2022年度 大学入学共通テスト 本試験 英語(リーディング) 解答・解説

目次

解答

解説

第1問

問1:正解1

<問題要旨>
ブラジルのフルーツに関する説明文から、ある果物同士(cupuaçu と buriti)が共通して作るのに適しているものを選ぶ問題。文中の記述を比較し、両方の果物がどのような料理・デザートに向いているかを読み取ることがポイント。

<選択肢>
① 正)
 文中では、cupuaçu は「ケーキなどのデザートに向いている」、buriti は「アイスクリームやケーキ、ジャムに向いている」といった説明がある。そのため、両方の果物が共通して用いられるものは“ケーキ”と判断できる。

② 誤)
 cupuaçu はチョコレートのような香りや味わいが特徴だが、buriti が直接チョコレートとして使われる説明はないので、両方の果物にあてはまる選択肢とはいえない。

③ 誤)
 buriti はアイスクリームに適しているとされるが、cupuaçu がアイスクリームに使われるかどうかの明確な言及は見られないため、共通する用途とまでは言いにくい。

④ 誤)
 cupuaçu はヨーグルトにも合うとされるが、buriti がヨーグルトに適しているという記述はない。したがって、この選択肢も両方に共通する内容ではない。

問2:正解3

<問題要旨>
ブラジルのフルーツのうち、「酸味のあるケーキ」を作りたいときにどれを使うとよいかを問う問題。文中の各フルーツ説明から、それぞれの特徴(甘いか酸っぱいか、ケーキに使うかジャムに使うかなど)を読み分ける必要がある。

<選択肢>
① buriti(誤)
 buriti は「甘く、とろけるような味わい」で、主に「アイスクリームやケーキ、ジャム」に適するとされるが、酸味を強調している記述はない。

② cupuaçu(誤)
 cupuaçu はチョコレートのような香りと味が特徴で、酸味のあるケーキとは結びつきにくい。

③ jabuticaba(正)
 「摘んでから3日以内は甘いが、その後すっぱい味になる」と記されており、酸味が出た実をケーキやジャムに使うことが示唆されている。そのため、酸味を生かしたケーキづくりに最適といえる。

④ pitanga(誤)
 赤いものは甘くケーキ作りに使われるが、緑のものは酸味が強く「ジャムやゼリー専用」とされており、「酸っぱいケーキ」を作るために使うという記述は見当たらない。

問3:正解2

<問題要旨>
カナダのトロントにある動物園のウェブサイトに掲載されたキリンの命名コンテストに関する告知文をもとに、「いつからいつまで応募を受け付けるか」を問う問題。告知文の応募期間に関する記述を正確に読み取る必要がある。

<選択肢>
① May 26 and May 31(誤)
 この期間は子キリンが生まれた直後であり、文中に「応募受付開始」などの情報は示されていない。

② June 1 and June 7(正)
 文中で「Names are accepted starting at 12:00 a.m. on June 1 until 11:59 p.m. on June 7.」と明記されている。よって、この期間が募集期間となる。

③ June 8 and June 9(誤)
 この日は「最終候補5名の発表」や「名前決定のライブ配信」などが行われる日程であり、応募期間ではない。

④ June 10 and July 31(誤)
 7月末までの無料パスの使用期限に関する記述はあっても、この期間が応募受付期間とは書かれていない。

問4:正解2

<問題要旨>
キリンの名前案をウェブサイトから応募するときに必要な手続きを問う問題。告知文には「応募に関する費用や条件」が記されているので、その内容を正確に把握することが求められる。

<選択肢>
① buy a day pass(誤)
 応募時に動物園の入場券(day pass)を購入する必要があるとは書かれていない。

② pay the submission fee(正)
 「Each submission is $5.」と明示されているため、応募には5ドルの支払いが必要だとわかる。

③ spend five dollars at the City Zoo(誤)
 市立動物園で5ドルを使うという形ではなく、あくまで「応募手数料(submission fee)」として支払うものである。単に動物園で買い物をする必要があるわけではない。

④ watch the giraffe through the website(誤)
 ライブカメラを見ることは応募の参考にはなるが、必須条件ではなく、「義務」とは示されていない。

問5:正解1

<問題要旨>
自分が考えた名前が最終候補(5名)に選ばれた場合の特典を問う問題。告知文には「5人のファイナリスト全員がもらえるもの」と「優勝者のみがもらえるもの」がそれぞれ示されている。

<選択肢>
① get free entry to the zoo for a day(正)
 「All five contest finalists will receive free one-day zoo passes valid until the end of July.」とある。これが最終候補に選ばれた際の共通特典である。

② have free access to the live website(誤)
 ライブ配信は応募者でなくても当日閲覧が可能という文脈で、特別なアクセス権が与えられるわけではない。

③ meet and feed the baby giraffe(誤)
 飼育員以外が赤ちゃんキリンに直接会ってエサをあげる機会を得るとは示されていない。

④ take a picture with the giraffe’s family(誤)
 「優勝者のみが特別な写真をもらえる」とあるが、それはキリンの家族と撮った写真をプレゼントされるのであって、ファイナリスト全員がそれを体験できるわけではない。

第2問

問6:正解5

<問題要旨>
大学の図書館に関する案内文を読み取り、図書館内で実際に許可されている行動を2つ選ぶ問題。複数の行動候補(A~E)のうち、文面から「禁止されていない・明確に認められている」ものを組み合わせる必要がある。

<選択肢>
A:bring in coffee from the coffee shop
B:save seats for others in the Study Area
C:use the photocopiers on the second floor
D:use your ID to make photocopies
E:use your laptop in the Study Area

