2026年度 大学入学共通テスト 本試験「生物」の問題冊子をPDFで公開しています。全設問の解答・解説も無料で読めます。印刷して実戦形式の演習にお使いください。
目次
この問題の概要
試験時間60分・満点100点。第1問から第5問までの5大問すべてが必答で、各大問の配点は20点、解答番号は1から25まで、設問は全24項目です。人類進化と集団遺伝、細胞骨格とモータータンパク質、ショウジョウバエの発生、植物と動物の環境応答、マングローブの生態と窒素獲得という構成で、知識だけで答えられる小問は各大問の冒頭に1問ずつ置かれ、残りはすべて図・表の読み取りか実験考察です。全体の難易度は標準からやや難で、図を2つ以上突き合わせる設問に時間を取られます。
| 大問 | 出題内容 | 配点 | 難易度 | ひとこと |
|---|---|---|---|---|
| 第1問 | 人類進化、遺伝的浮動、ハーディ・ワインベルグの法則、制限酵素断片と電気泳動、SNP間の組換え頻度 | 20 | ★★★☆☆ | 問1から問3は知識と定型計算で短時間に片づきます。問4だけは表2の人数を組換えが起こる区間ごとに足し直す必要があるので、ここに時間を残しておきましょう。 |
| 第2問 | アクチンフィラメントと筋収縮、軸索における微小管上の小胞輸送、精子鞭毛の滑り運動と屈曲 | 20 | ★★★★☆ | 問2は二つ選べで配点6。図2の4条件のうちどの2つを比べると何が分かるかを先に決めてから選択肢を読むと速く済みます。 |
| 第3問 | ショウジョウバエの前後軸形成、母性効果遺伝子、翻訳を阻害する領域の特定、濃度勾配による転写調節 | 20 | ★★★★★ | 問1は幼虫自身の遺伝子型ではなく母親の遺伝子型で決まります。問3は図5からタンパク質Hの濃度の範囲を自分で決める必要があり、この回で最も時間がかかる設問です。 |
| 第4問 | 刺激の受容と反射、光発芽種子と光周性、エチレンによるセルロース繊維の配向変化、ガの聴細胞と閾値 | 20 | ★★★★☆ | 問2はセルロース繊維の向きと細胞の伸びる方向が直交することが出発点です。問3は同じ周波数で距離だけを変えた実験だと気づけば決まります。 |
| 第5問 | 人間活動と生態系、汽水域の土壌環境、皮目と細胞間隙を通じた通気、¹⁵Nトレーサーと共生窒素固定細菌 | 20 | ★★★★☆ | 問2と問4(2)は言い切りの選択肢に反例が1つあるかを表と図で確かめる形です。数値を2か所比べれば落とせるので、手を止めずに数字を拾いましょう。 |
対策のポイント: 図・表を2つ以上突き合わせる設問が全体の半分を占めるので、グラフは形ではなく目盛りの値まで読む練習を積んでおきたいところです。実験考察は、選択肢を読む前に「対照と処理で違うのは何か」を一言で書き出す習慣をつけると、正誤の判定がほぼ機械的になります。母性効果遺伝子、遺伝的浮動、ハーディ・ワインベルグの法則、組換えと連鎖、生物濃縮といった頻出テーマは、結論だけでなくなぜそうなるかを説明できる形で覚えておきましょう。 各設問の詳しい解き方は上の「解答・解説はこちら」からどうぞ。
※ 難易度は当サイトの独自評価です(★1 基礎 〜 ★5 難)。

