2024年度 大学入学共通テスト 追試験 英語(リーディング) 解答・解説

目次

解答

解説

第1問

問1:正解②

<問題要旨>

ハイキングコースに関する案内チラシを読み、記載されている情報を正確に把握する問題です。

<選択肢>

①【誤】

「どちらのトレイルが最も速いかについてのアドバイス」は記載されていません。それぞれのトレイルの特徴は説明されていますが、所要時間や距離に関する比較はありません。

②【正】

「トレイルの出発点への道順」は記載されています。本文に「To find the trails, cross the Jaybird Bridge at the end of Main Street and go through the gate. (トレイルを見つけるには、メインストリートの端にあるジェイバード橋を渡り、ゲートを通り抜けてください)」  と具体的な道順が示されています。

③【誤】

「トレイルの長さに関する情報」は記載されていません。

④【誤】

「トレイルの危険に関する警告」は記載されていません。むしろ、農場の牛については「Don’t worry. … they aren’t dangerous! (心配いりません。…危険ではありません!)」  と安全であることが強調されています。

問2:正解④

<問題要旨>

2つのハイキングコース(Lowland TrailとHilltop Trail)の案内に共通して記載されている内容を読み取る問題です。

<選択肢>

①【誤】

「頂上からの景色を賞賛する」機会があるのは、Hilltop Trailの説明に「The views from the top are superb (頂上からの眺めは素晴らしい)」  とあるのみで、Lowland Trailには当てはまりません。

②【誤】

「農家の牛に遭遇する」可能性があるのは、Lowland Trailの説明に「You will see cattle there (そこで牛を見るでしょう)」  とあるのみです。

③【誤】

「森の木陰を楽しむ」ことができるのは、Lowland Trailの説明に「through the woods (森を通って)」  とあることから推測できますが、Hilltop Trailには同様の記述はありません。

④【正】

「野生動物や鳥を見つける」機会は、両方のトレイルにあります。Lowland Trailでは「many birds and small animals (多くの鳥や小動物)」 、Hilltop Trailでは「deer on the slopes (斜面にいる鹿)」 や「bald eagles (ハクトウワシ)」  に言及されています。したがって、両方のトレイルで野生動物や鳥を見かける可能性があると言えます。

問3:正解①

<問題要旨>

動物保護団体のボランティア募集広告を読み、ボランティア参加者について述べられている内容を正確に把握する問題です。

<選択肢>

①【正】

「動物に愛情を抱くかもしれない」と述べられています。本文に「you may begin to feel fond of the animals (あなたは動物たちを好きになり始めるかもしれません)」  とあり、「feel fond of」は選択肢の「develop affection for」とほぼ同じ意味です。

②【誤】

「マーストン地域に住み、働かなければならない」という条件は記載されていません。マーストンの学生であることは示唆されていますが 、居住地や勤務地に関する必須条件はありません。

③【誤】

「以前にペットを飼ったことがある必要がある」は誤りです。本文に「No previous experience with animals is needed (動物に関する事前の経験は必要ありません)」  と明記されています。

④【誤】

「20歳以上であるべきだ」は誤りです。本文には「you must be at least 18 years old to join (参加するには少なくとも18歳でなければなりません)」  と記載されています。

問4:正解③

<問題要旨>

3つのプロジェクトのうち、「Cat Home Project」に関する説明を正しく理解しているかを問う問題です。

<選択肢>

①【誤】

「それはマーストンにおける猫の永住の家である」は誤りです。本文に「gives a temporary home to cats (猫に一時的な家を与えます)」  とあり、永住の場所ではないことがわかります。

②【誤】

「飼い主はウェブサイトを通じて猫を登録できる」という記述はありません。ウェブサイトは、人々が養子にする猫を探すためのものです 。

③【正】

「人々はオンラインでペットの猫を探すことができる」と述べられています。本文では、猫の情報がウェブサイトに掲載され、「People can search for a cat to adopt (人々は養子にする猫を探すことができます)」  とあります。

④【誤】

「ボランティアはキャットホームに住むことができる」という記述はありません。ボランティアは猫の世話を手伝いますが 、居住に関する情報はありません。

問5:正解②

<問題要旨>

ボランティアを募集している「Animal Support Mission」という組織全体に関する記述として正しいものを選択する問題です。

<選択肢>

①【誤】

「スタッフはすべての動物の飼い主を見つけるべきだ」は誤りです。飼い主探しは「Cat Home Project」の活動ですが 、「Dog House Project」の引退した介助犬 や「Children’s Zoo Project」の動物  など、すべての動物に当てはまるわけではありません。

