが先。
④:誤
すでにあるキャンペーンに参加する話なので、新たに立ち上げるわけではない。
第4問
問24:正解1
<問題要旨>
姉妹校の生徒が到着する電車の番号を問う問題。添付の時刻表と Emma のメール内容(「9:20 a.m.に駅に着く」)を照らし合わせると、Azuma Station に 9:20 に到着する電車番号を探す必要がある。
<選択肢>
①:正
109番は Kaede 8:43 発 → Hibari 9:05 着 → Azuma 9:20 着となっており、Emma が言及した 9:20 到着と合致する。
②:誤
110番は Azuma 駅に 9:39 到着であり、指定された時刻より遅い。
③:誤
111番は 9:53 到着で、さらに遅い。
④~⑥:誤
これらは帰りの便(夕方発)で、到着に該当する番号ではない。
問25:正解5
<問題要旨>
姉妹校の生徒がホテルへ戻る際に利用する電車の番号を問う問題。Emma のメールや時刻表から、夕方以降の帰り便を確認する。ホテル最寄り駅(Kaede)に 18:30~18:52 頃までに到着したい理由がある(夕食の時間 18:30 など)。
<選択肢>
①:誤
238番は Azuma 17:25 発 → Kaede 18:02 着だが、最終的に 18:30 頃を目安にホテル着なら少し早すぎる可能性がある。文中では、「モールで買い物後に 18:30 p.m. にホテル到着」などの予定が示唆されている。
②:誤
239番以外の便は時刻が合わないか、遅すぎたり早すぎたりする場合がある。
③:誤
240番は Azuma 18:00 発 → Kaede 18:37 着となり、ホテルから徒歩の時間を加味すると 18:30 より少し遅れる。
④:誤
他の番号も当てはまらない。
⑤:正
239番は Azuma 17:45 発 → Hibari 18:00 着 → Kaede 18:22 着で、そこからホテルまで数分歩けば 18:30 p.m. の夕食時間に間に合う。
⑥:誤
240番は 18:37 Kaede 着で、やや遅い。
問26:正解2
<問題要旨>
ドラフトスケジュールを D, A, B, C(それぞれ学校・水族館・植物園・ショッピングモール)でどの順に訪れるかを問う問題。時刻と文面上のヒント(昼に科学関連の場所を回り、夕方に買い物へ行く、午前中はプレゼンテーションをするため学校にいる)などを整理する。
<選択肢>
① D → A → B → C は、午前を学校 (D) にして水族館 (A) → 植物園 (B) → モール (C) の順だが、文中では「2つの科学関連施設(A, B)を午後に行く」際、植物園を先に行く方が効率的とのニュアンスがある。
②:正
D(学校, 9:30) → B(植物園, 13:30) → A(水族館, 15:30) → C(モール, 17:00) という流れが、Emma の提案(午後は両方の科学施設へ行き、17:00 にモールで買い物の時間を確保)と合致する。
③:誤
D → B → C → A だとモール (C) が水族館 (A) より先になってしまい、夕方にモールに行く計画に合わない。
④:誤
D → C → A → B も「午後にすぐモール」という流れになり、本文と整合しない。
問27:正解2
<問題要旨>
昼食の場所について、天気がよければどこで食べるのかを問う問題。Emma はメールで「もし雨なら室内で食べるけれど、晴れなら例の像のある公園で食べよう」と言及。
<選択肢>
①:誤
植物園で昼食を取ると明言されてはいない。
②:正
「学校の隣にある Azuma Memorial Park(公園)に像がある」ため、そこでお弁当を食べる計画が提示されている。
③:誤
「駅のそばの公園」ではなく、学校の近くの公園が提案されている。
④:誤
「学校の庭」ではなく「学校の隣の公園」である。
問28:正解2
<問題要旨>
当日の移動手段として利用されないものは何かを問う問題。Natsuki は「タクシーを使うのか?」と尋ねたが、Emma は「学校バスで迎えに行く」と回答している。午後もバス移動や徒歩移動を予定しており、タクシーの利用が最終案に含まれていない。
<選択肢>
①:誤
バスは実際に使用される。
②:正
タクシーの利用は最終的な計画から外されているため、「利用しない」ことになる。
③:誤
帰りの電車 (train) は利用してホテルへ戻る予定がある。
④:誤
徒歩で公園へ移動する案が示されており、歩く場面はある。
問29:正解4
<問題要旨>
「水族館 (A) と植物園 (B)」以外の第三の科学関連施設として最適なのはどれか、を問う問題。Emma は「二つとも科学教育重視だが、もし足りなければもう一つ追加の候補が必要」と述べている。科学知識向上が目的という背景を考慮して、科学系の選択肢を選ぶ。
<選択肢>
①:誤
Hibari Amusement Park は娯楽施設であり、科学学習という趣旨からは外れる。
②:誤
Hibari Art Museum は芸術施設なので、科学分野ではない。
③:誤
Hibari Castle は歴史的・文化的な観光地であり、科学教育には直結しない。
④:正
Hibari Space Center は理科・宇宙関連の学習が期待できるため、「科学知識向上」のプログラムに適している。
第5問
