2022年度 大学入学共通テスト 本試験 英語(リーディング) 解答・解説

2022年度 大学入学共通テスト 本試験「英語(リーディング)」の解答と解説です。全設問の正解と考え方を一問ずつ解説し、公式の解答PDFもあわせて掲載しています。大学受験の森が独自に作成した、無料で読める解説です。

目次
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解答

解説

英語(リーディング)は第1問から第6問までの6つの大問で構成され、解答番号は1から48まで、採点項目は37個です。満点は100点、試験時間は80分。大問ごとの配点は、第1問が10点、第2問が20点、第3問が15点、第4問が16点、第5問が15点、第6問が24点です。第1問・第2問・第3問・第6問はA・Bの2つの区分に分かれています。

第1問と第2問は、料理本の果物紹介、動物園のコンテスト告知、大学図書館の利用案内、校内英字新聞の記事といった短い実用文です。第3問はブログの体験記とイベントのチラシ、および登山雑誌の読み物。第4問は2人のブログと商品の価格表を突き合わせる問題。第5問は発明家の伝記を発表用メモにまとめ直す問題。第6問は論説文を要約ノートと発表ポスターに落とし込む問題です。

後半ほど、複数の資料を行き来して数値や時系列を突き合わせる作業が増えます。第4問の問5は定価だけでなく学生割引と保証年数まで条件に入るため、表の下の注記を読み落とすと答えが変わります。第3問Bの問1と第5問の問3は出来事を順に並べる形式で、本文に散らばった年号や行程を拾い集めなければなりません。また第2問Aの問5のように事実と意見を区別させる設問、第6問Aの問3のようにその段落が何のために置かれているかを問う設問もあり、内容が本文と合っているかどうかだけでは選び切れない点に注意が必要です。

第1問

Aはブラジルの料理本に載った果物4種の紹介表、Bは動物園のウェブサイトに出た赤ちゃんキリンの名前募集コンテストの告知文です。いずれも表や箇条書きから必要な情報を拾って照合する設問です。

A 問1:正解①

<問題要旨>

果物4種の説明表を読み、cupuaçuとburitiの両方で作れるものを選ぶ設問です。表には果物ごとに味の特徴と向いている用途が箇条書きで示されています。

<考え方>

2つの果物の用途欄を並べ、共通して挙がっている品目だけを残す図表照合型です。cupuaçuの欄にはケーキなどのデザートとヨーグルト、buritiの欄にはアイスクリーム・ケーキ・ジャムが挙がっており、重なるのはケーキだけです。片方にしか出てこないものを順に外していけば決まります。

<選択肢>

①【正】

ケーキはcupuaçuの用途にもburitiの用途にも挙がっており、両方で作れる唯一の品目です。

②【誤】

cupuaçuはチョコレートのような香りと味だと説明されているだけで、チョコレートを作れるとは書かれていません。buritiの説明にも出てきません。

③【誤】

アイスクリームはburitiの用途にはありますが、cupuaçuの用途には挙がっていません。

④【誤】

ヨーグルトはcupuaçuと合わせるものとして挙がっていますが、buritiの説明にはありません。

A 問2:正解③

<問題要旨>

酸味のあるケーキを作るならどの果物が最適かを、4種の説明から選ぶ設問です。

<考え方>

酸味があることと、ケーキに使えることの2つの条件を同時に満たす果物を探します。表のなかで酸味に触れているのはjabuticabaとpitangaの2つだけなので、まずこの2つに絞り、そのうえでケーキという用途が書かれている方を採ります。条件を重ねて絞り込む図表照合型です。

<選択肢>

①【誤】

buritiはとても甘く口の中でとろけると説明されており、酸味という条件に合いません。

②【誤】

cupuaçuはチョコレートのような風味の果物として紹介されており、酸味には触れられていません。

③【正】

jabuticabaは収穫後3日を過ぎて酸味が出てからジャム・ゼリー・ケーキに使うと説明されており、2つの条件をどちらも満たします。

④【誤】

pitangaは甘い赤色の方をケーキに使い、酸味のある緑色の方はジャムとゼリー専用と説明されています。酸味のある方はケーキに使えません。

B 問1:正解②

<問題要旨>

コンテストの告知文を読み、応募できる期間を選ぶ設問です。告知には赤ちゃんキリンの誕生日、応募方法、コンテストの日程、賞品が区分けして書かれています。

<考え方>

応募期間が書かれているのは応募方法の欄だけです。6月1日の午前0時から6月7日の午後11時59分までと明示されているので、そこを見れば決まります。日程欄や賞品欄に並ぶ他の日付は応募期間ではないので、混ぜないことが要点です。

<選択肢>

①【誤】

5月26日は赤ちゃんキリンが生まれた日で、応募の開始日ではありません。

②【正】

応募方法の欄に、6月1日から6月7日までが受付期間と明示されています。

③【誤】

6月8日は最終候補5点の発表日、6月9日は優勝名の決定日で、いずれも応募が締め切られた後の日程です。

④【誤】

7月末は最終候補者がもらう入園券の有効期限に関わる日付で、応募期間とは関係ありません。

B 問2:正解②

<問題要旨>

名前のアイデアを応募するときに必ずしなければならないことを選ぶ設問です。

<考え方>

応募方法の欄にある4つの箇条書きのうち、義務にあたるものを見分けます。1件につき5ドルという記載が唯一の必須条件で、ライブカメラの視聴は名前を考える助けとして勧められているだけです。設問のmustに対応するものはどれかという観点で切ります。