②【正】

「学生ボランティアは時々動物を養子にする」と述べられています。本文に「many volunteers become pet owners (多くのボランティアがペットの飼い主になります)」  とあり、これが選択肢の内容と一致します。

③【誤】

「その動物たちは飼い主に捨てられた」は全ての動物には当てはまりません。「Cat Home Project」の猫は飼い主がいませんが 、「Dog House Project」の犬は引退した介助犬です 。

④【誤】

「ボランティアは参加する前にトレーニングを受ける」は誤りです。本文には「Once you start, the project leaders will train you (活動を始めたら、プロジェクトリーダーがあなたを訓練します)」  とあり、トレーニングは参加後に行われます。

第2問 A

問1:正解①

<問題要旨>

自転車店の広告を読み、その店が何を提案しているかを読み取る問題です。

<選択肢>

①【正】

「サイクリングは定期的な運動の素晴らしい機会を提供する」という提案が読み取れます。本文に「You can enjoy daily exercise (日常的な運動を楽しむことができます)」  と明記されています。

②【誤】

「公共交通機関は環境的に持続可能であるべきだ」とは述べられていません。サイクリングが環境負荷を減らすことには触れていますが 、公共交通機関に関する言及はありません。

③【誤】

「大学は自転車のメンテナンスを手伝うべきだ」とは述べられていません。広告主は自転車店であり、大学に対して何かを要求する内容ではありません。

④【誤】

「アップグレードされたギアは安全で、長持ちし、環境に優しい」といった、部品の具体的な性能に関する記述はありません。「Does it need upgraded gears (アップグレードされたギアが必要ですか)」  と問いかけているだけです。

問2:正解②

<問題要旨>

自転車店の3つのメンテナンスプラン(Silver, Gold, Diamond)すべてに共通して言及されている項目を選ぶ問題です。

<選択肢>

①【誤】

「無料の交換部品」は、Diamondプランの「Free brake cables (無料のブレーキケーブル)」  には含まれますが、SilverプランやGoldプランには含まれません。

②【正】

「サービスの頻度」は、すべてのプランで明記されています。Silverプランは「twice a year (年に2回)」 、Goldプランは「four times a year (年に4回)」 、Diamondプランは「once a month (月に1回)」  です。

③【誤】

「割引率」は、GoldプランとDiamondプランには記載がありますが 、Silverプランにはありません。

④【誤】

「製品の信頼性」について、各プランの説明で直接言及されているわけではありません。

問3:正解④

<問題要旨>

4人の顧客のコメント(Customer A-D)の中から、その内容と合致する記述を選ぶ問題です。特に、記述が「意見(opinion)」として述べられているものを選ぶ必要があります。

<選択肢>

①【誤】

「顧客Aは平日に自転車に乗る」は誤りです。顧客Aは「weekend rides (週末のサイクリング)」について言及しています。

②【誤】

「顧客Bは大学への通学に15分費やす」という記述自体は、顧客Bのコメント「takes only 15 minutes」という内容と一致します。しかし、これは客観的な「事実(fact)」であり、設問が求めている「意見(opinion)」には該当しないため、誤りとなります。

③【誤】

「顧客Cはスタッフがもっと情報を提供できたはずだと考えている」は誤りです。顧客Cはスタッフを「helpful, knowledgeable, and super friendly (親切で、知識が豊富で、とてもフレンドリー)」と高く評価しており、内容は正反対です。

④【正】

「顧客Dは最上位プランを評価している」は正しいです。顧客Dは最上位のDiamondプランについて、「the service is worth the price (そのサービスは価格に見合う価値がある)」と述べています。これはプランに対する価値判断、つまり明確な「評価」であり、「意見(opinion)」に該当します。

問4:正解③

<問題要旨>

4人の顧客のコメントから推測できる内容として最も適切なものを選ぶ問題です。

<選択肢>

①【誤】

「他の店の価格をチェックした」という記述は、どの顧客のコメントにもありません。

②【誤】

「自転車を修理した経験がある」という記述は、どの顧客のコメントにもありません。

③【正】

「遠い目的地まで乗る」と推測できます。顧客Dが自身のことを「long-distance riders like myself (私のような長距離ライダー)」  と述べており、これは「faraway destinations (遠い目的地)」へ乗ることに相当します。

