2025年度 大学入学共通テスト 追試験「生物」の問題冊子をPDFで公開しています。全設問の解答・解説も無料で読めます。印刷して実戦形式の演習にお使いください。
目次
この問題の概要
2025年度 追試験 生物は、試験時間60分・満点100点、大問5題(第1問20点・第2問18点・第3問20点・第4問21点・第5問21点、計18問/解答番号は25)の構成です。第1問が遺伝子発現とタンパク質、第2問が光合成・呼吸と植物の窒素栄養、第3問が視覚・発生と神経回路、第4問がA・Bに分かれた神経と筋・動物の行動と群れ、第5問が進化と系統・生態です。第3問問2と第4問問5には部分点の(注)が付き、ハイフンでつながれた正解は順序を問いません。
| 大問 | 出題内容 | 配点 | 難易度 | ひとこと |
|---|---|---|---|---|
| 第1問 | 突然変異とコドンの縮重/シャペロンとタンパク質の高次構造/選択的スプライシングと読み枠を調べる実験の考察、GFPでプロモーター活性を検出する実験計画 | 20 | ★★★★☆ | 問1・問2は知識で取れますが、問3だけで13点。GFPの蛍光が転写の指標だという実験の狙いを読み切れるかどうかで、後半の2設問がまとめて決まります |
| 第2問 | 光合成と呼吸の電子伝達系の比較/窒素栄養と光合成の関係、窒素濃度と葉のデンプン蓄積量のグラフ考察/窒素肥料の大量使用と富栄養化 | 18 | ★★★☆☆ | 問1は反応の場・電子の供給源・H⁺が溜まる場所の3点を区別できれば即答できます。問2(2)は6点の複数解答で、デンプンが減る理由をソースからシンクへの転流で説明する力が要ります |
| 第3問 | ヒトの眼の構造・遠近調節と自律神経による調節/組織培養実験からの誘導の考察/マウスの視神経の左右経路と、軸索誘導タンパク質Pの機能推定 | 20 | ★★★★☆ | 問3は左右の網膜と脳をつなぐ経路を文章から自分で図に起こす必要があり、ここで時間を削られがちです。6点の複数解答である問1の知識を先に確実に拾っておきましょう |
| 第4問 | A 興奮の伝導とシナプス伝達・筋収縮、仮説を検証する実験計画、ナメクジの連合学習/B 群れの大きさと対捕食者効果、最適な群れサイズのモデル | 21 | ★★★☆☆ | Aの問2は「適当でないもの」を選ぶ形式で、刺激→感覚神経→運動神経という向きと各実験の操作・測定の向きが噛み合っているかを1つずつ照合する作業になります |
| 第5問 | 集団遺伝と分子進化の基本/塩基配列の相違度の表と系統樹の対応づけ/最節約法による形質進化の推定/アカシカの繁殖成功度と生存曲線 | 21 | ★★★☆☆ | 問1は8点(各4点)の複数解答で、ハーディ・ワインベルグや遺伝的浮動の理解がそのまま得点になります。問3は「進化の回数が最小」という最節約の発想を知っているかで所要時間が変わります |
対策のポイント: 知識だけで決まる設問は多くなく、第1問問3や第3問問3のように実験や神経経路の設定を読み込んでから考える大問が中心です。第2問問1・第4問問1・第5問問1のような知識で答えられる設問を先に回収し、残り時間を実験考察にあてる順番で解くと最後まで手が届きます。解答番号8-9・11-12・21-22は順序を問わない複数解答なので、2つとも選び切って取りこぼさないようにしましょう。 各設問の詳しい解き方は上の「解答・解説はこちら」からどうぞ。
※ 難易度は当サイトの独自評価です(★1 基礎 〜 ★5 難)。