<選択肢>

①【誤】

入園券は最終候補5名が受け取る賞品であって、応募のために買うものではありません。

②【正】

応募1件につき5ドルかかると明記されており、応募に必ず伴う費用です。

③【誤】

5ドルは応募料として支払うもので、動物園の中で使うという条件は書かれていません。金額だけを合わせた誤答です。

④【誤】

ライブカメラで赤ちゃんキリンを見ることは発想の助けとして勧められているだけで、義務ではありません。

B 問3:正解①

<問題要旨>

自分が応募した名前が最終候補5点に残った場合に得られるものを選ぶ設問です。

<考え方>

賞品の欄は、最終候補5名全員がもらえるものと、優勝者だけがもらえるものの2段構えになっています。設問が問うのは前者なので、1日有効の無料入園券だけが該当します。優勝者だけの特典を選んでしまうのが典型的な誤りです。

<選択肢>

①【正】

最終候補5名全員が、7月末まで有効な1日分の無料入園券を受け取ると書かれています。

②【誤】

ライブ配信やライブカメラは誰でも見られるもので、最終候補者への賞品ではありません。

③【誤】

応募料が赤ちゃんキリンの餌代に充てられるとは書かれていますが、応募者が餌やりをできるとは書かれていません。本文にない情報の追加です。

④【誤】

家族と一緒の特別な写真は、優勝した名前を出した1名だけの特典です。対象がずれています。

第2問

Aは英国の大学図書館の利用案内プリントで、館内の規則と過去の利用学生のコメントが左右に並んでいます。Bは校内英字新聞に英国からの留学生が寄せた、ペットを飼うことについての記事で、オーストラリアの調査結果が囲みで添えられています。

A 問1:正解⑤

<問題要旨>

図書館でできることを、A〜Eの5つの記述から2つ選ぶ設問です。判断材料が規則の本文と学生コメントの両方に散らばっています。

<考え方>

5つの記述を1つずつ、どちらの欄に根拠があるかを確かめて消していきます。飲み物の持ち込みと友人のための席取りはどちらも禁じられており、コピー機の場所も学生コメントではテレビの隣とされていて2階ではありません。残るのは、学生証がコピーカードを兼ねることと、ノートパソコンを2階の学習エリアで使えることの2つです。

<選択肢>

①【誤】

Aは学生コメントに館内へ飲み物を持ち込めないとあるため不可。Bも規則欄で友人のための席取りを禁じているため不可です。

②【誤】

Aが不可であるうえ、Cもコピー機の場所が学生コメントの記述とずれています。

③【誤】

Eは正しいものの、Bの席取りは規則欄で明確に禁じられています。

④【誤】

Dは正しいものの、Cのコピー機は学生コメントでテレビの隣にあるとされており、2階ではありません。

⑤【正】

Dは学生証が図書館カードとコピーカードを兼ねるというプリント冒頭の記載、Eはノートパソコンを2階の学習エリアでのみ使えるという規則欄の記載から、どちらも可能です。

A 問2:正解③

<問題要旨>

図書館の正面玄関にいる状態から、オリエンテーションの会場へ行くにはどう移動すればよいかを選ぶ設問です。

<考え方>

階の情報が2か所に分かれているので、それをつなぎます。コンピュータの欄に正面玄関がfirst floorにあること、オリエンテーションの欄に会場がthird floorの閲覧室であることが書かれているので、差を取れば2階分上がることになります。建物の階の呼び方に引きずられず、書かれた階の名称の差だけで計算するのが要点です。

<選択肢>

①【誤】

1階分下りた階にあるのはテレビとコピー機で、オリエンテーションの会場ではありません。

②【誤】

1階分上がると学習エリアのある階に着きます。会場ではありません。

③【正】

正面玄関のある階から、会場である閲覧室までは2階分上がることになります。

④【誤】

同じ階にあるのはコンピュータのコーナーと貸出受付で、会場はありません。

A 問3:正解①

<問題要旨>

図書館の正面玄関の近くにあるものを選ぶ設問です。

<考え方>

選択肢に挙がった4つの施設が、それぞれどの階のどこにあるかを規則欄と学生コメントから拾い出して照合します。正面玄関のそばにあると明記されているのは、インターネットにつながったコンピュータのコーナーだけです。

<選択肢>

①【正】

コンピュータの欄に、正面玄関のそばにコンピュータのコーナーがあると明記されています。

②【誤】

閲覧室は上の階にあり、オリエンテーションの会場として挙げられています。

③【誤】

学習エリアは正面玄関より上の階で、ノートパソコンを使える場所です。

④【誤】

テレビは下の階にあり、その隣にコピー機が置かれていると学生コメントにあります。

A 問4:正解③

<問題要旨>

8月2日に3冊借り、8月10日に返却した場合にどうなるかを選ぶ設問です。貸出規則には、貸出期間と、期限を過ぎた場合の扱いが書かれています。

<考え方>

貸出期間は7日なので、8月2日に借りた本の返却期限は8月9日です。10日の返却は期限切れにあたり、規則では返却した日から3日間は新たに借りられません。返却日の10日を1日目として10日・11日・12日が禁止期間となり、再び借りられるのは13日からです。日数を数え始める日をどこに置くかで答えが変わります。