④【誤】

「メンテナンスプランをアップグレードしたい」という希望を述べている顧客はいません。

問5:正解④

<問題要旨>

広告全体の情報から、この自転車店について正しい記述を選ぶ問題です。

<選択肢>

①【誤】

「初めて自転車に乗る人にレッスンをする」という記述は広告内にありません。

②【誤】

「自動車の運転者の安全を向上させる」といった、自動車に関する記述はありません。

③【誤】

「中古部品を宣伝している」という記述はありません。「replacement parts (交換部品)」  については言及がありますが、それが中古であるとは書かれていません。

④【正】

「地元住民をターゲットにしている」と考えられます。店の場所が「across the street from the campus main gate (大学のキャンパスの正門から通りを渡ったところ)」 と説明されており、地名「In Plainburg」  を出して呼びかけていることから、学生を含む地域住民を主な顧客対象としていることがわかります。

第2問 B

問1:正解②

<問題要旨>

交通ポイントプログラム「P-to-P」に関する記事を読み、特定の特典を得るために必要なポイント数を答える問題です。

<選択肢>

①【誤】

100ポイントで交換できるのは「a £3 coupon for future travel (将来の交通に使える3ポンドのクーポン)」  です。

②【正】

「Travelling locally for free on any successive Saturday and Sunday (連続する土日に無料で地元を旅行する)」というのは、「a two-day unlimited pass for local travel (2日間の地元交通乗り放題パス)」  のことです。この記事によると、このパスは1,000ポイントで手に入ります。

③【誤】

5,000ポイントで手に入るのは「an Elite Pass (エリートパス)」  で、駅のラウンジ利用やWi-Fiアクセスの特典があります。

④【誤】

25,000という数字は、昨年のP-to-P登録者数  として本文に登場しますが、ポイント数とは関係ありません。

問2:正解④

<問題要旨>

記事の筆者であるEmmaが、文章を通して暗に示していること(示唆していること)を読み取る問題です。

<選択肢>

①【誤】

筆者が訪れたのは「a castle (城)」や「other ancient buildings and monuments (他の古代の建物や記念碑)」  であり、「modern buildings (現代的な建物)」の魅力については言及していません。

②【誤】

筆者はエリート・ラウンジが利用できるエリートパスを「the greatest benefit (最大の特典)」  と考えており、サービスを嫌っている様子はありません。

③【誤】

筆者は記事の最後に「sign up and start collecting points today! (今日登録してポイントを集め始めましょう!)」  と読者に参加を促しており、プロジェクトの拡大に肯定的です。

④【正】

このプロジェクトは「one point for every mile you travel (移動1マイルごとに1ポイント)」  がもらえる仕組みです。筆者はこのポイントで様々な特典を受けていることから、自分が「移動する距離には価値がある(has merit)」ことを示唆しています。

問3:正解③

<問題要旨>

記事に書かれている内容として正しい事実を選択する問題です。

<選択肢>

①【誤】

「すべての利用者がエリート・ラウンジを自由に利用できる」わけではありません。利用するには5,000ポイントを貯めて「Elite Pass」を取得する必要があります 。

②【誤】

「ポイントはレストランや映画館で使われる」は、将来的にそうなる可能性があるという話であり 、現時点での事実ではありません。

③【正】

「登録にはあまり時間がかからない」は正しいです。本文に「Registration takes just a few minutes (登録はほんの数分で終わります)」  と明記されています。

④【誤】

「メールの要約は月に2回送られてくる」は誤りです。本文には「a weekly email summary (週に1回のメール要約)」  と記載されています。

問4:正解②

<問題要旨>

記事に記載されている、Twiggsbury政府の見解として正しいものを選ぶ問題です。

<選択肢>

①【誤】

P-to-Pプロジェクトが「地域経済を刺激する」という点について、記事内での言及はありません。

②【正】

「P-to-Pプロジェクトは拡大されるべきである」という見解は正しいです。政府が登録者数を「double that this year (今年倍増させること)」  を望んでいることから、プロジェクトの拡大を推進していることがわかります。

③【誤】

P-to-Pは電車やバスの利用を促進するプロジェクトなので、「公共交通機関の利用は抑制されるべきである」という考えとは正反対です。

④【誤】

「旅行日記は地元の映画館にとって有益である」という内容の記述はありません。

問5:正解③

<問題要旨>

P-to-Pプロジェクトに関する5つの記述(A-E)のうち、内容が正しいものの組み合わせを選ぶ問題です。

<選択肢>

A:【誤】アカウントに複数人を登録できるという記述はありません。

B:【正】「You can also use points to buy things at local supermarkets. (ポイントを使って地元のスーパーマーケットで買い物をすることもできます)」  とあり、食料品(groceries)に変換できると言えます。