問30:正解3
<問題要旨>
プレゼンテーションのタイトルとして最もふさわしいものを問う問題。本文では「Bull(雄牛)が馬のように振る舞い、ショー・ジャンプなど馬が行う動作を習得している」ことが物語の主軸となっている。
<選択肢>
①:誤
「ポニーの命を救う話」は一部分ではあるが、物語の中心は雄牛(Aston)の成長と活躍である。
②:誤
「Aston の夏のショー・ジャンピングツアー」という限定的な話ではなく、全体的なエピソードが幅広く描かれている。
③:正
「馬のように振る舞う雄牛 Aston に出会おう」という内容が本文の趣旨を的確に表している。
④:誤
「農場主と牛の関係」は確かに一部触れられているが、本筋は Sabine と Aston を中心とした話である。
問31:正解4
<問題要旨>
“Who’s Who?” スライドに登場人物を「主役 (main figures)」と「脇役 (minor figures)」に分けて並べる問題。物語の中心人物が誰か、また補助的に登場する存在は誰かを判断する。
<選択肢>
( Main figures / Minor figures ) の組み合わせ
① 309, Aston, the farmer / Sabine, the pony
… 309 と Aston は同一の牛であり、ここで重複してしまう。さらに Sabine が脇役になるのは不自然。
② Aston, Aston’s mother, Sabine / 309, the farmer
… Aston と 309 が別々に扱われている点や、母牛を主役とするのは本文の主軸から外れる。
③ Aston, Leon, the farmer / Aston’s mother, Sabine
… Sabine を脇役に回すのは物語の流れに合わない。
④:正
Aston(雄牛), Sabine(飼い主), the pony(Leon)が主役的存在。Aston の母牛と農場主(the farmer)は物語全体の背景的役割なので脇役に該当する。
問32:正解4
<問題要旨>
“Pre-fame Storyline” スライドの出来事を時系列順に並べる問題。まず Sabine が近所の酪農場で働き始めたことが起点となる。
<選択肢>
(1) Aston learns to jump.
(2) Sabine and Aston travel hundreds of kilometers together.
(3) Sabine buys 309 and his mother.
(4) Sabine goes to work on her neighbor’s farm.
(5) Sabine takes 309 for walks.
32番目は「(4) Sabine goes to work on her neighbor’s farm」。
――牛と出会い、働き始めたところが一番最初に起こった出来事。
問33:正解3
<問題要旨>
上記の続きとして、次に起きる出来事を問う。農場で働き始めたあと、Sabine は雄牛の赤ちゃん(309)とその母牛を買い取ることになる。
<選択肢>
(3) “Sabine buys 309 and his mother.” が2番目に該当
――働き始めてから、雄牛を市場に出そうとする農家を見て、Sabine が買い取る決断をした流れ。
問34:正解5
<問題要旨>
その次に起きる出来事を問う。Sabine が309と母牛を買ってから、移動許可が下りるまでのあいだ、子牛(後のAston)を散歩に連れ出していたと本文にある。
<選択肢>
(5) “Sabine takes 309 for walks.” が3番目
――本文には「Nine months later, she got permission to move them … she had been taking 309 for walks to get used to humans」との記述。
問35:正解1
<問題要旨>
4番目の出来事としては、309 (Aston) が馬のようにジャンプを覚える過程が語られる前段階であり、本格的な“pre-fame”の終わりを示す重要なトピック。
<選択肢>
(1) “Aston learns to jump.” が4番目
――散歩を通じて人慣れした後、Leon を見習ってジャンプの仕方を学ぶという流れ。
問36・37:正解1・3
<問題要旨>
“Aston’s Abilities” スライドにふさわしい2つの項目を選ぶ問題。本文によればAstonは「自分でミスを修正し、Sabineの助けなしで改善する」「Sabineを背中に乗せて1メートルの障害を跳ぶ」などの能力が特筆されている。
<選択肢>
① correct his mistakes by himself
――「He noticed his faults and corrected them without any help from Sabine.」とある。
② jump side-by-side with the pony
――「Leon と並んで跳ぶ」エピソードは特に言及されていない。
③ jump with a rider on his back
――「Sabine を背に乗せて1mの障害を跳ぶ」と本文に明示されている。
