2026年度 大学入学共通テスト 本試験 化学 過去問題

2026年度 大学入学共通テスト 本試験「化学」の問題冊子をPDFで公開しています。全設問の解答・解説も無料で読めます。印刷して実戦形式の演習にお使いください。

目次

この問題の概要

試験時間60分・100点満点。第1問から第5問までの5大問すべてが必答で、配点は各大問20点、解答番号は1〜33の全33項目です。第1問・第2問が理論化学、第3問が無機化学と物質の構成、第4問が有機化合物と高分子、第5問が身のまわりに使われている化学物質を題材にした総合問題という構成で、選択肢を1つずつ落とす正誤判定と、式を立てて数値を出す計算問題がおよそ半々に配置されています。全体の難易度は標準ですが、各大問に配点4点の計算・判定問題が1〜2問置かれており、そこで差がつきます。

大問出題内容配点難易度ひとこと
第1問結合と液性、コロイドの凝析、固体の溶解度、六方最密構造の断面、「アルコールロケット」(気体の状態方程式と燃焼の量的関係)20★★★★☆問4の結晶格子は選択肢の6つの図がほとんど同じ形です。原子の並びで決めないと選べないので、ここに時間を使う覚悟で。前半の3問は知識で即答して時間を作りましょう。
第2問反応エンタルピー、電気分解の電気量、N₂O₅の分解反応の反応速度定数、緩衝液と電離平衡20★★★☆☆問2はPb²⁺が2価であることを忘れると答えが半分になります。問3は表の「平均濃度」と「濃度変化」がすでに与えられているので、割り算を1回するだけです。
第3問水素の酸化数、リンの単体と酸化物、硫酸塩水和物からの原子量決定、遷移元素、硫化物の溶解度積と金属イオンの系統分離20★★★☆☆問1〜問4は知識で決まるので手早く。問5aは最後に平方根を取り忘れないこと、問5bは「操作Ⅰで4種類が2種類ずつに分かれる」条件から絞ると速いです。
第4問芳香族化合物の反応の正誤、C₆H₁₀Oの構造決定、C₄H₈のアルケン異性体の数え上げ、糖類、グルタチオンの構造とグリシンの滴定曲線20★★★★☆9マークに20点が細かく分かれています。問2(4点)と問4(4点)が実質の山で、問3と問5bは1〜2点ずつ。配点の重い順に処理すると取りこぼしが減ります。
第5問クロムとケイ素の性質、ポリイミドの単量体決定、香料エステルの構造決定とエステル化の平衡定数20★★★★☆問2bは2つのジアミンが「パラ位かメタ位か」だけで違います。構造式の置換位置を指でたどって確認すること。問3bは分子数が両辺で等しいので体積が消えます。

対策のポイント: 計算問題は「まず式を立ててから数値を入れる」を徹底してください。状態方程式・電気量・反応速度式・溶解度積・平衡定数はどれも定型で、この回も式の形を思い出せれば1〜2行で終わります。正誤判定は、クロム酸と二クロム酸の変換の向き、黄リンと赤リンの違い、α-グルコースとβ-グルコース、光ファイバーの材料など「対になる知識」の取り違えを狙ってくるので、ペアで覚え直すのが有効です。構造決定は炭素数・官能基・不飽和度を先に確定させ、不斉炭素は4本の結合の先をすべて書き出して見比べてください。 各設問の詳しい解き方は上の「解答・解説はこちら」からどうぞ。

※ 難易度は当サイトの独自評価です(★1 基礎 〜 ★5 難)。

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