① A and B(誤)
 館内には飲み物持ち込み禁止の記述があるほか、座席の確保(他の人の分まで席をとること)を控えるよう注意喚起されている。よって両方とも行えない。

② A and C(誤)
 A(コーヒーを持ち込む)は認められていない。C は正しい行動だが、A が不可。

③ B and E(誤)
 B(他の人の分の席を確保する)は明確に禁じられており、E は許可されている。よって組み合わせとしては誤り。

④ C and D(誤)
 C(2階のコピー機を使うこと)は認められているが、D(学生証を使ってコピーする)は可能かもしれない。ただし、この組み合わせが2つとも正解の行動かどうかを、他の選択肢との比較で検討すると、後述の E(Study Area での自分のノートパソコン使用)も確実に認められているため、両方とも確実に許可されているとは限らない。

⑤ D and E(正)
 D(学生証をコピーカードとして使う)は「Library Card: Your student ID card is also your library card and photocopy card.」という案内より可能とわかる。E(Study Area でのノートパソコン使用)も「Students may bring their own laptop computers and … may use them only in the Study Area…」とあるため、実際に行うことができる。

問7:正解3

<問題要旨>
図書館のメインエントランス(入口階)から「ライブラリーオリエンテーション」が行われる部屋へ行くには、何階に移動すればよいかを問う問題。案内文中でオリエンテーションの場所として示されたフロアと、入口がある階との位置関係を把握する必要がある。

<選択肢>
① go down one floor(誤)
 オリエンテーションは下の階ではない。

② go up one floor(誤)
 案内では「第三階(3rd floor)」で20分のオリエンテーションが行われるとあるが、入口の階(1st floor)から1階分上がるだけでは2階にしか到達しない。

③ go up two floors(正)
 入口が1階なので、そこから2つ上の3階に行く必要がある。

④ stay on the same floor(誤)
 1階(メインエントランスがあるフロア)にとどまっていてはオリエンテーションが行われる3階には行けない。

問8:正解1

<問題要旨>
図書館のメインエントランス近くに何があるかを問う問題。本文中で「〇〇が入口付近にある」という説明があるので、その情報を読み取る必要がある。

<選択肢>
① The Computer Workstations are(正)
 案内文で「Computers with Internet connections are in the Computer Workstations by the main entrance on the first floor.」とされており、入口の近くにあるのはコンピュータを使用できる一角だとわかる。

② The Reading Room is(誤)
 Reading Room は3階にある。

③ The Study Area is(誤)
 Study Area は2階とされており、入口(1階)付近ではない。

④ The TVs are(誤)
 TV は「ground floor(1階)」と表記されることもあるが、案内文のコメントにより、TV が置かれているのは主に「On the ground floor there are some TVs…」とある一方で、コンピュータ・ワークステーションが「by the main entrance on the first floor」と明示されている。ここでは選択肢①の方が入口近くとして該当する。

問9:正解3

<問題要旨>
本を借りて返却期限を過ぎた場合、再び本を借りられるようになるのはいつか、という制限を問う問題。館内案内には、返却遅延のペナルティが記されているので、その内容を正確に読み取る必要がある。

<選択肢>
① borrow eight more books on 10 August(誤)
 2日~10日まで借りて、10日に返却した場合、遅延があったかどうかを判断する必要がある。ここで七日間の貸出期限を超えているかどうかが問題。もし遅れていれば、一定期間は借りられない。

② borrow seven more books on 10 August(誤)
 同上で、遅延による制限が生じていれば、その日(返却した日)にすぐに別の本を借りられるわけではない。

③ not borrow any more books before 13 August(正)
 案内文には「If books are not returned by the due date, you will not be allowed to borrow library books again for three days from the day the books are returned.」というペナルティがある。2日に借りれば通常返却日は7日だが、10日に返した場合は期限超過なので、10日から3日間は借りられず、13日になってはじめて借りられる。

④ not borrow any more books before 17 August(誤)
 ペナルティ期間は3日間なので、17日まで借りられないとするのは長すぎる。

問10:正解1

<問題要旨>
図書館についての学生コメントのなかで、「事実(fact)」として確認できる発言はどれかを問う問題。コメントには主観的(印象や感想)なものと、客観的(規則や必要条件)なものとが混在しているため、そこを見分ける必要がある。

<選択肢>
① headphones or earphones are necessary when watching videos(正)
 「On the ground floor there are some TVs for watching the library’s videos. When watching videos, you need to use your own earphones or headphones.」と具体的に注意書きがあるため、これは事実として述べられた情報にあたる。

② the library is open until 9 pm(誤)
 図書館の開館時間は案内に書かれているが、それを学生のコメントとして“fact”の形で述べているわけではない。また文脈によっては周知の情報だが、「学生がコメントの中で言及した事実」として取り上げられているかは別問題。

③ the library orientation handouts are wonderful(誤)
 「orientation was really good」「materials were great」などのコメントは主観的評価であり、“fact”よりも感想や意見に近い。

④ the Study Area is often empty(誤)
 「Study Area can get crowded」と述べられているので、むしろ「空いていることが多い」という事実は含まれていない。

問11:正解2

<問題要旨>
「ペットを飼っている家の比率」が高い順から低い順へ並べた場合、オーストラリア、英国(UK)、米国(US)の順番をどう捉えるかを問う問題。本文中の国別比較の記述を正確に読み取る必要がある。

