2023年度 大学入学共通テスト 本試験「日本史A」の問題冊子をPDFで公開しています。全設問の解答・解説も無料で読めます。印刷して実戦形式の演習にお使いください。
目次
この問題の概要
2023年度 本試験 日本史Aは、試験時間60分・満点100点、大問5題(第1問22点・第2問12点・第3問22点・第4問22点・第5問22点、計32問)の構成で、幕末・明治から戦後までの近現代が中心です。第1問はAが明治初期の郵便制度と切手、Bが関東大震災と明治期の社説、Cが戦時期のスローガンと敗戦直後のメディア・絵はがき。第2問は架空の人物の生涯をたどる幕末〜明治の社会と女性。第3問は明治・大正期の財政と税制で、国税収入の表・地租改正・工業化・条約改正・選挙権を扱います。第4問はAが学校制度の変遷と修学旅行、Bが炭鉱労働・観光事業・沖縄国際海洋博覧会と戦後アジア。第5問はAがアジア・太平洋戦争末期の国内状況と伝単、Bが戦後の政党政治、Cが1970年代の社会と東京大空襲の記憶です。なお第2問は日本史B第5問、第4問は日本史B第6問と共通問題です。
| 大問 | 出題内容 | 配点 | 難易度 | ひとこと |
|---|---|---|---|---|
| 第1問 | A 明治初期の郵便制度と切手/B 関東大震災と明治期の社説/C 戦時期のスローガンと敗戦直後のメディア | 22 | ★★★☆☆ | 問2は図1と図2の切手を一点ずつ見比べる「適当でないもの」選び。問4の杉浦重剛の社説は筆者が何を批判しているかを先につかむと正誤判定が速い |
| 第2問 | 幕末〜明治の社会と女性(架空の人物の生涯をたどる出題) | 12 | ★★☆☆☆ | 日本史B第5問と共通で配点も同じ。問2は服装の変化を年代順に並べる整序問題、問3は岸田俊子の史料と明治の女子教育制度を結びつけるのが勘所 |
| 第3問 | 明治・大正期の財政と税制(地租改正・工業化・条約改正・選挙権) | 22 | ★★★☆☆ | 問1・問6は国税収入の表で地租と関税の比重がどう移るかを追うのが軸。問7は直接国税の納税額による選挙資格制限という一点で判断できる |
| 第4問 | A 学校制度の変遷と修学旅行/B 炭鉱労働・観光事業・沖縄国際海洋博覧会と戦後アジア | 22 | ★★★★☆ | 日本史B第6問と共通で配点も同じ。問3は行程表の訪問地を満州・朝鮮のどこか地理的に押さえたい。問4は統計表と記録文の両方に根拠がある選択肢を選ぶ |
| 第5問 | A アジア・太平洋戦争末期の国内状況と伝単/B 戦後の政党政治/C 1970年代の社会と東京大空襲の記憶 | 22 | ★★★★☆ | 問2の伝単は誰が何のために撒いたかを踏まえて読む。問7は『東京大空襲・戦災誌』の巻構成表からテーマに対応する巻を索引的に選ぶ新しいタイプの設問 |
対策のポイント: 切手・行程表・統計表・新聞見出し・伝単など、教科書には載っていない資料をその場で読ませる設問が大半を占めます。まず資料の作成者・時期・目的を確認してから選択肢に進むと誤読が減ります。年代整序は西暦を丸暗記するより、戦争・震災・占領といった大きな節目を軸に前後を決めるのが確実です。日本史Bと共通する第2問・第4問は、Bの過去問と併せて演習しておくと得点源にできます。 各設問の詳しい解き方は上の「解答・解説はこちら」からどうぞ。
※ 難易度は当サイトの独自評価です(★1 基礎 〜 ★5 難)。

