2023年度 大学入学共通テスト 追試験「地理B」の問題冊子をPDFで公開しています。大問ごとの出題内容・配点・難易度をまとめた「この問題の概要」つき。全設問の解答・解説も無料で読めます。印刷して実戦形式の演習にお使いください。
目次
この問題の概要
試験時間60分・満点100点。大問5題(各20点)・小問30問はすべて必答です。自然環境、資源と産業、日本の人口・都市、地中海周辺の地域、高知県須崎市の地域調査という構成で、知識だけで解ける設問は少なく、統計表・グラフ・分布図・地形図を読んで根拠を組み立てる力が全体を通して問われます。全体の難易度は標準(追試験らしく、本試験よりは資料の枚数が多め)です。
| 大問 | 出題内容 | 配点 | 難易度 | ひとこと |
|---|---|---|---|---|
| 第1問 | 自然環境と自然災害(降水パターン、内陸河川、侵食速度、熱帯低気圧、河川流量、微地形と豪雨時の危険性) | 20 | ★★★☆☆ | 問6の地形分類図は凡例を「分布のかたち」で割り当てられるかが勝負。陰影起伏図と見比べる練習をしておきたい |
| 第2問 | 資源と産業(缶詰の金属、ツナ缶の貿易、漁獲量と養殖、米の栽培カレンダー、穀物輸出入、通信の普及) | 20 | ★★☆☆☆ | 資料の「かたち」で判断する定番型が続く。養殖業の急伸や携帯電話の飛び越え普及など、発展途上国の典型パターンを知っていれば速い |
| 第3問 | 日本の人口や都市(人口ピラミッド、社会増加率、合計特殊出生率、社会保障負担率、都道府県別の統計地図、保育所の立地) | 20 | ★★★★☆ | 問5の3枚の統計地図と問6の保育所マップは、資料を上下に重ねて確かめる必要があり時間を取られやすい。凡例の刻み幅から入ると早い |
| 第4問 | 地中海周辺の地域(自然エネルギー、モロッコのトマト、自動車貿易、観光客と国際援助、セビリアとチュニスの都市景観、産業別就業構造) | 20 | ★★★☆☆ | 問4は観光客数と援助額の分布図を「上位7か国の顔ぶれ」で見分ける良問。イスラーム都市の旧市街の性質(狭い道)は頻出 |
| 第5問 | 地域調査:高知県須崎市(公共交通、地形図と鳥瞰図、新旧地形図の比較、農業統計、津波対策、生物多様性) | 20 | ★★☆☆☆ | 地理Aの第5問と同一問題。新旧地形図の比較(問3)以外は資料を素直に読めば決まる。問4は割合の計算で機械的に決まる |
対策のポイント: 1問あたり2分を切るペース配分が必要です。選択肢の「すべての」「最も」「2倍以上」といった言い切りは反例を1つ探す、二段構えの選択肢は前半と後半の両方を資料に当てる、という読み方を身につけておくと、迷う時間が大きく減ります。各設問の詳しい解き方は上の「解答・解説はこちら」からどうぞ。
※ 難易度は当サイトの独自評価です(★1 基礎 〜 ★5 難)。