C:【正】「An electronic travel card records my journeys and I receive a weekly email summary. (電子トラベルカードが私の移動を記録し、週に一度メールで要約を受け取ります)」  とあり、移動履歴の情報を受け取ることがわかります。

D:【誤】記事の最後で「start collecting points today! (今日からポイントを集め始めましょう!)」  と勧めており、「来年まで待つべき」ではありません。

E:【誤】Elite PassでWi-Fiが使い放題になりますが 、Wi-Fi使用量をポイントに交換できるという記述はありません。

以上より、正しい記述はBとCなので、その組み合わせである③が正解です。

第3問 A

問1:正解①

<問題要旨>

ブログの筆者がオーストラリアへ旅行する前の、「一人での食事(solo dining)」に対する考えや気持ちを読み取る問題です。

<選択肢>

①【正】

「一人での食事に複雑な気持ちを抱き、自分一人のためのテーブルを見つけることを心配していた」は本文の内容と一致します。筆者は一人での食事を「enjoy (楽しむ)」 としながらも「sometimes I feel uncomfortable (時々居心地悪く感じる)」 と述べており、また「Finding a ‘table for one’ … can be a big task (一人用のテーブルを見つけるのは大変なことになりうる)」  と心配しています。

②【誤】

「一人での食事を経験したことがなかった」は誤りです。筆者は「frequently travels abroad alone (頻繁に一人で海外旅行をする)」  人物であり、一人での食事の経験は豊富です。

③【誤】

「一人で食事をするためのテーブルの要求が拒否されたので、一人での食事に否定的だった」という記述はありません。見つけるのが大変かもしれない、と述べているだけです。

④【誤】

「パリのお気に入りのレストランでの良い経験のおかげで、一人での食事に肯定的だった」は誤りです。パリのレストランに行くのは、オーストラリア旅行の後の「next trip (次の旅行)」  の話です。

問2:正解④

<問題要旨>

筆者がアデレードのレストランに入ったときの、テラス席とラウンジ席の客の状況を正しく表している図を選ぶ問題です。

<選択肢>

本文には「I could see diners eating alone on the terrace (テラスでは一人で食事をしている客たちが見えた)」 、「in the lounge there were only couples and groups of guests (ラウンジにはカップルかグループ客しかいなかった)」  とあります。つまり、テラス席には1人客がいて、ラウンジ席には1人客がいない(2人以上の客しかいない)状況を探します。

各図の客の人数(数字)を見ると、この条件に合致するのは④のみです。図④では、Terraceのテーブルに「1」「1」「0」「0」、Loungeのテーブルに「4」「2」「2」「3」と示されており、条件を満たしています。

①【誤】Loungeに1人客がいます。

②【誤】Loungeに1人客がいます。

③【誤】条件は満たしますが、④の方が「diners(複数形)」という記述により合致していると考えられます。

⑤【誤】Loungeに1人客がいます。

⑥【誤】Loungeに1人客がいます。

第3問 B

問1:正解③⑤⑥⑦

解答番号18:正解③

<問題要旨>

Christinaの日記に書かれた出来事の前後関係を問う問題です。リストの出来事①、③、④の中で、最も早く起こったものを選びます。

<選択肢>

まず、各出来事がいつ起こったかを日記から確認します。

① ラグと皿の購入:3月25日の午後 

③ アパートへの引っ越し:3月24日 

④ 冷蔵庫の到着:引っ越しの日(3月24日)の午後遅く 

この3つの中では、③「アパートへの引っ越し」が最も早く起こっています(④と同日ですが、引っ越しが先です)。

解答番号19:正解⑤

<問題要旨>

リストの出来事②、③、⑤の中で、最も早く起こったものを選びます。

<選択肢>

各出来事がいつ起こったかを確認します。

② 誕生日パーティ:3月23日 

③ アパートへの引っ越し:3月24日 

⑤ 両親からの送金受け取り:3月19日の日記で「おととい(The day before yesterday)」  とあるので、3月17日です。

この3つの中では、⑤「両親からの送金受け取り」が最も早く起こっています。

解答番号20:正解⑥

<問題要旨>

リストの出来事②と⑥の中で、より後に起こったものを選びます。

<選択肢>

各出来事がいつ起こったかを確認します。

② 誕生日パーティ:3月23日 

⑥ 洋服ダンスの配達:当初の予定から遅れ、3月29日 

この2つを比べると、⑥「洋服ダンスの配達」が後に起こっています。

解答番号21:正解⑦

<問題要旨>

リストの出来事④、⑥、⑦の中で、最も後に起こったものを選びます。

<選択肢>

各出来事がいつ起こったかを確認します。

④ 冷蔵庫の到着:3月24日 

⑥ 洋服ダンスの配達:3月29日 

⑦ 洗濯機の到着:3月29日 

⑥と⑦は同日ですが、日記に「they came in the right order (それらは正しい順番で来た)」 とあり、事前の計画で洗濯機は洋服ダンスの後に搬入する予定だった  ことから、⑦「洗濯機の到着」が最も後になります。