<選択肢>

①【誤】

期限を過ぎているため、返却したその日に借りることはできません。1度に8冊までという上限と混同させる誤答です。

②【誤】

同じく返却日には借りられません。3冊返したから残りが7冊という計算も、上限の考え方として成り立ちません。

③【正】

返却日から3日間は貸出が止まるため、8月13日より前は借りられません。

④【誤】

停止されるのは3日間で、7日間ではありません。貸出期間の7日を停止期間に取り違えた誤答です。

A 問5:正解①

<問題要旨>

過去の利用学生が述べた事実にあたるものを選ぶ設問です。事実と意見を区別させる型です。

<考え方>

2つの条件を同時に満たす必要があります。学生コメント欄に出ていること、そして評価ではなく確かめられる内容であることです。映像を見るときに自分のイヤホンかヘッドホンが要るという記述は学生コメントにあり、しかも館内の決まりを述べた事実です。開館時間はプリント冒頭の案内で学生の発言ではなく、資料がすばらしいという記述は評価にあたります。

<選択肢>

①【正】

映像視聴には自分のイヤホンかヘッドホンが必要だという学生コメントの記述で、確かめられる内容です。

②【誤】

内容自体は正しいものの、開館時間はプリント冒頭の案内に書かれているもので、学生が述べたことではありません。

③【誤】

オリエンテーションの資料がすばらしいというのは学生の感想であり、事実ではなく意見です。

④【誤】

学習エリアについて学生は、とても混雑するので早めに行った方がよいと述べており、空いているという記述とは逆です。

B 問1:正解②

<問題要旨>

ペットを飼っている家庭の割合について、3つの国を高い順に並べた選択肢を選ぶ設問です。

<考え方>

第1段落に3国の情報が順に出てきます。英国は5軒に2軒、米国は半数以上でこれより高く、オーストラリアが最も高いと述べられています。具体的な数値は英国の分しか与えられていないので、比較の表現をたどって順序だけを決めます。

<選択肢>

①【誤】

英国は米国より低いと明記されており、英国を米国の上に置くことはできません。

②【正】

最も高いのがオーストラリア、次が半数以上の米国、最も低いのが5軒に2軒の英国です。

③【誤】

オーストラリアが最も高いと述べられているため、英国を先頭に置くことはできません。

④【誤】

英国を先頭に置いている点と、オーストラリアを最下位に置いている点の両方が本文と食い違います。

⑤【誤】

米国はオーストラリアより低いので、先頭には来ません。

⑥【誤】

米国を先頭に置き、オーストラリアを最下位に置いている点が本文と食い違います。

B 問2:正解④

<問題要旨>

記事のなかで挙げられているペットを飼う利点を選ぶ設問です。利点は囲みの調査結果に箇条書きでまとめられています。

<考え方>

囲みは上段の3つが利点、下段の1つが難点という構成です。利点として挙がっているのは、愛情や幸福感や友情が得られること、家族が増えたように感じられること、楽しい時間が生まれることの3つで、いずれも暮らしの充実に関わります。この3つをまとめた言い方を選びます。

<選択肢>

①【誤】

費用については、筆者が日本で見た問題として挙げられているだけで、節約できるとは述べられていません。

②【誤】

犬や猫の飼い主の半数ほどがペットと一緒に寝るという記述はありますが、睡眠時間が延びるとは書かれていません。

③【誤】

人気者になれるという記述はありません。本文にない情報の追加です。

④【正】

愛情・幸福感・友情、家族が増えた感覚、楽しい時間という3つの利点をまとめると、暮らしがより楽しくなるということになります。

B 問3:正解②

<問題要旨>

囲みの調査結果を反映した発言として最も適切なものを選ぶ設問です。

<考え方>

数値を伴う記述と照らし合わせます。多くの飼い主がペットと過ごす時間は1日3〜4時間とされているため、3時間ほどという発言がこの範囲に収まります。残りは調査結果にない主張か、数値の対象を取り違えたものです。

<選択肢>

①【誤】

一緒に過ごす時間が幸福をもたらすという調査結果と方向が逆で、居心地の悪さに触れた記述はありません。

②【正】

飼い主の多くが1日3〜4時間をペットと過ごすという調査結果に収まります。

③【誤】

休暇や車での移動にペットを連れて行くのは飼い主の25パーセントという記述であり、ペットの側が車での移動を好むという話ではありません。主体がすり替わっています。

④【誤】

ペット専用の部屋についての記述はありません。日本の住居の問題として筆者が挙げる広さの話と混ざった誤答です。

B 問4:正解④

<問題要旨>

日本でペットを飼うことについての筆者の意見を、最もよくまとめたものを選ぶ設問です。

<考え方>

根拠は最終段落です。筆者は日本に来てから広さ・時間・費用という問題を見てきたと述べたうえで、それでも小さな住まいでペットと満足に暮らしている人を知っていると続けています。前半だけを取ると否定的な選択肢を選んでしまうので、逆接の後に置かれた主張を拾うことが要点です。

<選択肢>

①【誤】

筆者は日本では広さ・時間・費用の問題があると述べており、手間がかからないとは言っていません。

②【誤】

飼うのをやめる人が出るだろうという予測は述べられていません。本文にない情報の追加です。

③【誤】

家族が増えたように感じられるというのはオーストラリアの調査結果であり、日本についての筆者の意見ではありません。別の箇所の内容の混入です。

④【正】

最終段落で、小さな住まいでもペットと満足して暮らしている人がいると述べており、これが日本についての筆者の見方です。

B 問5:正解②

<問題要旨>

記事全体にふさわしい見出しを選ぶ設問です。主旨をとらえる型です。

<考え方>

記事は、ペットを飼う家庭の割合の話から始まり、その理由を探る形で調査結果の利点と難点を紹介し、最後に日本の事情に触れて締めています。中心にあるのはペットを飼うと何が得られるのかという問いであり、個別の話題を見出しにすると記事の一部しか表せません。

