2020年度 大学入試センター試験 本試験「世界史A」の問題冊子をPDFで公開しています。大問ごとの出題内容・配点・難易度をまとめた「この問題の概要」つき。全設問の解答・解説も無料で読めます。印刷して実戦形式の演習にお使いください。
目次
この問題の概要
2020年度センター試験本試験「世界史A」は、大問4題・全32問・100点満点です。世界史Aは近現代史が中心の科目ですが、この年度は前近代のアジアやヨーロッパからの出題も少なくありません。写真・絵画・地図・グラフ・年表を用いた設問が7問含まれます。各大問の内容と難易度は次のとおりです。
| 大問 | 出題内容 | 配点 | 難易度 | ひとこと |
|---|---|---|---|---|
| 第1問 | 王朝や君主。イギリス史(グラッドストン)、サラディンとアイユーブ朝、ミケランジェロ「最後の審判」、東南アジアの王朝、朝鮮半島の歴史、万里の長城の所在国、明の15世紀前半の領域、アクバルのジズヤ廃止、アラファトとPLO | 28 | ★★☆☆☆ | 人名と事績を結び付ける定番問題が中心です。問7の「明の領域を示す地図を選ぶ」だけは、西域を含むかどうかという境界の判断が必要で、王朝ごとの版図を地図でイメージできているかが問われます。 |
| 第2問 | 産業や労働。グーテンベルクと活版印刷、フォードの流れ作業、十字軍と東方貿易、都市の歴史、労働運動の年代配列、19世紀の経済史、フェニキア人の交易、ドンズー運動、中国の死亡率グラフ | 28 | ★★☆☆☆ | 問5の年代配列は19世紀前半・19世紀末・20世紀後半と世紀が分かれており、細かい年号なしで解けます。問9は大躍進政策による死亡率の急上昇をグラフから読み取る、資料活用型の設問です。 |
| 第3問 | 植民地とそれをめぐる対立や抗争。パリ条約、先住民と入植者、宗教・宗派の対立、アメリカ独立に至る歴史、フランスの文化事業、アフリカの植民地と独立、指導者と君主 | 22 | ★☆☆☆☆ | パリ条約・印紙法・「アフリカの年」・アウグストゥスなど、教科書の太字レベルで即答できる設問が並びます。この試験で最も取りやすい大問なので、落とさずに通過したいところです。 |
| 第4問 | 法と規範。五代十国時代、世界史上の法や宣言、政治体制と政治理念、物語と文学、ヴィクトリア女王とナイティンゲール、グロティウスの時期を年表から選ぶ問題、反乱とクーデタ | 22 | ★★★☆☆ | 問6は、グロティウスの『戦争と平和の法』(1625年)を年表の1555年と1780年の間に置けるかが鍵です。三十年戦争の年代と結び付けて考えられるかで差がつきます。 |
対策のポイント: 世界史Aは範囲が広い一方、問われる知識の深さは標準的です。人名・王朝・条約は「誰が・どこで・いつ」の三点セットで覚え、誤答選択肢がどの要素をすり替えているか(人物違い・地域違い・時代違い)を見抜く練習をしておくと安定します。地図問題は王朝ごとの版図を、年表挿入問題は世紀単位の位置関係を、それぞれ頭に入れておきましょう。 各設問の詳しい解き方は上の「解答・解説はこちら」からどうぞ。
※ 難易度は当サイトの独自評価です(★1 基礎 〜 ★5 難)。

