2024年度 大学入学共通テスト 追試験「日本史A」の問題冊子をPDFで公開しています。全設問の解答・解説も無料で読めます。印刷して実戦形式の演習にお使いください。
目次
この問題の概要
2024年度 追試験 日本史Aは、試験時間60分・満点100点、大問5題(第1問22点・第2問12点・第3問22点・第4問22点・第5問22点、計32問)の構成です。第1問は幕末の開港から戦後の国際通貨体制までをたどる近代・現代の貿易と通商、第2問はペリー来航から明治初期に至る幕末〜維新の政治過程、第3問は明治から昭和戦前にかけての政治と文化、第4問は銅像の建設や撤去をたどる近代〜戦後史、第5問は昭和恐慌期から高度経済成長期までの国民生活を扱います。いずれも近現代が中心で、金銀比価や貿易統計のグラフ・表、新聞記事、錦絵、ポスター、住宅の間取り図など多様な資料が用いられています。
| 大問 | 出題内容 | 配点 | 難易度 | ひとこと |
|---|---|---|---|---|
| 第1問 | A 日米修好通商条約と金銀比価の推移/B 1890〜1930年代の貿易と金解禁/C 1952年の吉田・張群会談と戦後の為替 | 22 | ★★★★☆ | 金銀比価のグラフは1885年と1897年の値を読んで比を取る。植民地貿易は円決済で外貨獲得にならない点が軸 |
| 第2問 | 幕末〜明治初期の政治(五品江戸廻送令・文久の改革・禁門の変、大政奉還、条約改正、明治天皇の東京行幸) | 12 | ★★★☆☆ | 大政奉還→王政復古の大号令→鳥羽・伏見の戦いの順序が要。日本史B第5問と共通で、配点も同じ12点 |
| 第3問 | A 士族反乱と地方制度、『明六雑誌』、1892年の選挙干渉/B 近代美術の諸団体、大正〜戦前の社会とポスター | 22 | ★★★☆☆ | ポスターは「帝都復興」「贅沢は敵だ」など標語から時期を確定し、登場人物の没年と矛盾しないか確かめる |
| 第4問 | A 西郷隆盛像・井伊直弼像と板垣退助の意見書/B 戦時下の生活と寺内正毅像跡の裸婦像、戦後の科学技術 | 22 | ★★★☆☆ | 銅像への反発は誰が反発したかを政治史に置き換える。日本史B第6問と共通で、配点も同じ22点 |
| 第5問 | A 昭和恐慌と戦後の労働運動、1948年の東京/B 戦時下の国民生活、1960年代の政治、人口グラフと公団住宅 | 22 | ★★★★☆ | 人口グラフは全人口から都市部人口を引いて差を出す。2DKと「食寝分離」は史料の語をそのまま根拠にする |
対策のポイント: 第2問以外はすべて22点で並んでおり、どの大問も落とせません。統計グラフの読み取りが第1問問2・問4と第5問問6に出て、いずれも引き算や比の計算をその場で行う必要があるので、数値を書き出してから比べる手順を決めておくと速くなります。史料問題は「本文に書いてあるかどうか」だけで判定するのが鉄則で、知識で補って読むと第2問問4や第5問問7のように引っかかります。なお第2問と第4問は日本史Bと同一の問題なので、Bの過去問演習もそのまま対策になります。 各設問の詳しい解き方は上の「解答・解説はこちら」からどうぞ。
※ 難易度は当サイトの独自評価です(★1 基礎 〜 ★5 難)。