<選択肢>

①【誤】

ペットと一緒に寝る飼い主が半数ほどという記述は調査結果の一部にすぎず、記事全体を表しません。

②【正】

調査で挙げられた利点と難点を通して、ペットを飼うことで何が得られるのかを論じた記事の内容と一致します。

③【誤】

どの動物を飼っているかという話題は、記事の中心ではありません。

④【誤】

豚をペットにする話は最終段落で触れられているだけで、筆者自身も室内飼育の難しさを疑問として残しています。

第3問

Aは英国の若いブロガーが日本文化のイベントに行った感想をつづった投稿と、そのイベントのチラシです。Bは登山雑誌に載った、英国の三山を24時間以内に登る挑戦の体験記です。

A 問1:正解①

<問題要旨>

ブログの投稿から、筆者が実際にしたこと・感じたことにあたるものを選ぶ設問です。チラシには食べ物、体験、伝統公演の3つの区分が示されています。

<考え方>

投稿の第2段落が公演についての記述です。3つの公演のうち落語は楽しめなかったが、太鼓と琴が一番よかったと述べています。太鼓も琴もチラシの伝統公演の区分にあるので、日本の伝統音楽を楽しんだことになります。他の選択肢は、体験した内容や食べた物をずらしたものです。

<選択肢>

①【正】

第2段落で、太鼓と琴が特によかったと述べています。どちらもチラシの伝統公演に含まれる日本の伝統音楽です。

②【誤】

太鼓は見た公演であって、演奏を習ったのではありません。第3段落で習ったのはおにぎりの作り方です。

③【誤】

竹の滑り台は流しそうめんの仕掛けとして説明されているもので、筆者が作ったのではありません。主体のすり替えです。

④【誤】

第1段落で屋台には3種類の食べ物があったと述べたうえで、実際に食べたのは抹茶アイスとたこ焼きの2つだけだと書いています。

A 問2:正解①

<問題要旨>

落語を聞いていたときの筆者の気持ちとして最も近いものを選ぶ設問です。心情を推論する型です。

<考え方>

第2段落の記述をそのままたどります。周りは笑っているのに自分にはおもしろさが分からず、その理由を日本文化をよく知らないからかもしれないと考えています。周囲との反応の食い違いに戸惑っている状態なので、当惑を表す語を選びます。

<選択肢>

①【正】

周囲は笑っているのに自分には笑いどころが分からず、その理由を推し量っている状態と合います。

②【誤】

納得したという記述はなく、むしろ理解できないままでいます。

③【誤】

心を動かされたと述べているのは太鼓についてで、落語についてではありません。別の箇所の内容の混入です。

④【誤】

くつろいだと述べているのは琴の演奏についてです。

B 問1:正解 18=① 19=④ 20=③ 21=②

<問題要旨>

体験記に出てくる4つの出来事を、起きた順に並べる設問です。4つすべてが正しく並んで初めて得点になります。

<考え方>

挑戦の行程はスコットランド、イングランド、ウェールズの順だと第1段落に示されており、これが時間軸の骨組みになります。第2段落で最初の山の頂上に着き、その下山中に携帯電話を落として仲間と探し出しています。第3段落の終わりで最後の登山地へ移動し、最終段落で2人が引き返しています。山の順序さえ押さえれば、各段落の出来事を当てはめるだけで並びます。

<選択肢>

①→18

第2段落。出発から3時間足らずでスコットランド最高峰の頂上に到達しており、4つの中で最初の出来事です。

④→19

第2段落。頂上に着いた後の下山中に携帯電話を落としたことに気づき、仲間の助けで見つけています。

③→20

第3段落の終わり。2つ目の山を登り終えた後、最後の登山地であるウェールズへミニバスで移動しています。

②→21

最終段落。最後の山の登山中に雨が激しくなり、2人がミニバスへ引き返しています。4つの中で最後です。

B 問2:正解②

<問題要旨>

2つ目の山を登り終えた時点で予定より遅れていた理由を選ぶ設問です。

<考え方>

第3段落に理由が直接書かれています。暗くなるにつれて歩みを落とさざるを得ず、その山を終えるのに4時間半かかって予定を超えた、という流れです。同じ段落の前後には休憩や交通の話も出てきますが、どちらも遅れの原因としては述べられていないので、原因と結果の対応を取り違えないことが要点です。

<選択肢>

①【誤】

最初の山では訓練の成果で3時間足らずで頂上に達しており、予定より時間がかかったとは述べられていません。

②【正】

第3段落で、暗くなったために速度を落とさざるを得ず、その山に4時間半かかったと述べられています。

③【誤】

ミニバスでの6時間の休息は2つ目の登山の前に取ったもので、その後は力がみなぎった状態で登り始めています。遅れの原因としては挙げられていません。

④【誤】

天候の回復を待ったという記述はありません。雨に降られたのは3つ目の山で、そこでも待たずに登り続けています。

B 問3:正解②

<問題要旨>

この体験記から筆者について分かることを選ぶ設問です。

<考え方>

根拠は最終段落です。空が晴れて頂上のすぐ近くにいると分かり、時間の挑戦には失敗したが登山の挑戦には成功したと述べられています。つまり24時間という条件は満たせなかったものの、3つの山の頂上にはすべて到達しています。成功した部分と失敗した部分を分けて読むことが要点です。

