2018年度 大学入試センター試験 本試験「地学基礎」の問題冊子をPDFで公開しています。全設問の解答・解説も無料で読めます。印刷して実戦形式の演習にお使いください。
目次
この問題の概要
理科①の科目で、2科目を選んで解答時間60分(1科目あたり30分が目安)・満点50点です。大問3題・解答番号15はすべて必答で、第1問27点・第2問13点・第3問10点という配点でした。第1問が固体地球と地質、第2問が大気と海洋、第3問が宇宙と地球の誕生という構成で、第1問だけで半分以上の配点を占めます。第2問は寺田寅彦の随筆「茶碗の湯」を題材にした、地学基礎らしい出題でした。全体の難易度はやや易〜標準です。
| 大問 | 出題内容 | 配点 | 難易度 | ひとこと |
|---|---|---|---|---|
| 第1問 | 固体地球と地質(核の大きさを表す断面図、リソスフェアとアセノスフェアの性質、初期微動継続時間から震源距離を求める、露頭にみられる褶曲・不整合・貫入の前後関係、石灰岩と泥岩の形成時代、二酸化ケイ素の割合と造岩鉱物、石英の体積%から色指数を求める、接触変成作用の及ぶ範囲) | 27 | ★★★☆☆ | 配点の半分以上を占める大問。問3と問7が計算で、どちらも与えられた関係式に数値を入れるだけ。問4の前後関係は「切るものが新しい」という原則一つで決まる |
| 第2問 | 大気と海洋(寺田寅彦「茶碗の湯」を題材に、湯気の正体と雲や霧のでき方、赤外放射による冷却、温度差が生む鉛直方向の大循環、上昇気流と積乱雲) | 13 | ★★☆☆☆ | 随筆を読ませる形式に見えるが、問われているのは雲のでき方と大気の循環という基本事項。文章に圧倒されず、設問の語句だけを拾えば速い |
| 第3問 | 宇宙と地球の誕生(原始太陽の核融合とマグマオーシャン、星間物質と超新星爆発による重元素、原始地球の表面温度を上げた要因) | 10 | ★☆☆☆☆ | 3問・10点と最も小さい。微惑星の衝突熱と原始大気の温室効果という二つの加熱要因を押さえておけば、そのまま得点になる |
対策のポイント: 地学基礎は、固体地球(地震・岩石・地層)の配点が毎年いちばん大きく、ここに計算問題が集中します。初期微動継続時間と震源距離、色指数、地層の新旧という三つの定番は、手順を丸ごと覚えてしまうのが得策です。大気・宇宙分野は文章量が多く見えても内容は基本的なので、時間配分としては第1問に厚く取るのが現実的です。各設問の詳しい解き方は上の「解答・解説はこちら」からどうぞ。
※ 難易度は当サイトの独自評価です(★1 基礎 〜 ★5 難)。