問2:正解③

<問題要旨>

3月23日のChristinaの投稿内容を誤解していると思われる返信を選ぶ問題です。

<選択肢>

3月23日の投稿の要点:「誕生日パーティをした」「明日引っ越す」「洋服ダンスが配達されずイライラしている。配達は来週(next week)になった」 。

①【誤解なし】

「落ち着いて!そんなに怒らないで!」という返信は、Christinaが「very annoyed (とてもイライラしている)」  と書いていることに対する適切な反応です。

②【誤解なし】

「引っ越しの手伝いは必要?」という申し出は、彼女が「moving in tomorrow! (明日引っ越し!)」  と書いていることに対する適切な反応です。

③【誤解あり】

「明日洋服ダンスが来ると聞いてよかった!」という返信は、内容を誤解しています。日記には、洋服ダンスが来るのは「next week (来週)」  と書かれており、「明日」ではありません。

④【誤解なし】

「どの配送会社を使っているの?」という質問は、配達が遅れたというトラブルに対する自然な反応です。

問3:正解②

<問題要旨>

日記全体の内容から判断して、Christinaについての記述として正しくないものを選ぶ問題です。

<選択肢>

①【正しい】

「彼女にとって誕生日は重要だ」と言えます。引っ越し予定日を当初水曜にしたかったが、木曜が最短と言われ、その木曜日が誕生日だったため「I have other more important things to do (もっと大事なことがある)」  と言って金曜に延期していることから、誕生日を大切にしていることがわかります。

②【正しくない】

「彼女は頻繁にとても寂しくなる」という記述は日記には見られません。むしろ、寮を出て「have some privacy (プライバシーが持てる)」  ことを喜んでいます。

③【正しい】

「彼女はとても計画的な人間だ」と言えます。アパートの間取りを考えて、家具の搬入順を慎重に計画している記述があります 。

④【正しい】

「彼女はかなりお金に慎重だ」と言えます。大阪の家賃は高いと述べ 、食器やラグを「at a discount store (ディスカウントストアで)」  購入していることから、金銭感覚がしっかりしていることがうかがえます。

第4問

問1:正解②

<問題要旨>

イベント準備に関するメモの空欄を、ハンドアウトの情報に基づいて埋める問題です。設営開始時間を30分早める提案について、正しい時刻を選びます。

<選択肢>

ハンドアウトの「Information」の項目に、設営開始時間は「Set-up: 9:00 a.m.」 と記載されています。メモでは、これを「half an hour earlier (30分早く)」  することを提案しています。したがって、9:00 a.m. の30分前である「8:30 a.m.」が正解です。

問2:正解①

<問題要旨>

イベントに必要なボランティアの総数を計算し、現在割り当てられている人数との差(不足している人数)を答える問題です。

<選択肢>

まず、必要なボランティアの総数を計算します。

・Refreshment I, II:各2名 → 計4名 

・Activity #1, #3:例外で各1名 → 計2名 

・Activity #2, #4, #5, #6:各2名 → 計8名 

合計で 4 + 2 + 8 = 14名が必要です。

次に、メモの表で割り当てられているボランティアの人数を数えると、Masa, Rika, Maria, Shion, Kohei, Tetsuya, Kenta, Kei, Erika, Hiromiの10名です。

したがって、不足している人数は 14 – 10 = 4名です。

問3:正解②

<問題要旨>

新しいアクティビティのために追加で必要となる物品リストの中から、内容が誤っているものを選ぶ問題です。

<選択肢>

各アクティビティの説明と照合します。

A: #2 Limbo Danceで「A pole (ポール)」  が必要なので正しい。

B: #6 Sponge Passでは「Make two lines (2列作る)」 とあり、各列の前に水の入ったバケツ、後ろに空のバケツを置くため、合計4つのバケツが必要です。リストの「2 buckets」  では足りないので、この項目は誤りです。

C: #6 Sponge Passで各列に1つずつ、計2つのスポンジが必要なので「2 sponges」  は正しい。

D: #4 Flying Disc Throwingでは、参加者10名 が各自のディスクを投げる ため「10 discs」  は正しい。

E: #5 Musical Hula Hoopsでは、参加者10名に対し「nine hula hoops (9つのフラフープ)」 を使うので、リストの「10 hula hoops」  は数が多すぎますが、Bは数が足りずアクティビティが成立しないため、より明確な誤りと判断できます。

