2019年度 大学入試センター試験 本試験「生物基礎」の問題冊子をPDFで公開しています。全設問の解答・解説も無料で読めます。印刷して実戦形式の演習にお使いください。
目次
この問題の概要
理科①の科目で、2科目を選んで解答時間60分(1科目あたり30分が目安)・満点50点です。大問3題・解答番号18はすべて必答で、第1問19点・第2問15点・第3問16点という配点でした。第1問が細胞と遺伝子、第2問が体内環境の維持、第3問が植生とバイオームという、生物基礎の三本柱に対応した構成です。第2問の問3は二つの解答番号がそろって正解のときだけ得点になる形式でした。全体の難易度はやや易〜標準です。
| 大問 | 出題内容 | 配点 | 難易度 | ひとこと |
|---|---|---|---|---|
| 第1問 | 細胞と遺伝子(ゾウリムシなど真核の単細胞生物、同化と異化、肝臓片と過酸化水素の実験、植物細胞にあって動物細胞にない構造、同一個体の細胞がもつゲノム、アデニンの割合から他の塩基の数を求める、遺伝情報の発現) | 19 | ★★★☆☆ | 問3の実験は「酵素のはたらきか、別の物質の作用か」を切り分ける対照実験の考え方がそのまま問われる。問6は二本鎖であることを忘れると数が半分になる |
| 第2問 | 体内環境の維持(ヤナギの樹皮の成分と血液凝固、心室中隔に孔があいた場合の血流、酸素解離曲線と二酸化炭素濃度の関係、活動中の筋肉と肺胞での酸素の受け渡し、予防接種と記憶細胞、抗体と食作用) | 15 | ★★☆☆☆ | 酸素解離曲線は毎年のように出る定番。「二酸化炭素が多い組織では酸素を離しやすい」という一点で二問続けて取れる |
| 第3問 | 植生とバイオーム(生態系における窒素の循環、エネルギーの流れと熱としての放出、常緑樹と落葉樹の葉の寿命と厚さ、陽葉と陰葉の光−光合成曲線、極相林の土から芽生える先駆種の実験) | 16 | ★★★☆☆ | 問17の二本の曲線は、光補償点と光飽和点の位置で陽葉と陰葉を見分ける。問18の実験は、土の中に眠っていた種子が芽を出すという二次遷移の話だと気づけば早い |
対策のポイント: 生物基礎は用語の暗記で6割までは届きますが、そこから上は実験の読み取りで決まります。実験問題は「何を変えたか」「何を測ったか」の二つを設問文から抜き出してメモするだけで、選択肢がはっきり絞れます。グラフは軸の意味を口に出して確認してから読むと、陽葉と陰葉のような取り違えが起きません。各設問の詳しい解き方は上の「解答・解説はこちら」からどうぞ。
※ 難易度は当サイトの独自評価です(★1 基礎 〜 ★5 難)。

