2023年度 大学入学共通テスト 本試験 地学 過去問題

2023年度 大学入学共通テスト 本試験「地学」の問題冊子をPDFで公開しています。全設問の解答・解説も無料で読めます。印刷して実戦形式の演習にお使いください。

目次
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この問題の概要

2023年度 本試験 地学は、試験時間60分・満点100点、大問5題(第1問20点・第2問18点・第3問22点・第4問18点・第5問22点、計27問)の構成です。第1問が全分野から一問ずつ集めた分野横断の小問集合、第2問がA 地球表面の高度分布と地震/B プレート運動と火成活動、第3問がA マグマと火成岩/B 地質図と地史/C 人類進化のカレンダー、第4問がA 大気の層構造とオゾン層/B 海洋の表層循環、第5問がA 火星から見た惑星の運動/B 太陽と恒星・星団です。

大問出題内容配点難易度ひとこと
第1問小問集合(震源分布から太平洋プレート上面の形状/偏光顕微鏡のへき開スケッチによる鉱物の同定/地質図のV字の法則から地層の傾斜の向きと大きさ/温帯低気圧の鉛直断面の気温分布/見かけの等級と絶対等級から地球に近い順に並べる)20★★★☆☆五問とも4点なので落とせません。問5は見かけの等級と絶対等級の差を三つ計算して並べるだけ。問3のV字の法則を正しく使えるかが最大の分かれ目です
第2問A 地球表面の高度分布に二つのピークがある理由と陸海の割合/三地点の波形からS−P時間を読み取り震源に近い順に並べる B 中央海嶺で卓越する断層型とトランスフォーム断層のずれの向き/火山噴出物の体積分布と火山前線の位置/中央海嶺と海溝付近でのマグマ発生18★★★☆☆問2はS波が届くまでの秒数を三地点で読むだけの得点源。問3のトランスフォーム断層は両側の海嶺から出る矢印を描き込んで左横ずれと確かめるのが確実です
第3問A 苦鉄質と珪長質のマグマの混合でできた安山岩に含まれうる鉱物/結晶分化作用と斜長石の成分 B 示準化石から地層の年代を判断しデスモスチルスの産出層を推定/露頭スケッチの褶曲と断層の種類 C 人類進化を一年に換算したカレンダー/過去七〇〇万年間の地球史のできごと22★★★☆☆問3は示準化石から砂岩層Aと礫岩層Bが中新世と決まれば即答。問5は七〇〇万年÷365日で一日あたりの年数を出し、二〇〜三〇万年前を日数に直す計算です
第4問A 高度約10〜50kmの大気の層/北極域成層圏下部の気温変化グラフとオゾン層破壊の比較 B 地衡流でコリオリの力とつり合う力/アイソスタシーが成立する場合の海水の密度構造/コリオリの力の緯度変化と西岸強化18★★★★☆問2は−78℃の線を引いて下回る期間の長さを比べるだけの読み取り。問4のアイソスタシーは「水の柱が長い中央部ほど平均密度が小さい」と言い換えられるかが山場です
第5問A 火星から木星を見たときの会合周期の関係式と値/火星から見た地球の最大離角/火星で観測した年周視差・公転速度・年周光行差の比較 B デリンジャー現象と磁気嵐を起こす太陽の現象/地球と天体の運動に関する誤りの指摘/HR図から星団名と恒星の種類を特定22★★★★☆問1の会合周期は角速度の差、問2の最大離角はsinθ=1÷1.5と、どちらも図から周期と軌道半径を読めば式自体は短い。問6はK〜M型で明るい=巨星と判断します

対策のポイント: 第1問は全分野から一問ずつの小問集合で各4点と重いため、ここを取りこぼさないことが前提になります。計算が必要なのは第1問問5、第3問問5、第5問問1・問2にほぼ限られ、いずれも図から数値を読んで一本の式に入れるだけなので、公式そのものより「何を読み取れば式が立つか」を押さえておきましょう。第3問の地質図と第4問問4の密度構造は、図を自分で描き直してから選択肢を見ると判断がぶれません。 各設問の詳しい解き方は上の「解答・解説はこちら」からどうぞ。

※ 難易度は当サイトの独自評価です(★1 基礎 〜 ★5 難)。

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