<選択肢>

①【誤】

最終段落はやり遂げたという達成感の言葉で結ばれており、満足を得られなかったという説明とは逆です。

②【正】

時間の挑戦には及ばなかったが登山の挑戦には成功したと述べられており、3つの山すべての頂上に立ったことになります。

③【誤】

午前4時半の時点で24時間以内には終えられないと分かったと書かれており、時間の挑戦は達成していません。

④【誤】

第1段落で一行は登山者10人と運転手2人と説明されており、筆者は登山者の側です。

第4問

米国の大学の新入生に向けて、家電や電子機器をどこで買うかを助言する2人のブログです。一方は大学近くの中古店のセール広告を、もう一方は量販店3店の新品価格を比べた表を載せており、2つの投稿と2つの資料を突き合わせて読みます。

問1:正解③

<問題要旨>

Lenが中古品を勧める理由を選ぶ設問です。彼の投稿には大学近くの中古店の紹介と、その店のセール品の広告が載っています。

<考え方>

投稿の書き出しが根拠です。お金をあまり使いたくない読者に向けて中古店を紹介し、商品の多くがとても手頃な値段だと述べています。多くの学生がこの店で売り買いしているという記述も、学生にとって買いやすい店であることを支えています。環境や地元企業への言及は投稿の最後に補足として添えられたもので、勧める理由の中心ではありません。

<選択肢>

①【誤】

店主が大学の卒業生であること、地元の商売を支えられることは書かれていますが、大学の助けになるとは述べられていません。

②【誤】

環境にやさしいと述べられているのは中古品を買うという行為であって、商品そのものが環境によいと説明されているわけではありません。しかも投稿の中心は、お金をかけずに必要な物をそろえられるという点に置かれています。

③【正】

お金をあまり使いたくない読者に向けて店を紹介し、商品の多くが手頃な値段だと述べています。学生が多く利用している店だとも書かれています。

④【誤】

在庫が限られているので急ぐようにとは書かれていますが、急いでいるときでも必要な物が見つかるという趣旨ではありません。

問2:正解③

<問題要旨>

Cindyが勧めている買い方を選ぶ設問です。

<考え方>

根拠は彼女の投稿の第2段落と、価格表の下の注記です。1年目に中古品をそろえたところ1か月で壊れ、保証がなかったため慌てて買い直した、という自分の失敗を語り、4年間使うのだから新品を買うよう勧めています。そのうえで、どの品にも保証が付けられるので故障時の交換が簡単だと述べています。

<選択肢>

①【誤】

1つの量販店ですべて買ったのは、買い直しを急いで比較できなかった失敗として語られています。むしろ事前に複数の店を比べればよかったと悔やんでいます。

②【誤】

紹介されているサイトは店ごとの価格を比べるためのもので、そのサイトが商品を売っているわけではありません。

③【正】

4年間使うのだから新品を買うよう勧め、どの品にも保証が付くので故障しても交換しやすいと述べています。

④【誤】

中古品を買ったのは彼女自身の1年目の失敗として語られており、勧めている買い方ではありません。

問3:正解②

<問題要旨>

LenとCindyの2人に共通する助言を選ぶ設問です。2つの投稿を突き合わせる型です。

<考え方>

それぞれの投稿の結びを比べます。Lenは在庫が限られているので急ぐようにと述べ、Cindyも品物はすぐになくなるので待っていると買い逃すと述べています。新品か中古か、どこで買うかについては2人の主張が正反対なので、共通するのは早く買うことだけです。

<選択肢>

①【誤】

大学近くの店を勧めているのはLenだけで、Cindyはそこで買って失敗したと述べています。

②【正】

Lenは在庫が限られていること、Cindyは品物がすぐになくなることを挙げ、2人とも早めに買うよう勧めています。

③【誤】

学生割引に触れているのはCindyの投稿だけで、しかも量販店3店のうち1店の特典として紹介されているにすぎません。

④【誤】

保証を重視しているのはCindyだけです。Lenが紹介する中古店の品に保証の記述はありません。

問4:正解①

<問題要旨>

新品をできるだけ安く買うにはどうすればよいかを選ぶ設問です。

<考え方>

Cindyの投稿の第3段落が根拠です。買い物に行く前に店ごとの価格を比べられるサイトを紹介し、実際に量販店3店の新品価格を並べた表を載せています。新品であることと、価格を比べられることの2つを同時に満たすのはこのサイトだけです。

<選択肢>

①【正】

Cindyが紹介する価格比較のサイトで、量販店3店の新品価格を買い物の前に比べられます。

②【誤】

Lenの投稿にあるのは中古店のサイトで、扱っているのは中古品です。

③【誤】

1つの量販店だけに当たるのは、Cindyが失敗として振り返っている買い方です。比較ができません。

④【誤】

大学近くの店は中古店であり、新品の価格比較にはなりません。

問5:正解 28=② 29=④

<問題要旨>

電子レンジは最も安い店で、テレビは5年保証が付くもののうち最も安い店で買うという設定で、それぞれどの店を選ぶかを答える設問です。中古店の広告、量販店3店の価格表、そして表の下に書かれた保証と割引の条件を突き合わせます。