<選択肢>
① Australia ― the UK ― the US(誤)
 本文では「The UK is known as a nation of animal-lovers… This is lower than in the US… However, Australia has the highest percentage of homes with pets!」とあるため、英<米<豪の順が正しい。この選択肢では UK>US となってしまうので不一致。

② Australia ― the US ― the UK(正)
 上記情報を反映すると、1位: Australia, 2位: the US, 3位: the UK となる。

③ The UK ― Australia ― the US(誤)
 英国が最も高いとは書かれていない。

④ The UK ― the US ― Australia(誤)
 英国より米国が高く、さらにオーストラリアがもっと高いので、この順は逆。

⑤ The US ― Australia ― the UK(誤)
 「Australia has the highest percentage」とあるので US がトップになるのは誤り。

⑥ The US ― the UK ― Australia(誤)
 オーストラリアが最下位になるという並びも本文と合わない。

問12:正解4

<問題要旨>
本文後半の「ペットを飼うことの利点」に関する説明をもとに、「どのようなメリットがあるか」を問う問題。選択肢のうち、本文に述べられている長所が何にあたるのかを確認する必要がある。

<選択肢>
① you can save money(誤)
 ペットにお金がかからないとは書かれていない。むしろ費用がかかる可能性が示唆されている。

② you can sleep longer(誤)
 「ペットと一緒に寝る」との記述はあるが、それによって「長く眠れる」などの言及はない。

③ you will become popular(誤)
 ペットを飼っているからといって「人気者になる」との内容は本文中に見られない。

④ your life can be more enjoyable(正)
 愛情や幸福、喜びを与えてくれる、といった利点が挙げられており、総じて生活がより楽しくなる(more enjoyable)と考えられる。

問13:正解2

<問題要旨>
オーストラリアの調査結果に基づいた「飼い主の行動」のうち、本文に記載のある特徴を反映しているものはどれかを問う問題。飼い主の多くがペットと何時間過ごすのか、またどのような過ごし方をしているかなどが書かれている。

<選択肢>
① ‘I feel uncomfortable when I watch TV with my cat.’(誤)
 ペットと過ごすことで不快に思うような記述は見られない。

② ‘I spend about three hours with my pet every day.’(正)
 本文では「Most owners spend 3-4 hours with their ‘fur babies’ every day」とある。これが選択肢②と一致する。

③ ‘Most pets like going on car trips.’(誤)
 「25% of owners take their pets on holidays or road trips」とあり、飼い主の25%が旅行などに連れていくと書かれているが、「ペット自身がそうした移動を好む」という記述はない。

④ ‘Pets need a room of their own.’(誤)
 「ペットが自分専用の部屋を必要とする」との記述は本文にない。

問14:正解4

<問題要旨>
イギリス出身の筆者が、日本でのペット事情を観察して感じたことを総合して「最も適切に要約されたものはどれか」を問う問題。日本ではスペースや費用などの問題がある一方で、小さな住居でも満足して飼っている人がいることも紹介されている。

<選択肢>
① It is not troublesome to keep pets.(誤)
 「飼うのは大変ではない」という単純な結論ではない。

② People might stop keeping pets.(誤)
 「飼わなくなるかもしれない」とは言及されていない。

③ Pet owners have more family members.(誤)
 「家族が増えるように感じられる」というメリットは述べられているが、日本の事情に関する意見を総括する内容としては不十分。

④ Some people are happy to keep pets inside their homes.(正)
 狭い住居や費用の問題があっても、実際に小さな豚を飼っている人もいるなど、「それでも楽しんで飼っている人がいる」と述べているため、この要約がもっとも適切。

問15:正解2

<問題要旨>
筆者の記事のタイトルとして最も適切なものを問う問題。本文では、「イギリスやアメリカ、オーストラリアのペット事情の比較」や「ペットのメリット・デメリット」などが幅広く語られている。

<選択肢>
① Does Your Pet Sleep on Your Bed?(誤)
 本文で触れられている話題の一部ではあるが、記事全体の要旨を示すタイトルとしては狭い。

② What Does Keeping Pets Give Us?(正)
 記事中では「ペットを飼うメリット」や「飼い主が感じる幸福感」などが大きく取り上げられているため、本記事全体をまとめる問いとして最も相応しい。

③ What Pet Do You Have?(誤)
 どんなペットを飼っているか、というトピック自体が中心ではなく、様々な国の飼育率や飼い方の問題など広範な内容がある。

④ Why Not Keep a Pet Pig?(誤)
 本文後半で小さなブタを散歩させる例が出てくるが、それは記事の主題というより、現象の一例として触れられているだけ。

第3問

問16:正解1

<問題要旨>
Emily のブログの内容から、彼女が「日本の伝統音楽」に触れてどのように感じたかを読み取る問題。具体的には「太鼓(taiko)や琴(koto)などの演奏を観たときにどのような印象をもったか」が鍵となる。

<選択肢>
① enjoyed Japanese traditional music(正)
 「太鼓は力強く、琴はリラックスできた」と述べているため、伝統音楽を楽しんだことがうかがえる。

② learnt how to play Japanese drums(誤)
 太鼓の演奏を見て感銘を受けたが、自ら演奏を習ったという言及はない。

③ made a water slide from bamboo(誤)
 竹を使った流しそうめん(nagashi-somen)の体験はしたが、「自分で竹の滑り台を作った」わけではない。

④ was able to try all the yatai foods(誤)
 屋台(yatai)には複数の食べ物があったが、食べたのは「抹茶アイスクリームとたこ焼き」だけで、すべての屋台料理を食べ尽くしたわけではない。