④ pick up tricks faster than a horse
――「優秀な五輪級の馬並みに習得した」とはあるが、馬より速いかどうかは言及されていない。
⑤ pose for photographs
――「写真にポーズをとる」という具体的な記述はない。
問38:正解1
<問題要旨>
“Aston Now” スライドを完成させる一文を選ぶ問題。本文には「Aston は有名になり、多くのオンラインフォロワーがいる」と書かれ、人気が高まり続けている様子が描かれている。
<選択肢>
①:正
“has an increasing number of fans.”――記事中に「A growing number of online followers」と明記。
②:誤
「Sabine が大金持ちになった」との描写はなく、金銭的に豊かになった話は出てこない。
③:誤
「人を怖がらせなくなった」という描写はなく、初めて見る人はAstonに恐れを感じる可能性もある。
④:誤
「年の大半をトレーラーの中で過ごす」という極端な内容はなく、遠出の際には小さい馬箱で過ごすものの、それは一時的である。
第6問
問39:正解4
<問題要旨>
アイスホッケーにおける脳震盪の短期的症状として、本文の記述から適切なものを選ぶ問題。選択肢には、頭部への衝撃後に起こりがちな症状がいくつか並んでいる。
<選択肢>
①:誤
「攻撃的行動 (aggressive behavior)」は本文には言及されていない。
②:誤
「思考能力の困難 (difficulty thinking)」は短期的というより、判断力や集中力の問題として長期的影響に近い描写(文中で“concentration”に関する問題は主に長期的影響として言及されている)。
③:誤
「人格の変化 (personality changes)」は心理面の変化であり、本文中では主に長期的・精神的影響として説明されている。
④:正
「視界がはっきりしない (unclear vision)」は本文に「一時的に視界がぼやける/まっすぐ歩けない」などの症状として示唆されており、短期的な影響として適切。
問40:正解3
<問題要旨>
長期的に起こりうる脳しんとうの症状として、本文中に記述されているものを問う問題。長期的影響としては「集中力に問題が生じる」「眠れない、睡眠障害」「うつなどの心理的変化」などが示されている。
<選択肢>
① Loss of eyesight(視力の喪失)
… そこまで深刻な「視力消失」は本文で直接言及されていない。
② Memory problems(記憶障害)
… 記憶障害についての直接的な記述はない。
③ Sleep disorders(睡眠障害)
… 「眠れない」または「睡眠に問題がある(trouble sleeping)」として明示されている。
④ Unsteady walking(足元のふらつき)
… これはむしろ短期的症状に近い(歩行困難)。長期的症状としては取り上げられていない。
問41:正解4
<問題要旨>
NHL が導入した「コンカッション・スポッター(concussion spotters)」の役割に関する問題。本文には「各試合をモニターし、脳しんとうの兆候がある選手を割り出す」仕組みであると書かれている。
<選択肢>
① allow players to return to the game(試合に戻る許可を与える)
… これは医師の判断であり、スポッターの役割ではない。
② examine players who have a concussion(脳しんとうのある選手を診断する)
… スポッター自体には医療行為の権限はなく、診断は医師が行う。
③ fine players who cause concussions(脳しんとうを引き起こした選手に罰金を科す)
… これはリーグや審判がペナルティとして科すもので、スポッターではない。
④ identify players showing signs of a concussion(脳しんとうの兆候がある選手を特定する)
… 本文に「試合の映像を見ながら、脳しんとうの疑いがある選手を見つけ出す」と説明されており、これがスポッターの主な役割である。
問42:正解2
<問題要旨>
要約部分で「NHL が脳しんとう対策として何をしてきたか」を問う問題。文中では新たなルールやガイドラインを制定し、選手の安全確保を目指していることが強調されている。
<選択肢>
① been expecting the players to become tougher(選手に強靭さを求めてきた)
… 過去には「我慢してプレー続行」が好まれたが、それを是正しようという方向に転じている。
② been implementing new rules and guidelines(新しいルールやガイドラインを導入してきた)
… 本文に「2001年にバイザー装着義務、2004年から危険行為への重い罰則、2015年にスポッター導入」と、実際にルール強化を進めている。
③ given medical training to coaches(コーチに医療トレーニングを施した)
… そのような記述はない。スポッターに医療トレーニングを受けた人員を加えたとはあるが、コーチについては触れられていない。
