2018年度 大学入試センター試験 本試験 地理B 過去問題

2018年度 大学入試センター試験 本試験「地理B」の問題冊子をPDFで公開しています。全設問の解答・解説も無料で読めます。印刷して実戦形式の演習にお使いください。

目次
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この問題の概要

試験時間60分・満点100点。大問6題・小問35問はすべて必答で、第1問〜第4問が各17点、第5問14点、第6問18点という配点です。自然環境、産業と技術革新、生活文化と都市、西アジアの地誌、北欧3か国の比較、高山市の地域調査という、系統地理と地誌をバランスよく並べた構成でした。第6問は同じ日の地理A第5問とまったく同じ問題です。統計表・グラフ・主題図から複数の国や地域を言い当てる設問が中心で、全体の難易度は標準です。

大問出題内容配点難易度ひとこと
第1問自然環境(世界の代表的な地形、死海・レマン湖などの成因と湖面標高の表、土壌の生成と分布、アンデスの高山植生帯、サヘルの降水変動と砂漠化、エルニーニョ現象と大気循環)17★★★☆☆問2の湖は「標高が海面下なら内陸の塩湖」「深いなら断層湖」と、数値の意味を一つずつ地形に翻訳すれば決まる。エルニーニョは原因ではなく結果の分布を覚えておきたい
第2問産業と技術革新(スマートフォンの原材料と国際特許出願件数、九州のシリコンアイランド、シリコンバレーやサードイタリーなどの産業集積、日本車の地域別生産台数の推移、農業技術の移転、都道府県別のサービス業事業所数)17★★★★☆統計の読み取りが6問中4問を占める、この年で最も手間のかかる大問。問10の折れ線は「国内が横ばい、北米とアジアが伸びる」という海外生産シフトの形を知っていれば即決できる
第3問生活文化と都市(ヨーロッパ各国の宗教・宗派の割合、気候と伝統衣服、マレーシアのブミプトラ政策、首位都市人口比率と都市人口率の散布図、城下町の地図読み取り、市区別の年齢階級別人口構成)17★★★☆☆問16の散布図は、発展途上国ほど首位都市に一極集中するという関係が軸。問18の人口ピラミッドは、都心・郊外・農村のどれかを若年層の張り出しで見分ける
第4問西アジアの地誌(地域ごとの標高、乾燥地の農牧業、宗教構成の円グラフ、GDPに占める割合など三つの指標、訪問者数と直行便の表、第二次世界大戦後の紛争と独立)17★★★★☆受験生がいちばん手薄になりやすい地域。産油国(カタール・アラブ首長国連邦)とそうでない国(トルコ・レバノン)を先に二分してから細部を詰めると、円グラフも表も一気に解ける
第5問北欧3か国の比較(標高200m以下の面積割合、発電のエネルギー源、輸出品目の構成、言語とアニメーション作品、公的社会支出と租税負担)14★★★☆☆ノルウェー・スウェーデン・フィンランドを5問続けて識別させる大問。「ノルウェーは水力と石油、スウェーデンは原子力と工業製品、フィンランドは森林」と一言ずつ持っておけば連鎖して取れる
第6問高山市の地域調査(気温の年較差と冬季日照時間、合併後の人口密度・老年人口割合・平均世帯人数、特産品の流通と輸送、中心市街地の地形図と城下町、観光統計と外国人旅行者、標高別の植生帯と写真)18★★★☆☆地理A第5問と同一問題。地域調査は毎年最後に置かれる大問で、主題図・地形図・統計・写真がひと通り出る。時間切れになりやすいので先に解く手もある

対策のポイント: 地理Bで安定して高得点を取る人は、統計を暗記するのではなく「順位が入れ替わる理由」を持っています。輸出品目なら産業構造、発電なら地形と資源、人口構成なら都市化の段階、というように、図の背後にある一本の理屈を先に思い出すのが近道です。地誌の大問は、まずその地域を二つか三つのグループに割ってから細部を詰めると、選択肢が自然に落ちていきます。各設問の詳しい解き方は上の「解答・解説はこちら」からどうぞ。

※ 難易度は当サイトの独自評価です(★1 基礎 〜 ★5 難)。

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