問17:正解1

<問題要旨>
Emily が英語で行われていた落語(rakugo)を観たとき、どのような心境だったかを問う問題。本文中の記述から、彼女は「周りの人が笑っているのに自分は面白いと感じられなかった」理由を推測する必要がある。

<選択肢>
① confused(正)
 「日本の文化をあまり知らないからか面白さがわからなかった」とあるため、戸惑っていた(confused)印象が強い。

② convinced(誤)
 何かを確信したという描写はなく、むしろ理解に苦しんでいる様子。

③ excited(誤)
 落語で大いに興奮した様子ではなく、周囲との温度差を感じている。

④ relaxed(誤)
 まったりくつろいだ様子は見られず、むしろ理解できず困惑しているニュアンスがある。

問18:正解1

<選択肢>
① All members reached the top of the highest mountain in Scotland.(正)
 最初の山(スコットランドの Ben Nevis)に登頂し、「3時間以内に頂上へ到達した」という記述がある。その後にスマートフォンを落とし、チームに助けてもらった。

② Some members gave up climbing Snowdon.(誤)
 これは最終盤(3つ目の山)で起きる出来事なので最初ではない。

③ The group travelled by minibus to Wales.(誤)
 最初の山を下山した後、England の Scafell Pike を経由してから Wales(Snowdon)へ移動するので、この段階より先に起きることではない。

④ The team members helped to find the writer’s phone.(誤)
 Ben Nevis 下山中に起きたハプニングだが、登頂後なので(1)の出来事よりあとである。

問19:正解4

<選択肢>
① All members reached the top of the highest mountain in Scotland.(誤)
 これはすでに問18での出来事。

② Some members gave up climbing Snowdon.(誤)
 それは最終的な段階なので、まだ先。

③ The group travelled by minibus to Wales.(誤)
 Wales に移動するのは Scafell Pike(イングランドの山)登頂後なので、まだ先の出来事。

④ The team members helped to find the writer’s phone.(正)
 Ben Nevis から下山時に筆者が携帯を落とし、チームが探すのを手伝ってくれた場面。これは登頂後に起きたため、(1) の次の出来事として位置づけられる。

問20:正解3

<選択肢>
① All members reached the top of the highest mountain in Scotland.(誤)
 すでに最初の出来事。

② Some members gave up climbing Snowdon.(誤)
 これは 3 つ目の山で起こった最終局面の話なので、まだ先。

③ The group travelled by minibus to Wales.(正)
 ベン・ネビス下山後にスコットランドからイングランド(Scafell Pike)を経て、最終的にウェールズ(Snowdon)に向かうため移動する。順番としては携帯電話紛失ハプニングのあと、そして Snowdon の前になる。

④ The team members helped to find the writer’s phone.(誤)
 これはすでに前段階(問19)で起こったこと。

問21:正解2

<選択肢>
① All members reached the top of the highest mountain in Scotland.(誤)
 これは最初の出来事であり、最後ではない。

② Some members gave up climbing Snowdon.(正)
 最終アタック(Snowdon)で、雨がひどくなったため、途中で2名がミニバスに戻る場面が描かれている。本文終盤で「two members … decided to return to the minibus」とある。

③ The group travelled by minibus to Wales.(誤)
 これは既に第2の山(Scafell Pike)の後に完了している。

④ The team members helped to find the writer’s phone.(誤)
 Ben Nevis 下山時点で起こったこと。

問22:正解2

<問題要旨>
2番目の山 Scafell Pike を登るときに時間が遅れた原因を尋ねる問題。本文では「暗くなってから進行速度が落ちた(slowed down)」ことが明示されている。

<選択肢>
① It took longer than planned to reach the top of Ben Nevis.(誤)
 Ben Nevis は想定より速く登れたとされている。問題は 2 番目の山での遅れだ。

② It was difficult to make good progress in the dark.(正)
 「As it got darker, though, we had to slow down. It took four-and-a-half hours…」とあり、暗くなったためペースが落ちたことが原因。

③ The climbers took a rest in order to save energy.(誤)
 休んだ描写はあるが、それが直接の遅れの主原因とは書かれていない。

④ The team had to wait until the conditions improved.(誤)
 雨などの悪天候で待機したのは最終の山(Snowdon)のエピソード。2番目の山の時点では「暗さ」が主要因。

問23:正解2

<問題要旨>
筆者が最終的に何を成し遂げたのかを問う問題。本文最後の部分で、24 時間以内に登頂する挑戦は失敗したものの、「登ること自体」には成功した旨が描かれている。

<選択肢>
① didn’t feel a sense of satisfaction(誤)
 タイムチャレンジには失敗したが、登頂できた達成感(sense of accomplishment)が表現されている。

② reached the top of all three mountains(正)
 「Even though we weren’t successful with the time challenge, we were successful with the climb challenge. We had done it.」とあり、3 つの山すべてを登りきったが24時間以内ではなかった、という結論が示されている。

③ successfully completed the time challenge(誤)
 時間制限には間に合わなかったのでこれは誤り。

④ was the second driver of the minibus(誤)
 筆者は登山者のひとりであり、運転手は別に 2 名いた。

第4問

問24:正解3

<問題要旨>
Len がブログで「中古品を買うこと」を勧める理由を問う問題。投稿本文中の Len の主張や中古品販売店「Second Hand」の紹介文から、なぜ中古品が新入生におすすめなのかを読み取る必要がある。

