2019年度 大学入試センター試験 本試験 現代社会 過去問題

2019年度 大学入試センター試験 本試験「現代社会」の問題冊子をPDFで公開しています。全設問の解答・解説も無料で読めます。印刷して実戦形式の演習にお使いください。

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この問題の概要

試験時間60分・満点100点。大問6題・小問36問はすべて必答で、第1問と第4問が各22点、第2問・第3問・第5問・第6問が各14点という配点です。グローバル経済、人権と司法、青年期と社会保障、家族・労働・人口、財政と経済、政治制度という順で、政治・経済・倫理・現代の課題がひと通り出ます。RESAS(地域経済分析システム)の図表を読ませる設問が入ったのがこの年の特徴です。全体の難易度はやや易〜標準です。

大問出題内容配点難易度ひとこと
第1問グローバル経済(金融の国際化と多国籍企業、ブレトンウッズ体制から変動相場制へ、ICTとスマートグリッド、国際連盟と国際連合の比較、戦後の貿易協定と国際金融機関、価格機構と公共財、累積債務問題とアジア通貨危機、EUやASEANなど地域統合)22★★☆☆☆配点は最大だが、問われているのは教科書の太字ばかり。国際連盟と国連の違い(全会一致か多数決か、制裁手段があるか)は毎年のように出るので確実に取りたい
第2問人権と司法(出版物への検閲など自由権の判例、人間の尊厳をめぐる思想家、プライバシーと情報公開の法制度、罪刑法定主義と遡及処罰の禁止、国会の権限と委員会制度)14★★★☆☆問10は「人間を目的として扱え」というカントの言葉が手がかり。判例の設問は、結論より「どの権利が争われたか」を押さえるほうが役に立つ
第3問青年期と社会保障(ヤスパースやリースマンら社会性をめぐる思想家、マズローの欲求階層説、レヴィンの葛藤の三類型、生活保護をめぐる判例、ブレインストーミングやアンケートなど探究の方法)14★★☆☆☆心理学の用語がそのまま答えになる設問が多い。レヴィンの接近=接近型、回避=回避型、接近=回避型の三つは具体例とセットで覚えておけば即答できる
第4問家族・労働・人口(非嫡出子の相続分など家族法の判例、日本・アメリカ・ドイツ・スウェーデンの高齢者意識調査、契約自由の原則と未成年者の法律行為、GPS捜査など刑事手続、企業の形態と社会貢献、製造業派遣とみなし労働時間制、人口ピラミッドの型、ベバリッジ報告と各国の社会保障)22★★★☆☆判例・統計・法制度が混ざる大問。問20の国際比較は、日本の高齢者が家族との同居を重視する傾向という一点で選択肢が絞れる
第5問財政と経済(国債費と地方財政、経済学者の主張の比較、フローとストック・三面等価の原則、株式会社と中小企業・ベンチャー企業、RESASで作成した人口規模別の支出構造の図表)14★★★☆☆問31のRESASは目新しいが、読み取るのは「都市規模が大きいほど何が増えるか」という傾向だけ。GDPの三面等価は毎年出るので必ず押さえておきたい
第6問政治制度(EUの統合過程とユーロ、小選挙区制と比例代表制、イギリスの議院内閣制とアメリカの大統領制、権利章典・独立宣言・人権宣言などの比較、抵抗権や地方自治を論じた政治思想家)14★★★☆☆問35と問36は選択肢が多い組合せ形式。宣言や思想家は「誰が・何を初めて主張したか」を一行で言えるようにしておくと、消去法が確実に効く

対策のポイント: 現代社会は範囲が広いぶん、一問あたりの深さは浅く作られています。正誤判定は「主体(誰が)」と「時期(いつ)」のどちらかがすり替えられていることがほとんどなので、その二点を先に確かめる読み方が有効です。統計や図表が出たら、細かい数字より「増えているか減っているか」「どれが突出しているか」を見るだけで足ります。各設問の詳しい解き方は上の「解答・解説はこちら」からどうぞ。

※ 難易度は当サイトの独自評価です(★1 基礎 〜 ★5 難)。

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