<考え方>

表に並ぶ定価だけで決めないことが要点です。注記によれば、1つの店は在学証明があれば表示価格から1割引きになり、別の店は300ドルを超える品に限って無料の1年保証が4年延長されて合計5年になり、もう1つの店は1品につき10ドル払えば5年保証が付きます。品物ごとに、割引後の実際の支払額と保証年数を計算してから比べます。

<選択肢>

28=②(Great Buy)

電子レンジは中古店が85ドル、量販店の定価が88ドル・90ドル・95ドルです。このうち90ドルの店は在学証明を示せば1割引きとなり81ドルになるため、中古品を含めても最も安くなります。大学の新入生はこの割引の対象にあたるので、定価だけを見て88ドルの店や85ドルの中古品を選ぶと、実際の支払額を見誤ることになります。

29=④(Value Saver)

5年保証という条件を先に立てて絞ります。定価305ドルの店は300ドルを超える品に無料保証が4年延長されるので、合計5年で305ドル。定価300ドルの店は保証が有料で、5年保証を付けると10ドル加算され310ドルになります。定価295ドルの店は1割引きになるものの保証は1年だけで条件を満たさず、中古店のテレビには保証がありません。したがって305ドルの店が最も安くなります。

第5問

電子式テレビの特許をめぐって大企業と争った発明家ファーンズワースの伝記記事を読み、発表用メモの空所を埋め、出来事を年代順に並べる大問です。記事に散らばった年号を拾い集めることが鍵になります。

問1:正解①

<問題要旨>

発表の副題としてふさわしいものを選ぶ設問です。メモの冒頭に置く見出しを決める形になっています。

<考え方>

記事全体の骨格をとらえます。第1段落で、電子式テレビの特許争いが人々の注目を集めたのは一人の若者と巨大企業の争いだったからだと述べられ、以降も少年時代の着想から特許戦の決着までがこの対立軸に沿って語られています。記事の一部だけを指す見出しは副題になりません。

<選択肢>

①【正】

若き発明家と巨大企業の特許争いという、記事全体を貫く軸を表しています。

②【誤】

高校教師だったのは、彼の着想を後押しし裁判で証拠を示したトールマンです。ファーンズワース自身は教師ではありません。主体のすり替えです。

③【誤】

発電機の修理や洗濯機の電動化は少年時代の一挿話であり、記事の中心は発電への情熱ではありません。

④【誤】

記事は過去の経緯を追ったもので、テレビの将来については論じていません。

問2:正解 31・32=④・⑤(順序不問)

<問題要旨>

メモのEarly Daysの欄を完成させるために、少年時代にあたる記述を5つの選択肢から2つ選ぶ設問です。2つとも正しく選べた場合だけ得点になります。

<考え方>

対象になるのは記事の第2段落と第3段落、つまり生い立ちから高校1年の頃までです。第2段落には古い発電機を何度も修理し、母親の手回し洗濯機を電動式に作り替えたことが、第3段落には父親の畑で耕した平行の畝を見て電子的に像を作る着想を得たことが書かれています。すでにメモにある、電気のない丸太小屋で生まれたという項目と重ならない2点を選びます。

<選択肢>

①【誤】

発電機は引っ越した先の家にあったものを見つけて喜んだと書かれており、買ったのではありません。

②【誤】

丸太小屋は生まれた家で、電気が通ったのは12歳のときです。父親と一緒に建てたという記述はありません。

③【誤】

読んでいたのは機械や電気の技術について手に入る限りの情報であり、学校のあらゆる教科の本ではありません。範囲を広げた誤答です。

④【正】

古い発電機をたびたび修理し、母親の手回し洗濯機を電動式に作り替えたと第2段落にあります。

⑤【正】

父親のじゃがいも畑で働いていたときに、耕した平行の畝を見て電子的に像を作る着想を得たと第3段落にあります。

問3:正解 33=② 34=⑤ 35=④ 36=①

<問題要旨>

5つの出来事のうち4つを選び、起きた順に並べる設問です。メモには3番目に最初の映像の送信に成功したこと、最後にRCAが裁判を起こしたことがすでに入っています。4つすべてが正しく並んで初めて得点になります。

<考え方>

記事に出てくる年号を拾って時間軸を作ります。高校1年の春に化学教師へ着想を話したのが1922年、競合相手が特許を得たのが1923年、最初の映像送信が1927年、米国政府が特許を与えたのが1930年、買収の申し出を断って特許戦が始まったのが1931年です。すでに埋まっている1927年より前に入るのが1922年と1923年、後に入るのが1930年と1931年。残る1つは提訴より後の出来事なので枠に入りません。

<選択肢>

②→33

1922年、高校1年の春に化学教師へ電子式テレビの構想を話しています。5つの中で最も早い出来事です。

⑤→34

1923年、競合相手が電子式テレビの特許を取得しています。1927年の映像送信より前にあたります。

④→35

1930年、米国政府がファーンズワースに特許を与えています。映像送信の後です。

①→36

1931年、買収の申し出を断り、これが特許戦の発端となりました。メモの最後にある提訴の直前にあたります。

③【枠に入らない】

RCAが争いの最初の段階で勝ったのは、提訴の後に始まった裁判の話です。メモの最後にある提訴よりさらに後になるため、4つの枠には入りません。

問4:正解③

<問題要旨>

メモのOutcomeの欄を完成させる設問で、特許争いに勝てた決め手を選びます。

<考え方>

根拠は第6段落です。黒板の図を書き写していた教師が、競合相手の特許が出る少なくとも1年前にファーンズワースが構想を持っていたことを示し、1934年に裁判官がその教師の手書きの記録を根拠に特許の主張を認めた、と書かれています。決め手になったのは人物の立場ではなく、長く保管されていた記録そのものです。