<選択肢>
① it will help the university(誤)
 大学を直接支援するというより、店のオーナーが大学の卒業生だと紹介はあるが、それを理由に推奨しているわけではない。

② most of the items are good for the environment(誤)
 「中古品はエコである(eco-friendly)」とも言及はあるが、Len が特に強調しているのは環境だけではなく、もう少し別の理由も挙げている。

③ they are affordable for students(正)
 「Most of them are priced very reasonably」「don’t want to spend too much money?」といった文言があり、学生にとって購入しやすい価格である点が強調されている。

④ you can find what you need in a hurry(誤)
 早く欲しいものが見つかるかどうかについて、Len は「在庫に限りがあるから急いで」と述べているが、「手早く購入できる」ことが主な理由だとは書かれていない。

問25:正解3

<問題要旨>
Cindy がブログで「どのようなものを買うのがよいか」を提案しているのかを問う問題。Cindy の体験(最初に中古を買って後悔した話)や、新品購入のメリットとして保証(warranties)を重視していることを踏まえて判断する。

<選択肢>
① from a single big chain store because it saves time(誤)
 大手チェーン店で一括購入した経験はあるが、その結果「値段の比較をせずに買ってしまい後悔した」という話なので、積極的に勧めてはいない。

② from the website because it offers the best prices(誤)
 「save4unistu.com」で価格比較できるとは言及しているが、そこ自体で直接購入する提案ではない。

③ new items that have warranties for replacement(正)
 「中古は保証がないので壊れたときに困った」「新品は保証がつくので安心」と、Cindy は強く保証を推している。

④ used items because they are much cheaper than new items(誤)
 Cindy はむしろ中古購入で失敗したエピソードを述べており、そこを推奨してはいない。

問26:正解2

<問題要旨>
Len と Cindy の両名が「共通して勧めていること」は何かを問う問題。Len は「安い中古品であっても在庫はすぐなくなるから急げ」と述べ、Cindy も「新商品価格も変わりやすいし、目当ての品が売り切れる前に動いた方がよい」と示唆している。

<選択肢>
① buy from the store near your university(誤)
 Len は近所の「Second Hand」を紹介しているが、Cindy は新品を買うときに「大手チェーン」や「他店との比較」を勧めているので、両者が「近所だけ」に絞っているわけではない。

② buy your appliances as soon as you can(正)
 Len は「在庫が限られているから急いで(hurry!)」、Cindy も「物がなくなったり価格が変わったりする前に動けばよかった」と述べている。早めに行動すべきという点で一致している。

③ choose a shop offering a student discount(誤)
 Len は「学生割引」の話をしていない。Cindy も「Great Buy なら学生証提示で 10% 引きになる」情報は示しているが、Len との共通点とは限らない。

④ choose the items with warranties(誤)
 Len は中古品の勧めが中心であり、保証については特に言及していないため「両者共通の提案」ではない。

問27:正解1

<問題要旨>
「新品を可能な限り安い価格で買いたい場合、どうすればよいか」を問う問題。Cindy の投稿文には、価格比較サイトの存在が詳しく紹介されている。Len の投稿文には中古店のウェブサイトのみが紹介されている。

<選択肢>
① access the URL in Cindy’s post(正)
 Cindy は「save4unistu.com」を挙げており、「価格を比較してから買うといい」と勧めている。新品をベスト価格で買いたいなら、まずここで比較するのがよい。

② access the URL in Len’s post(誤)
 Len が紹介しているのは中古品店のサイトであり、新品の最安値情報が手に入るわけではない。

③ contact one big chain store(誤)
 チェーン店1つだけでは相場比較ができない。Cindy も一括購入を後悔したと言っている。

④ contact shops close to the campus(誤)
 近所の店舗のみだと選択肢が限られ、価格比較が十分とはいえない。

問28:正解2

<問題要旨>
「電子レンジ(microwave)を購入する際に、最も安く買える店はどこか?」を問う問題。ただし、提示された価格や割引条件などを踏まえて判断する必要がある。

<選択肢>
① Cut Price(誤)
 表示価格は 88ドル(warranty はなし、付けるなら 5 年で 10ドル追加)だが、後述の選択肢②の割引条件を考慮すると結果的にこちらより高い場合もある。

② Great Buy(正)
 基本価格は 90ドルだが、学生証提示で 10% オフが受けられるため 90ドルから 9ドル引きで 81ドルとなり、実質的に最安値になる。

③ Second Hand(誤)
 Len のブログに出ている中古電子レンジが 85ドルではあるが、問題文上は「新品を買う場合」の比較などの流れがあり、かつ保証の有無に関しても気になる点がある。一方、Great Buy の学生割引が適用されると 81ドルで、新品かつ保証ありとなるため、単に 85ドルよりも安い計算になる。

④ Value Saver(誤)
 95ドルで、学生への特別割引の言及はないが、保証面では充実している。ただし、価格自体は高め。

問29:正解4

<問題要旨>
「テレビを5年保証つきで最安値で買いたい場合、どこがよいか」を問う問題。テレビの価格と保証の延長条件を照らし合わせることで答えを導く。

<選択肢>
① Cut Price(誤)
 テレビの価格は 300ドル。保証は無料ではなく、5年保証をつける場合はプラス 10ドル。結果的に 310ドルになる。

② Great Buy(誤)
 テレビの価格は 295ドルに 10% 学割で 265.5ドル。ただし保証は 1年のみ無料。延長保証の具体的な費用は明記されていないため「5年保証が必要」という条件では最安値にならない。

