2024年度 大学入学共通テスト 本試験 地学 過去問題

2024年度 大学入学共通テスト 本試験「地学」の問題冊子をPDFで公開しています。全設問の解答・解説も無料で読めます。印刷して実戦形式の演習にお使いください。

目次
スポンサーリンク

この問題の概要

2024年度 本試験 地学は、試験時間60分・満点100点、大問5題(第1問20点・第2問15点・第3問25点・第4問21点・第5問19点、計26問/解答番号27)の構成で、選択問題はなく全問必答です。第1問が分野横断の小問集合、第2問が固体地球(アイソスタシー・地磁気・プレートと地震)、第3問がA 岩石と変成作用/B 化石と堆積環境/C 地質図、第4問がA 大気の構造と気圧/B 雲粒の成長/C 海洋の循環、第5問がA 惑星の視運動と太陽系/B 恒星の進化とHR図です。

大問出題内容配点難易度ひとこと
第1問海洋底の拡大速度を比べるグラフ、ハッブルの法則のグラフから求める銀河までの距離、マントルの融解曲線と含水条件、日本南岸の水温の鉛直分布、走向・傾斜から鍵層が露出する地点の推定20★★★★☆5問すべて4点で、グラフの読み取りが中心です。問1の傾きの比と問2のハッブル定数70の算出は確実に。問5の走向線を引いて標高差から露頭を探す作業が最難関です
第2問氷床が融けたあとのアイソスタシーによる隆起、地磁気の逆転とオーロラ・海洋底の残留磁気、日本周辺のプレート上面の等深線と火山の分布、震央分布とP波初動から読む横ずれ断層15★★★☆☆問1・問2は原理の理解だけで8点を取れます。問4は本震と余震の並びを断層面とみなし、押しと引きの象限の対角関係から左横ずれと決めるのが定石です
第3問A 造岩鉱物を分類する基準、流紋岩質マグマとカルデラ、Al₂SiO₅の相図と沈み込み帯の温度構造/B 示相化石と示準化石、4種類の二枚貝の生息水深から求める堆積深度/C 地質図から読む向斜構造と地層の新旧25★★★☆☆配点25点と最大で、問1・問2・問4・問5の15点は知識と範囲の重ね合わせで取れます。問3は温度構造図から地点の温度と深さを読み、それを相図に移す2段構えが要点です
第4問A トリチェリの実験と気圧の変化、大気の温度の鉛直分布と温室効果・オゾン/B 雲粒の凝結核となる物質、氷晶と過冷却水滴に対する飽和水蒸気圧の違い/C 西岸強化と地衡流、黒潮の蛇行部の海面高度21★★★☆☆A・B・Cがいずれも3点と4点の2問組です。問4は同じ温度では氷に対する飽和水蒸気圧のほうが低いことが出発点、問6は北半球の地衡流では流れの右側が高いと考えます
第5問A 星図から読む惑星の視運動と惑星の同定、惑星が黄道付近を動くことの意味、火星と木星の大気・内部構造・密度/B HR図上での大質量星の進化と超新星爆発、年周視差と見かけの等級からHR図上の位置を特定19★★★☆☆問5は年周視差0.10秒から絶対等級1.0等を出し、橙色ならK型という色と合わせて点を選ぶ2段階。問1は同じ期間で木星のほうが動きが遅いという比較だけで決まります

対策のポイント: 5題中4題が図やグラフの読み取りを含み、知識だけで答えられる設問は各大問に2〜3問という配分です。第3問の25点が最大で、化石と堆積環境のように知識で即答できる設問も含まれるので、まずここを取りにいくと得点が安定します。グラフ問題は「傾きが何を表すか」「等温線や等深線の間隔が何を意味するか」を言葉にしてから数値を拾うと誤読を防げます。走向・傾斜から露頭を探す問題や、相図と温度構造図を重ねる問題は作業の手順が長くなるので、あらかじめ時間を計って解く練習をしておくと本番で手が止まりません。 各設問の詳しい解き方は上の「解答・解説はこちら」からどうぞ。

※ 難易度は当サイトの独自評価です(★1 基礎 〜 ★5 難)。

スポンサーリンク
投稿を友達にもシェアしよう!
  • URLをコピーしました!
スポンサーリンク
目次