問4:正解②①

<問題要旨>

メモの空欄を埋める問題です。セントラルパークでの問題点(問27)を理由として、どの二つのアクティビティの場所を入れ替えるべきか(問28)を答えます。

<選択肢>

解答番号27:場所を入れ替える理由を探します。メモの「Problems at Central Park」の項目に、「We got into trouble for playing music there last year. It’s prohibited! (去年そこで音楽を流して問題になった。禁止されている!)」  とあります。これが理由です。したがって、正解は②「the park forbids playing music in public (公園は公共の場で音楽を鳴らすことを禁じている)」です。

解答番号28:音楽を使うアクティビティをセントラルパーク(CP)から移動させる必要があります。ハンドアウトの表を見ると、音楽を使う((M)の印)のは#2 Limbo Dance (場所:SC)と#5 Musical Hula Hoops (場所:CP)です 。問題なのはCPで行われる#5なので、これをSCの音楽を使わないアクティビティと入れ替えます。SCの音楽を使わないアクティビティは#1と#3です。選択肢を見ると、#1と#5を入れ替える①が該当します。

問5:正解④

<問題要旨>

アクティビティ#4 Flying Disc Throwingの説明に合致するレイアウト図を選ぶ問題です。

<選択肢>

#4の説明によると、以下の条件を満たす必要があります。

・スタート地点は「big central tree (中央の大きな木)」 。スタート地点にはコーン(△)を置く 。

・ゴール地点にもコーン(△)を置く 。

・ゴール地点のコーン(△)は、「between a hula hoop and a children’s pool (フラフープと子供用プールの間)」  に置く。

凡例は、tree=木, children’s pool=○, cone=△, hoop=◎です。

この全ての条件を満たす図は④です。④は、木の近くにスタートのコーンがあり、ゴール地点のコーンがフープとプールの間にあります。

第5問

問1:正解①および④

<問題要旨>

物語の主人公Keitaの性格を表す記述を、選択肢の中から2つ選ぶ問題です。(解答の順序は問わない)

<選択肢>

①【正】

「困難な状況で途方に暮れることがある」は正しいです。旅行用ポーチをなくした際に「I was in a panic (パニックになった)」 とあり、友人のShinjiが不機嫌になった際にも「I had no idea how to handle the suddenly annoyed Shinji (突然不機嫌になったShinjiにどう対処していいかわからなかった)」  と述べています。

②【誤】

「個人で計画し行動するのが好きだ」は誤りです。むしろ詳細な計画を立てずに行くことを好み 、計画性のなさを自覚しています 。

③【誤】

「他の人と話すことを拒む」は誤りです。道に迷った際に現地の人と交流することを楽しんでいます 。

④【正】

「冒険的な経験を歓迎する」は正しいです。事前に詳細な計画を立てずに「experience the thrill of choosing what to do each day (毎日何をするか選ぶスリルを経験する)」  ことを望んでいます。

⑤【誤】

「喜んで地元の人々を助ける」は不正確です。彼が助けたのは「another traveler (別の旅行者)」  であり、地元の人ではありません。

問2:正解⑤③①④

<問題要旨>

Keitaが友人Shinjiについてどのように描写しているか、物語の出来事が起こる時系列に沿って、選択肢を正しく並べる問題です。

<選択肢>

物語の展開に沿って、Shinjiの描写を整理します。

旅行前:KeitaはShinjiを「always willing to listen to others and consider their ideas (いつも他人の話を聞き、その考えを考慮してくれる)」  と描写しています。これは⑤「周りの人々の意見を尊重する」に合致します。

旅行2日目(ポーチ紛失時):パニックになるKeitaを冷静になだめ、解決策を主導しました 。これは③「信頼でき、リーダーシップを示す」に合致します。

滝への道中:道に迷い、イライラして無口になりました 。これは①「彼のネガティブな感情を示す」に合致します。

別行動後の夜:Keitaが落ち込んでいるのを察し、共感を示して元気づけました 。これは④「他人を元気づけるためにその感情に共感する」に合致します。

したがって、正しい順序は ⑤ → ③ → ① → ④ となります。

問3:正解②

<問題要旨>

Keitaが困っている旅行者を助けた場面について、その行動の背景にある動機を問う問題です。

<選択肢>

①【誤】

彼が「地図を読むのが上手くなった」という記述はありません。

②【正】

旅行の初日に空港で助けてくれた日本人旅行者から「be kind to other travelers (他の旅行者に親切にしなさい)」 と言われ、それを受け入れた  ことを思い出し、実行したと考えられます。したがって、「自分がした約束を覚えていた」が最も適切な理由です。