③ Second Hand(誤)
 そもそも中古品で 5年保証という設定は問題文にない。新品テレビを中古店で扱っている様子も特に描写されていない。

④ Value Saver(正)
 テレビが 305ドルとやや高いが、「If the item is over $300, the warranty is extended by four years」とあり、1年無料保証+4年延長保証の計5年が追加料金なしで付く。よって、「5年保証込み」で最安値は 305ドルになる。これが条件を満たす最適な選択肢。

第5問

問30:正解1

<問題要旨>
プレゼンテーションの「サブタイトル」として、ファーンスワースの生涯や偉業を最も的確にまとめているものを選ぶ問題。本文では若い発明家ファーンスワースが大企業と特許を争ったことが大きなエピソードとなっている。

<選択肢>
① A Young Inventor Against a Giant Company(正)
 ファーンスワースは当時若く、対する企業は巨大資本の RCA だった。本文でも「若い男 vs. 大企業」という構図が注目を集めたとあるので、サブタイトルとして最も的を射ている。

② From High School Teacher to Successful Inventor(誤)
 実際に教師として活躍したのはファーンスワースではなく、彼が高校時代に助言をもらったのは化学の先生。ファーンスワース自身は「高校教師から発明家」になったわけではない。

③ Never-Ending Passion for Generating Electricity(誤)
 電力に興味を持ったのは事実だが、テレビの発明につながるストーリーの方が中心であり、この選択肢は特許戦争との関連が弱い。

④ The Future of Electronic Television(誤)
 将来の電子テレビに注目する内容ではあるが、プレゼン全体の焦点である「特許争い」「若い発明家の活躍」などを十分に示してはいない。

問31および32:正解4および5

<問題要旨>
ファーンスワースの「幼少期・初期の頃(Early Days)」に関するエピソードを表す選択肢を2つ選ぶ問題。彼の家族や環境、また当時のエピソードが本文中でどう描かれているかを確認する必要がある。

<選択肢>
① bought a generator to provide his family with electricity(誤)
 発電機を買ったのは本人というよりも、家が新しくなった際に発電機があった・修理したなどの描写はあるが、「自分で買って家に電気をもたらした」とは明確に書かれていない。

② built a log cabin that had electricity with the help of his father(誤)
 そもそも生まれたのが電気のない丸太小屋(log cabin)であり、建てた時点から電気が通っていたわけではない。

③ enjoyed reading books on every subject in school(誤)
 機械や電気技術に関する本には熱心だったが、「あらゆる科目に熱中していた」という一般的な話ではない。

④ fixed and improved household equipment for his family(正)
 母親の手回し洗濯機を電動化したり、古い発電機を修理・改良したりしていたとある。

⑤ got the idea for an electronic television system while working in a field(正)
 ジャガイモ畑で並んだ畝を見て「並行線を使えば映像を走査できるのでは」と発想したエピソードが明示されている。

問33:正解2

<選択肢>
① Farnsworth rejected RCA’s offer.(誤)
 RCA が特許を買い取ろうとしたのは 1931 年頃で、特許を取得(1930 年)してからの話になるため、もう少し後の出来事。

② Farnsworth shared his idea with his high school teacher.(正)
 1922 年、まだ高校時代に化学教師 Tolman に自分のアイデアを見せたエピソードが記されている。これが「最初期の重要な出来事」といえる。

③ RCA won the first stage of the battle.(誤)
 特許争いが本格化するのはずっと後。

④ The US government gave Farnsworth the patent.(誤)
 彼が特許を得たのは 1930 年。高校時代の出来事よりもかなり後。

⑤ Zworykin was granted a patent for his television system.(誤)
 Zworykin が早期の特許を持っていたのは 1923 年だが、Farnsworth が自分のアイデアを教師に共有したのは 1922 年の春学期。当問では、(2)を問33の位置に採用している。

問34:正解5

<選択肢>
① Farnsworth rejected RCA’s offer.(誤)
 これは(34)より後の出来事。

② Farnsworth shared his idea with his high school teacher.(誤)
 これはすでに問33で使われた。

③ RCA won the first stage of the battle.(誤)
 特許戦争が始まるのはさらに後。

④ The US government gave Farnsworth the patent.(誤)
 1930 年に特許獲得。その後 1931 年に RCA が買収の打診をするため、まだ先。

⑤ Zworykin was granted a patent for his television system.(正)
 Zworykin が 1923 年に特許を取っていたのが後々争点となる。この流れだと、Farnsworth が教師にアイデアを共有(1922 年)した後に、Zworykin が特許(1923 年)を持っていたという順序が自然。

問35:正解4

<選択肢>
① Farnsworth rejected RCA’s offer.(誤)
 RCA から特許を売ってくれと持ちかけられるのは 1931 年。特許を得たのは Farnsworth が先(1930 年)なので、まだこの段階では(35)に当たらない。

② Farnsworth shared his idea with his high school teacher.(誤)
 問33(最初の出来事)で使われている。

③ RCA won the first stage of the battle.(誤)
 訴訟で最初に負けたのは Farnsworth 側だが、それは Zworykin の 1923 年の特許を根拠にされていた、という話で、もう少し後の流れにあたる。

④ The US government gave Farnsworth the patent.(正)
 1930 年に Farnsworth に特許が与えられた。これが Zworykin との争いにおいて重要な要素となる。

⑤ Zworykin was granted a patent for his television system.(誤)
 これはすでに問34で使われている。

問36:正解1

<選択肢>
① Farnsworth rejected RCA’s offer.(正)
 1931 年に RCA が特許を高額で買い取ろうとしたが、Farnsworth は断った。その後、この拒否がもとで本格的な特許争いに発展した。