<選択肢>

①【誤】

自分の方式より優れていると認めたのは相手方で、だからこそ特許を買い取ろうとしました。これは提訴より前の出来事で、勝因ではありません。

②【誤】

トールマンは証拠となる記録を残した高校時代の教師であり、資金を援助したとは書かれていません。本文にない情報の追加です。

③【正】

教師が書き写して長く保管していた黒板の図と手書きの記録が証拠となり、1934年に特許の主張が認められました。

④【誤】

相手方が争いから手を引いたのではなく、裁判で判断が下されています。

問5:正解③

<問題要旨>

メモのAchievements and Recognitionの欄に加える1文を選ぶ設問です。欄にはすでに特許の数と雑誌による選出が書かれています。

<考え方>

根拠は最終段落です。月面着陸の中継を妻と一緒にテレビで見たファーンズワースが、これですべて報われたと語ったという逸話が置かれています。すでに書かれている2点と重ならず、彼の発明が社会にもたらしたものを述べた選択肢を選びます。

<選択肢>

①【誤】

賞を受けたという記述はなく、相手方の企業とは争った関係です。事実が逆になっています。

②【誤】

月面着陸の中継はテレビで見た側であって、彼が番組に出演したのではありません。主体のすり替えです。

③【正】

月面着陸の中継を見てこれですべて報われたと語った逸話から、彼の発明によって歴史的な出来事を生中継で見られるようになったことが分かります。

④【誤】

彼をテレビで見た若者が夢を追ったという記述はありません。本文にない情報の追加です。

第6問

Aは朝型(lark)と夜型(owl)を論じた読み物で、それを要約ノートにまとめます。Bはプラスチックのリサイクル記号1から7までを解説した文章で、発表用ポスターの草案を完成させます。どちらも本文とノート・ポスターを行き来する形式です。

A 問1:正解③

<問題要旨>

ノートの語彙欄で、diurnalの意味にあたるものを選ぶ設問です。

<考え方>

第1段落の最後に定義がそのまま置かれています。昼間に活動する生き物がdiurnal、夜に現れるものがnocturnalと対で説明されているので、ノートに示された対義語との関係からも、昼間の活動を表す選択肢が決まります。

<選択肢>

①【誤】

早起きが目標の達成につながるという諺の趣旨であって、語の定義ではありません。

②【誤】

larkもowlも鳥の名を借りた比喩で、鳥を飼うこととは関係ありません。

③【正】

昼間に活動する生き物を指す語として説明されており、夜に現れるnocturnalと対になります。

④【誤】

早起きの鳥は虫を捕まえるという諺の内容を、語の定義と取り違えた誤答です。

A 問2:正解③

<問題要旨>

ノートの要点欄の3つ目を埋める設問です。前後には、共通の昼型の生活に合わない人もいること、最も活動的な時間帯は生まれ持ったものだという研究があること、研究の進展で見方が変わり続けていることが並んでいます。

<考え方>

根拠は第5段落の冒頭です。人は変われるのかという問いに対し、若い成人を対象とした研究では変われない、生まれつき決まっていると考えられており、若者は自由を得てもやがて自分の型に戻ると述べられています。前の要点が生まれ持ったものだという内容なので、その帰結として変えにくいとまとめる位置になります。

<選択肢>

①【誤】

柔軟な時間割が将来できるという見通しは述べられていません。本文にない情報の追加です。

②【誤】

加齢や病気で変化する人がいるという記述はありますが、朝の社交が重要になるとは書かれていません。

③【正】

若い成人の研究では生まれつき決まっていて変わらないとされ、自由を得てもやがて元の型に戻ると述べられています。

④【誤】

夜型は昼間の仕事の機会を逃しやすく、夜の遊びには費用がかかるとも述べられており、利益につながるという趣旨とは逆です。

A 問3:正解①

<問題要旨>

ユダヤ教とキリスト教の慣習、および中国の時刻の区分が記事に持ち出されている目的を選ぶ設問です。段落の役割を問う型です。

<考え方>

根拠は第3段落です。日没から次の日没までを一日とする数え方、クリスマス・イヴに残る伝統、真夜中をまたぐ時間帯を一日の最初とする十二支の区分を並べたうえで、古くからの慣習は夜型の時間の見方を支えていると結んでいます。内容が正しいかどうかではなく、何のために並べられているかで切ります。

<選択肢>

①【正】

段落の結びで、古い慣習が夜型の時間の見方を支えていると述べられており、一日が夜に始まると考えてきた社会があることの例として挙げられています。

②【誤】

夜型の人が昔は信心深かったという主張はありません。宗教は一日の数え方の例として出ているだけです。

③【誤】

眠っている人は列の先頭に立てず機会を逃すという記述は前の段落にあり、この段落の目的ではありません。別の箇所の内容の混入です。

④【誤】

夜型が朝型の時間割で働かざるを得ないという話も前の段落の内容です。この段落はむしろ夜型の時間感覚を支える材料として置かれています。

A 問4:正解 42=⑥ 43=③

<問題要旨>

ノートの詳細欄にある一文、何かが体内時計を決めている可能性があり、知能と何かの違いの説明にもなりうる、という2つの空所を6つの選択肢から埋める設問です。2つとも正しく選べた場合だけ得点になります。

