2022年度 大学入学共通テスト 本試験「世界史A」の問題冊子をPDFで公開しています。全設問の解答・解説も無料で読めます。印刷して実戦形式の演習にお使いください。
目次
この問題の概要
試験時間60分・満点100点。大問5題・小問31問はすべて必答で、第1問27点・第2問16点・第3問16点・第4問16点・第5問25点という配点でした。共通テスト2年目にあたり、設問番号が大問ごとに「問1」から振り直される形式になっています。風刺画・ポスター・統計表・地図といった資料が全大問に置かれ、資料を読んでから知識で確かめるという流れが定着しました。全体の難易度は標準〜やや難です。
| 大問 | 出題内容 | 配点 | 難易度 | ひとこと |
|---|---|---|---|---|
| 第1問 | 風刺画とポスターを読む(第一次世界大戦中のイギリスのポスター、第二次世界大戦中のフランスの風刺画、1903年の「時局図」にみる列強の中国分割、アメリカの対中政策、作者の主張、「黄禍の図」とヴィルヘルム2世、図の象徴が指す国、アジア諸民族の抵抗) | 27 | ★★★★☆ | 8問・27点と最も大きく、図像資料が四つも出る。「時局図」は動物が列強を表す構図で、熊=ロシア、鷲=アメリカという対応を落ち着いて確かめれば三問続けて取れる |
| 第2問 | 大航海時代と中世ヨーロッパ(カリカットに到達した人物、ポルトガルの活動と香辛料、『ローマ法大全』を編纂させた皇帝、中世の大学と学問、商業取引をめぐる二つの文の正誤) | 16 | ★★☆☆☆ | 5問・16点と小さめで、内容も教科書の太字が中心。ヴァスコ=ダ=ガマとユスティニアヌスという二人を押さえていれば半分は決まる |
| 第3問 | 中国の都と遊牧民(黄宗羲が推す都の位置を地図から選ぶ、明を滅ぼした大規模な反乱、明と清それぞれにとっての北京の意味、紀元前のスキタイの活動地域、教皇の要請に応じた諸侯と騎士) | 16 | ★★★☆☆ | 資料文を読んで地図上の位置を選ぶ設問が二つ。南京と北京の位置関係、スキタイの黒海北岸という二点を地図で押さえておきたい |
| 第4問 | 移住と都市化(19世紀の交通網の発達、移民の送り出し国と受け入れ国を表から特定する、中華人民共和国の都市・農村人口割合、中国国民党の本拠地移動、世界史上の人の移住) | 16 | ★★★☆☆ | 問2の表は移民統計で、送り出し側と受け入れ側のどちらの数字かを取り違えないことが第一。中国の都市化グラフは改革開放後に都市人口が伸びる形 |
| 第5問 | 独裁と民主化(スペイン内戦に勝利した独裁者、ムッソリーニ政権の対外政策、冷戦下の第三勢力、1979年に暗殺された韓国大統領と光州事件、1980年代後半の民主化、1989年のビロード革命、新自由主義的改革と指導者、プラハの春と冷戦終結後) | 25 | ★★★☆☆ | 8問・25点と第1問に次ぐ大きさ。1989年前後の民主化が集中するので、東欧・韓国・中国で同じ年に何が起きたかを横に並べて覚えておくと効率がよい |
対策のポイント: 共通テストの世界史Aは、図像や統計を「いつ・どこの話か」と判定する力がそのまま得点になります。風刺画は登場する人物や動物が何の象徴かを一つずつ確かめ、統計表はまず単位と年を見る。この二つの手順を習慣にすれば、初見の資料でも設問に必要な情報にたどり着けます。年代配列は西暦の暗記より、大きな戦争や条約を基準に前後で分けるほうが速く確実です。各設問の詳しい解き方は上の「解答・解説はこちら」からどうぞ。
※ 難易度は当サイトの独自評価です(★1 基礎 〜 ★5 難)。