② Farnsworth shared his idea with his high school teacher.(誤)
 既に問33(最初)で使われている。

③ RCA won the first stage of the battle.(誤)
 実際の裁判で最初のラウンドは Farnsworth が負けるが、それは 1930 年代半ばに入ってからの話。

④ The US government gave Farnsworth the patent.(誤)
 問35で使われた。

⑤ Zworykin was granted a patent for his television system.(誤)
 問34ですでに採用。

問37:正解3

<問題要旨>
最終的に Farnsworth が RCA との特許裁判に勝訴できた理由を問う問題。本文では「最後の審理」で、高校時代のノートや教師の証言が有効な証拠となったと記されている。

<選択肢>
① the acceptance of his rival’s technological inferiority(誤)
 競合相手 Zworykin の技術力の劣位が認められたわけではない。争点は「誰が先に電子テレビシステムを思いついたか」であった。

② the financial assistance provided by Tolman(誤)
 Tolman は金銭的支援をしたのではなく、高校時代の図面やノートを保存していた。

③ the sketches his teacher had kept for many years(正)
 裁判の最終ラウンドで、教師がとっていたファーンスワースの黒板図などが証拠となり、1922 年時点でアイデアを持っていたと証明できた。

④ the withdrawal of RCA from the battle(誤)
 RCA が引き下がったというより、裁判所がファーンスワース側の主張を認めて特許を有効と判断した。

問38:正解3

<問題要旨>
ファーンスワースの功績・認知度に関連して、最後に補足する内容としてもっともふさわしいものを問う問題。本文後半で「月面着陸映像をテレビで見て、彼が『すべて報われた』と言った」というエピソードなどが紹介されている。ファーンスワースの発明が歴史的映像の生中継を可能にした点が大きい。

<選択肢>
① He and his wife were given an award for their work with RCA.(誤)
 RCA とは特許紛争を戦った経緯があり、共同受賞のような話は出てこない。

② He appeared on TV when Armstrong’s first moon landing was broadcast.(誤)
 テレビ中継を「奥さんと一緒に観た」エピソードはあるが、彼自身が放送に出演したわけではない。

③ His invention has enabled us to watch historic events live.(正)
 「月面着陸が生放送されているのを見て、『これで自分の人生の苦労が報われた』と語った」という本文の記述がまさに裏付けとなる。

④ Many teenagers have followed their dreams after watching him on TV.(誤)
 彼のテレビ出演で若者が大きな影響を受けたという内容は本文にない。

第6問

問39:正解3

<問題要旨>
文中で示される “diurnal” の定義を問う問題。larks(朝型)や owls(夜型)と対比させる形で、「昼間に活動が活発な生き物」を指す言葉として説明されている。

<選択肢>
① achieves goals quickly(誤)
 「目標を素早く達成する」というニュアンスは本文にはない。
② likes keeping pet birds(誤)
 ペットの鳥を飼うこととは無関係。
③ lively in the daytime(正)
 “diurnal” は「昼行性の」という意味で、昼間に活動する性質を表す。
④ skillful in finding food(誤)
 「餌探しが上手」とは述べられていない。

問40:正解3

<問題要旨>
「本文が指し示す本質的な主張として、何が結論となるか」を問う問題。文中では、人が「朝型になるか夜型になるか」は深い部分で決まっていて、生活リズムを変えるのは難しいという話が展開されている。

<選択肢>
① a more flexible time and performance schedule will be developed in the future(誤)
 将来的な柔軟な時間管理スケジュールの話までは言及されていない。
② enjoying social activities in the morning becomes more important as we age(誤)
 加齢との関連性は述べられていない。
③ it might be hard for us to change what time of day we perform best(正)
 研究結果などから、人は結局自分本来の「朝型・夜型」に戻りがちだと述べられている。
④ living on the owl schedule will eventually lead to social and financial benefits(誤)
 むしろ周囲と合わないリズムはデメリットも多いと説明されている。

問41:正解1

<問題要旨>
本文内で、ユダヤ教やキリスト教の風習、および中国の暦法などが例として挙げられている理由を問う問題。これらの文化や習慣が「日没から一日が始まる」など夜始まりの考え方を示している点に注目する必要がある。

<選択肢>
① explain that certain societies have long believed that a day begins at night(正)
 「ユダヤ教の伝統は日没から日没まで」「クリスマスイブ」「中国暦の子の刻(夜 11 時~)」など、夜を起点とする習慣を挙げている。
② indicate that nocturnal people were more religious in the past(誤)
 夜型の人々と宗教的行動を関連づける話はない。
③ say that people have long thought they miss chances due to morning laziness(誤)
 「朝に活動しないと機会を逃す」という俗説は述べられているが、この選択肢は宗教や中国の慣習例とは関係が薄い。
④ support the idea that owls must go to work or school on the lark schedule(誤)
 夜型の人が昼型社会に合わせざるを得ない話もあるが、宗教や旧来の暦を持ち出しているのは夜始まりの世界観の例示が主目的。

問42:正解6

<選択肢>
① amount of sleep(誤)
 睡眠時間の長さが決定要因とは書かれていない。
② appearance(誤)
 外見や容姿の話ではない。
③ behavior(誤)
 行動パターンそのものが変数ではあるが、研究で直接「生まれた時間」以外に行動がメインの要因とは言っていない。
④ cultural background(誤)
 文化的背景も影響がゼロとは言えないが、ここで注目されているのは身体的要因。
⑤ religious beliefs(誤)
 宗教ではなく、生物学的要因が取り上げられている。
⑥ time of birth(正)
 Cleveland State University の研究で「生まれた瞬間の内的リズムが継続する可能性」が論じられている。

