2020年度 大学入試センター試験 本試験「化学」の問題冊子をPDFで公開しています。大問ごとの出題内容・配点・難易度をまとめた「この問題の概要」つき。全設問の解答・解説も無料で読めます。印刷して実戦形式の演習にお使いください。
目次
この問題の概要
2020年度 センター試験 本試験 化学は、試験時間60分・満点100点で、第1問〜第5問(24点・24点・23点・19点・6点)が必答、第6問・第7問(各4点)から1問を選択する構成です。当サイトでは選択の2題とも解説しているため、下の表の配点合計は104点になります。第1問・第2問が理論、第3問が無機、第4問が有機、第5問〜第7問が高分子で、センター試験最後の年の問題です。
| 大問 | 出題内容 | 配点 | 難易度 | ひとこと |
|---|---|---|---|---|
| 第1問 | 物質の構造と状態(ハロゲン・状態図・混合気体・蒸気圧・浸透圧・コロイド) | 24 | ★★☆☆☆ | 理論の小問集合で6問すべて4点。状態図の境界線の傾き、水銀柱の差の比例配分など図の読み取りを一つずつ確かめれば取れる |
| 第2問 | 物質の変化と平衡(熱化学・反応速度・平衡移動・指示薬) | 24 | ★★★★☆ | グラフの頭打ちから係数比と物質 A の化学式を決める問1と、指示薬の変色域を電離定数から自分で計算して滴定曲線と照らす問5が手応えあり |
| 第3問 | 無機物質(無機材料・酸化物・金属イオンの分離・カルシウム・二次電池) | 23 | ★★★☆☆ | 系統分離は試薬ごとの沈殿と溶解を覚えていれば一本道。問5の A·h は 1 A·h = 3600 C と換算すれば普通の電気分解の計算 |
| 第4問 | 有機化合物(炭化水素・元素分析・酸の強さ・鏡像異性体・エステル化) | 19 | ★★★☆☆ | 問5 b は ¹⁸O のトレーサー実験から「エステル化でどの結合ができるか」を実験事実で決める。結論を根拠から確かめさせる良問 |
| 第5問 | 高分子化合物(必答) | 6 | ★★☆☆☆ | 単量体の構造式から縮合重合か付加重合かを判定し、等電点と pH の大小で電気泳動の向きを決める |
| 第6問〔選択〕 | 合成高分子 | 4 | ★★☆☆☆ | 合成高分子の基本知識。2問・4点で確実に |
| 第7問〔選択〕 | 天然高分子化合物(タンパク質・核酸・多糖) | 4 | ★★★☆☆ | デキストリンの重合度からマルトースの物質量、Cu₂O の質量まで一直線にたどる。「マルトース1分子はグルコース2単位」でつまずかない |
対策のポイント: 第1問・第3問・第5問の知識と基本計算で50点以上を確保したうえで、第2問 問5のような「自分で基準を計算してから判断する」設問に時間を残す配分が有効です。選択は第6問(合成高分子)が軽く、迷ったらこちらを選べば時間を節約できます。 各設問の詳しい解き方は上の「解答・解説はこちら」からどうぞ。
※ 難易度は当サイトの独自評価です(★1 基礎 〜 ★5 難)。