<考え方>

前半の根拠は第3段落です。体内時計は生まれた瞬間に動き始め、夜に生まれた人は昼間に力を発揮しにくいという研究が紹介されています。後半の根拠は第4段落です。夜型の方が知能が高いという報告に続けて、夜型は新しい冒険や刺激のある余暇を求めて夜の遊びに傾きやすく、朝型は几帳面で完璧を求めストレスが少ないと、生活のしかたの違いが並べられています。知能と並べて挙げられているのはこの行動の傾向であり、睡眠や外見の差ではありません。

<選択肢>

42=⑥【正】

体内時計が動き始めるのは生まれた瞬間であり、夜に生まれた人は昼間に力を出しにくいという研究が第3段落に示されています。

43=③【正】

第4段落で、知能の違いに続けて、冒険を好むか几帳面かといった行動の傾向の違いが述べられています。

①【誤】

夜型は朝ぎりぎりまで寝ているという描写はありますが、睡眠時間そのものの差は論じられていません。

②【誤】

外見の違いについての記述はありません。

④【誤】

文化的な背景は一日をいつから数えるかという話題で触れられているだけで、体内時計を決める要因としても、知能と並ぶ違いとしても挙げられていません。

⑤【誤】

宗教上の信条も一日の数え方の例として出てくるだけで、体内時計を決める要因ではありません。

B 問1:正解②

<問題要旨>

ポスターの最初の見出し、リサイクル記号とは何かの下に入れる説明を選ぶ設問です。

<考え方>

根拠は第1段落の終わりです。リサイクル記号は使われているプラスチックの化学的な組成と再生のしやすさについての情報を示すものであり、記号が付いていても必ず再生できるとは限らず、どの種類のプラスチックでできていて再生できる可能性があるかを示すだけだと説明されています。

<選択肢>

①【誤】

記号は再生のしやすさに順位を付けるものではありません。記号の働きを広げすぎた誤答です。

②【正】

化学的な組成と再生に関する情報を示すという第1段落の説明に合います。

③【誤】

制度が1988年に業界団体によって始まり2008年から国際的な規格団体に引き継がれたとは書かれていますが、記号が使用の認証を示すとは述べられていません。

④【誤】

制度を始めたのが業界団体、引き継いで管理しているのが規格団体です。主体が入れ替わっています。

B 問2:正解 45=② 46=①

<問題要旨>

ポスターの表のうち、種類2と種類3の説明欄を埋める設問です。それぞれ4つの選択肢から1つずつ選びます。

<考え方>

根拠はそれぞれの種類を説明した箇所です。種類2は無害で心臓弁や人工関節にも使え、マイナス40度から100度まで使えて丈夫で、何度も再生できると述べられています。種類3は知られている中で最も再生しにくいものの一つで、処分は専門の業者に任せ、家庭や庭で燃やしてはいけないと述べられています。種類1や種類6の性質と混ざらないよう、どの種類についての記述かを確かめて拾うことが要点です。

<選択肢>

45=①【誤】

一度しか使わないよう勧められているのは種類1です。別の種類の説明の混入です。

45=②【正】

マイナス40度から100度までという広い温度域で使えると説明されており、何度も再生できるという表の記述にも自然に続きます。

45=③【誤】

種類2は無害で体内に入れる部品にも使えると説明されており、人体に有害という説明とは正反対です。

45=④【誤】

種類2は牛乳の容器などにも使われており、飲み物の容器に向かないという説明は当たりません。

46=①【正】

最も再生しにくいものの一つとされ、家庭や庭で燃やしてはいけないと明記されています。

46=②【誤】

燃えやすく、安く作れて軽いというのは種類6の性質です。種類3の説明ではありません。

46=③【誤】

無害だと説明されているのは種類2です。種類3は安全な側の組には入っていません。

46=④【誤】

再生しやすいのは種類1や種類2で、種類3はその逆です。

B 問3:正解 47・48=③・④(順序不問)

<問題要旨>

共通する性質を持つプラスチックについての説明として適切なものを、6つの選択肢から2つ選ぶ設問です。2つとも正しく選べた場合だけ得点になります。

<考え方>

どの選択肢も複数の種類をまたぐので、挙げられた種類の説明を1つずつ確かめ、当てはまらない種類が1つでもあれば落とします。用途に食品や飲料の容器が挙がっているか、軽さに触れているか、再生の割合がどう書かれているかを、種類ごとの記述に戻って確認するのが確実です。

<選択肢>

①【誤】

種類1は70度を超えて熱すると容器が柔らかくなり形が変わると説明されており、100度の熱湯には使えません。

②【誤】

種類3は最も再生しにくいものの一つとされており、再生しやすい組に入れることはできません。

③【正】

種類1は食品と飲料の容器、種類2は牛乳の容器、種類4は押して中身を出す容器やパンの包装、種類5は食品容器、種類6は使い捨てのコップや即席麺の容器として挙げられており、いずれも食品や飲料の容器に使われています。

④【正】

種類5は軽いと説明され、種類6も安く作れて軽いと説明されています。

⑤【誤】

種類4は現状ほとんど再生されておらず、種類5も再生されるのは3パーセントにとどまります。広く再生されているとは言えません。

⑥【誤】

種類6は再生しにくく燃えやすい、種類7も再生が難しいと説明されており、どちらも環境にやさしいとは述べられていません。

※ 本記事の解答・解説は当サイトが独立に作成したものです。公式の正解および配点は大学入試センターの発表をご確認ください。

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