③【誤】

「悪い記憶を良いものに変えようとした」という動機は本文に書かれていません。

④【誤】

彼には現地の人と交流したいという気持ちはありますが、この場面での主な動機は、かつて受けた親切を他の人に返すことでした。

問4:正解③

<問題要旨>

Keitaが旅の終わりに、当初は不気味に感じた仏像の置物を買った心境の変化が、何を意味するかを問う問題です。

<選択肢>

①【誤】

友人との関係は結果的に強まりましたが 、彼が意図的に「関係を変えようとした」わけではありません。

②【誤】

寺での行動そのものを覚えておくためというより、仏像が持つ象徴的な意味合いが重要です。

③【正】

見る角度によって怒ったり笑ったりしているように見える仏像 を、最終的に「it symbolized my trip (私の旅を象徴している)」 と受け入れました。さらに、その見方を友人Shinjiにも当てはめていることから 、人の持つ様々な側面(多面性)を受け入れられるようになったことを示唆しています。

④【誤】

「再びその国を訪れることを考えていた」という記述はありません。

問5:正解③

<問題要旨>

このエッセイの結論として、Keitaが旅から得た教訓は何かをまとめる問題です。

<選択肢>

①【誤】

本文では、旅の経験が理想の自分に近づく助けになる  と述べており、因果関係が逆です。

②【誤】

良い旅仲間を持つことの重要性も示唆されていますが、エッセイ全体の主題は、旅を通じた自己の発見と成長です。

③【正】

「個人の成長は旅を通して起こりうる」というのが、このエッセイの中心的なメッセージです。最後の段落で、旅の経験から教訓を得て人生に活かすことで、なりたい自分に近づけると結論づけています 。

④【誤】

彼は旅を通じて計画性のなさを痛感しましたが 、「計画が上手くなった」とは述べられていません。

第6問 A

問1:正解②

<問題要旨>

文章の導入部で説明されている「確証バイアス(Belief Perseverance: BP)」の性質について、正しくまとめている選択肢を選ぶ問題です。

<選択肢>

①【誤】

BPは自分の意見に固執する傾向であり、意見表現を妨げるものではありません。

②【正】

本文に「this tendency itself is neither good nor bad (この傾向自体は良いものでも悪いものでもない)」 とあり、対立の原因になるという悪い側面と、偽情報から身を守るという良い側面  が述べられています。したがって、「誰にとっても肯定的または否定的な結果の原因」となりうる、という説明が最も適切です。

③【誤】

BPは「容易に説得されない」傾向なので、本文の説明と逆です。

④【誤】

BPは信念を強く保つ傾向そのものなので、「信念を強く保つことを妨げる」という説明は逆です。

問2:正解②④

<問題要旨>

記事全体の構成をまとめたアウトラインの、パラグラフ3と4の要点をそれぞれ選ぶ問題です。

<選択肢>

パラグラフ3(解答番号40):

19世紀の医師ゼンメルワイスの事例を紹介しています。彼の手洗いの有効性を示す画期的な考えが、当時の医学界という社会集団から拒絶された話です 。これは、BPが社会に与える影響の結果を示した例です。したがって、②「BPの社会的な影響の一例」が最も適切です。

パラグラフ4(解答番号41):

留学に反対する家族を説得するという具体的な状況を想定し、権威(この場合は教師)の意見を利用するというアプローチを提案しています 。これは、BPに関する知識を「他人を説得する際にどう応用するか」を示した例です。したがって、④「他人を説得する際のBPの知識の応用」が最も適切です。

問3:正解①

<問題要旨>

消防士に関する実験の事例が、確証バイアス(BP)について何を示しているかを問う問題です。

<選択肢>

①【正】

この実験では、参加者が「証拠は偽物だった」と伝えられた後でさえ、一度形成した結論を変えることに抵抗を感じました 。これは、BPが専門家や特定の集団だけでなく、ごく普通の人々にも、予期しない状況で影響を及ぼす普遍的な心理傾向であることを示しています。