④ made wearing of visors optional(バイザー着用を任意にした)
… 逆に2013年以降は着用が義務化されているので誤り。
問43:正解3
<問題要旨>
近代科学が「甘味料の世界をどのように変えたのか」を要約した問題。本文では「白砂糖だけでなく、トウモロコシ由来の甘味料や人工甘味料など、新たな選択肢が増えた」という説明が中心となっている。
<選択肢>
① discovering new, sweeter white sugar types(より甘い白砂糖を発見した)
… 白砂糖自体が変化したわけではない。
② measuring the energy intake of Americans(アメリカ人の摂取エネルギーを測定した)
… それは「調査結果」に関するトピックであって、甘味料革命そのものではない。
③ providing a variety of new options(新しい選択肢を数多く提供してきた)
… HFCS や人工甘味料など、多様な甘味料が誕生した点に合致。
④ using many newly-developed plants from the environment(環境から新たに開発された植物を使用している)
… 確かにトウモロコシなど様々な植物を活用しているが、「開発された植物」というニュアンスとはやや異なる。
問44:正解3
<問題要旨>
甘味度の高低順に甘味料を並べる表を完成させる問題。最も高い「Advantame」から最も低い「HFCS」までを正しく並べる必要がある。本文には、
- Advantame: 20,000倍(最も甘い)
- Sucralose: ステビアの2倍の甘さ
- Ace-K と Aspartame: 約200倍の甘さ
- Stevia: 約300倍
- HFCS: 白砂糖の1.2倍
という記述がある。
<選択肢>
(A, B, C, D)の順に甘味度が高いものから低いものへ。
選択肢③を確認すると: (A) Sucralose / (B) Stevia / (C) Ace-K, Aspartame / (D) HFCS
- Sucralose > Stevia > Ace-K・Aspartame > HFCS
ただし本文では Stevia = 300倍, Sucralose = 2× Stevia → 600倍程度, Ace-K / Aspartame = 200倍, HFCS = 1.2倍
よって Sucralose(600倍) > Stevia(300倍)> Ace-K / Aspartame(200倍)> HFCS(1.2倍)で並ぶ。
選択肢③がその順序に合致する。
問45・46:正解3・5
<問題要旨>
本文の内容を踏まえた上で「正しいもの(2つ)」を選ぶ問題。複数の選択肢のうち、本文の事実や主張に合致するものを2つ挙げる。
<選択肢>
① Alternative sweeteners have been proven to cause weight gain.
… 「体重増加」の懸念は主に糖類(白砂糖)の過剰摂取であり、人工甘味料が直接証明されたわけではない。
② Americans get 14.6% of their energy from alternative sweeteners.
… 14.6% は「Added sugar」の割合であり、それが全て代替甘味料ではない。
③ It is possible to get alternative sweeteners from plants.
… ステビアなど、植物由来の天然甘味料もあると書かれている。
④ Most artificial sweeteners are easy to cook with.
… むしろ「加熱調理が難しい(使い勝手が悪い)」という説明がある。
⑤ Sweeteners like xylitol and sorbitol are not digested quickly.
… 「体内を非常にゆっくり通過するため、大量に摂ると胃腸に問題を引き起こす」と本文に書かれている。よって「速く消化されない」と読み取れる。
問47:正解4
<問題要旨>
筆者の主張を総合的に捉え、「甘味料についてどのように考えているか」を問う問題。本文の結論としては、個々の状況に応じて自分に合った甘味料を選ぶよう促している。
<選択肢>
① The author argues against the use of artificial sweeteners…
… 「人工甘味料に反対」とまでは述べていない。
② The author believes artificial sweeteners have successfully replaced traditional ones.
… 「伝統的甘味料が完全に置き換わった」とは言っていない。
③ The author states that it is important to invent much sweeter products…
… 「より甘いものを発明せよ」と主張しているわけではない。
④ The author suggests people focus on choosing sweeteners that make sense for them.
… 「各自のニーズに合わせて選択すべきだ」という結論が本文のメッセージと一致する。