2021年度 大学入学共通テスト 本試験「地学基礎」の問題冊子をPDFで公開しています。全設問の解答・解説も無料で読めます。印刷して実戦形式の演習にお使いください。
目次
この問題の概要
大学入学共通テストの第1回にあたる年度です。理科①の科目で、2科目を選んで解答時間60分(1科目あたり30分が目安)・満点50点。大問3題・解答番号15はすべて必答で、第1問24点・第2問13点・第3問13点という配点でした。固体地球、大気と海洋、宇宙という三本立てで、第2問では台風の気圧低下から高潮による海面上昇を計算させるなど、実際の災害を題材にした設問が入りました。全体の難易度は標準です。
| 大問 | 出題内容 | 配点 | 難易度 | ひとこと |
|---|---|---|---|---|
| 第1問 | 固体地球と地質(海溝型地震と津波、地球が回転楕円体であることと子午線の弧の長さ、流速と運ばれる粒子の大きさ、蛇行河川の内側にできる堆積地形、花こう岩・石灰岩・チャートの見分け方、枕状溶岩の内外の結晶の粗さ、マグマの粘性と二酸化ケイ素) | 24 | ★★★☆☆ | 配点の半分近くを占める。問5の岩石は「粗い結晶なら深成岩、塩酸で発泡なら石灰岩、非常に硬く緻密ならチャート」という三点で決まる |
| 第2問 | 大気と海洋(気圧低下による海面上昇の計算、各地点の海面変化量の比較、温暖化と雲量のフィードバック、温室効果ガスがなかった場合の地表温度) | 13 | ★★★☆☆ | 問8は「1hPa下がると1cm上がる」という与えられた関係を使うだけの計算だが、吹き寄せの効果と分けて考える必要がある。高潮の仕組みを押さえておきたい |
| 第3問 | 宇宙(恒星の一生と太陽の現在の段階、ビッグバン後に電子と陽子が結合した時期、渦巻銀河の構造、見かけの等級と天体の明るさ) | 13 | ★★☆☆☆ | 三問とも定番。等級は「数値が小さいほど明るい」という一点さえ忘れなければ取れる |
対策のポイント: 共通テストの地学基礎は、固体地球の配点が大きいという構造は変わりませんが、災害や観測を題材にした計算が入るようになりました。与えられた関係式をそのまま使う設問が多いので、問題文中の「〜とする」という仮定に線を引いてから計算に入る習慣をつけると確実です。岩石と地層の見分け方は、特徴を一言で言えるように整理しておきましょう。各設問の詳しい解き方は上の「解答・解説はこちら」からどうぞ。
※ 難易度は当サイトの独自評価です(★1 基礎 〜 ★5 難)。