②【誤】

確証バイアスは、既存の信念に合致する情報を探す傾向であり 、「新しい情報を信じたい時」に見られるものではありません。

③【誤】

消防士の実験では、バックファイア効果(反論されるほど意見が強固になる現象)までは示されていません。

④【誤】

ゼンメルワイス反射は、消防士の実験ではなく、次のパラグラフで説明されている事例です。

問4:正解②

<問題要旨>

この記事全体を通して学べる、実践的な教訓をまとめる問題です。

<選択肢>

①【誤】

歴史的発見の分析は記事の一部で触れられていますが、全体の教訓ではありません。

②【正】

この記事は、BPという人間の心理的傾向を理解することで、新しい情報を鵜呑みにしたり、逆に頭ごなしに否定したりせず、バランスの取れた判断を下すことの重要性を説いています 。したがって、「新しい情報を扱う際に合理的な決定を下す」ことが、この記事から得られる実践的な教訓です。

③【誤】

むしろ、即座に判断せず「take time to find out more (さらに調べるために時間をかける)」  ことを勧めており、逆の内容です。

④【誤】

リスクを取ることの是非は、この記事の中心的なテーマではありません。

第6問 B

問1:正解③

<問題要旨>

リネンやコットンといった伝統的な生地から、最新の「スマート」ファブリックまでを紹介する記事の内容をまとめた、プレゼンテーションスライドのタイトルとして最もふさわしいものを選ぶ問題です。

<選択肢>

①【誤】

スマートファブリックは主に合成繊維であり、「バイオベース」は記事全体をカバーしていません。

②【誤】

「最初の布地」という表現は不正確であり、内容も漠然としています。

③【正】

「賢い織物の大きな利点」は、「スマートファブリック」の様々な利点(冷却機能、音響検知機能、医療への応用など)を紹介する記事の内容を的確に表しています。「Clever Textiles」は「Smart Fabric」の言い換えとして適切です。

④【誤】

歴史的な側面にも触れていますが、主題は最新技術とその利点であり、「歴史」がメインではありません。

問2:正解③

<問題要旨>

冷却機能を持つ「メタファブリック」の実験結果が、どのようなことを意味する(示唆する)かを説明する文として、最も適したものを選ぶ問題です。

<選択肢>

実験では、メタファブリックがコットンに比べて皮膚の温度上昇を劇的に抑えることが示されました 。これは、メタファブリックが暑い環境下での不快感を和らげるのに非常に効果的であることを意味します 。

①【誤】

体を暖める話ではなく、涼しく保つ話です。

②【誤】

実験では布地の色については言及されていません。

③【正】

「新しく発明された布地は、暑い天候でも人々を快適に保つことができる」という説明は、実験結果が示すことを正しくまとめています。

④【誤】

重ね着を推奨するような記述はありません。

問3:正解②④

<問題要旨>

音の方向を探知できる「音響ファブリック」の実験手順をまとめたスライドの、空欄(手順2と4)を埋める問題です。

<選択肢>

本文に記載されている実験手順は以下の通りです。

音響ファブリックをシャツの背中に縫い付ける 。

シャツから様々な角度で手を叩く 。

音が電気信号に変換される 。

その信号がデバイスに保存される 。

スライドの手順と照らし合わせると、

手順2(解答番号46)には、「Sounds from various directions were made (様々な方向から音が作られた)」  が対応する②が入ります。

手順4(解答番号47)には、「The output from each fiber was saved (各繊維からの出力が保存された)」  が対応する④が入ります。

問4:正解①

<問題要旨>

音響ファブリックの心臓音モニタリング実験の結果から推測できる、将来的な利点を選ぶ問題です。

<選択肢>

実験では、音響ファブリックが着用者の心臓の信号を正確に検出できることが示されました 。これは、心臓の状態(cardiac conditions)を追跡するのに使えることを意味します 。

①【正】

心臓の状態を継続的にモニタリングできるということは、不整脈など「不規則な心臓活動を持つ人が助けを得られる」可能性につながります。これは本文の内容から妥当な推測です。

②【誤】

音の方向は検知できますが、道案内機能はありません。

③【誤】

呼吸の状態を追跡できる可能性はありますが 、呼吸を助ける機能はありません。

④【誤】

騒音を低減したり、電話に出たりする機能についての記述はありません。

問5:正解③

<問題要旨>

スライドに記載された「衣類以外の応用例」のリスト(A-D)の中で、本文に記載されていない、誤った項目を指摘する問題です。

<選択肢>

本文で言及されている衣類以外の応用例は以下の通りです。

・建物のひび割れや歪みの検出 → A 

・宇宙ゴミの監視 → B 

・車のカバーなど日よけ製品 → D 

・海の魚を監視する網 

Cの「To locate a crying baby (泣いている赤ちゃんを見つける)」については、本文に記載がありません。したがって、削除すべき誤った項目はCです。

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