2026年度 大学入学共通テスト 本試験「地理総合・地理探求」の問題冊子をPDFで公開しています。全設問の解答・解説も無料で読めます。印刷して実戦形式の演習にお使いください。
目次
この問題の概要
試験時間60分・満点100点。全6大問すべてが必答で、解答箇所は30か所。配点は第1問13点、第2問12点、第3問21点、第4問17点、第5問20点、第6問17点で、系統地理(自然環境・産業・人口と都市)と地域調査・地誌をバランスよく配置した構成です。単独の知識で即答できる設問は少なく、地図・写真・統計表・グラフを二つ以上突き合わせて絞り込む設問が大半を占めるため、全体の難易度は標準からやや難といえます。なお第1問と第2問は「地理総合」(地理総合,歴史総合,公共)の地理総合分野と同一の問題です。
| 大問 | 出題内容 | 配点 | 難易度 | ひとこと |
|---|---|---|---|---|
| 第1問 | 乾燥・半乾燥地域の生活文化(住居・オアシス農業)、3地点の水資源の利用形態、アンデス高地の気候と家畜、牛・羊・ヤギの分布 | 13 | ★★★☆☆ | 「地理総合」と同一問題。テーマは定番だが、気温と降水の資料は南半球の季節に置き換えて読む |
| 第2問 | 津軽平野の地域調査(地形と土地利用・農業産出額、ため池のハザードマップ、汽水湖の漁業と地理的表示、リンゴの輸出先の変化) | 12 | ★★★★☆ | 「地理総合」と同一問題。輸出の設問は割合と実数を分けて計算する。総輸出量が約1.4倍なので、構成比の伸び以上に実数が増えている |
| 第3問 | 海底地形の画像判定、二酸化炭素濃度の季節変動、日本の土壌分布、北アメリカの湿地、地域別の水資源量、火山のハザードマップ | 21 | ★★★★★ | 最大配点。土壌分布図と海底地形の画像が難しい。分布図は「どこに無いか」を見比べて消去する |
| 第4問 | 繊維原料作物の分布、化学繊維製造業と綿紡績業の事業所分布の変化、衣料品の輸入相手国、小売業の立地、中古衣料品の国際流通 | 17 | ★★★★☆ | 円グラフの年次判定は、業種と年次が確実に決まる組から押さえて並びを固定する |
| 第5問 | 地域別の人口密度と穀物生産、国際人口移動、人口転換と人口ピラミッド、アメリカ合衆国の都市圏の職業構成、都道府県別指標、地方都市の市街地拡大 | 20 | ★★★★☆ | 職業構成は「あり得ない値」から凡例を決める。市街地拡大の設問は面積の拡大と人口密度の変化を区別する |
| 第6問 | 三つの国際河川の気候帯、流域都市の景観と歩み、オーストリアの国境貨物輸送、水資源の国外依存度、流域国の1人当たりGDP | 17 | ★★★☆☆ | 三河川の位置と流域国をおさえていれば処理しやすい。気候帯の模式図は凡例が3図共通であることを使う |
対策のポイント: 分布図や主題図の対応づけは、濃い地域を探すだけでなく「空白になっている地域」を見比べて消去する練習を積むと安定します。統計表から国や地域を当てる設問では、人口規模・1人当たりの値・産業構成など判定に使う指標を先に一つ決めてから当てにいくこと。あわせて、構成比の変化と実数の変化、面積の拡大と人口密度の変化のように、割合と絶対量を取り違えさせる問い方に慣れておくと得点に直結します。 各設問の詳しい解き方は上の「解答・解説はこちら」からどうぞ。
※ 難易度は当サイトの独自評価です(★1 基礎 〜 ★5 難)。