問43:正解3

<選択肢>
① amount of sleep(誤)
 こちらは「違いの説明」としては該当しない。
② appearance(誤)
 外見への言及はなし。
③ behavior(正)
 夜型の人は夜に創造性が高い、昼型の人は朝食や運動習慣の違いで健康的など、知能や健康に関連する行動パターンの差が話題になっている。
④ cultural background(誤)
 要因としてではなく、夜に始まる文化の例示はあったが、直接「知能や健康」の説明には繋がらない。
⑤ religious beliefs(誤)
 研究結果と結びつける言及はない。
⑥ time of birth(誤)
 問42で既に選ばれている要因。

問44:正解2

<問題要旨>
「ポスターの最初の見出しの下に、プラスチックリサイクルシンボルに関する説明をどのように書くか」を問う問題。本文ではこれらのシンボルが「プラスチックの化学的な構成やリサイクルの可能性を示す」ことを説明している。

<選択肢>
① They are symbols that rank the recyclability of plastics and other related problems.(誤)
 数字が付されているが「ランク」というより、必ずしも優劣を示すわけではない。
② They provide information on the chemical make-up and recycling options of the plastic.(正)
 本文で「…provide important data about the chemical composition of plastic used and its recyclability.」とあるので、これが最も適切。
③ They tell the user which standards organization gave them certificates for general use.(誤)
 どの機関の認証を得たかを示すわけではなく、素材やリサイクル難易度を示す。
④ They were introduced by ASTM and developed by the Society of the Plastics Industry.(誤)
 制度の変遷はあるが、ポスター冒頭に掲げる一般説明としては不十分。

問45:正解2

<選択肢>(Type 2 の説明を続ける表現)
① and commonly known as a single-use plastic(誤)
 HDPE はむしろ再利用しやすく、何度も使えるとされている。
② and used at a wide range of temperatures(正)
 「温度 −40°C~100°C に耐えられ、ビールケースやミルク容器などにも使える」と本文に明記。
③ but harmful to humans(誤)
 有害ではなく、むしろ安全性が高いと書かれている。
④ but unsuitable for drink containers(誤)
 HDPE はミルクジャグなど飲料容器にも使用される。

問46:正解1

<選択肢>(Type 3 の説明を続ける表現)
① difficult to recycle and should not be burned in the yard(正)
 「最もリサイクル困難」「庭などで火をつけるのは危険」と説明がある(PVC は有害物質を出す可能性がある)。
② flammable; however, it is soft and cheap to produce(誤)
 燃えやすいというのは PS(ポリスチレン)の特徴。PVC は「燃やすと有害ガス」の可能性が高いが、“flammable” と単純に言うのは正しくない。
③ known to be a non-toxic product(誤)
 むしろ有害性が懸念されているプラスチック。
④ well known for being easily recyclable(誤)
 リサイクルが非常に難しいとされる。

問47:正解3

<選択肢>
① Boiling water (100°C) can be served in Type 1 and Type 6 plastic containers.(誤)
 Type 1(PET)は 70°C 超えると形が変わる恐れがある、Type 6(PS)は高温に弱く変形しやすい。
② It is easy to recycle products with Type 1, 2, and 3 logos.(誤)
 Type 3(PVC)は最もリサイクル困難、簡単ではない。
③ Products with the symbols 1, 2, 4, 5, and 6 are suitable for food or drink containers.(正)
 本文で、1(PET)・2(HDPE)・4(LDPE)・5(PP)・6(PS) はいずれも食品関連でよく使われる。3(PVC) は難あり。
④ Products with Type 5 and Type 6 markings are light in weight.(誤)
 Type 5(PP)は軽量だが、Type 6(PS)も軽いが「耐熱性やリサイクル難易度」の記述はある。いずれも「軽量」で共通という記述だけでは根拠が足りない。
⑤ Type 4 and 5 plastics are heat resistant and are widely recycled.(誤)
 Type 4 (LDPE) は耐熱性には言及がなく、むしろ柔軟性が特徴。さらに「非常にリサイクルされている」とは書かれていない(ほとんどリサイクルされていないともある)。
⑥ Type 6 and 7 plastics are easy to recycle and environmentally friendly.(誤)
 Type 6,7 はむしろリサイクルが難しい部類。

問48:正解4

<選択肢>
① Boiling water (100°C) can be served in Type 1 and Type 6 plastic containers.(誤)
 前述のとおり、PET や PS は高温に弱い。
② It is easy to recycle products with Type 1, 2, and 3 logos.(誤)
 PVC (Type 3) は除外。
③ Products with the symbols 1, 2, 4, 5, and 6 are suitable for food or drink containers.(誤)
 これは問47で使っている内容であり、既に正解として消費済み。
④ Products with Type 5 and Type 6 markings are light in weight.(正)
 5(PP) と 6(PS) は両方とも「軽量」という特徴が記されている。PP は軽くて耐久性もあり、PS は「軽いが壊れやすく、火がつきやすい」。よって「軽量」という点では共通。
⑤ Type 4 and 5 plastics are heat resistant and are widely recycled.(誤)
 LDPE (Type 4) は柔らかく、熱に強いとは限らない。
⑥ Type 6 and 7 plastics are easy to recycle and environmentally friendly.(誤)
 共にリサイクル難度が高い。

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