2024年度 大学入学共通テスト 追試験「日本史B」の問題冊子をPDFで公開しています。全設問の解答・解説も無料で読めます。印刷して実戦形式の演習にお使いください。
目次
この問題の概要
2024年度 追試験 日本史Bは、試験時間60分・満点100点、大問6題(第1問18点・第2問16点・第3問16点・第4問16点・第5問12点・第6問22点、計32問)の構成です。第1問は祭礼と行事をテーマに原始から現代までを横断し、第2問は古代の墓制と葬送儀礼、第3問は鎌倉から室町・戦国期の政治と対外関係、第4問は近世の開発と資源利用、第5問は幕末から明治初期の政治、第6問は銅像をたどる近代〜戦後史を扱い、全時代が出題範囲です。江戸の祭礼を描いた図や中世の踊りの図、葬喪令や国役普請の法令、藩の指示書など、前近代の図版・史料の読解の比重が高いのが特徴です。
| 大問 | 出題内容 | 配点 | 難易度 | ひとこと |
|---|---|---|---|---|
| 第1問 | 祭礼と行事の通史(1930年代のメディア、江戸の二十六夜待と盆踊り、中世の風流踊りと踊念仏、古代の祭祀) | 18 | ★★★★☆ | 図と史料を四点照合させる設問が続く。幕府は盆踊りを認め加賀藩は禁じた、という差異の読み取りが要 |
| 第2問 | 古代の墓制と葬送儀礼(6世紀の古墳、磐井の乱〜八色の姓、葬喪令、藤原道長と土御門殿の造営) | 16 | ★★★★☆ | 葬喪令は令文・注釈書・唐令を並べて読む。「今行事、濫りに作るのみ」が規定と実態の乖離を示す一文 |
| 第3問 | A 鎌倉幕府の権限拡大と建武の新政・室町の地方支配/B 国人一揆の契約状、中世の蝦夷ヶ島と琉球の中継貿易 | 16 | ★★★☆☆ | 寿永二年十月宣旨1183・文治の勅許1185・奥州合戦1189の三段階で並ぶ。契約状は合議が原則と読む |
| 第4問 | 近世の開発と資源利用(17〜18世紀の開発、貝原益軒と海保青陵、入会地、国役普請、秋田藩の森林管理) | 16 | ★★★☆☆ | 国役普請は一国支配や二十万石以上の大名が対象外という除外規定に注目。藩の指示書は植林奨励が主眼 |
| 第5問 | 幕末〜明治初期の政治(五品江戸廻送令・文久の改革・禁門の変、大政奉還、条約改正、明治天皇の東京行幸) | 12 | ★★★☆☆ | 錦絵は江戸中期に鈴木春信らが完成させた技法で開国後の産物ではない。日本史A第2問と共通で配点も同じ |
| 第6問 | A 西郷隆盛像・井伊直弼像と板垣退助の意見書/B 戦時下の生活と寺内正毅像跡の裸婦像、戦後の科学技術 | 22 | ★★★☆☆ | 「三種の神器」と3Cの時期を取り違えないこと。日本史A第4問と共通で、配点も同じ22点である |
対策のポイント: 第6問22点が最大で、次いで第1問18点。前近代を扱う第2問〜第4問が48点を占めるので、古代・中世・近世の史料読解が得点の分かれ目になります。漢文体の史料は全訳しようとせず、選択肢に出てくる語(「三位以上」「二十万石以上」など)を本文から探して一致を確かめる読み方に切り替えてください。年代配列は第1問問2・第2問問2・第3問問1・第6問問2と4問あり、いずれも史料の語句から出来事を特定してから並べる手順になります。第5問・第6問は日本史Aと同一の問題なので、Aの過去問も併せて解くと演習量を増やせます。 各設問の詳しい解き方は上の「解答・解説はこちら」からどうぞ。
※ 難易度は当サイトの独自評価です(★1 基礎 〜 ★5 難)。

